一気聴き!『コンプリート・プラグド・ニッケル』(マイルス・デイヴィス)ショーターいいね、ハンコックいいね。

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久々にマイルス・デイヴィスのライヴ盤ボックスセット『コンプリート・プラグド・ニッケル』を通し聴きをしてしまいました。

そのことについて語った動画をアップしました。

コメント

龍 大阪さんからのコメント。

ファンクミュージックに関して、丁寧な返信いただきありがとうございます。今回の動画とは、ちょっと話題がそれますが、少しだけ(笑)
雲さんは、スペクトラムというバンドを覚えていますか?
⇒Tp208 スペクトラム イン・ザ・スペース
初めて見たとき、「なんやこいつら」という感じだったのですが、まあ、曲自体はかっこいい。
今、いろんな音楽ジャンルのことが多少わかった私はアースウィンドアンドファイヤーのバチもんではあったのですが、衣装といい、ファンクのノリを一所懸命やってるし、サウンドの質も悪くない。
そういうことで言えば、ジャクソン5を真似たフィンガーファイブはうまくやったといえる。
この、かっこよさはどこに起因してるかと、私は思索したのですが、16ビートが主な要因であると結論しました。
そして、プラグド・ニッケル。
これは、エピソードがよく取りざたされていて、マイルス以外のメンバーが、「いつもやってるリック(お決まりのフレーズとかツッコミ)を一切やめて演奏してみない?」みたいな打合せをしたらしいですね。
それが評論家がよく言う「腐りかけのトマトみたいな演奏」という評になってるのでしょう。
誰も言わないけど、「プラグド・ニッケル」というライブハウスの名称、すごくね?そして、日本で発売されたLPジャケット。なんか電子機器のプリント基板がダーンと描いてあって。「これヤベエ奴じゃん。買うのやめとこ」と若者だった私は思いました(笑)
これ以降のマイルスは、より前衛性を加速して、特に、スタジオ録音では攻めた曲を録ることになったのかも。
そして、16ビート問題に再び戻ると、「マイスルインザスカイ」「インナサイレントウェイ」は16を意識している。インザスカイでは、一曲目は8ビートっぽく聞こえるけど、少し16が入っている。インナサイレントウェイは一曲目「Shhh Peaceful」がもう16ビート的にトニーがハイハットで「チキチキ」やってる。そして、マイルスがエレクトリック化したときに、何をしたかというと、モード奏法を復活させた。これもジャズ評論家が解説してるのを見たことがない。エレキ化と16ビートの導入とモードジャズの復活が合わさったのが、1970前後のマイルスミュージックなのかな?と思います。
16ビートのフィーリングの原点がどの辺にあったのかとリズムという点で、過去のマイルスの演奏を聴くと、「プリンスオブダークネス」あたりだなあ、と思います。トニーのドラムは4ビートから離れて16ビートの感覚で叩いている。

>雲さんは、スペクトラムというバンドを覚えていますか?
はい、存じあげておりますw

このバンドを知ったのは、大好きな漫画『エリア88』のサントラを買って聴いて「なんだ、この妙に一体化し過ぎているブラスユニットは!」とノケぞったことがキッカケです。

ただ、これ以外の「本業」の方のスペクトラムの活動や曲は知らずに、今回ご紹介いただいた動画を見て「なんじゃこりゃぁ!」と爆笑ノケぞった次第でありますw

なんじゃこりゃあ、アース(・ウインド・アンド・ファイヤー)じゃん!

まさに、おっしゃる通り、
ジャクソン・ファイヴ⇒フィンガー・ファイヴ
と相似形ですね。

てか、フィンガー・ファイヴのグループ名って、
ジャクソン・ファイヴをもじっているからといって、
いくらなんでも「指5本」って、あんたそりゃないだろ!って今となっては笑えますw(メンバーのお母さんが命名したらしいですけど、
サングラスをかけたアキラのお面は、当時の小学館の学習雑誌の付録にもなっていましたから、当時(私が幼稚園の時くらいかな?)の人気っぷりは凄かったんでしょうね。
リンリンリリン…くらいしか記憶に残ってませんけど、まあキャッチーでしたね。
、今、頭の中でリンリンリリンの曲が鳴ってるんですが、やっぱりアキラの高音の声や伸びが綺麗だなって感じがします。
もちろん幼少時の私がそのようなことを直観的に気づいたわけでは全然なくて、このことに気が付くきっかけとなったのは20代にジャクソン・ファイヴを聴いたことで逆にフィンガー・ファイヴって真似かもしれないけど、意外と下地はしっかりしてるんだなと思った次第です。『BEN』のマイケル・ジャクソンは、やっぱり素晴らしいですよね。

ところで、話変わって《プリンス・オブ・ダークネス》なんですが、この曲は好きなので結構よく聴くのですが、このトニーのドラム、そうですか16の原型か、どうかという感覚では聴いてませんでした。

むしろ、ジャック・ディジョネットが叩く4ビートの原型みたいな感じに受け取ってました。
キース・ジャレットのスタンダーズで、速い4ビートの曲で盛り上がってきた時のィジョネットのドラミングの原型みたいな4ビートかなぁ、そういえばジャックはマイルスバンドにおいてはトニーの後釜だから、影響受けてないはずないもんなぁ、なんて漠然と思ってました(あくまで感覚なのでテキトー書いてますw)。

>なんか電子機器のプリント基板がダーンと描いてあって。「これヤベエ奴じゃん。買うのやめとこ」
あはは、実は私もw
サングラスかけて力強くラッパを吹いているジャケットの『クッキン・アット・ザ・プラグド・ニッケル』もありましたが、なぜか、ジャケットのイメージから聴く気がおきず遠ざかっていました。
日本版のボックスセットが私の最初に聴いた「プラグド・ニッケル」でしたw

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