60年代後半のハンク・モブレー/ヨーロッパとブルーノート

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先日アップした動画、「【コメント返し】モブレー動画コメントを紹介/1968年コペンハーゲン カフェモンマルトル、ハンク・モブレイのライヴ」(⇒こちら)にいただいたコメントを紹介した動画をアップしました。

コメント

ノエルNoelさんからのコメント。

例の動画を拝見してから、モブレーの60年代後半のアルバムを聴きあさってる所です(^q^)
シダー・ウォルトンやビリー・ヒギンズの登板が増えていかにも60年代ぽいスタイリッシュな演奏が多いなぁという感想です。モーガンもけっこう参加してて、同時期の彼のアルバムも似たような雰囲気がして
やっぱりモーガンとは盟友なんだな、と☺️

60年代後半のアルバム群ですが完成度としては⋯平均点という感じかなw
ディッピンがやはり最後の傑作だったかな⋯(´^ω^`)
ただ一枚おっ!と思ったのがスライスオブザトップというアルバム🎶
今回動画でお話出ていたデュークピアソンarrのビッグコンボ作品ですね☺️
タレンタインのビッグコンボ作品よりもハードバップ&スイングな感じで、演奏のボルテージも高くてこれはカッコイイ!と思いましたょ🎶

チューバが加わるだけで、テーマのアンサンブルが急に分厚くなるというか、ゴージャス感が倍増!みたいな感じのサウンドですよね、『スライス・オブ・ザ・トップ』は。

ピアノはマッコイだし、分厚さ感がさらに増しているかも?!
さらにベースがボブ・クランショウなので、ボトムの安定感もハンパない?!

あとは、おなじみのリー・モーガンにビリー・ヒギンスにジェームス・スポールディングなので、安心して聞けるアルバムですね。

しかし、マッコイのピアノソロの部分だけ、なぜかマッコイのリーダー作に聞こえてしまう(苦笑)。

モブレーのテナーが心なしか硬く感じるのは気のせい?!
でも、モブレーのモード風アドリブ、私、けっこう好きです。

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サンジョルディさんからのコメント。

コメント返し、ありがとうございました😊

そして、的確で豊富な<ツッコミ><補足>さすがでしたー😃

『シンキング・オブ・ホーム』の「組曲」、急にボサノヴァが出てきたり、確かに<不自然>ですー😰
その<頑張ったんだけど、不器用なところ>が、モブリアンとっては、<モブりの美>と感じてしまうのでしょうねー(笑)

あと、八つぁんとご隠居の会話には入れませんでしたが、デューク・ピアソンにとっては、自分がプロデューサーになり、のびのびできるリバティ傘下のブルーノートは、居心地がよかったのではないかと密かに思っています。
ピアソンのアレンジャー心をくすぐる大編成録音も、結構気に入っていたのではないでしょうか?(笑)😝

【『リーチ・アウト』のジャケット写真の謎、あるある】
『リーチ・アウト』のジャケット写真で、モブレーはエッフェル塔をバックに笑顔です。一体いつ誰が撮った写真なのでしょう?

実は、この『リーチ・アウト』、録音は68年1月ながら、発売は10ヶ月後の11月らしいのです。
さてはー
68年7月にパリで『ザ・フリップ』の録音をした時、撮った写真を使ったのでは?フランシス・ウルフがパリまで行って撮ったのか、現地の関係者が撮ったのかは、まだ分かりませんけれど。
でも、あのモブレーの笑顔は、パリそしてヨーロッパでの、これからの活動に胸が高鳴っている表れにも思えてきます(笑)
ネットで調べましたが、このことに関する記事は見当たりませんでしたー。

ただの<空想>ですー(笑)☺️

頑張ったんだけど、不器用なところ
⇒モブりの美

なるほど(笑)。

デューク・ピアソンは、そうですね、たぶん、居心地が良かったんだと思いますよ。
いろいろとアレンジを試せて、以前より精力的にいろいろなことを試せる環境になったんじゃないでしょうか。

彼のアレンジは、センス良くツボを押さえているんですが、で、洒落た感じも出そうとする色気も感じるんですが、時にそれが逆にダサく感じてしまうこともあり、だけど、その絶妙にダサい感じが逆にツボだったりもすることもあるので、ムズムズ、うずうずと何とも言えない感覚があります。

突き抜け過ぎない安定感があり、ハズレもなさそうな安心感は、まるで日本車に感じるクオリティ?(なんのこっちゃ)

わかりやすいアレンジなので、大衆化路線にはうってつけの人材だったとは思うのですが、そのぶん、似非ゴージャス厚化粧一歩手前の水商売歴15年前後のチーママ的小慣れた感と、気遣いと先回りしすぎな微・鬱陶しさ感が混在しつつも、トータルでは心地良い、だけど、もうちょっと立ち居振る舞いに余白が欲しいなという感じがしなくもありません(なんのこっちゃ?!)。

エッフェル塔写真は、三脚立てたモブレイが自撮りしていたとしたら笑えますw

サンジョルディさんからの返信。

そうなんですよねー。デューク・ピアソン。じっくり聴くと良いアレンジなのでしょうが、どうも<都会的でシャープ>というより、<アメリカ南部の、ほのぼの>した印象を持ってしまいます(笑)

<モブレー三脚自撮り説>、思いつきませんでしたー(笑)😱

都会じゃなくて南部のほのぼのな感じ、わかります。
日本でいえば、東京ではなくて、もうちょっとで東京なさいたま市みたいな感じ?!

あるいは、都内なんだけど23区ではない立川市とか府中市みたいな感じですかね~。
要するにオフィス街というよりは、ホームタウンな感じ?

※あくまで私が感じたイメージです。

サンジョルディさんからの返信。

さいたま市(笑)そうですー、オフィス街ではなく、ホームタウンですー😃
アメリカ合衆国で言うと、
ニューヨークのマンハッタンというより、
ジョージア州のアトランタ、でしょうか?😁
デューク・ピアソンが生まれてから大学までいた土地ですー。ニューヨークに行く前は、ジョージア州やフロリダ州のさまざまなアンサンブルと活動したと、
<Wikipedia>に書いてありました。そこで触れた音楽が、ピアソンの音楽に影響を与えたと思います☺️
もちろん、あの繊細なタッチは、本人の性格もあると思います🤓