スリリング!プラグド・ニッケル、ロスト・クインテット/マイルス・デイヴィス

投稿者:

先日アップした動画「選ぶの大変!マイルス・デイヴィス・好きなアルバム」(こちら)に、視聴者の皆さまからいただいたコメントを紹介した動画をアップしました。

コメント

永井勉さんからのコメント。

こんばんは永井です・・・
私は最初にSo Whatを聴いた時にあれ??
と思いました・・・それはブルース感よりはポップ感
の方が強い感じがしました・・・m(__)m
このSo Whatのリフが凄いんです・・・
ジャズを超えてファンクだと思ってます・・・
それから、速さはなくても歌心は十分持っているプレーヤーだと
思います・・・特にスローな曲でけだるい世界観を吹かせたら
ダントツかもしれません・・・m(__)m🎺🎺🎺

博 橋本さんからのコメント。

電化マイルスからちょっと離れた生活の中では『プラグド・ニッケル』が発売された事は事件でした。
私(飽くまで私のみ)にとってどうしようも無かった70年代半ばのジャズ事情のどさくさの中で「これが聴きたかったんだ!!!!!」の突発事故の様な出来事でした。CD も買いました。vol.1, 2 のやつです。
マイルスのライブ(結局、電化時代も含めるのかな😅)は全作⭐⭐⭐⭐⭐😃

created by Rinker
ソニーミュージックエンタテインメント
¥1,416 (2024/11/21 17:39:25時点 Amazon調べ-詳細)

電化マイルスのアルバムが出た後に『プラグド・ニッケル』が発売されたんですね。
時系列が逆だったんだ。
もしかしたら、CBSとしてはアコースティック4ビート時代のマイルスのファンが、エレクトリック路線のマイルスから離れていってしまうことを懸念し、『プラグド・ニッケル』を発売することで「今では電化サウンドだけれども、少し前のマイルスは実はこんなに凄いことアコースティックでやっていたんだよ」ということで、オールドファンの関心を再びマイルスに向けようとしたのかもしれませんね。

博 橋本さんからの返信。

そうですね。取り敢えず電気の新譜が優先だったのでしょう。
しかし電化と共に映像も豊富に残り、動くマイルスに出会える機会は格段に増えました。これは満喫しています。
如何せん、サウンドは『プラグド・ニッケル』の引きが強いです😆😆😆

>如何せん、サウンドは『プラグド・ニッケル』の引きが強いです😆😆😆

サウンドの引きも強いですし、
それに「ぷらぐど・にっける」というライヴハウス名の語感もなんか強烈で引き付けるものがありますよね。
「穴の開いた(打ちぬかれた?)5セント硬貨?」
いずれもインパクト大です。

博 橋本さんからのコメント。

これは聴き飽きません。
電化マイルスは観て楽しみます😅
与太郎です♬

>電化マイルスは観て楽しみます😅
たしかに、この楽しみ方は「アリ!」ですね。

博 橋本さんからの返信。

>「穴の開いた(打ちぬかれた?)5セント硬貨?」
なるほどね。そうでしたか。有り難うございます。

昔の大工や職人さんが耳栓みたいに銭湯代やたばこ銭用の小銭を耳の穴に嵌め込んで歩いている様子を思い浮かべていました😅😅😅

>大工や職人さんが耳栓みたいに銭湯代やたばこ銭用の小銭を耳の穴に嵌め込んで歩いている様子
なるほど😄
なかなか風情がある昭和な風景ですね~。

あと、すいません、いろいろと調べてみたら、プラグドニッケルって、「いかさま(偽)硬貨」という意味もあるそうです。

1920年から1950年代ぐらいまでに使われた「偽物硬貨」があったのだそうです。

その硬貨は19世紀末に出現したもので、アメリカの南部から、シカゴのような大都市、さらに労働者が多いデトロイトのスラム街や場末の酒場、盛り場などで使われていたコインで、これは本物の5セント硬貨を加工して作られたインチキ硬貨だったとのこと。

この偽コインは、ジュークボックスやピンボールのようなゲーム、地下鉄に乗るときのトークンなどに使われていたようですね。
支払う相手が人間だと「ニセモノ」だということはすぐにバレてしまいますが、当時の機械相手だったら、サイズと重さが合っていればニセモノ硬貨と判別されませんからね。

このような背景から、

ニセもの硬貨⇒ヤバイ、犯罪の匂い

⇒ヤバいジャズの演奏(ヤバイ演奏が行われる場所)

というような意味にも転じて語られるようにもなり、実際、マイルス以下、ショーターもトニーもハンコックも皆「ヤバい」演奏を繰り広げています。

音楽から漂う雰囲気と、ライヴハウスの名前が一致しているという、なかなか素晴らしい結果になっていますね。

博 橋本さんからの返信。

>音楽から漂う雰囲気と、ライヴハウスの名前が一致しているという、なかなか素晴らしい結果になっていますね。

詳しく有り難うございます。
インチキ硬貨でジューク・ボックスやピン・ボール。路地裏感が伝わるナイスな店名です♬

>路地裏感が伝わる
そうそう、まさに「路地裏感」!
言い得て妙です。

しかも、知的でシャープ!
もう言うことありませんね。

中山康樹さんは『マイルスを聴け!』でこう書かれています。
“これがすなわち、ジャズ史にさん然と輝く、ギャングの街シカゴでのケンカ、いや《プラグド・ニッケル》における伝説のライブ・セッションなのである。ホントにこれはすごいのだ。”

博 橋本さんからの返信

>しかも、知的でシャープ!

真っ向からの真剣勝負。
マイルスの ”シン・喧嘩セッション” 😅

そう、「シン」なんです。
早く「シン仮面ライダー」観たいな~😆

人力飛行機さんからのコメント。

0:00冒頭でI Am the Walrusさんというハンドルネームの意味について話されてますが、これってビートルズの1967年の曲名だと思うんです。アルバム『Magical Mystery Tour』収録。あとシングル盤「Hello, Goodbye」のカップリングですね。この方はビートルズの曲は知ってる方だと見受けました。主さんはご存じないんですねえまあHello, Goodbyeのほうが有名でI Am the Walrusは公式ベストアルバム『1967-1970』収録な割には大ヒット曲ではないからでしょうね。私はマイルスも好きですけど先に好きになったのはビートルズで書籍やインタビュー本も読むビートルズ関連マニアから音楽歴が始まったので。3:30からはロスト・クインテットのブートの話。Directionsで始まる日はたしかに多いですね!あの編成のあの曲はたしかに興奮しますね!テーマの前にしばらくアドリブが続いてやがてアノおなじみのテーマがきて。あのアドリブがまた激しいから。あれで既にテンションが最高潮になるという。そこからまたメドレーで色んなつなぎになっていく・・・あのバンドは良かったですね。4:05「もっともっとロスト・クインテットが正規版で出てくれたら」も同感ですねーいい音源ありそうですから。「こんなことやってたのか」もそうで、レパートリーが新旧おりまぜてで楽しいし演奏は過激だし。6:23「ロスト・クインテット好きな人はプラグド・ニッケルも好きという法則がありますね」もそうですね!当時はマイルス以外のメンバーがフリージャズの洗礼を受けて、それで従来の自分たちの演奏に飽き足らなくなり云々・・・と何かで読んだような・・・アレも良かったですねー