【記録音源】ビリーズ・バウンス/ジャムセッション記録

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2024年12月に都内のジャズハウスのジャムセッションにベースで参加した時の音源です。

曲は、《ビリーズ・バウンス》で、ドラム無しの編成。
アルトサックス、ピアノ、エレベというトリオです。

コメント

MrNOBUchanさんからのコメント。

「パーカー・ウィズ・トリスターノ」(Bird’s Nest)に、チャーリー・パーカー(as)、レニー・トリスターノ(p)、ケニー・クラークの三人によるトリオ演奏が2曲収められていますが、ここでケニー・クラークはドラム・セットではなく、スネアの代わりに電話帳(telephone book)を叩きながらセッションに参加しています。なぜかそのセッションを思い出しました。

お聞きいただきありがとうございます!

そんなセッションあったんですね!
興味あり!探して聴いてみたいと思います。

トリスターノの音楽や、トリスターノ派の演奏は、パーカー、ガレスピーをはじめとするビ・バップのカウンターというか、異なるタイプの同時代のジャズというような紹介のされ方がされていますが、個人的には両者のアプローチ、発想はかなり似ているものがあると思っています。

もちろん、肌触りの違いとか、リズムに対する考え方の違いはあるにせよ(トリスターノはリズムにメトロノーム性を求めた/それた嫌でジミー・ギャリソンはレニーのところに習いに行くのをやめたという逸話があります)、既存の曲を下敷きとして、新しいメロディを作るという発想は、両者は共通していますからね。

いわゆる、コントラファクト (Contrafact)というやつで、既存の有名な曲のコード進行(ハーモニー)をそのまま使用し、それとは全く異なる新しいメロディーを乗せて作曲する手法ですね(これにより、著作権料を払うことなく、人気のコード進行で演奏することができるという)。

良い例が《ホワット・イズ・ジス・シング・コールド・ラヴ》だと思います。

このコード進行をもとにタッド・ダメロンが《ホット・ハウス》のメロディを書き、パーカーとガレスピーコンビがよく演奏してこの曲を世に知らしめた感があります。ビバップの代表曲と言っても良いでしょうね。

それとは別に、トリスターノ陣営の方では、《サブコンシャス・リー》。
弟子のリー・コニッツがメロディをつけていますが、このメロディ、かなりトリスターノ的というか、トリスターノの赤ペンが入っているような気がしますw(コニッツら弟子は、レニー先生にこの曲に違うメロディをつけてきなさいという宿題を出されて、新しいメロディを先生のところに持っていくと、もっとこうした方がいいと添削されていたようです)。

土台は一緒でも、曲、というかメロディは全く違いますし、演奏者も違えば、そこに立ち現れる雰囲気もまた別物になりますが、だからこそ、ビバップとトリスターノ(クールジャズ)は全然別物の音楽だと認識されていたんでしょうね。

ところで、この電話帳の逸話で思い出したのですが、バド・パウエルの『ストリクトリー・コンフィデンシャル(アット・ホーム)』というアルバム、これ、渡仏時のパウエルと親交のあったフランシス・ポウドラ(パウドラ)の私家録音の音源のアルバムなんですが(ご存知だと思いますが)、バックでちょこっと聞こえるブラシの音、あれ、レディー・フランシス(あ、これは映画で呼ばれていた名前か)が叩いている、いやこすっているんですよね、ブラシで紙を(ご存知だと思いますが)。

これがなかなか良い雰囲気で私は好きです。

ジャケット写のパウエルの笑顔も良い表情ですし、リラックスした雰囲気が伝わってくるので(それでもタッチはやっぱり強いなぁ)、大好きなアルバムです。

パーカーのアルトに、トリスターノのピアノ、サックスとピアノはあったんだけど、ドラムセットがない場所での録音でしょうか。ケニー・クラークほどの名手なら、聞かせるブラッシュワークなんでしょうね(スティックだったりして)。

ケニー・クラークのブラッシュワークといえば、またパウエルに話が戻るんですが、渡欧後のパウエルの演奏姿の映像をいくつか収められたDVDを持っていまして、現地のリズムセクションとの共演なので、ベースはピエール・ミシェロ、ドラムがケニー・クラークとやっている映像がインパクトあって良いんですよね。

録音かミックスのバランスなのでしょうか、妙にケニー・クラークのブラシの音が前に出ているような気がして、そしてブラシとスネアがアップになるシーンも多いので、私はこの映像を通してケニー・クラークのブラッシュワークが気になり始めました。
そして、よく演奏される《ジョンズ・アベイ》、そう、ブルーノートの『タイム・ウェイツ』に収録されている循環ナンバーですが、この曲はそれまであまり好きではなかったんですが、この映像を見てからというものの、少しずつ《ジョンズ・アベイ》(ジョーンズ・アビー?)というナンバーが好きになってきました。

ケニー・クラークのブラッシュワーク、いいですよね。
もちろん、パパ・ジョーンズ(ジョー・ジョーンズ)のブラシも安定感と躍動感があって好きですが、二人とも名手って感じです。

永井勉さんからのコメント。

いいすね・・・・サックスの方が以上に上手いですね・・・W
残りの2者はなんとか頑張っていますね・・・・・
なにより50歳を過ぎてもまだ現役プレーヤーとして活動している雲さんの姿に
感動しています!!!!!!

ありがとうございます。

四捨五入すれば60のジジイ間近のオッサン、なんとか頑張ってます😂😂
ちなみに、アルトもピアノも(たしか)20代の女性です😂😂
四捨五入すれば60のジジイ間近のオッサン、まだまだ頑張るぞっ😂😂

永井勉さんからの返信。

感化されます!!!!!
現役だった100分の1でしかプレイ出来ない現在を恥じます・・・・

>現役だった100分の1でしかプレイ出来ない現在
ああ、この感覚わかります。
私も40代になってからはめっきり人前でやることなくなってしまったので、そうすると衰えるんですよね。技術的なこともさることながら、感覚の反射神経みたいなもの? もちろん家の中では時々練習することもあるんですが、室内での「指の体操」だけだと結局のところ自己満足になっちゃうんですよね。ストレッチばっかりやって試合に出ないスポーツ選手みたいな感じ?
やっぱり人前でやる、人と合わせる緊張感みたいなもの?これって向上のためには必要なことなんじゃ無いかと、しばらくぶりに人と合わせて改めて痛感した次第であります。

永井勉さんからの返信。

楽器は飾り物ではないんよね・・・涙

飾ってました😂
飾ってニヤニヤ眺めてました🤣

2024年12月16日 18:54