モブリアン、モブる、ベニゴる等々

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動画視聴者のサンジョルディさんが、
「モブリアン」「モブる」など、
ハンク・モブレイをたたき台とした
面白い造語をコメントしてくださったので、
思わず、コメント返しの動画をアップしてしまいました。

ちなみに、サンジョルディさんからのコメントを転載。

<ジャズ用語辞典、あるある>
【モブる】(動詞)
ハンク・モブレー・ファンの間で使われる。
リーダー作のみならず、モブレー参加アルバムをしみじみと聴く、という意味。
用例:
「僕、昨日3枚モブったよ」
「実は僕も、この1ヶ月モブりっぱなし、なんだよ」

なお、ジャッキー・マクリーン・ファンの間では、似た意味で「マクリる」を使う。

【モブい】(形容詞)
ハンク・モブレー・ファンの間で使われる。
モブレーの、朴訥でありながら、まろやかで味のある演奏を表す。「エモい」と類義語。
感極まった時は、「いとモブし」とも言う。

なお、スタンリー・タレンタイン・ファンの間では、似た意味で「タレンタい」を使う。

こちらの動画のコメントより

で、さらにもう1本。

橋本さんからのコメント、
『舟を編む』に触発されました。

よろしければお聞きになってください。

コメント

2019 enchanさんからのコメント。

動画配信ありがとうございます。『トニる』(トニー・ウイリアムス):会社の偉いさんに大抜擢された全然緊張してない新卒新入社員。『ゲッツ』だと言葉そのままになっちゃいますね(スタン・ゲッツ:仕事は素晴らしいが、あまり周りの人から人物評が良くない)。

ゲッツな人、
中間管理部門でいそうですよね😅

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

インタビュー動画で、話し下手の Lenny White が熱く語ります。

Bitches Brew の録音の時、Miles からの唯一の指示がこれだよ。「これからスープを作る。お前はスパイスになれ。」

Freddie Hubbard に誘われて Red Clay の録音に参加したんだ。オイル缶を改造した自慢のキックドラムを持ち込んだら、Ron Carter が「ベースの音と衝突する」と文句をつけてきた。それで、近くにあったボロいドラムを使うハメになったよ。

Wayne Shorter が Footprints について、こう説明してくれたよ。「テーマ部分のベースの旋律は、巨人がグングン歩くところをイメージしたんだ。」

芸術家は「光を届ける」人達なんだ。悩みや苦しみで暗くなった人々の心を一時(いっとき)明るく照らしてくれるんだよ。

カッコいい決め言葉だっ!
>「これからスープを作る。お前はスパイスになれ。」

さらに、Tetsuo Nambaさんからのコメント。

Ronずる: 部下に自分のやり方を強引に押し付ける。

うまい!😅

早春さんからのコメント。

ジャズマンの名前に意味をもたせるというと、Heren Eriksen もやってますよね。私は彼女の“Miles Davis (曲名)”を初めて聞いたとき、ゾクゾクッと鳥肌が立って、何故だかわからないまま心底感動しました。最近は毎日何回も聞いていて、学校への行き帰りに気付けば口ずさんでしまいます。これを聴くとなぜだかジャズの走馬灯を見ているような気がしてきます。歌詞は全てジャズメンの名前で作られていて、その順番も風の吹くまま気の向くままに並べられています。彼女はノルウェー人なので思いっ切り訛っているのですが、この歌い方と名前の並べ方の個人性が上手く作用しているように思います。動画でも仰っていましたが、ジャズ好きにとってジャズメンの名前というのはそれぞれが意味を包摂していて、それだけで意味を成す言葉になっていますよね。その意味は、聞き手が知っているそのジャズメンに関する知識や、そのジャズメンとの音楽を通しての思い出、そこに付随する自分の記憶からできていると思います。これはとても個人的で、繊細で、曖昧で幻のような、脳裏の奥深くにひっそりと感じられるものだと思います。この個人性ゆえか、かなりポップな曲にも関わらず、何度でも聞き返せる奥ゆかしさと十人十色の解釈の可能性を孕んでいます。これらを聞き手の記憶に大きく依拠しているのは、なかなか新しい発想だとも思いました。この曲をかけて3拍子のゆりかごに身を任せると、それらが自然に思い出され、気付くと目が潤んでいます…。

動画で返事をしています♪

くまが集う喫茶店さんからのコメント。

喋っているうちに興奮して
段々と早口でまくし立てる
のが『ベニゴる』かなぁー?
/(^o^;

コメント返し有難うございます。
(^^)

どういたしまして♪

博 橋本さんからのコメント。

早速コメントを取り上げていただき嬉しく拝聴しました。
有り難うございました。

「ベニゴる」の用例といわれると本人が一番戸惑っています。確かに言われてみると困った酔っ払いオヤジがべらんめえ言葉でゴネている様ですね(^ ^) 私としては単にあのズレズレで進行しながらも最後はなんとか小節内に納まってしまうあのメロディーの流れが妙に好きなものでして、電車でiPod などという時には「困った時のマクリーン」同様につい選んでしまいます。
同じズレ感(これは全くの私の主観なのですが)をエリントン楽団のテナー・サックス奏者のポール・ゴンザルベスにも感じていて、ズレズレで進むメロディーのしわ寄せが結構心地良いさざなみだったりしちゃいます。

>ズレズレで進むメロディーのしわ寄せが結構心地良いさざなみ
この感覚、分かる人には「うん、わかるわかる!」なんだろうけれども、分からない人には、まったく伝わらないんだろうなぁ。

kankannouさんからのコメント。

モダンジャズのベン・ウェブスター♪(ポール・ゴンザルベス)♪

😎

サンジョルディさんからのコメント。

皆さん、【モブる】や【〇〇る】を、私の解釈・意図とは違う感じに発展させてますよー😮‍💨
まあ、人によって変化するのが、言葉ですし、ジャズですからねえ(笑)😅

ジャズる😅

サンジョルディさんから。

うまい😁

博 橋本さんより。

サンジョルディさんすみません。お邪魔いたします。今夜はアート・ファーマーの『モダン・アート』でベニゴっています(^ ^)

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サンジョルディさん⇒博 橋本さん

『モダン・アート』いいですねー。高い音でも決して切り込まないアート・ファーマーと、肉まんの皮のように優しく包み込むベニー・ゴルソン、とても相性の良い二人ですね。至福の時…ベニゴるには、最適のアルバムですね😀

博 橋本さん⇒サンジョルディさん

返信ありがとうございます。高校時代にブラバンの三年生生に聴かされたコンパクト盤に入っていた『フェア・ウェザー』にゾッコン。以来ベニゴっています。

サンジョルディさんからのコメント。

アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ『ジャスト・クーリン』は、私も今年4月に買いました〜。
ハンク・モブレー、リー・モーガン、ボビー・ティモンズの3人が揃うのは、2枚のライヴ盤の『アット・ザ・ジャズ・コーナー・オブ・ザ・ワールドvol.1.2』と『ジャスト・クーリン』のたった3枚ですから、【モブリアン】のみならず、【モーガニアン】、【ティモンジアン】にはたまりません。
「アルフレッド、廃棄せずに残してくれてありがとう」と心の中でつぶやいています。

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