ジャズクラブの暗がりに消えてしまった…

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先日アップした動画「独特テナー!J.R.モンテローズの魅力」(こちら)にいただいたコメントへのアンサー動画をアップしました。

コメント

サンジョルディさんからのコメント。

コメント返し、ありがとうございました😊
3年前のコメント、懐かしくもあり、照れ臭くもあり(笑)☺️

3年前からサンジョルクオリティです♪

サンジョルディさんからのコメント。

【<パラレルワールド江戸>思いつきでしゃべる熊さんと、知らないとは言えないご隠居の会話、あるある】

【熊さん】
ご隠居、あっしは、ジョン・コルトレーンの『ブラック・パールズ』を聴いて、驚きやした。

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【ご隠居】
お前さんは、相変わらず<藪から棒>じゃのう。
『ブラック・パールズ』といえば、プレスティッジ58年録音で、ドナルド・バードとの共演じゃのう。ただし、発売は、6年後の64年だったがの。
コルトレーンのプレスティッジ作品と言えば、『ソウルトレーン』や『ラッシュ・ライフ』、初リーダー作の『コルトレーン』が人気のようじゃが、『ブラック・パールズ』とは、お前さん、なかなか渋いアルバムを聴いたのう。それで、何に驚いたのかの?

【熊さん】
へえ。あの細かい音のブロウでさあ。あっしも『ソウルトレーン』とか、コルトレーンのアルバムは、いくつか聴きやした。でやすが、このアルバムは、特別に感じやす。とにかくアドリブソロほとんど<最初から最後まで>ブロウが異様なほど細かいんでさあ。

【ご隠居】
それは、有名な<シーツ・オブ・サウンド>というものじゃな。

【熊さん】
あっしには、<シーツ・オブ・サウンド>などと言う<きれいな>言葉は、ぴんときやせんねえ。あのブロウは、もっと<生々しく><たけだけしい>もんでさあ。言ってみりゃ<早口言葉ブロウ>でやす。

【ご隠居】
<早口言葉>とは、あの「生麦、生米、生卵」とか言うのかのう。分からんでもないが、<早口言葉ブロウ>というネーミングでは、多少<生々しさ>は感じても、あまり<たけだけしさ>は感じんがのう。

【熊さん】
あっしが言いてえのは、他のテナーサックス奏者だと、1音で表現するところに、2、3音詰め込んでいるってことでさあ。
コルトレーンは、何だか<楽器自体の限界>をどんどん探求していると感じやした。

【ご隠居】
それならば、ウェイン・ショーターがインタビューで語っておったの。コルトレーンが『ブルー・トレイン』を吹き込んだ後ぐらいに、よくショーター とコルトレーンがセッションをしたらしいのう。その時2人は、楽器の<アウトサイドに行く>演奏や、コード進行の<アウトサイドに行く>演奏を試みたそうじゃ。『ブラック・パールズ』と時期もあっておる。

【熊さん】
そうでやすかあ。やっぱりねえ。
コルトレーンってお人は、曲のムードとかアンサンブルとかよりも、常に<楽器そのものの極限>を求めて、試行錯誤を繰り返した気がしやす。

【ご隠居】
ふむ、オーネット・コールマンがニューヨークに進出した時のエピソードを聞いたことがあるのう。オーネット・コールマンに対して、マイルス・デイヴィスは否定的だったが、コルトレーンは感激してオーネット・コールマンを訪ねたらしいわい。お前さんの考えに乗っかれば、自分と同じように<楽器の限界/アウトサイド>を求めるオーネット・コールマンに、コルトレーンは共感したのじゃろう。まあ、あのオーネット・コールマンの<アウトサイド演奏>は、意図的ではなく、<天然>だったかも知れんがのう(笑)

お前さんの言うところの<早口言葉ブロウ>以降を考えてみると、
コルトレーンは、『ジャイアント・ステップス』では、<楽器とコード進行のアウトサイド>を探求し、
アンチコルトレーンのジャズ好きが、<スケール練習>などと<やゆ>する晩年のライヴなどの、<没我の境地>とも言える長いアドリブソロ演奏も、<楽器とスケールのアウトサイド>を探求したとも取れるのう。

【熊さん】
そこで、あっしは、コルトレーンとマイルスの違いも思いつきやした。

【ご隠居】
ふむ、コルトレーンは<足し算>で、マイルスは<引き算>とは聞いたことがあるがのう。お前さんの思いついた<違い>は何じゃの?

【熊さん】
へえ、楽器で考えると、マイルスは、オープン・トランペットから、カップミュート、ハーマンミュートと試して行って、まあハーマンミュートあたりで<楽器として満足した>または<楽器としてやり切った>と思うんでさあ。

【ご隠居】
まあ、マイルスは、ワウワウペダルも使った時期があるがの。
じゃが確かにマイルスは、インタビューでも、何故ミュートを多用するのかと聞かれて、「ミュートは、人間の声だから」と言っておったの。自分は、トランペットを使って<歌う>ということじゃ。

【熊さん】
でやすから、マイルスの関心は、<楽器奏法のアウトサイド>を探求することではなく、<演奏全体のアウトサイド>を探求することだったと感じやす。<ジャズにこだわらずに>でやす。

【ご隠居】
ふむ、有望な若手や若い奥さんから音楽的な刺激を受けつつ、アレンジャー/演出家として、<音楽の枠>を広げて行ったと言いたいのじゃの。

【熊さん】
へえ。
言ってみりゃあ、
コルトレーンが<自らの楽器の極限>を<垂直>に深めたのに対し、
マイルスは<自らの音楽の枠>を<水平>に広げたんでさあ。

今回も中々冴えてますね。

>1音で表現するところに、2、3音詰め込んで…
元『ジャズ批評』編集長の原田和典氏の『ブラック・パールズ』評では、トレーンにとっての1日は常人にとっての1年くらいの密度があったのではないか、とすら思えてくる」と書かれていますね。

個人的には3曲目の《スウィート・サファイヤ・ブルース》の出だしのガーランド・ピアノが好きです。
ちょうどマイルスのところで鍵盤をピャンピャン叩く《ビリー・ボーイ》してた頃の演奏なので、絶好調ガーランドが楽しめますね。

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博 橋本さん⇒サンジョルディさん

最新作、有り難うございます😊😊😊

サンジョルディさん⇒博 橋本さん

どういたしまして😄