私が嫌いなジャズ

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YouTubeの動画に投稿されたコメントに触発されて、「私が嫌いなジャズ」というお題目で語った動画をアップしてみました。

最初は軽い気持ちでお答えしようと思ったのですが、いや、まてよ、これはガチで応じないとあかんのではないか?と思いなおし、他の動画よりも時間長めのトークです。

結局のところは「嫌い」よりも「好き」のほうに話しが流れてしまっていますが……。

とはいえ、「私とジャズ」にまつわる根源的なことをを考えるきっかけとなったので、投稿された方には感謝しています。

「人のジャズの好みなんて興味ないし……」という方は、ムダな時間になってしまうと思うので、ご覧にならないほうが良いかもですが……。

コメント紹介

視聴者様からいただいたコメントを紹介します。

kamaichi2002さんからのコメント。

雲さん。こんにちは。雲さんの「嫌い」はわたしとまったく一致しています。驚きです。
ところで、今回の雲さんのご発言に関連して、以下をごらんなったことありますか。爆笑ですよ! 大西さんも出てますよ。

https://www.youtube.com/watch?v=wu6JHz-FKqM&t=177s

そして、私はこう返しました。

ありがとうございます。
おそらく「まっとうなジャズファン」(?)の最大公約数的な意見なんじゃないかなぁとは思ってはいます。

もちろん、ご紹介された映像は以前みました。
こぶ平師匠、熱いんですよね。

以前、幻冬舎の本を作る際、水天宮のうなぎ屋さんで打ち合わせをしたことがあるのですが、まあ、こういうテンションでしたね。
ブランフォード・マルサリスが同い年だからシンパシーを感じる!応援したい!と熱く語ってらっしゃいました。

そして、大将さんからのコメント。

拝見しました!爆笑でした(笑)

こぶ平師匠、ジャズ好きのツボを分かってらっしゃる♪

大将さんからのコメント。

(コメント欄ネタバレにならないよう固有名詞控えますが)その名前が出てきてびっくりしました…。周囲の「音楽をよく知っている」人たちが彼らを絶賛するのですが、自分はどうしても好きになれず。自分の感性は良いものを良いと感じられない低レベルなのだな、とかつてコンプレックスを感じた覚えがあります。

あと、雲さんのジャズへの姿勢論に感銘を覚えました!こういうのが聞きたかったです!今後も楽しみにしております!

ありがとうございます!

そして、私からの返事。

「よく知っている」と、
「理解している(しようとしている)」とでは、
ちょっと違いますからね~。

「知っている」は知識。
「理解」は探求、思考の行きつく先ですから…。

永井勉さんからのコメント。

半年まえに ジャズギターを始めました。
オタードスケール コードトーン トライアド 
ダイアトニック ドミナントモーション・・・泣く・・・無理・・・
ルールが、多すぎますけど ギターでアドリブをするのには最高峰ですよね!
自分の、引き出しになると思い日々練習してます!
ちなみに 59歳です・・・W

私はこのように返信しました。

確かに、ルール多すぎですよね。
私の場合は(ベースです)、理論を学ぶ前に、まずは意味もわからず、丸ごと一曲、好きな曲のベースラインをがぶ飲みして(パーカーのコンファメーションでした)、それから学校に通って、ここの箇所は、こういう理屈なんだよと説明されて、少しずつ納得しながら学んでいきました。

再び永井勉さんからのコメント。

モンク宣教師の永井です・・・?
マスターがフュージョンを軽視されていたので反論します・・・W
私60才近くなりますが 20代の頃にはフュージョンブーム・・・40年前のお話・・
マスターとは間逆でめちゃくちゃフュージョンにのめりこんでいました・・・W
リーリトナー ラリーカールトン アルディメオラ アランホールズワース
ジョンマクラフリン レニーホワイト ビリーコブハム ヤンハマー      
スタンリークラーク 数えたらきりがありません ロックの分野に来てくれたことに感動!!!
JEFF BECKのブロー・バイ・ブローでフュージョンに目覚めたわたしはその後
リターン・トゥ・フォーエバー マハビシュヌ・オーケストラ
トニー・ウィリアムスのLife time(ホールズワース)その他いろいろ・・・聞きまくりました!!
40年たって jazzに興味をもち一番有名な カインド・オブ・ブルー
を聞いたとき 同じ空気感ををかんじました!!
調べたら マイルスはカインド・オブ・ブルーのあとのアルバムで私の大好きなプレーヤーを使っている事に びっくり!!
えっ輪廻?
前回 何も知らずにカインド・オブ・ブルーがピークだと言った事を深く誤ります!
そして カインド・オブ・ブルーが 次へのステップの始まりだった事を理解しました。ぺこり・・・

私からの返信。

(゜ロ゜)ギョェ

リーリトナー ラリーカールトン アルディメオラ アランホールズワース
ジョンマクラフリン レニーホワイト ビリーコブハム ヤンハマー      
スタンリークラーク……

全員好きっす(●゚д゚●)

あ、ヤン・ハマーはあんまり聞いてないですけど。

経験的にそういう誤解を受けることも多いので、きちんと(?)名指しで好きじゃない人(グループ)を挙げたと思うんですが、ようするに日本のふゅ~じょんや、某ソプラノ吹きさんが、あんまり好きじゃないと話したつもりだったんですけどね……。

とはいえ、文脈的にも、おそらく永井さんも、そのことはご承知の上で お書きになられているとは思いますが、そうなんですよ、多かれ少なかれマイルスがトライしたことに感化を受けたミュージシャンたちの遺伝子が異なる表現の中にも息づいているんでしょうね。

私も、カインド・オブ・ブルーから時代をかけ上るような形で上記ミュージシャンを聴いてきましたので、音楽の形態は違えど、拒否反応どころか、抵抗感なくすんなりと耳の中に入ってきました。

しかし、受け付けなかったのが日本のフュージョン。
動画でも話したとおり、もちろん全部ではないのですが、どうも表面的なカタチだけのいいとこどりで本質剥離もいいところ。そのことについては、「6月13日のジャズ」
でちょこっと触れる予定でいます(触れなかったらゴメンナサイ)。

植田潔さんからのコメント。

ジョージウインストンは情景を感じさせる独特なジャンルであり、イージーリスリングでもフュージョンでもありません。もちろんジャズでもありません。媒体やショップではジャズの分野で表示されてることもありますが、それに乗じて、ウインダムヒルはジャズでは無いって言われてもこまりますね。ジャズでは無いのですから。

このコメントに対しての私からの返事。

そうですね。ただ、過去のスウィングジャーナルの別冊などでは、ジャズの新しい旋風などと分類されていることもあり、また、彼のルーツは、ファッツ・ウォーら―でもあるわけですから、ジャズとして分類するような考えがあるのもまあわからないわけでもありません。で、それに対して「ジャズじゃないと思うんだけど、どうなのかな?」という疑問を呈したつもりだったんですけど(もうずいぶん前に語った動画なので、細部までは覚えていなくて申し訳けないですが)。

で、そのことで、一体あなたの何が困るの?
もう少し詳しいあなたの「ジャズありません」と言い切る根拠、理由を開示した上で「こまりますね」といわれても、こっちもこまりますねw

airvelvet1968さんからのコメント。

嫌いなジャズ特にないが、Lpコレクターが嫌いだな知り合い痛い目にあったそうで自慢話とねたみ陰口連中が多くて驚いたって。

自慢話とねたみ陰口連中、
いるようですね。

ただ、実際私は、そのよな方々はあまり周囲にいないのが幸福といえば幸福なのかもしれません。

Jさんからのコメント。

Jazzの定義は 言葉で説明できない ブルースが あるかどうかですね   Jazz演奏の中にも 感じられないもの たまにありますね 例えば 有名なオーバーシーズ とか エルビンも何か別の考えごとしてるかのような ただ叩いているだけという…
ブルースとは 別として ネイティブサンは 曲が良かったです  フェンダーローズの音色好きなんだなあ    ハードバップ大好きで 特にモードの      最近のは スピード感ありますね        J (勿論JazzのJです)

たしかに、最近の演奏はスピード感ありますね。
時代とともに、どんどんシャープになっていっているように感じます。

lemonearth55さんからのコメント。

嫌いなジャズ「敢えて言えば、期待を下回るもの」というは良く分かります。
そういう意味で、ワタシも敢えて言えば日本プロデュースで、ジャズマンに受けそうな曲をヤラセてるのなんか嫌いです。ジャズマンも明らかに乗ってなくて「やらせられてる感」が強いものが嫌いです。

あ、それわかります。
アルバム名は出しませんが、ありますよねぇ、企画モノw

現在ネコさんからのコメント。

ウエイン ショーターが何か苦手です🙄理由がわかりませんが気持ちが悪いのです😥

私も最初はそうでした😊

Vickielindstranderさんからのコメント。

Jazz Funk, Bossa Jazz, Latin Jazz, Spiritual Jazz, Afro Jazz, Acid Jazz, Mods Jazz, Ska Jazz, Jazz Hip Hop, lounge Jazz, Electric Jazz, Minimal Jazz などなど、この1000枚を聞け的なJazzも面白いけど、色々あっていいんじゃないの。人間だもの。アートブレイキーやチャーリーパーカーが自分と同じ歳で、同じバンドのメンバーだったら、『もっと面白いことやろうぜ』って言うに決まってる。

まあそのとおりだと思います。

野中太喜さんからのコメント。

ジャズ、音楽 、音、音響、? 騒音?
仕事だから❗️

再び野中太喜さんからのコメント。

古希です、断捨離でLP をCD💿に!
バイトして、¥2000のLP、中古LP!
新宿ピットイン、渋谷のジャズ喫茶?
 マイルスが、チック return to forever

またまた野中太喜さんからのコメント。

九州に、ジャズ好き者会、エンジョイジャズ
  enjoy jazzlife

和田義雄さんからのコメント。

聞く所によると、ドイツでは、ジャズ=一般人の聞く音楽じゃないそうです。
日本もそうならないと良いですが💦
敷居が高いと言うか、昔のスタンダードしか演奏しない、訳の分からない決まり事がある。
もっと違ったアプローチの仕方が無いでしょうか?

私からの返信。

コメントいただきありがとうございました。
コメントのご紹介は、下記動画にしています。
https://youtu.be/rAN1bzgK2I8
今後もよろしくお願いいたします。

わんわん航空隊さんからのコメント。

半世紀ほどジャズを聴いてきましたが、過去も現在コルトレーンはわかりません。よって、一切聞きません。私は、寺島派です。

おっ、寺島派の方からもコメントをいただきました。
ありがとうございます。

R Kさんからのコメント。

私個人としては、ハードバッパーのミュージシャンが、〝スタンダードナンバー〟を、リラックスして演奏していると思えるものが好きですね。なぜなら、私もリラックスしたくて聞く事が多いからです。

聞き方にもよるのではないかと思います。学生時代にフルバンドの楽譜を見ながら音源を聞く機会は多かったですね。その頃は、〝高度な理論〟で〝難しい演奏技術〟のもの、つまり、やたら〝とんがっている〟ものだけを評価する、なんだか〝体育系〟の様な連中もいました。

私は、〝肩が凝る、聞き疲れする〟聞き方や、それを強要されるのは勘弁してほしいと思います。

〝北風と太陽〟の寓話の様に、これでもか、これでもかと〝ゴリゴリ〟詰め寄られるよりも、一歩下がったところから〝やんわり〟とこられると、心を開きやすいのではないかと思います。

サボイから出ている、カーティスフラーの〝ブルース・エット〟は名盤中の名盤ですが、大好きです。ベタですが、〝ファイブスポットアフターダーク〟は、いつ聞いても良いですね。

A&Mから出ているアントニオ・カルロス・ジョビンのシリーズは、聞き応えがありますし、〝BGM〟として聞いた場合は、これ以上の〝贅沢〟はないと言えるものだと思います。

>やたら〝とんがっている〟ものだけを評価する、なんだか〝体育系〟の様な連中

あいたたたた、若いころの背伸びをしていた自分のことを、なんか思い出してしまいました……

花野夏さんからのコメント。

賛同する部分が多かったです。

ありがとうございます!

basil thymeさんからのコメント。

わかるわかる、みたいな、凄く楽しく聞けました笑

ありがとうございます!

Mikio Itoさんからのコメント。

嫌いなジャズが特にない人間からすると不思議な話に思えた.

さらに、Mikio Itoさんからのコメント。

嫌い,否定,軽侮を公言するファンがいる音楽は,例外なく衰退してきました.
以前ある大学のジャズの公開講座のafter sessionで講師と会話していたら,その方はRobert Glasperらをこき下ろし始めました.その人が,きっといろいろなところで同じようなことを垂れ流していると思うと,やるせない気持ちになりました.(嫌いな理由を尋ねる気にもなれませんでした.)
もう一度この「動画」を聞き直して,高野さんがやっていることはその講師と同じに思えてしまいます.理由を言おうと言うまいと.

上記コメントに対してのDan Sugarさんのコメント。

高野さんは1000本以上の動画で愛情たっぷりにジャズを語っておられます。そして私はそれらを聞くことでますますジャズを好きになりました。
これだけ聴いてロバート・グラスパーをこき下ろす講師と一緒にしないで下さい。
だいいち、この動画のテーマは視聴者からのリクエストなのですから。

上記コメントに対してのMikio Itoさんからのコメント。

やはり,私には件の講師と同じに思えます.そんなリクエストに答えなきゃいいだけ.1000本動画を上げようと関係ないです.創造の現場(どのレベルであっれ)にいる人間への敬意が感じられない感想でしかない発言をした時点で没収試合.(もちろんそういう考えが極端なことも承知しています.) ちなみ件の講師も自分の好きなジャズについては,松岡修造並の熱さで感想を語っておいででした.思慮深い批評は必要かもしれませんが...

上記コメントに対してのおむどさんからのコメント。

この動画をきちんと最後まで聴けば、高野さんは例のグラスパー講師のように、厭味ったらしく嫌いなジャズメンを述べている訳ではないことにお気づきになると思います。コメントを拝見した限り、おそらくあなたはこの動画をちゃんと聴いてないのではないでしょうか。

上記コメントに対してMikio Itoさんからのコメント。

私が極端なのでしょう.ほんの少しでも否定的な感想(批評でなく)は一切受け付けないのです.高野さんが動画で概ね好きなものについて語っていたとしてもです.(もちろん何を思おうと自由)ちなみに公開講座で出会った講師は批評が得意な人ではなく好き嫌いしか語らない人でした.高野さんのジャズ雑学的な動画は有用だと思っていろいろ聞かせてもらっています.

上記コメントに対して私からのコメント。

ありがとうございます。
>高野さんのジャズ雑学的な動画は有用だと思っていろいろ聞かせてもらっています.

B. Jさんからのコメント。

そうそう、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いでいいと思います。
ただ嫌いなのと否定するのは全く別のお話になるとおもうので…
中々難しいお題でしたねw

お気遣いありがとうございます♪

toshio siro-hakuさんからのコメント。

四谷のイーグルですね。いつの間にジャズ喫茶に?イーグルという喫茶店は道路が拡張されるまでは山小屋風の少年サンデーとマガジンを置いてある普通のみせでした。その後70年ごろロック喫茶になりその後は知りません。当時はフリージャズのわからん奴は肩身の狭い思いをしていたような?私も暗い顔して東京中の音楽喫茶をはしごする毎日でした。今はYouTube三昧で改めて音楽に向き合う日々を送っています。コロナのせいで外出もままならず、去年の4月から55年ぶりにエレキギターを買いまして毎日読めない楽譜との格闘が続いております。去年の暮れには二台めのギターを買い、妻に呆れられて( ´艸`)

移転前の「いーぐる」を知らない私としては、貴重なお話です。
まさか、今の「いーぐる」からは想像できません、サンデーやマガジンが置いてあっただなんてw

P. Johnさんからのコメント。

ジャズが嫌いと言うよりも、ジャズが好きな人が嫌いです。如何にも自分は難しいことが理解できるんだという自意識を振り撒いて、蘊蓄ばかり。後期のマイルスだってコルトレーンだって、何やってんのか分からないですよね。それを分かったようなことを言う人が嫌です。ジャズは聴くよりも、自分がプレイしていて面白い音楽だと思っています。僕も日常ジャズを聴いて、ピアノやギターでジャズを弾いていますが、絶対に人前で演ろうとは思いません。僕の自己満足を聴いて、楽しいと思う人っています?

上記コメントに対して、マタドールLPさんからのコメント。

ジャズだけを聴いてる人達が、は少しわかりますがあとはよくわかりません。

私もとある人に師事してジャズ理論を学びましたが今は好んでジャズを聴かないんですよね。

でも、ジャズを学んで良かったことが多いんですよね。

但し日本のジャズをやる人達、特にフュージョンと呼ばれる人達が本当に苦手です(笑)
そういう私は普段はいわゆるポップスとかソウルとかを好んで聴いてます。

>日本のジャズをやる人達、特にフュージョンと呼ばれる人達が本当に苦手です

私もですw

フリッツフォンエイドリアンさんからのコメント。

昔むかし、マイルスがエレクトリックに移行した時、本当批判ばかりでしたが、今としては本当に最先端でしたな。もうジャズ自体に見切りつけたような感じですね。

ジャズというか、アコースティックでやれることはすべてやってしまった感がありますよね。
もちろん、それだけが理由ではないでしょうけれども、エレクトリックに移行したのもわかるような気がします。

くっしーさんからのコメント。

私はTradition系やビッグバンド(Basie Ellingtone Benny Goodman,Buddy Rich など)あとSwing系のコンボを中心に聞いてたんですがいまBuddy DeFranco(クラリネットしてるんで)聞いてコードなんかが気になって本読んでます。サックスも学バンじだいからSAXやってますが先輩に聞けとありますが聞きませんでした。理由は音が好みでなく(明るさの中にある「陰?」的なものがある音が好きです)パーカーはしませんでした。フィルウッズやSonny Stiiteわよく聞きコピーしました。高野さんや世間とは好みが全く逆でしたねWww

逆ですねw
でも、私の好みもけっこう偏っているので、むしろ、ウッズやスティット好きなのは、きわめてマトモだと思います。
あ、ちなみに、ウッズは好きです♪

人力飛行機さんからのコメント。

いやあ、聴く前に説明の必要な音楽という時点ですでに・・・もう今は難しいでしょうね。聴いてすぐになんらかの興奮や哀しみや、‘いいね♪’が襲ってくるのでないと。POPの世界にもいろいろあって、難解な歌詞とか、難解な音とか。でも説明はしない、というところでは共通してるんですね。井上陽水でも、難解な音や歌詞もありますけど、一切説明しない。ジャズを主題にしたマンガ『BLUE GIANT』の主人公-大-も説明しない。一回聴いて伝わらなきゃ終わり、がポリシーなんですね。ただ、「伝わらなかったけどもう一回聴きたい」という欲求が起こるというのもありますけど。音の魅力で。でもそれは強制するものではないしね。「もういいや。要らない」と思われたらお終いです。私の好きなように聴き、以外のことは音楽では無用の長物でしょう。

コメントありがとうございます。

仰ることはすごくよくわかるのですが、わりとこの一般的な考えには、ちょっとばかり反論がありまして、それは、岡田斗司夫の内田樹の考え方(洋の東西や時代を問わず、人間には普遍的に美しいものを認識できる共通した感性がある、というような考え方)に対して違和感を感じていることに近いものだと思います。

機会があれば、動画で語ってみたいと思います。
興味深い問題提起、ありがとうございました。

花野夏さんからのコメント。

高野さん、こんにちは。今日はちょっとだけ個人的な話をさせてください。
先日も賛同のコメントをさせていただきましたが、改めて高野さんの動画を聞き返し、自分とジャズとの出会いや関係について考えてみました。実は、僕はクラシックマニア(おそらく単なるクラシックファンを逸脱していると思います)であり、同時にブラックミュージックのマニアでもあるんです。つまりジャズとクラシックとブラックミュージックの三本柱です。これは20歳の頃からですので、すでに45年以上になります。僕にジャズとブラックミュージックを教えてくれた師匠(先輩)とクラシックを教えてくれた師匠とはほぼ同時期に出会いました。どちらの音楽にも魅力を感じたので、あえてひとつに絞ることもないな、と思い、同時進行路線を選びました。ゆえに、金なし、時間なし、女房なしの人生を余儀なくされましたが(笑)、まあ、これはこれで幸せな選択だった思います。三本柱でずっと楽しんでこられたことには理由があります。これは自分に課したことなのですが、「ジャズやブラックミュージックは絶対にクラシックの耳では聞かない」「クラシックは絶対にジャズやブラックミュージックの耳では聞かない」「ジャズとブラックミュージックは上手にリンクさせながら聞く」、この3つです。これで僕がカギヤコーシンを嫌う理由が分かりますでしょ?(笑)。ジャズもクラシックもブラックミュージックも完全な対等関係に置くべきだと思うんです。もちろんジャズの中にもクラシックの要素があったり、またその逆もあると思います。そういう時は無意識に経験で培ったものが発動すると感じています。とにかく、コルトレーンを聞くときは「今からコルトレーンを聞くぞ!」と脳に言い聞かせ、ブルックナーを聞くときは「今からブルックナーを聞くぞ!」といい意味で脳を縛ります。こんな風に様々な音楽と対等に付き合っていくと、ジャンルとしての「嫌いな音楽」というものが無くなっていくんです。もちろんひとつのジャンルの中に嫌いな演奏や楽曲は存在します。それはまあ人間ですから(笑)。ジャズというジャンルの中での嫌いな演奏は、一言で言えば、「毒にも薬にもならないやつ」、です。昔からそういう音楽を好む、あるいはそういう音楽しか聴けない音楽ファンというのは存在します。好きで聞いてるんだから余計なことを言うな、と叱られそうなので絶対に「毒にも薬にもならない」という批判の仕方はしません。「つまらん」と言うだけです(笑)。僕は、この「つまらん」という感覚こそが音楽を愛する仲間を見つけるときの大きな手掛かりになると信じています。だから、高野さんが「つまらん」と感じる音楽を僕も「つまらん」と感じるのですごく親近感を覚えるわけです。そして、そういう部分で共感を覚えるライターやYoutuberにはなかなか出会えないんです。これからも動画をどんどんアップしてくださいね。長くなりました。読んでいただければ嬉しいです。それではまた♪

ありがとうございます!
励みになります!

Ken Konishiさんからのコメント。

自分も嫌いなジャズって思いつかないですね。わかるかわかないかです。自分の感性に響けばそれが自分にとって良いジャズだと思います^^!

そのとおりですね。
いや、本当にシンプルにそのとおりだと思うんですが、それだけじゃ終わらない面倒くさい人種がジャズマニアだったりするんですよね。(私だけ?)

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

音楽の好き嫌いについて考えてみました。僕の基準はこのように単純です。
1) カッコいい: 洒落ている。個性が強い。魅力的。
2) 気持ち良い: 音色、ハーモニー、メロディーが美しい。ビートが心地良い。
3) 上手い: 声、楽器を完全にコントロール。盛り上げる。泣かせる。

1) カッコいい例: Miles ラッパは下手でも、サイドメンを固めて帝王に。Wayne Shorter 「ホゲー」と吹いただけで素敵。Paul Desmond 「Parker? 誰それ? 」Clifford Brown 周りはカビ臭い古い音なのに、彼だけ今も採りたて果実。
2) 気持ち良い例: Count Basie Orchestra メンバー全員が一つになるグルーブ感。Yo-Yo-Ma 彼の音に包まれたい。Jeff Porcaro (TOTO) シャッフルのビートは最高。宇多田ヒカル 音域が狭いし、通る声でもないのに惹かれる。Amy Winehouse. 喧嘩売ってるのか?もっと歌って、頼む。
3) 上手い例: Jaco 「俺、上手いだろ」Chris Potter なんだ、こいつ!? Ella 神なの?

1) カッコ良くない例: 山下洋輔 若い頃の狂気が消えたら、並以下の力量である事実がバレた。
2) 気持ち良くない例: Kenny G 美容整形を繰り返した美人のような音で、ドン引き。
3) 上手くない例: Dave Brubeck 全然スウィングしないソロ。作曲の才能があるから許す。

*) 特別な例: Charlie Parker 上手すぎカッコ良すぎ凄すぎて、聴くのをためらう。

思わず苦笑してしまいました。
> Kenny G 美容整形を繰り返した美人のような音で、ドン引き。

くまが集う喫茶店さんからのコメント。

基本欲張りなので
嫌いなジャズとかは
特にないんですが

『フランク・シナトラ24曲入り』

とか言う金太郎飴タイプな
アルバムは
流石に手がそれるかなw
/(^o^;(汗)

『フランク・シナトラ24曲入り』みたいなシナトラのセット、持ってます(汗)。
大昔に安かったから買っちゃいました。
で、まったく聴いていませんw

hm1914さんからのコメント。

バドパウエルは後期のほうが歌心があるような気がする。
エリックドルフィーは謎やっ!疲れるから頻繁に集中して聞けない。でも、メッチャ創造性豊かなアドリブで、なぜか惹きつけられる。論理的なのか情緒的なのか、その両方のバランスなのかよく分からん。
オスカーピーターソンはなぜか元気が出るので、部屋の掃除をする時のBGMに最適。ノリノリで作業が進む。
ジャズ玄人さんには言い辛いが、チャーリー・パーカーの愛聴盤は無いが、ジャッキー・マクリーンとソニースティットの愛聴盤は多い。

なるほど!
今度試してみます!
>オスカーピーターソンはなぜか元気が出るので、部屋の掃除をする時のBGMに最適。

御駄賃取郎さんからのコメント。

私はきわめてテキトーなジャズ・フアンなので有名な評論家センセが「◯◯を聞け!」などといわれると「しゃらくせい!余計なお世話だってんだあっ!自分の好みをおしつけるな!」との反発のほうが強かった。ww.したがって?私のパーカー嫌いはここに所以している。パーカーの有名盤は一応ひととおり集めたが愛聴盤は1枚もない。パーカー聞くならフィル・ウッズのほうが数百倍楽しめた。。すると友人は「パーカーを聞かないと後悔&損するぞ」とか、こきやがるのでますます大きらい!となった。だが、これまでに唯一「お?パーカーもいいかも?」とおもったレコードがある。「スーパーサックス・プレイズ・バード・ウィズ・ストリングス」の「イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー」を聞いた時だった。即座にオリジナルのパーカー盤をきいてみたがやはりピンとこなかった。。録音の古さのせい?それとも「教科書嫌い」のせいなのか?パーカーなんざわからんでも死ぬまでジャズフアンでおれるわ!

寺島さん的「反骨勢いある文章」、とても楽しく読ませていただきました<(_ _)>

パーカーなんぞ聴かんでもワシはジャズ楽しんどるわい!というジャズファン、じつはけっこういるんじゃないかと思いますよ。

ただ、言ってしまうと、いろいろ面倒だし「ジャズわかっとらん!」と言われそうだから黙っているだけなんじゃないかと思います。

XO XOさんからのコメント。

高野さん、今晩は、ハービハンコック、チックコリア、本当に時代の最先端を行っていました。当事、エレクトロリックバントで大人気でした。だけど私はナチュラルな楽器の音楽が好きで、ハービ、チックの曲はJAZZ では無く、フュージョンになりましたね。少し、残念に感じました。

エレピやシンセ使っても、マイルスと演っている時とかは、かなりアグレッィヴで素晴らしい演奏も多々あるのですが、おっしゃるとおり、マイルス・バンドから抜けた後の自信がリーダーとなったアルバムの中では、ついていけないものもありますね。
特に、チックのリターン・トゥ・フォーエヴァーでは『浪漫の騎士』など、なんだかちょっとゲーム音楽みたいで、あまり触手がわかないものもあったりします。
もちろん、すべてではないのですが。

XO XOさんからの返信。

ご返信ありがとうございます。やはり生、楽器、私は特にピアノですが、スマイルスのあのミュートなペットも素敵ですね。死刑台のエレベータ最高ですね。🌠✨🙆

スマイルズにしろ、死刑台にしろ、両方ともストイックで緊迫感のある雰囲気がたまらんです。

そういう空気を作り出すのは、やっぱりマイルス巧いですよね。

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口添悠さんからのコメント。

とてもセンシティブな話題に30分にわたって正面からトークされている姿勢に感動しました。
ガンヘッドのサントラはひょんなことから聴く機会があり、今でもたまにかけます。これ聴いている人いるのだろうか・・・と思うこともあったので、とても嬉しかったです。
これからも楽しみにしています。

ありがとうございます!

ガンヘッド、いいですよね~。
少なくとも、私は一か月に一回くらいは聴いてますよw

kazzhoさんからのコメント。

E.dolph聴きました、いいね.。とっても当然のことをわかりやすく言ってられますし僕も懐の広い音楽・大衆音楽はずっと傍にあります。とはいえ三橋美智也が民謡かどうかについてはw言及できないし高橋竹山を見たときにはARTや誰も到達できないRock’nRollを感じた。AAOC系のFreeが今もお気に入りです。拝

ありがとうございます!

中田章三さんからのコメント。

私が50十年位聞いてきたジャズと言われるのは、コルトレーンが90パーセント位で、その他は 50から60年代の物ですね。あとは、60代以降の世界のロックやあと日本のロック??デスネ  繰り返し聞いいられるのが好きと言う事ですかね。わかるわからないなんて考えないデスネ。わからなくていいんです。聞かなくなるのが嫌いでいいのでは。   非常に偏った聞き方してきた者として。

三本松尚雄さんからのコメント

いやぁ、全部共感です😅 登場した実名、作品等、拝聴しながら笑ってしまうほど一致しました😅

ありがとうございます!

やまねこやまちゃん

嫌いのほうは本当にむづかしいですよね。もしかしたら好きになるかもしれないし。むしろ、何にも感じないような音楽(いや、止めておきます)