テナーサックス奏者、チャーリー・ラウズの評価について(油井正一評と岩浪洋三評)

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先日アップした動画「ウェル・ユー・ニードント! ラウズもモンクも快調な『セロニアス・モンク・カルテット in コペンハーゲン』。いいゾ!」(こちら)に視聴者の方よりいただいたコメントに対してのアンサー動画をアップしました。

コメント

高松貞治さんからのコメント。

チャーリー・ラウズを好きになり、気になってくると、モンクと合わないのじゃないかと思い始めました。2人ともいいのに一緒に居ると合わない。「ラウズのプレイが単調でモンクの足を引っ張っている。なぜモンクは長年ラウズと共演しているのかわからない。…..」ずいぶん昔の「ジャズ批評」で中平穂積氏(新宿タグ・オーナー)が書いていました。モンクと親交があった中平穂積氏がそう思うのは当たり前かなと思いました。私も何回聞いてもモンクとラウズは合わないと思います!ちなみに、私が好きな、チャーリー・ラウズはレッド・ロドニーと一緒に演奏した、「ソシアル・コール」です。これが1番よく聞きます!貫禄あるラウズと相撲取りみたいな貫禄のあるロドニーのジャケットが大好きです😘それにしても、ロドニー若い頃あんなにスリムでかっこよかったのに….。まぁ相撲大好きの自分としてはいいんですが😅このときのチャーリー・ラウズが1番好きです😂ラウズこの頃60歳。円熟した良い演奏だと思います😊

おぉ、渋い盤をお好きですね!

『ソーシャル・コール』は、なんといっても、ブイ~ンと低くうなるセシル・マクビーが素晴らしいですね。
もちろん、ラウズのテナーもリラックスして素晴らしいと思います。

安心して聴ける安定演奏の連続。
こういうタイプの4ビートにはラウズは水を得た魚のように伸び伸びとしたテナーを吹きますよね。

たしかにジャケ写のロドニーはデブりんこですね(笑)。

しかも、高松さん好みの肉付きではないですか!😆

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博 橋本さんからのコメント。

チャーリー・ラウズをビジネスマン、企業人に例える時の雲村長の説明は分かり易くて納得。

他にも書いたと思うのですが、モンクにとってのラウズは、言ってみれば ”壁テニスの壁” の様だったのではないかと思います。ボール遊びの相手をしてくれた校庭の端のコンクリートの壁だったのでは、と思っています。
とにかく一球投げたり、二球、三球と投げているうちに気楽に遊びが始まる。そんな相手ではなかったのかなと思っています。

マネージャー・コンビということでラウズ&ケベックなんてのも有りでしょうか😅
結局、モンクがゲストで参加したりして😅😅😅

壁テニスの壁。
なるほど、言いえて妙ですね。
「そういう存在だった説」もアリかもしれませんね。
だからこそ、最低限のスリリングさと即興性を担保するためにも、「リハに出ない・本番で即興でピアノを弾く」という方針にしたのかもしれません。
サボりたかっただけなのかもしれませんがw

長谷川孝二さんからのコメント。

サボりたかったのだと思います😅😅😅

ですよね😅(たぶん)。

長谷川孝二さんからのコメント。

なんか、よくわかります。
今回のを聞いていて感じたのは、ラウズを起用してからのモンクは既に重鎮な立ち位置だったせいもあり、クリエイティブや挑戦よりも守りに入っていたのでしょうね。社会不適合タイプなモンクは確かに安住したかったのはわかるけど、少し残念にも感じます。クリエイティブ的な視点から言えばモンクにとってもラウズにとってもあまり良いとは言えませんよね。
「現状維持は退化」ですからね。
でも辛口を言えばラウズの自己責任とも言えます。家族を養う立場なのか独り者かは知らないけど、ラウズ自身も自分の評価が下がる可能性大とわかっていて選択したからなので。
確かにモンクのところで吹いてるラウズのテナーは従順な会社員的な演奏に感じます(邪魔はしない代わりに自分の個性も出さない。ダメ社員ではないけど別に特に優れた社員でもない的な)。そういう会社員的な演奏って割とロック系やファンク系の人から嫌がられますね。

>クリエイティブや挑戦よりも守りに入っていた
これは確かだと思います。
なにしろ、『モンクス・ドリーム』以降は大手Columbiaと契約していますから。
オーケストラと共演したり、世界中でツアーをできるようになったのも、大手傘下ならではの恩恵だったと思うのですが、それだけの投資を今度は回収しなければいけない作品作りをしなければならないという重荷も背負ったということにもなります。
そうすると、マイルスのように攻めに攻めて次々と「問題作」を発表しつづけて世間の注目を集め続けるというのも一つの戦略かもしれませんが、モンクの場合は、あるいはプロデューサー側の思惑としては、安定商品の安定供給の方向に落ち着いていったのでしょう。
そのような中で、ラウズは適任だったのだと思います。
もちろん、守りに入った演奏も悪いものばかりというわけではないのですが、大衆受けするもの(≒採算がとれるもの)は、往々にして「薄味」のほうが良かったりもしますからね。

ま、他の人も書いていますが、個性を出し過ぎないからこそモンクの個性が生きると考える人もいらっしゃいますから、会社員的な演奏だからこそ親分の個性をたっぷり楽しめるという「前向き」な解釈もできないこともないかもしれませんね。

>邪魔はしない代わりに自分の個性も出さない。
そうそう、まったくその通りだと思います。
だからこそ、逆に自分の個性、というか、本来の持ち味をはからずとも(?)出してしまった(?)演奏を見つけると嬉しくなっちゃうんですよね。

ハラハさんからのコメント。

誰がえらいとかどっちが上みたいなしょうもない比較をしたがる人にはモンクの音楽は理解できないでしょうね
風変わりでマイペースなモンクが味があってゆるいラウズを使ったのは全く自然な事です
モンクの音が聞こえなくなるような目立ちたがりのソロイストは彼の音楽には必要ありません