【JAZZ座談会】2024/05/05 at 鎌倉・かまいち亭

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2024年5月5日の午後3時より、鎌倉はかまいち亭にて恒例のジャズオフ会の模様をライヴ配信…、のはずが、なぜかその日は、いつもに増して電波の状況が悪く(Wi-Fi環境が不安定)、一時、配信を断念。

しかし!

せっかく盛り上がってきた話題を逃すのも勿体無いだろうということで、電波環境が安定するまでの間、ジャズ談義(?)の一部を録音しておいたのですが、その一部をアップいたします。

コメント

人力飛行機さんからのコメント。

ジャズオフ会 time table 1
先日はkamaichi邸に招かれての宴会。非常に充実した時間を過ごさせてもらい、かつての動画コメント欄でのわが書き込みについて、改めてジャズ・リスナー大御所のご意見を賜ることもでき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。そのときにお会いしたそれぞれの大御所の方の印象を思い出すと、kamaichiさんは、「元企業の取締役。今は相談役で悠々自適」pvicさんは「中学校教頭先生。校長に変わり朝礼や全校集会で壇上に立ち話す日もあり。父兄PTAの対応も行う」高野さんは「元出版社勤務。今は電子トレードで在宅で金策専門家。副業でジャズ批評」というイメージ。

あと動画time tableで大体のところをあげます。私からの意見や質問を中心に。
0:00  ライブ配信の調子が悪いので音源を録音し、あとでUPしますとの予定変更が告げられる。
0:34  人力飛行機の自己紹介が中断してるのでもう一回改めて、との紹介あり、人力飛行機の自己紹介を改めて開始。ビートルズLET IT BEに始まる洋楽。日本のフォーク。大島渚、寺山修司の衝撃。小田実に心酔。徐々に吉本隆明を読み込む。1990年頃ジャズも聴き始める。が熱中はしない。
10:05  ジャズ外の音楽リスナー人力飛行機からジャズへの疑問。ジャズリスナーが音源を経巡るのは軽くないか。歌謡の世界では音源によって「あの夜、寄り添ってもらった、お世話になりました御恩」がある。ジャズにはそういう「あのときの恩」はないのではないか。歌ものと演奏ものの分野の違いがある。
15:18 歌の上手い楽器が上手いって何か。技術は皆無でも響く音楽があるのは何故かに誰も答えられない。
17:50 小林秀雄と吉本隆明の二つの批評で批評の大まかな型は分けられる。小林型は作品をダシにして自己の歌(詩)を謳う。吉本型は作者と作品の関係性を極める。時代性、社会、文学史、成育史、文体・・・。JAZZ誌上の座談会「Bitches Brew論争」寺島さん&野口さん&安達さんについてもクリアに腑分けできる。
24:50  後藤雅洋『ジャズ解体新書』(1992年)で後藤雅洋さんが唱えるjazzの聴き方は、知的ではない白紙の聴き方ー主観的ーを否定している。
26:55 『ジャズ解体新書』にはジャズ紹介の楽しい面もあり、レコードジャケットや本の写真も多い。
29:15 人力飛行機自己紹介続き。日本のロック。マンガ。歌謡曲。
35:32 pvicさんによる自己紹介。1990年代からジャズを聴き始める。それまでロックを聴いていたが面白くなくなってきたため。マイルスのKInd of Blueから。マイルス、クリフォード・ブラウン、アート・ペッパー。吉祥寺のジャズ喫茶に通い始める。高野さんの姿も視た気がする。「メグ」に怪しげな女性がいた。全身黒ずくめで店内をうろうろする。「東電OL」系だったようだ。「メグ」「A&F」「ファンキー」。野口さんの「アウトバック」。野口伊織さんの揃えたオーディオ・システムは凄い。御洒落で本格的なお店。そこで聴いて自分でもCDを買う。さっきライブ配信の前にかけた、サイラス・チェスナット、ケニー・バレルを今日持ってきた基準は。90年代からジョシュア・レッドマンとかサイラス・チェスナットとかを聴いた。「メグ」でもかかったし、disc union吉祥寺店でもかかってた。そのときかかってた奴をかけました。
46:35 高野「pvicさんとは年齢も近いし、同じ空気吸ってるなあと感じました。プロフィールとか好きなアレが。パット・メセニーとか出てきたあたりがリアルタイムで同じ。」
48:00 pvicさんの続き。ジョシュア・レッドマンやクリスチャン・マクブライド。M-BASE系。スティーヴ・コールマン、ジェリ・アレン、デニス・チェンバース。
48:50 高野雲さんによるM-BASE派の位置づけ。80年代初頭に新伝承派というのがありました。背景にフリー・ジャズ、フュージョンで4ビートっぽいのが失われたその反動があった。そこでウィントン・マルサリスというスーパーアイコンが現れた。4ビート&アコースティック復活。しかしウィントン・マルサリスは若い時に持て囃されたせいか、徐々に伝統主義、黒人文化を守る、を唱え保守化した。それへのカウンターとして現れたのがブルックリン派と言われる。ブルックリン派が唱えたのがM-BASE理論なのでM-BASE派とも言われている。発祥の場所も絶妙で、ブルックリンというダウンタウンである。

ジャズオフ会 time table 2
51:05続きの話の流れとしては高野雲さんによるブルックリン派やM-BASE理論の流れと思い出。スティーヴ・コールマンとその一派が一世を風靡。小川隆夫さんの分厚い著書『ジャズ・クラブ黄金時代』のなかに面白い話。セントラルパークを歩いていたら二人の若者がドルフィー&コルトレーンみたいにサックスの掛け合いをしている。あとからスティーヴ・コールマンともう一人であったと分かった。ルディ・ヴァン・ゲルダーの生誕100周年特集を『ジャズ批評』最新号でやっています。ルディ・ヴァン・ゲルダーはpvicさんが知ってるアルバムに関係してる。コルトレーンの最初のデビューアルバムのジャケット写真はルディ・ヴァン・ゲルダーの家の裏庭で撮ったらしい。サックスを寝かしてる写真。ローランド・カークとロイ・ヘインズのOut of the Afternoonもルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオで録音したらしい。サキコロ、ウォーキンもブルートレインも。
58:02 kamaichiさん自己紹介。今日が最後のオフ会じゃないですから。そんだけ。ウチのオーディオシステムを何万円でもいいですから引き取ってくれる人がいれば幸いです。スピーカーは全部JBLですから。jazz salon KAMAKURAで検索すれば出てきます。自分でレコード持って行けばかけてもらえますしkamaichiさん宅にもレコードがありますから爆音でかけてもらえます。(註:人力飛行機のPCで検索しましたが何故か出てきませんでした。何が原因かは分かりません。)そのときにどんな音なのかシステムなのか見積もることができます。面白いお客さんもいらしたそうです。失恋でColtrane live in Japanを爆音でかけて泣いていたお客さんもいたそうです。デトックス(解毒・浄化?)効果もあります。コーヒー300円。フード持ち込み料500円だそうです。
1:01:00 人力飛行機からkamaichiさんのようなジャズのオーソリティに質問。今晩、マイルスのアルバムを1枚聴くとしたら何。マイルスデイビスにハマったことありますか。今晩、コルトレーンのアルバムを聴くとしたら何。ジャズな話で取り上げたJAZZ誌上座談会Bitches Brew論争の感想は?kamaichiさんからのBitches Brew評価は?
1:06:00 kamaichiさん自身が「死ぬときにかけてもらいたい」(註:ご自分の葬儀でのBGMということ)マイルスデイビスのアルバムがあると言う。それは。前はコルトレーンのをかけて欲しかったが変わった。
1:07:16 人力飛行機からkamaichiさんに質問。コルトレーンのアルバムで一番好きなジャケットは?
1:08:50 人力飛行機からkamaichiさんに質問。ジャズの知識・見方として。マイルスデイビスは何故1975年から5年間沈黙したのか?
1:11:40 Aghartaに関する人力飛行機からのトランペット演奏の酷評について。当たっているのか。再検討する。
1:12:30 人力飛行機によるAghartaのトランペット酷評に1人だけ「いや、マイルスのトランペットはまったく正しい」と言った人がいた。その真意を高野雲さんが解説する。

ジャズオフ会 time table 3
1:19:29 高野「先ほどの人力飛行機さんの吉本隆明型批評の話がありました。しかしそこで抜けている要素があるんです。それは何かといえば」
1:22:12 あのときマイルスがロックの台頭によってもっと売れなきゃいけないと思ってくれて本当に良かった。
1:23:55 高野「人力飛行機さんへの返信で書きましたけど、中山さんからの引用で、だけどロックを取り入れるといっても、ストレートにできないがマイルスなんですよ。煮たり焼いたり必ず変化球ばっかり加えまくって別なものになっちゃう。それがマイルスなんですよね」
1:25:20 マイルス・デイヴィスの抱いていたコンプレックス。
1:26:24 芸能プロ社長のコンプレックスにもそれは通ずる。
1:32:57 コルトレーンのアドリブには繰り返しが多い。エリック・ドルフィーがいるとそこが目立ってしまう。
1:33:25 kamaichiさんが「コルトレーンのサックスはパーカー・フレーズを吹かない」と指摘。高野雲さんが補足。
1:36:38 エリック・ドルフィーはコルトレーンの生真面目さを緩めるために故意に笑わせる素っ頓狂なフレーズを入れていた?
1:38:51 ジョン・コルトレーンのアルバムOmについて。生きていればあそこに入信していた?
1:40:02 インパルスのジョン・コルトレーンのスタジオ盤では何を推すか。
1:42:08 人力飛行機が昔、Miles Davis live in Stockholm 1960 completeを聴いたらポール・チェンバースのベースが聴き取りにくい。何故?に高野雲さんが答える。
1:49:24 pvic「配信をお待ちしている方がいらっしゃいますよ。」TAKESI0506さんから「ライブはまだスタートしませんか?」という問い合わせが来ていますとのこと。
1:50:05 pvic「kamaichiさんのオーディオで聴いていたらまた聴きたくなりました色々。」kamaichi「何を?」pvic「ジャズを(笑)」kamaichi「今かけたいんだけど」pvic「何を」kamaichi「Bag`s Groove」pvic「かけましょうよ」kamaichi「いや、配信してると、著作権、引っかかっちゃう」pvic「ああ、そうですね・・・」高野「もう私、もうリーチですから。あと一回切っちゃうとバンされちゃう」pvic「そりゃいかんですね」
1:50:53 高野「これでじゃあやってみます?」kamaichi「おかしいな。だってこれとこれがつながってるんだから」高野「これの速度次第なんですよ。これが遅いともう」kamaichi「そうかもしんない」
1:51:20 高野「じゃあこれでライブ配信を。」
1:51:33 高野「お、お、ようやくつながりましたよ。これで話しますか。じゃあこっちのほうは、もう切っちゃいますね。・・・じゃあありがとうございました。続きはライブ配信で」

という具合にこの動画はお仕舞になってます。(了)

先日はお疲れ様でした。
そして、動画のまとめ、大変な作業だったでしょうに、ありがとうございました!

人力飛行機さんからの返信。

いえいえtame table作りは思い出しながらの作業で楽しかったですハプニングあり、論議アリ、面白い会だったですね!

御駄賃取郎さんからのコメント。

オフ会ご参加の皆様、おつかれさまでした。連休終盤の日なのでネットもつながりにくい?状態だったのですかねえ?笑
昨日、おとといと、計3度拝聴させていただきましたが、巨匠ぞろい?の会話の内容についていけず苦労しました。笑 かたられる人物の著書は名前は知れども、1冊も読んだことがないので余計チンプンカンプンなのでした。笑

自分は父親への強烈な反感からか、左翼系の人物には全く興味がなかったので余計ですかね?

聴きとうしての印象は 「寺島さんはかなり誤解されているなあ」「評論家のポジショントーク?」・・なるほどなあ・・というところでしょうか。

「音楽は好きなものだけ聞けばよい」という寺島さんもジャズにかんしては一応オール・ジャンルを聞いたうえでの原点トークだと想いますがねえ・・・そのうえでああした本をだすことはかなりの勇気がいることだと思います。

いずれにせよ、貴重なお話が拝聴できました。ありがとうございました。^^

追伸 人力飛行機さんでしょうか?「文章によるオフ会の概要」とてもありがたかったです。ありがとうございます。

またしても「3回」!
凄いです。
というかありがとうございました。
でも、飽きませんか?!(笑)