順子命 vs.アンチ順子〜1994年の『スイングジャーナル』読者投稿欄のやり取り

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動画「順子?ひろみ?」(こちら)にいただいたコメントへのアンサー動画をアップしました。

コメント

御駄賃取郎さんからのコメント。

おもしろい視点でのとりあげでしたね~。大西順子嫌い?のご意見を読んで私はウイントン・マルサリスのデビュー時のSJの大騒ぎとにているなあ?と思いました。ただ、日本人をこれだけ大騒ぎしたのはSJ誌上60年の歴史の中でも初めてのことだったと思います。

そしてなによりも大西のレコードプロデューサーには、あのミスター・ブルーノートといわれた豪腕・行方氏の存在がとてもおおきかったと思います。そして当時のSJ編集長の村田氏といえば(元ジャズランド誌の編集長)静かなるインテリという感じのお人で、まさに豪と静が共鳴しあったからこそ反対(編集長よりさらに上からの・・)にも負けずなしとげた、という強烈なエネルギーが感じられましたね。

私も大西のフアンですが、はじめて「WOW」を聴いた時のインパクトは、今でも強烈に覚えています。

私も最初に『WOW!』を聴いた時のインパクトは忘れられません。
ジャズ好きなこちらのツボをずぶずぶ付いてくるフレーズ、ハーモニー、発想……。
ピアノの腕もさることながら、それ以上にこの人はピアニスト以前に「ジャズファン」でもあるんだな!とシンパシーを感じたものです(ブスッとした顔はまったく好みではありませんでしたが)。

一雄 杉田さんからのコメント。

まぁどっちもどっちですね?
中野区の女史がやらせでなければ、激しく嫌いな感情は好きの裏返しですから、、
大西順子ちゃんは同世代なんで聴いてましたが、おっしゃるようにビレッジバンガードのリンゴ追分けなんか良いんじゃないかときいてましたが、、
バイバイブラックバードは、あのマイルスのがいいですよね?
沖山秀子やヘレンメリルなんかも魅力的なんですが、ガーランドのあのイントロがいいなぁー

オカハセちゃんねるさんからのコメント。

順子嫌いな人のコメント。なんだか、よくいるタイプの「嫌いな理由が音楽の中には無い人」が言う感情論ですね(笑)。

まさにその通りですね。

オカハセちゃんねるさんからの返信。

しかも、なんか批判することに【必死】なんですよね。それも「私ほどの天才はいないと言わんばかりの太々しい目つき」って、それって本当にそうかどうかわからないこの女性の思い込みじゃないですか(笑)。「それってあなたの感想ですよね?」(byひろゆき、笑)

ただ、、【順子命!】って、なんだよ(笑)。
ちょっと恥ずかしいというかダッサっ(笑)

人力飛行機さんと博 橋本さんとのやり取りのコメント欄に書いたのですが、ファンにもアンチにもどこか理性を狂わせる要素(?)が彼女は持っているのかもしれません。
そして、理性がほどよく狂ってくれると(?)、各人の本性が顕になるので、それはそれで楽しいのかも😎
ファンは「好きツボ」をズブズブと突かれる。
アンチは「嫌いツボ」がブスブスと刺される。
いずれにしても「好きツボ」も「嫌いツボ」も表裏一体。
「アンチもファンのうち」「嫌い嫌いも好きのうち」「可愛さ余って憎さ百倍」などの言葉を実感として理解出来る、貴重な「人間ウォッチング」ができました🤣

人力飛行機さんからのコメント。

ま冷静に考えて大西順子の外見も音楽の評価に若干の影響はあったんでしょうね。あれが外見が3時のヒロインのかなで、オアシズの光浦靖子、オダウエダの植田だったら「大西順子ー命」なんて人は現れてないと思いますから(笑)なのでアンチの女性の怒りもあながち間違いではない。しょせんジャズメディアは男性社会。ライターや編集者は男性ばっか。男性受けする外見か否かは意外に大きいです。「大西順子ー命」のライターもあの顔がかなでや光浦靖子や植田だったらまあ褒めたとしても「命」にはならないでしょ(笑)

博 橋本さん⇒人力飛行機さん

それは、果たして如何なものか????
因みに私は、「かなで」「光浦」はそれぞれテレビ・デビューの頃から見知っていますが、「上田」という方は分かりません。
最近徐々にテレビは観なくなってます。
個人的にはスイングジャーナルは70年代中頃からほぼ目を通さなくなったと思います。もちろんジャズは聴き続けてきました。
大西順子もデビュー・アルバムをラジオで聴いて購入。『ヴィレッジ・ヴァンガード II』までは入手、いまだに愛聴しています。
mt. Fuji ?のテレビ放映は、DVDで録画したものを繰り返し鑑賞しました。
あれを演奏しているのが、かなえさんでも光浦さんでも構いません。
但し既に見慣れてしまったので、あの喋りや声や目付きや長い髪も、色々な持ち合わせた要素が、今見えている大西順子としか結びつきません

人力飛行機さん⇒博 橋本さん

演奏してるのが誰でもいい。いいものはいい。しかし大西順子へのスタンスが外見からくるアイドル的♥が混じっていた、は確かだと思うんですよね。そこを言ってるので。アイドル的♥にみているからこその人気ってあると思うんですよね。あの外見だから、があったろう。「大西順子ー命」って苦笑だけどアイドル的なら分かるという。

オダウエダって面白いですよ。「シコリ警察」っていうネタがあって、彼らの顔見知りの男芸人に勝手に突然電話かけて「今シコっとった?」と聞いていく。シコってたら「即逮捕!」っていういわゆる下ネタなんだけど。男芸人A「はいもしもし」植田「もしもし。植田です」男芸人A「おお、植田?久しぶりやな。どした?」植田「今シコっとった?」男芸人A「え?シコっとった?いやいや。シコっとらんよ」植田「今どこ?」男芸人A「今?∞ホールの楽屋や。もうすぐステージやから」植田「最近いつシコった?」男芸人A「最近?昨日やな」植田「じゃ逮捕です」男芸人A「逮捕?うそーなんやそれ」植田「風紀的に許されません。逮捕です」男芸人A「それくらい許してや」植田「じゃまた」男芸人A「なんや(笑)わけわからん。ほならな。またな」
【シコっていたら即逮捕】シコり警察、出動。【オダウエダ】

それで大西順子のことさほど知らなかったのでライブ動画みたんですね。「Junko Onishi Trio: Live In Stuttgart 1996」ていう。みてたら演奏は悪くないんだけど、彼女ってけっこう男勝りというか、演奏中に他のドラムスに向かって指で何か指示してるんですよね。演奏止めてドラムス向いて上体乗り出して人差し指立てて指さし、りつけるみたいに振ってる。「あんた。あんただよ。そこもっとUP」みたいな。次には親指立てて上に上げる。「もっとテンション上げてよ」みたいな。何言ってるのかと思ったんだけど。実際は分かりませんけどね。何言ってたのか。ああいう演奏途中で露骨に指示してるの視たことなかったので新鮮は新鮮なんだけど、たしかにしかしアレは偉そうに視えますね。アンチの女性の意見もあれでわかりました(笑)アレはたしかに偉そう。以下の動画7:00くらいから出てきます。
Junko Onishi Trio: Live In Stuttgart 1996

昔のインタビューで自分で言ってたところでは「ニューヨークで昼間はアパートでピアノの練習。夜はライブハウス行って飛び入りで参加していい時間があるんで参加して名前を売るようにしてました」なんで苦労人。けっこう精神的に強そう。ああいう演奏中に人差し指で指して振って見せ「あんた。あんただよ」みたいにやるところ。あれはみてて嫌う人はいるだろうな。それは思いましたね。マイルスでもあそこまで偉そうに指示はみたことない。えっらそうに(笑)いや音楽だけ独立して聴いてりゃいいってまあそうなんだけど、目に入ってくるものは仕様がない。

私の場合、例えば「映画が良ければ監督が厭な奴でもいいじゃないの?」て考え方ではないので。昔映画『影武者』の撮影ドキュメントを見たとき。黒澤の口調と態度に嫌悪感と不快感を抱いたんですね。「何あれ。勘違いすんなバカ」ってね。「作品良ければ」にはなれない。目に入ってしまうとやっぱり厭な感じは残るのでね。えらそうだな大西順子。が感想です(笑)ちなみに音楽は良いと思いました(笑)

博 橋本さん⇒人力飛行機さん

コメント有り難うございます。
大西順子=「あの外見だから」から来る「アイドル的」という見方の存在は、否定はしません
【オダウエダ】=無敵さは大西順子並と思えます

“Live In Stuttgart 1966”
相変わらずの気持ちよく、潔い演奏ですね。
1曲目の1:30 辺りの人差し指での指示は単に「テンポ、こんな感じ」と普通に伝えている様に思えますが・・・?
あるいは普段、このトリオで ”HOW HIGH THE MOON” を演奏する時に何パターンかあったりしての、何かの打ち合わせを普通に交わした様に思えますが・・・。
前半7:11辺りの指での指示も「ナイス、その調子でいっちゃって!」くらいのジェスチャーに思えます。

2曲目のスタートも威勢良く左手の平手でピアノの角と自分の左腿を叩いて開始。
5曲目の”QUICK” 開始の36:00辺りの人差し指での指示も、開始とテンポの合図だと思います。
演奏中の笑顔のアイコンタクトも何度か映されているし、大西順子が背中を向けているシーンでの表情も多分同様だと思います。

最後の曲の開始時にはドラムから大きな声でテンポの指示が出ていますね。後半45:30からの”Round Midnight” の引用の最中のベースとドラムの笑顔にも演奏の具合の良さを感じます。
以上、簡単で済みません。与太郎(視)感です。

人力飛行機さん⇒博 橋本さん

なるほどね。7:00後の指さしは「それ、それ、good」にも見えますねたしかに(笑)わかります。両方とれる。しかし元々どっか偉そうなオーラがあるから注意してるように取られてしまう。てところはありますね。メンバーを褒めてるにしては上から目線を感じる。ちょっとドラムの人の立場に立って苦情を言いたくなる。あのタイミングでやられると困る。突然向きなおって乗り出して指立てて。何何?何かと思えばO.K?

「おいおい。人が全力で汗散らして叩いてる真っ最中に指さして何だと思えば「それでいいよ」じゃねえよ(笑)わざわざそんな紛らわしい合図しなくていいよ。人が懸命に叩いてる最中に(笑)全力で叩いている真っ最中になんでお前のO.Kサインに目配りしなきゃいけないんだよ。紛らわしいこと。怒ってるのか褒めてるのか分かりにくいし。いい加減にしろよ。気を遣えバカ。合図するならタイミングみて分かり易くやれ。鈍漢!今度俺にO.Kサインだすときは両手で大きなマル作って合図しろ。バカ者。世間知らず。ピアノ馬鹿!」

これくらいな苦情は出したくなる。だって分かりにくいあの合図は(笑)褒めてるのか怒ってるのかはっきりしないし。ああいう時には。ドラムは大変なんだからさ。ね!

博 橋本さん⇒人力飛行機さん

あれは寧ろ、あのトリオだからこその阿吽のサインと取るのは私だけか?
却って安心して見ていられる気がするのですが・・・。

>元々偉そうなオーラとか、上から目線も彼女の持ち味だし、それが醸す功罪は本人が一番認識しているんだろうし、少なくとも私は迷惑していない。スマン!

Youtube ですが、一昨年辺りにカラー処理が施されて再登場している、60年代中頃のマイルス・クインテットの何本かのヨーロッパ・ツアーの動画はご存知ですか?
あの頃のマイルスは、自分のソロが終わるとバンドの後に隠れてしまうかと思うと、舞台上で全てを睥睨しながらうろついたり、ソロを取っているショーターやハンコックの横や面前にじっと立って相手を睨んでいます。あれが一番怖い。
ミラノの講演だったか、曲も覚えていませんが、1音ミスったらしいハンコックの眼前で、文字通り苦虫を噛み潰したような顔をする。その刹那、キッと演奏中のハンコックを睨みつける。
マイルス最高

人力飛行機さん⇒博 橋本さん

それと、貴兄の言葉遣いでやや気になった点を言いたいわけです。それは貴兄の大西順子観というかジャズ観というか、なのかもしれません。しかし私ならそういうところで表現者を称揚しない、と思えるところがあったんですね。

貴兄が表現者を称揚している言葉がありますね。それは偶々かもしれないけど、私があげたお笑い芸人オダウエダについて、こう言ってますね。

>【オダウエダ】=無敵さは大西順子並と思えます

それで、その後の大西順子トリオへの批評についても、非の打ちどころがないから良い、という批評が続く。私、貴兄の批評を読んでて、どっか付いて行きにくい、どっか何か違う齟齬を感じたんですよ。つまりオダウエダを「無敵」と形容して、それが大西順子並みだ、と仰った。私ならオダウエダは無敵とは言わない。ていうかあのシコリ警察というネタからして迷惑行為ですしね(笑)勝手に電話かけて「今シコってました?」迷惑以外の何物でもない。ま面白くないこともないけど、基本出てくる反応は「何言ってる?だから何」だしね。無敵って図々しいって意味ならまあ当てはまるかもしれない。勝手に物事進めていくとか。でもそれって誉め言葉ではないです。迷惑が入ってますしね。他人からすれば。面白いけど迷惑でもあるんで。勝手にネタにされて図々しい。その勝手さがバカということでもあり、そのバカが面白いんですよねあのコンビは。だから無敵でもいいけど、その無敵さはバカと一緒でもある。

じゃ大西順子トリオの場合の無敵とは?とにかく非の打ち所がないみたいな。大西順子も自信満々。メンバーもノリノリ。だけど私とか、大西順子が鉄の女ぽくて引いたんですよね。鉄の女を無敵とも言える確かに。自信満々。私に文句あるのかな?ないなら黙って聴いてなよ。良い演奏するんだから。あーだこーだ言わないで聴いてな。完璧な演奏するから。そういうのって、息苦しいし、突っ張られると引いちゃうし、そもそも音楽ってそういう、完璧さを競う競争じゃないでしょ。もっと言うと、高度な技術を競うレースじゃないでしょ。で大西順子の姿勢のなかに、そういうのを誇示してるようなね、感じてそこは反感を感じたんですよね。音楽ってそういうこと?これでもかってテクニック見せびらかして黙らせることが音楽なのかね。それって結局体操競技と同じですよね。金メダル・銀メダル・銅メダルの。そういう異和感を感じたんですよ。大西順子に感じたし。それはしかし貴兄の書いた「無敵」という形容から、私が抱く異和が何かを探り当てられたのでありがとうなんですけど(笑)完璧さを競って無敵さを競ってメダル争奪。そのズレ方。ジャズってそれなのかっていう。そういう匂いが大西順子からしたんですよね。まご本人がどう思ってやってたか知らないけど。

さらにこの話敷衍できる。その高度な技術の競争。完璧さの競争。それがまた今の学校教育とか、その歪みと見合ってるみたいでまた厭なんですね。そこで連想してね。そしてその完璧さを誇示する音楽家ー大西順子ーという図式がね。そこまで連想してしまうともう駄目ですね。アレルギーで。自分がどっかあの動画の大西順子にアレルギーを感じた、なんでか、最初分からなかったんだけどだんだん分かってきた。

そういうこと感じたんですね。大西順子から(笑)そこまで私に感じさせた大西順子ってたいしたもんだとも言えると思いますけどね。逆に(笑)

博 橋本さん⇒人力飛行機さん

「【オダウエダ】=無敵さは大西順子並」とは言え、両者を同じ土俵で語ってしまうつもりでは無かったのですが、これはご理解頂けますか? それぞれの土俵で無敵かなということです。
齟齬を感じるのはそんな仕組みの箇所でしょうか?
無敵は金メダルでも銀でも銅メダルでも無いつもりです。非の打ち所がない状態でもありません。優劣の伴う対比では無かったのですが。

>だから無敵でもいいけど、その無敵さはバカと一緒でもある。
 * おっしゃる通りだと思います。

そもそも私はジャズを批評するガラでもタマでもありません
好きな演奏を聴いて、頭の中で感想をあれこれ掻き回すだけです。
現在、「要介護・5」状態の家族を抱えているため、あまり自由な時間が取れません。
小まめにコメントができない状態での応答になりがちですが、御容赦下さい。
逐次、気になった事はお伝えさせて頂きます。先ずは連絡まで。

人力飛行機さん⇒博 橋本さん

しばらく数時間時間たって、改めてあのライブ動画の7:00くらいのシーン、気になってまた見直してみたんですが。やーっぱり不愉快ですねーアレは。やはり。あれは貴兄は「good! nice!と言ってるんだ」と仰るけど。そうだとしてもあの指さしはないんじゃないかな。なんでああいう仕草したのかな。褒めてるにしては失礼すぎる仕草が。感じが悪すぎる。だいたい指で人を指すな。さも上から命令口調で、指で人を指すな。ホント(笑)腹立つ(笑)ああいうの擁護することないと思うけどな。何のメッセージか知らないが他人にやる行為ではない。そもそも他人を何だと思ってるのかなこの人は。たぶん音楽の素材、だろうけど。失礼にもほどがある。いや、改めて見直してまた腹立ってきた(笑)たしかに他の場面では満足そうにもしてるんだけど、満足じゃねえよ(笑)が出てくる感想ですね。いや後から後から湧いてきて自分でも不思議なくらいに。よっぽど大西順子が悪い奴か私相性悪いのか(笑)とにかく改めてみて腹立った(笑)おいおい。

ついでのことでいうと。いままでこの人のこと、さほど知らずにいたんだけど、この度ああいうライブも本格的に鑑賞できて色々分かった。こういう人間が日本ジャズ界にはいる。持ち上げられているって知れてよかったし驚いた。日本のジャズ界っていうのがどういう場所か知るヒントになった。と思いますハイ。

追伸。しっかしふざけてるなあ大西順子(笑)なんか人力さんあの女性より怒ってる(笑)

博 橋本さん⇒人力飛行機さん

やはりそう成りますか
どう見ても7:00辺りは(悪意意を持って)他人に指した指とは思えず、ドラムのスティックのジェスチャーに見えるのですが・・・
例えば、つい出てしまう掛け声や手振りと思えます。
まあ、それぞれの「ジャズ」で良いのかなと思います、
日本の何処かで、そんな風に大西順子を聞いている奴がいるんだと思って下さい

人力飛行機さん⇒博 橋本さん

まあそれを言うなら私なども「こんな風に大西順子を聴いてるやつが居るんだ」の一人なんでしょうね(笑)どんなふうに?(笑)ああ大西順子に私の書いたの是非読んでほしい。

あと、雲さんの動画で、「順子?ひろみ?」ていうタイトルのがあったけど。私、しらずに何となく話聴いてたんだけど、大西順子と上原ひろみは演奏中の楽しむ感じが全然違いますね。上原ひろみは演奏が好きで楽しくて仕様がない。ああいう偉そうな指さしはない。また笑顔が最高だしね上原ひろみ。たいする大西順子は演奏がどっか運動競技のチームみたいな、女子サッカーで試合してるみたいな?うまくまとまってるか絶えず気になる。睨み利かして上体乗り出して人差し指指して指弾「あんた!そうじゃないもっとUPだって!」なのか「そこそこ。それでいい」なのかただしイラついてることだけは伝わってくる。あれは人に何か伝える態度じゃない。あれじゃイラついて訳分からん指示出してそれで自分で満足してるのと一緒。人をモノかコマみたいに扱ってる。人として扱ってない。あれはどうしても解せないし許せない。表現者としての根幹が駄目としか見えない。それと気づいたのがあの合図の直前。鍵盤の端から端まで人差し指でなぞって「ヒュー」って下がるスラーっていうかやるんだけど、そこもなんだかぎこちない。スラーが噛んでる(笑)よほどカチカチになってたみたいな。なにかコンテストだったのかな?違うでしょジャズフェスティバルでしょう。なんで神経質になる必要があるのか。

ついでに。あの動画7:00の例の突然の指さし。ああいうどっか上から指示。やってる本人だけ分かってる自己満足。あそこでの大西順子が特殊なのか。何か気になるんですね。もう何年か前、日野皓正が中学生ジャズバンド顧問になって、一人だけ持ち時間以上にドラムソロやった男の子にビンタ+髪の毛引っ張る暴力振るい問題になった。あの男のコが「日野さんとは仲がいいので皆さんが言うような意味はありません」とか言ってたけど。なんか日本のジャズの伝統的ななにか。リーダーが神経質で眼を光らせて?訳の分からん指示いきなりだして自己満足。そういう図式があの日野皓正事件で視えたし、あの動画の大西順子にも見えるんですよね。ひどく他者がないというか、勝手に満足してる。それは見苦しいすごく。日本のジャズ社会っていうのが元々閉鎖的で、リーダーやる人間はいつでもなにか一致団結を目指して(笑)それじゃ大日本帝国みたい(笑)それで突然キレたり。あの男の子の事件でも、ジャズってアクシデントも演奏の一部にするんじゃないの?て言われてましたよね。日野さんはジャズを勘違いしてるって。なんかそういう日本のジャズ風土?を思い出させて、そこも良い気持ちはしませんでしたね私は。

博 橋本さん⇒人力飛行機さん

>まあそれを言うなら私なども「こんな風に大西順子を聴いてるやつが居るんだ」の一人なんで     しょうね(笑)

1本のライブ動画と、演奏指示の1シーンのみで、よくぞここまでのやり取りが
改めてアンチにそこまで嫌いな理由を長文書かせてしまうほどの大西順子というジャズピアニストの存在感を改めて実感。
中野区女史にしろ、人力さんにしろ、嫌いな人にとっては相当に「嫌いツボ」の中心部を的確にブスブスと突きまくる何かを持っているんでしょうね。
そして、いかに嫌いなのかを表出させずにはいられないエネルギーをもチャージさせてしまうところもスゴい。
彼女が注目された要因は、たしかに売り出し方、取り上げられ方もあるでしょうし、それ以前にピアノそのもの腕前の素晴らしさももちろんあるのですが、「順子命」とまで自称する評論家が出現する一方で、熱狂的「気に食わん」な人をも登場させてしまう、良くも悪くも人をそこまで熱中させてしまう魅力(魑魅力?)の持ち主である(あった)ということがよーく分かりました。

オカハセちゃんねるさんからのコメント。

大西順子さんのビレッジバンガードのライブアルバムに入ってる演奏では『ネバーレッドミーゴー』が地味だけど大好きです。
彼女のピアノ演奏は【大地に足がガッツリ着いている】なんとも言えない説得力がありますね。

『ヴィレッジ・ヴァンガード』の「2」の方ですね。
今、改めて聴き直しているところですが、しっとりと落ち着いた感じがなんとも良いです。
ガンガン攻めなピアノも良いですが、こういう何気ない演奏に実力、真価が発揮されているように感じます。

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kamaichi2002さんからのコメント。

雲さん、こんにちは。

今回のSJ誌の論争大笑いしながら聴きました。
大西さんは僕の大好きな知的美人なので、伊達でもいいから、メガネをかけてほしいと思います(大爆笑)。精神的にはM男なので、彼女にビシバシ怒られたいです(笑)。

して、彼女の音楽ですが、ジャッキー・バイアードがルーツなんだろうかなぁ、という感想を持ちます。彼女の演奏には何の感興も得ません。
うまいけど。
うまければ、
打鍵が強烈ならいいというものでもないでしょう…。

音大出のピアニストなんだなーと思います。結局、クラッシックピアニスト挫折→(より簡単な)ジャズに転向という図式が透けて見えます。
ソロでクラッシック・ピアニストになるのは本当に大変ですからね。

あ、僕は変態的ジャズファンで、たまにグレン・グールド(のバッハ)やフリードリッヒ・グルダ(ベートーヴェン)を聴く程度の、ライトなクラッシックファンに過ぎません、ということを申し添えておきます。
ではまた。

>ジャッキー・バイアードがルーツなんだろうかなぁ、という感想を持ちます。
あたりに、「いーぐる」の後藤マスターと同じような見立て、というか大西順子感なんだなぁと感じました。

ドロマスさんからのコメント。

命!笑
大西順子さんカッコいいですねー!好きですねー✨
9月にブルーノート東京で観てきましたー🎉
ピアノの上にエレピを仕込んで、立って弾いたり座って弾いたり…
その後ろ姿!かっけー!笑
音もゴリゴリしていてかっけー!笑

行ったんですか!
ドロマスさん、カッケー!😀

人力飛行機さんからのコメント。

3週間前の私と博橋本さんのやり取りのことで主さんも色々言ってくださって有難いんですが(笑)ここで自分の感性を明確にしたい意味で、改めてコメントしてみたいんです。

⑴まず私の大西順子への嫌悪感が音楽以外のことで、それが腑に落ちないという方。まず音楽観として、自由で伸び伸びさせるのが私の考えるジャズ或いはポップス或いはロック。なんですよね。なので、あの動画の大西順子の態度というのがそれと正反対な感じがした。どこか軍隊みたいな。軍隊教官みたいな、そういう匂いがしたことで嫌悪感が増幅したんでしょうね。私の考えるジャズはああいう人がやるもんではない。私はそういう人の音楽は聴かない。という意味。

⑵私と、大西順子嫌いの女性は一緒ではないと自分では思っています。彼女の意見は大西順子が持て囃されることへの攻撃が混じっていると思います。私は大西順子が人気者であること自体はどうでもいいのです。もちろん音楽のおかげだろうが容貌のおかげであろうが。どっちでもいいのです。で、ジャズって何?という問いを孕んでたと思うんですよね。ああいう軍隊の教官みたいな人間に自己満足的に指示されるのがジャズなのかね?というね。私の一番問いかけたいのはあの動画でいうとそこだったんです。大西順子がどういう人かどういう音楽家なのかはたしかに二の次で、しかし、ジャズってああいうふうに纏めるものなのかね?という。それが私の嫌悪感の根本にある。
⑶⑵から伺われるとも思いますが私は日野皓正による中学生ドラマー殴打事件について多大な嫌悪感があります。で、あの動画の大西順子からあれと同じ匂いがしたことが、嫌悪感の大きな原因になってます。いまだにあの日野皓正事件には嫌悪感があるんですね。

だいたい私の感性についていま一度補足させてもらえば以上のようになります。宜しくです。

P.S-そこで終わりたかったのですがまだ言い足りないのが出てきました(笑)なのでもう少し。マルティン・ハイデッガーの指摘する概念でそ「総駆り立て体制」というのがあります。ドイツ語でGe-stellという。近代社会を特徴づけるもので、自然を用立て搾取するべく指示される人間。これに対応することが一人一人駆り立てられる。人間自身もその用立ての対象とされていく。これに対応できない人間は駆除される。これは資本主義であろうが社会主義であろうが変わりはない。この「集ー立Ge-stell」こそが近代を特徴づけるものである。非人間的な眼差しがそこに現れる。学校、軍隊また企業の規律にそれはもっとも現れる。そういう匂いがあそこでしたことも大きいですね。あれはただ偶然出たのではなくて、根本的・特徴的な感性があそこでポロリと出た。そう見えるんです。この人が元々持っているもので、これがあるからたぶんこういう人はどんな分野でも成功するんだろう。現社会では。社会が要求するものであるから。そういう感性があそこで視えたってことですね。勿論日野皓正事件でもあるものです。

あの場面をよく視ると、大西がイラついてる場面でベーシストがシラけているのが見えるんですねチラと。「また始まった」という感じで。なのでああいう仕草を良くやる人なんだろうと思うのです。謂われてるドラムが意に関せずという感じなのが救いですけどね。