アル・ヘイグとエロール・ガーナーと衝動買い

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動画「雰囲気心地ちよし!アル・ヘイグ・カルテット」(こちら)に視聴者さまよりいただいたコメントを紹介した動画をアップしました。

コメント

御駄賃取郎さんからのコメント。

私のつたない経験内での話ですが、昔はよく、ジャズとかクラシックの「それぞれのマニア(お通・痛?)さま?の集まりによく参加していました。そこで感じたそれぞれのジャンルのマニアの気質の違いにはおもしろい傾向がありました。
ジャズ・マニアの集まりでは「これしらんだろ?でもいいだろ?」的な自慢の傾向が強かった印象ですが、クラシックの場合は「・・・ぐる~~っとまわって?モーツアルト!こそ最高」という傾向がありました。

そういえば昔六本木にあったWAVEのクラシック売り場には別室で「モーツアルティアン・コーナー」なんていう専売部屋がありましたし、ほかのクラシックの大きな店でも同様な傾向がありました。

だからジャズのお痛さまのあつまりで「おれ、オスピが好きだわ」なんぞといおうものなら一斉に「その理由を詳細にここでのべてみよ」なんぞといういじめ?がありましたが、クラシックでは「・・・やはりモツ・レク(~のレクイエム)をよくききます・・」とかいうと、みんないきなり身構えるのでした。爆^^

エロール・ガーナーは「天気の良い朝、一番に聞きたいジャズ」なのですが、とくに「パリの印象」が大好きかな?

雲さんがおっしゃるとうり北国の寒い街にはアル・ヘイグがピッタリきますよね?^^v

クラシックの集まりは参加したことないのでわからないのですが、あくまで想像なんですけど、その“集まりの空気感”。たとえるなら、ジャズ・マニアの集会は骨董市、クラシック・マニアの集会は高級茶室みたいなもんですよね。

いや、そんなおセレブな感じじゃないのかもしれませんが、よくわかりませんけど、誰かが言ってましたけど(いーぐるのイベントでかな?)芸大だっけ?クラシックの先生だっけ? それも忘れちゃったんですが、クラシックの偉い先生(演奏家じゃない)は、ホモ?おかま?おネエ?その分類の差、よくわかりませんが、「男っぽくない喋りの男」が多いらしいわよん(ハート/謎)

ジャズマニアの集まりって、初心者の頃の私は勝手なイメージで「こんなのも知らないの?」的なマウント合戦をイメージしてい単ですが、あんまり私の経験上はそういうことなかったですね。教えてもらう、教える、つまり互いに守備範囲外のことを教えあうという感じでした。

ま、ところかわれば意味情報戦・探掘戦的な要素が強い集会もあるのかもしれませんが。

対してクラシック界隈は、ぐるっと巡って、
「やっぱりモーツァルトは神ですね」
「そうですね。K.466の二楽章のカンタービレこそ至高…」
なんていう、“知の巡礼”みたいな落ち着いた美学の共有があるんですが、これもまた私の勝手な妄想やもしれませぬ。

ぐるっと巡って帰ってくる場所、これは色々な分野にありますよね。
クラシックだとモーツァルトなんですね?

ジャズにだと、ルイ・アームストロング? ベニー・グッドマン? グレン・ミラー?
みんなモダンジャズ以前のものばっかりですが、やっぱりモダンジャズの場合だと、原点回帰の磁力みたいなものがあるとしたら、私としては、お駄賃さんが嫌いなチャーリー・パーカー、かなぁ。
最近の私の気分、まさにそこなんです。

何十周まわったかもう記憶もおぼろげなジャズ遍歴の果てに、気がつけばまたSAVOYレーベルのパーカーに戻っているという。

《ココ》や《バード・ゲッツ・ザ・ワーム》を聴かん日は落ち着いて眠れぬ日々が続いておりまする。

あのテンション、常軌を逸したテンポ感、リズムの揺らぎと鋭利な即興性。

でも、パーカーって、回帰する場所というより、螺旋の中心なんですよね。私にとては。なんかフリーもモードもパーカーの周りをぐるぐる回って、そういえばSAVOYには《メリー・ゴーランド》という曲もありましたね。

だから、「ああ、やっぱり原点はパーカーだよね」みたいな懐古の感慨ではなくて、毎回なぜか新鮮に感じる。
録音の古さとか、アドリブの旋律とか、ではなくて、これはやっぱり時代を超越したスピード感とか滑らかさなのかもしれません。

マニアがたどるグルグル歴って、勝手な妄想ですが、
ハードバップ命期
⇒知られざる音盤掘り出し時代(マウント期)
⇒70年代ライナー文化の洗礼期(語りたがり期)
⇒ECM神話期(静謐と哲学期)
⇒アフロ系リズム探訪期(身体性回帰期)
⇒スリー・ブラインド・マイスに泣く夜
⇒突然のサッチモ期(なぜか時計が凄まじく巻き戻される期)
⇒やっぱビバップだよね期

…というように、まさに人生の数だけ通過点と回帰点があるのがジャズ歴長い人なのかもしれません。

永井勉さんからのコメント。

お駄賃さんありがとうございます・・・W
菅野邦彦さんの曲を何曲か聴いてみました・・・
エロ―ル・ガーナ―的でもありチックコリア的でもあり
凄く多才なプレーヤーですよね!!
興味が湧きました・・・m(__)m

御駄賃取郎さんからのコメント。

すいません・・。「念のための確認」として皆様にお尋ねしたいのですが「菅野邦彦」さんの読みは「スガノ」とばかり思っておりました。ほかにも「音場定位」はおなじく「おんじょう ていい」とばかり読んでいましたが、某オーディオサイトでは「オンバ テイイ」と読まれていました。(それもかなりのオッチャンに)
これって単なる私の思い込みによる読み違い?なのでしょうか?

菅(スガ)元総理と菅(カン)元総理も間違いやすいので、私は「ボケカン」と「イラカン」と使い分けています。。(^^ゞ

オカハセちゃんねるさんからのコメント。

なるほど〜アルヘイグは前世は日本の東北地方の農村部に住むお百姓さんだったのかも知れません(笑)

オカハセちゃんねるさんからのコメント再び

確かに店頭でかかったレコードでピンと来たものは家に帰ってもよかったりしますね。
ただ、昔ディスクユニオンか何処かは忘れましたがジャズ専門のレコード店でコルトレーンの『オム』がかかった時は、出だしからまるで悪魔教会の儀式の実況録音のような危なさを感じたから店頭で最初に聴いたら買わなかったかも知れません(爆)。

悪魔教会の儀式🤣🤣

4ビートのジャズがチーチキ鳴っている状態がデフォルトという当たり前というか空気のように当然だと思えるような店内の空気の中、いきなりその安定した空気がぶっ壊れること確実な『オム』の出だしは、たしかにショップの店頭で流れ出したら、ぶっとびまくって「なんじゃこりゃ、誰が買うかい!」となってしまうかもしれませんね。

私の場合は、中身がどんな音かを知らず、店頭で買って帰って、家で聞いたらのけ反り、仕方ない、買ってしまったから最後まで聴くかという感じでしたけど、店頭で鳴っていたらおそらく買ってなかったでしょうね。

まあ、冒頭を除けば、後期コルトレーンミュージックっぽいよねぇ(というか、後期コルトレーンミュージックなんですが)という内容ではあるのですが。

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