岩浪洋三・著『モダン・ジャズの名演名盤』(立風書房)の第5章「バリトン・サックス/クラリネット」の箇所を読んだ動画をアップしています。
コメント
御駄賃取郎 さんからのコメント。
記憶違いかもしれませんが・・・昔、スコット・ラファロのアルバムを集めていた頃、たしかトニー・スコットと演ったレコードがあったような?・・・でも内容はほとんど記憶にありませんが、アルファレコードからの発売でした。
現在ではクラリネットが話題になることはほとんどないようですが、個人的にはアーティ・ショウ楽団の「二人ぼっち(アロン・トゲザー)」はよくバンド・コピーしたものでした。
またトルコレーンの「ジャイアント・ステップス」をバスクラリネットでやったり、ドルフィーのような斬新なスタイルも好きですが、ウディ・ハーマンビッグ・バンドの「ジャイアント・ステップス」こそ、今も私の最大のビッグ・バンドジャズ・愛聴盤です。
モダン以降の(いわゆるビ・バップ的語法もOKな)クラリネット奏者といえば、私の場合は真っ先にバディ・でフランコの名前が挙がるんですが、昔クラリネット吹きだったかまいちさんからトニー・スコットもスゴいでっせぇ〜、おしっこチビりまっせ〜と、いくつかの「エグい」音源を紹介されて、ほえぇ、すげぇなトニー・スコット、ダテに『トップ・ガン』やってねぇなぁ、なんて思ったものです(映画監督のトニー・スコットは同名の別人です、ハイ)。
かまいちさんから紹介された音源の中にはビル・エヴァンスと演っているものもありましたが(ア・デイ・イン・ニューヨーク)、はて、スコット・ラファロいったっけな、いないよなぁ。たしかミルト・ヒントンとかヘンリー・グライムスとかだったよなぁ。
なので、ネットで探してみたらありました。ダウンロード用音源としてアップされているサイトばっかり見ていたので、ネーミングも『トニー・スコット・フィーチャリング・ビル・エヴァンス』とか『トニー・スコット&ビル・エヴァンス』とか、 ネーミングもまちまちですね。
いずれにしても未聴、聴かねば。
トルコれぇんの《スイアント・ジャテップス》をバスクラでやったんですか!これは凄そう、興味あり。そういえば、バスクラ以外にも、トニースコットはバリトンサックスも吹くんですよね。
持ち歩くの大変そうw
(毎回セッションごとに全部持ち歩いていたわけではないのでしょうが、ドルフィーはいつもスタジオからライブハウスなどに移動する時など、常にバスクラ、アルト、フルートの最低3つは持ち歩いていたそうです、重そうで大変ですね)
話変わりますが、今回YouTubeのサムネを作る際にトニー・スコットの画像を色々探したんですが、若い頃じゃない頃(若い頃はいかにもアメリカン・サラリーマンって感じのルックスでした)のヒゲ生やしルックスって、なんだか仙人かアメリカのニューエイジなカルト団体の教祖みたいだなと思って調べてみたんですが、1964年に思いっきし「禅」なアルバム出しとったのね。
『ミュージック・フォー・ゼン・メディテーション』。
ジャケットが思いっきり鎌倉大仏のような仏像。
このジャケット、ディスクユニオンのような中古ジャズCDコーナーで引き当てたら、思いっきり引いてしまいそうなジャケットですなw
もちろん、聴いたことないです。
なので、調べてみました。
フォーマットは、尺八と琴と、トニー・スコットのクラリネットの3人による変則(超変則?)トリオ。
しかも、なんと、レーベルがヴァーヴなんですね。
現在は「ニューエイジ音楽の最初のアルバム」とみなされているのだとか。
東洋思想にも傾倒されてたんですね、トニー・スコット。
さらにその数年後には今度は『ミュージック・フォー・ヨガ・メディテーション・アンド・アザー・ジョイズ』というアルバムも出してますね。
今度はインド?
シタールとのデュオです。
収録曲を見てみると、ヨガをやってたり、スピ系の人(スピリチュアルにハマっている人)の中ではお馴染みのワードばかりw
「プラーナ」(生命力)
「シヴァ」(第三の目)
「サマディ」(究極の至福)
「ハレ・クリシュナ」(クリシュナに敬意を)
「ハタ」(太陽と月)
「クンダリーニ」(とぐろを巻いたもの=蛇の力)
「サハスラーラ」(最高のチャクラ)
「トリヴェーニー」(神聖な結び目)
「シャンティ」(平和)
「主クリシュナへのオマージュ」
もう完全に「あっち」の世界。
私も一時期、社会人になりたての頃、とにかく社会人は体力じゃ!持久力じゃ!倒れたらダメなんや!体力だけじゃなく気力も充実しとらんとあかんのじゃ!ということで、短期間ではありますが(2ヶ月くらい)、新宿の日清パワーステーションの裏のビルにあった内藤景代さんのヨガ教室に通っていたこともあるので、そういったスピリチュアルチックな言葉とか世界にはちょっと興味あるんですよね。
なので、面白そうだと思いました。
今度聞いてみよっと。
それにしても、アローン・トゥゲザーが「二人ぼっち」は名訳ですね!
2024年12月2日 13:34