サンジョルディさんからの
ジミー・スミスに関してのコメント。
【「知らないと」は言えないご隠居と、すぐ聞きたがる熊さんの会話】
熊「ご隠居、ブルーノートのアルフレッド・ライオンは、ピアノトリオをあまり録音してませんねえ。ヴァーヴにはオスカー・ピーターソン・トリオ、リヴァーサイドにはビル・エヴァンス・トリオがいたんですがね」
隠居「ブルーノートにもザ・スリー・サウンズがいたがのう。それ以外のピアノトリオは、録音が少ないのう」
熊「やっぱり、ライオンは、ホーン入りが好きだったんですかい?」
隠居「ザ・ジャズ・メッセンジャーズやホレス・シルヴァー・クインテット、あとハンク・モブレーのアルバムを見れば、特に2ホーン以上が好きだったようじゃな。
ピアノは、フロント楽器として前に出るのではなく、ボトムを支えるリズムセクションとしてこそ生きる、と思ったのかも知れん」熊「そいじゃあ、何でジミー・スミスのオルガントリオは、たくさん録音したんですかい?ピアノと同じ鍵盤楽器なのに」
隠居「おいおい熊さん、形や演奏方法は、ピアノとハモンドオルガンは、同じ鍵盤楽器じゃが、音が全く違うからのう」
熊「はあ?弦をハンマーで叩くピアノと、磁場の空気振動で音を出すハモンドオルガンの違いですかい?」
隠居「ううむ、まあそうじゃ。ライオンにとって、ジミー・スミスのオルガンの音は、ホーンみたいに聞こえたんじゃろう。ピアノ並みのリズムセクションも出来るが、サックス並みのフロント楽器としても聴ける。
だからホーン入りと同じように気に入って、オルガントリオをたくさん録音したと思うがの」熊「サックス並みねえ?
とすれば、<ホーンライク>なグラント・グリーンも、ライオンが気に入るのは、必然ですなあ」隠居「ほほほ、そうじゃ」
⇒こちら
なかなか面白いうえに、
「なるほど!」なので、
このコメントに触発されて
動画をアップしました。
いやぁ、ヴァーヴもいいけど、
ブルーノートのジミー・スミスはいいねぇ。