「音域」にこだわるロン・カーター

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Tetsuo Nambaさんのコメントが興味深い。

こちら

なるほど。

ロン・カーターは、
ドラムの音域にもこだわっていたんですね。

先日、ジャズ喫茶「いーぐる」にて催された
ロン・カーターの本『「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生』の刊行イベントの際、
リモートで参加された翻訳者・丸山京子さんの話を思い出します。

最近のロン・カーターは、ハープ奏者のブランディー・ヤンガーと共演しているのですが、
彼女は、ロン・カーターに、
「A♭より下の音域を弾くな」
といわれたそうです。

なぜかというと、自分のベースの音域にかぶるからだ、と。

彼女はそのロンの指摘に納得したとのことでした。

音域がかぶる、ぶつかるといえば、
私の場合は、デューク・エリントンの「ロー・インターバル・リミット」を無視したアレンジ手法や、
ミンガスの肉厚なアレンジが好きなのですが、
ロンさんの場合は、音域がぶつからず、
それぞれの楽器が、整然と分離した音域でプレイするスタイルが好みなのでしょうね。

ま、好みは人それぞれ、
そこから表出される個性も
ジャズマンそれぞれといったところなのでしょうね。

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