バド・パウエルの《ウン・ポコ・ローコ》は、
チック・コリアや
秋吉敏子、
ボビー・ハッチャーソン、
アル・ヘイグなどのジャズマンがカバーしています。
しかし、オリジナルの演奏と、カバーの演奏はなぜか、肌触りがまったく違う。
逆にカバー演奏は、それぞれなんとなく醸し出ているテイストには共通するものがあるんですね。
パウエル・トリオの演奏のみです。
あの妖気ただようムードがむらむらとにじみ出ているのは。
その怪しいムード作りに一役も二役も買っているのは、じつは、ローチ説。
ドラマーのマクス・ローチね。
というわけで、
動画をアップしました。
あなたが好きなのは、
テイク1?
テイク2?
テイク3?
コメント
Ken Konishiさんからのコメント。
コメント返し有難うございます。意図的猥雑はどうなんですかね?聞き手にとってはなかなか分からないと思います。アドリブの魅力は瞬間芸術にあると思うので意図してやられるとつまらないかも。天然の魅力もジャズの大きな要素だと感じますね^^
私もその通りだと思います。
音のコスプレテクニックを追求しているようなもので、モノマネ名人になりたいならいいんですけど、ジャズは本来もっとスポンテーニアスなものですからね。
Ken Konishiさんからの返信。
そうですよね。自分の大好きなチャーリー・パーカーはスポンテーニアスのオンパレードですね。初期のジェイ・マクシャン・バンドでのパーカーは他のミュージシャンとはアドリブ・フレーズで一線をかしています。Footie Bluesでの短いアドリブは凄いモダンで最初に聞いたときぶっとび・・ましたです。
失礼しました。FootieではなくHootieです。
早春さんからのコメント。
コメント返しをして頂きありがとうございました!早速拝見させて頂きました。“不整脈”、“空気の歪み”等、その様なレトリックが使えると、表現の幅が広がるんだろうなぁと敬服致しました。
辛うじて気は狂いませんでしたが(笑)、聞き疲れてしまっても暫くするとまたBudが聞きたくなる体になってしまいました…(笑)。と、言う訳で、聞くジャズメンの9割がBud Powellになってしまった今日此頃でございます(笑)。高野さんのお勧め“At The Golden Circle”, “Bud in Paris(Xanadu)”を聞く前に少しくらい絶頂期の演奏も聞いておこうと思い、Un Poco Locoを聞き直してみようと思いました。すると困った事に沼に足を取られてしまいました…。その後沼から這い出たつもりだったのですが、この動画に触発されて再び聞いてみると…
という訳で本当に奥の深い、魔力を孕んだアルバムだなァと思いました。最近になって、やっと楽しみにしていた上記のアルバムにも手が出始めています。ジャズナビゲートして頂き本当にありがとうございます!もっと聴き込んでからコメントも書かせていただこうと思っています。今後とも宜しくお願いします!
コメントありがとうございました。
早速コメント返し動画をアップした。
⇒こちら
サムネールの文言も、いただいたコメントから拝借、というかヒントにさせていただきました。感謝です♪
Tetsuo Nambaさんからのコメント。
さっそく Bud を聴いてみました。Max Roach の変則カウベル打ちは、面白いですね。Robert Glasper Experiment のドラマーが同様の事を遥かに洗練されたビートでやっています。6連符の1、4拍目を休んでいる様に聴こえます。Robert Glasper ポリリズムが好みらしく、聴いていて不思議な気分になりますが、そこが魅力でもあります。でも、最近のミュージシャンは信じられないくらい上手いですね。
ちなみに、このBudのアルバムは随分昔に買ったのに、殆ど聴いていませんでした。ご紹介、ありがとうございます。
クリス・デイヴですよね?
私もびっくらこきました。ものすごく刺激的ですごい!と思いました。すごくドラミングの一音一音が立っているので、アンサンブルの邪魔をしないのかと思ったものですが、意外とマッチしているんですよね。グラスパーの柔らかいヴォイシングがいいクッションとなっているような気がしました。とにかくビックリ、気持ちいい!
あと、最近じゃないかもしれませんが、昔ジャコとやっていたドラマーのケンウッド・デナードの変態ドラムワーキングも凄い。
たしかに、最近のミュージシャンは凄い人多いです。
Tetsuo Nambaさんかrの返信。
Kenwood は初めて聴きました。彼はおバカ系ドラマーですね。でも、あれだけテクニックがあるので、バークレーの教授になれたんですね。
コメントありがとうございました。
コメント返し動画を先ほどあげました。
⇒こちら
サンジョルディさんからのコメント。
コメント返し、ありがとうございました。
「ジャズ好き一家の家訓」は、「自戒」なのです。【「もっと光を!」と訴えたいアルバム、あるある】
①フレディ・ハバード『ゴーイン・アップ』
日陰理由:『オープン・セサミ』と『ハブ・キャップ』に挟まれているから。
推薦理由:フレディ・ハバードとハンク・モブレーが、バリバリ吹いているから。しかも、ピアノが、まだサッパリしている頃のマッコイ・タイナーで、ドラムが、危ういフィリー・ジョー・ジョーンズだから。
②マイルス・デイヴィス『イン・パーソン・アット・ザ・ブラックホーク』
日陰理由:黄金のマイルス・クインテット第1期と第2期に挟まれているから。
推薦理由:ハンク・モブレーがマイルス相手にマイペースでいい味を出しているから。ウィントン・ケリーのソロがすごいから。
③リー・モーガン『シックスス・センス』
日陰理由:『ザ・サイドワインダー』の陰に隠れているから。ジャケットがいけてないから。
推薦理由:アラサーのリー・モーガンが、色々なタイプの曲に挑戦し、まだまだ元気に吹いているから。幻のテナー、フランク・ミッチェルと、ジャッキー・マクリーンが渋い味を出しているから。
④ジミー・スミス『プレイヤー・ミーティン』
日陰理由:ブルーノートでの、ジミー・スミスのアルバムが多すぎるから。
推薦理由:ブルーノートお別れセッションで、ジミー・スミスのオンガンとスタンリー・タレンタインのテナーが、泣いているように聴こえるから。
⑤ソニー・ロリンズ『ワークタイム』
日陰理由:『サキソフォン・コロッサス』の陰に隠れているから。
推薦理由:すでにこの頃、ソニー・ロリンズらしい豪快さやユーモアが満載だから。
⑥アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ『アット・ザ・ジャズ・コーナー・オブ・ザ・ワールド』
日陰理由:『モーニン』の陰に隠れているから。
推薦理由:ありそうでなかった、リー・モーガン、ハンク・モブレー、ボビー・ティモンズの揃い踏みライヴ録音だから。ボビー・ティモンズのピアノが疾走するから。
⑦ハンク・モブレー『モブレーズ・メッセージ』
日陰理由:モブレーは、ブルーノートのイメージが強いから。
推薦理由:ドナルド・バード、ジャッキー・マクリーン、ハンク・モブレーのかけ合いが楽しいから。バリー・ハリス、ダグ・ワトキンス、アート・テイラーのバードバップ職人のリズムセクションだから。「リトル・ガール・ブルー」でのモブレーとバリー・ハリスのバラード表現が心に沁みるから。
⑧ウェイン・ショーター 『アダムズ・アップル』
やや日陰理由:『ナイト・ドリーマー』『ジュジュ』『スピーク・ノー・イーヴル』の陰に隠れているから。
推薦理由:最初の1曲目から、もう、怪しいから。
MrNOBUchanさんからのコメント。
バド・パウエル・トリオによるこの曲の演奏3テイク、コアなジャズファンを自称する人で,これを知らなかったらモグリだと言われても仕方ない演奏ですね。
ところがそんな超有名曲でありながら、高名なジャズミュージシャンでこれをカヴァーしている人はほとんどいません。演奏する側として、よほど料理しにくい素材なのだろうと思います。
私は、アル・ヘイグ・トリオによるもの(未聴)、ジョルジュ・アルバニタ・クインテット(所有)によるもの、シェリー・マン・クインテット(所有)によるもの、計3種しか思い浮かびません。
どなたか、それ以外でこの曲を演奏したものをご存じであれば、ぜひご教授くだされたし。
個人的に意外だったのは、なんとチェット・ベイカーもやっているんですよね。
YouTubeにありました。
ただ、アレンジや演奏内容的にはあんまり面白くなかったので(エキサイティングではありますが、こんなのウンポコじゃねぇ〜!って思ったんでしょうね)、私、このCDは学生時代に買って1年くらいで売っちゃいました……
You Can’t Go Home Againというアルバムです。
Jさんからのコメント。
今日のような 雨の日は ウンポコローコもいいかも しかし雨ビは ホレスパーランの アス スリー 聴いてしまうんだな。。
あとトゥース シールズマンスの キャプチャード アライブ たまにだけど これ掛けると 家の中もびしょびしょなるのチョットね~
J
Jさんからのコメント。
ウンポコ脱線... ところでズートファンって 結構多いと思うんですが 私も好きです なんですが..あのバイブレーション な~んか 演歌思い出すことも ... しかしグリフィンの尾っぽ ゆるせるんだよな~ ドナルドバード 妙でよ~
J
スタンリー・タレンタインの”尾っぽ”はどうですか?
Jさんからの返信。
尾っぽありましったっけ ヘッドしか思い浮かびません(笑)