先日、発売されたロン・カーター本の新刊ですがなかなか面白いので、紹介動画もアップしました。
現在読んでいる最中ですが、やっぱりマイルス時代のエピソードがとても面白いですね。
マイルス自伝では、アルバム『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』と『フォア・アンド・モア』になっている、「チャリティー」ライヴ、当日「ノーギャラ」であることを伝えたところ、腹を立てたメンバーがいたと書いてあります。
マイルスは名前を伏せていましたが、じつは、「ノーギャラ」と言われて、「帰る」といった人は、やっぱり(?!)、あの人だったんですね。
なんて細かなところも知ることが出来て、読み応えたっぷりの本です。
分厚いので興味のあるところから拾い読みすると良いと思います。
いきなり最初のナット・ヘントフの「謝辞」からはいると、うーむ、まだまだ、読まねばならないページがたくさんあるぞ~、いつになったら読み終わるのだろう? と気持ちが萎えてしまう可能性アリ。
コメント
カトウシュンさんからのコメント。
ここ数ヶ月でジャコ・パストリアス、ジョン・コルトレーン、デューク・エリントンの伝記を読んでおります。
伝記を読んでいると、その人となりを知れてとても面白いです。
ロン・カーターの本も買ってみようと思います。
Tetsuo Nambaさんからのコメント。
「Right Notes」を「最高の音」としたのは、ほぼ誤訳だと思います。ジャズ演奏中に、その瞬間、瞬間でピタリとハマる音(noteであってsoundではない)を弾くのがミュージシャンの理想なはずです。「最高の音」の様な訳では、この音楽の本質が伝わらない的外れのメッセージになってしまいます。本はやはり原書で読みたいですね。Ron Carter 自身の考えは以下のインタビューで聴くことができます。
”Every note counts”
MrNOBUchanさんからのコメント。
グレート・ジャズ・トリオ(ハンク・ジョーンズ:p、ロン・カーター:b・トニー・ウィリアムス:ds)以来、ロン・カーターを嫌悪しとります(その影響で、GJT以降現在まで一切、彼のリーダー作・サイド作問わず新譜を聴いていません)。
聴いていないため、それ以降および現在はどうか全く存じませんが、GJT当時の、あのベースにつけたアタッチメントによる音質変換が私の個人的逆鱗に触れてしまいました。理屈でなく、あれを聴かされると、気分が萎える萎える・・・。
マイルス・デイビス・クインテット時代のアルバムは「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」、「フォー&モア」、「コンプリート・ライヴ・アット・プラグド・ニッケル」(私は国内盤しか所有していません)を筆頭によく聴くのですが、今では、彼の顔をジャケット等で見ると、辟易してしまいます。残念です。
田村昌久さんからのコメント。
雲さん
お久しぶりです!
このチャンネルが大好きで コメントを書かせていただいてましたが 一時 雲さんの更新が 途絶えたことがあり ちょっと遠ざかってました😅
それから 再び雲さんが更新されましたが、 見させていただく一方になってました。
しかし このロン・カーターの巻には さすがに寝てる子が起きてしまいました😂
ペデルセンが 噛み付いたであろうの この題名の本の存在は、知ってましたが これを取り上げていただき本当にありがとうございました🙏
そして 何よりも驚いたのが マイルス・イン・ベルリンの枯葉を 村井さんや雲さんも 評価されていたのに 本当にびっくりしました😅
あの枯葉は、マイルスフェチの私も最初に聴いた時の違和感と感動を今でも覚えています😂
オリンピック期間なので 例えて言えば、今後超えることができないと思っていたワールドレコードの サムシンエルスの枯葉を こんな斬新なアプローチで ワールドレコードを更新するのかと 驚いたものです🤣
私は、ここからのマイルスクインテットの記録は、大剣豪のマイルスが 自分の見込んだ剣士達を育てる過程を見る記録だと思っています😂
特に プラグドニッケルなんかは 若き剣士が立派に育ち
各剣豪の技を思い存分繰り出したバトルロワイヤル的なアルバムで 大好きです😂
保守的な方からすれば 統制が取れてないハチャメチャなアルバムと嫌われがちですが、マイルスという神的な剣豪に挑む 若き剣豪達が挑むバトル・ロワイアルなんですから そりゃそうなりますわね🤣
たぶん このニュアンスは、雲さんなら わかってもらえますよね😉今夜は、久しぶりに 雲さんに ジャズの刺激を受けて
心地よく 酒を飲ませていただき本当にありがとうございました😂
ということで またまた コメントさせていただきますね。
よろしくおねがいします!
Tetsuo Nambaさんからのコメント。
ベーシスト Buster Williams のインタビュー動画の感想です。
Paul Chambers のことをベタ褒めした後に Ron Carter について尋ねられると、「素晴らしい思索家」とヨイショ。さらに、注意深く言葉を選んで 、Carter からの多くの影響を受けベーシストとして「やりたい事とやりたくない事が分かった」と続けました。しかし、彼の表情からは Carter を高く評価していない事が読み取れました。
やはり、活字にならない所で本音は現れるんですね。
なるほど、面白いですね〜
皆、わかっちゃいるけど、それ言ったらマズいよね、と言うような空気が業界内にはあるのかもしれませんね。