いいぞ!ジミー・ヒース

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サンジョルディさんからのコメントをご紹介。
こちら

【ちょうどいいテナー、あるある】

フレディ・ハバード『ハブ・キャップ』(61年録音)

フレディ・ハバードのブルーノート3作目です。

目玉は、トランペットとトロンボーン、テナーサックスの3管編成と、シダー・ウォルトンの<新感覚ピアノ>のようです。

しかし、よく聴くと、テナーが良い。
ジミー・ヒースです。

ジョン・コルトレーンほどエッジが鋭くなく、かと言ってハンク・モブレーほどまろやかでもない。
ベニー・ゴルソンほど暑くなく、かと言ってスタン・ゲッツほど涼しくもない。

<中庸>と言うか、ちょうどいいのです。

フレディ・ハバードは、全体的に破裂多めです。
しかも、3曲目の「ルアーナ」では、ひねりすぎです!リー・モーガンかと思ったじゃないですかー(笑)。

そんな<吹きすぎ>トランペットのフレディ・ハバードや、<叩きすぎ>ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズの、大きく振れた針を真ん中に戻す、

ジミー・ヒースの、<ちょうどいい>テナーでした。

ハブ・キャップについては、また別な機会にゆずるとして。

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とにもかくにも、ジミー・ヒース!

またまたサンジョルディさんは、
渋いところに目をつけましたですね!

そうそう、その良い意味での「中庸さ」が良いテナーなんですよ。

リーダーがうまく引き立つ存在感といったらよいのでしょうか。

ハリウッド映画でいえば、モーガン・フリーマン?
韓国映画でいえば、ソン・ガンホ?

……ちょっと違うか。

主役というよりも、脇役で光る。
光る脇役。
存在感のある脇役。

しかしながら、アドリブだって整然として印象に残る。

このバランス感覚が優秀な存在感は、
まさにお兄さんのパーシー・ヒースが奏でるベースラインと、堅実な躍動感そのもの。

私は、ブルーノートのマイルス・デイヴィスの録音に参加しているジミー・ヒースを聴いて「おっ!?」となりましたね。

やっぱり、色々な意味で、色々な側面からも、このアルバムは大好きです。

そういえば、この作品に収録されている《C.T.A.》もジミー・ヒース作曲でしたね。

マイルスの自伝でもジミー・ヒースは「かっちょ良くてイイ奴」みたいに褒められてましたし。
あ、だから、マイルスは後年、彼の息子を重用したのかな?
⇒ムトゥーメ(エムトゥーメ)

ジミー・ヒース。
いいよ!

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