ジャズ喫茶体験談/お客のマインド、マスターの立場

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先日アップした動画「【コメント返し】ジャズ喫茶で「喧嘩」をしていた人の話を紹介」(⇒こちら)にいただいたコメントにアンサーするカタチで、動画をアップしてみました。

ジャズ喫茶のお客さんとマスターとの関係、あるいは動画視聴者さんたちと私の体験談や、平成生まれの若者の意見などです。

まあ「喧嘩する・しない」「議論する・しない」「チョッカイ出す・出さない」などに関しては、最終的には「その人の人間性」というところにいきつくのでしょうが、それだけではない要素もあるんじゃないかと、皆さんのコメントを読んでいくうちに思い当たるようになりました。

私自身も、思い出すと「いや~な客」になっていたこともありますし。

単に「ジャズを聴かせる場所・ジャズを聴く場所」だけにはとどまらない、そこから生み出されるドラマもある。
そこが面白い(無責任?!)のかもしれません。

コメント

カトウシュンさんからのコメント。

ジャズ喫茶のお話ではないのですが以前、私が通っていたジャズ教室に見学に来られる方いるのですが、たまに音楽理論やジャズの知識でマウントをとってくる面倒くさい人が来るみたいです。
ジャズ教室の先生曰くピアニストが理論にうるさい方が多いみたいです(笑)

>ピアニストが理論にうるさい方が多いみたいです(笑)
なんとなく分かるような気がします♪

私はピアニストではないのですが、そしてマウントってほどでもないのですが、じつは私も似たようなことをやらかしてしまったことが過去にあり……
…… _|\○_反省
気が向いたら動画で語ってアップしたいと思います。

長谷川孝二さんからのコメント。

コメント返しありがとうございます★

絡んできたマスターはその田舎の有名店では無いです。マスターは感じは決して良く無かった(笑)けど、絡まれなかったし(笑)、ちゃんと良い音を楽しめました。

その音楽学校で一緒に演っていた歳上の女性のサックス吹きに関しては、やっぱり自分が劣等に感じている音に似ているサウンドは本能的に嫌悪感示すのは分かりますね(笑)。

>マスターは感じは決して良く無かった(笑)
やはり(笑)。
まあ、あの不機嫌さ加減が、そのマスターのデフォルトなのかもしれませんね。

一度だけそんなマスターを笑わせたことがあって、いや、笑わせたのは私ではないのですが、
昔、2歳くらいのヨチヨチ歩きの息子を連れていった時、けっこうマスターが目を細めて笑っていて、我々にクッキーを2枚ずつくれて、さらに、コーヒーとジュース代を合わせて1000円にまけてくれました。

たしか、そこの店、コーヒー1杯で1000円くらいなはずだったんですが、「そんなにまけてもらっていいんですか?」と尋ねたら、「いいんだ。今日はいいもん見せてもらった」と笑顔だったので、へぇ、このマスターも笑うんだぁと思いました(笑)。

えーと、今日記をさかのぼったら、2001年8月11日になっていましたので、もう20年以上も前のことだったんですね。

>自分が劣等に感じている音に似ているサウンドは本能的に嫌悪感示す

ああ、なるほど~。だから、私は必要以上にロン・カーターに反応してしまうんだ(爆笑)。

いや、嫌悪感はないんですが。
ただ、気になる、反応してしまうw

もちろん、タイム感やアイデア、テクニックなどの実力は、私ごときはまったく足元にも及びませんですし、特にマイルスとやっているときのベースなんかは「神」レベルだとは思っているんですが、
それでも、私が反応してしまう理由は、「音色と音程」なんです。
似てるんですよ~。私がフレットレスベースを弾いているときの音色と、ハイポジションにいけばいくほど悪くなる私の音程の悪さが。

もちろん、すべてのロン・カーターのベースに、というわけではありません。しかし、「余技で」というと失礼ですが、ストレートアヘッドなジャズではなく、クラシックを弾いている時や、MCソラールというラッパーと共演している時のベースの音色や、ピッチ、そして弦の上で指をスライドさせて音程を移動させるところなど、まるで私が上手になったみたいなんですよ。

そこが、「凄いことは分かっているけど、お手本にするなら別なベーシスト」と私が思う一因となっているのかもしれませんね。

御駄賃取郎さんからのコメント。

「いやな奴と話題の有名マスターって「あの人」ですよね?笑 私も行ったことがありますが、たしかにすごい音だと思いました。それは同じレコードからこんなすごい音がでるのか・・という素朴な感動でした。ただ、有名ミュージシャンの来店記念写真の貼りまくりをみて、(わしと同じミーハーだなあ・・)と思い安堵しましたが、今回の放送で「運営の内実」を知りガテンがいきました。・・有名人?偉人(変人)?と言われる人は周りの評価って悪評のほうが多いですね。ま有名税でしょうか。しかし「ポスター1枚はるだけで音は変わる」とぶっこいたこと・一生後悔するんだらうなあ?(笑)事実苦しまぎれの某オーディオメーカーがスポンサードしていますが、どーでもいいか。。。

「ポスター1枚はるだけで音は変わる」と言ったのは、「あの人」だったのですか!
以前、御駄賃さんがコメントで、そういうことを言ったジャズ喫茶のマスターがいると書かれていたのを読んだ際、「うーん、誰のことだろう?」とずっと考えていたのです。

たしかに寺島靖国さんはオーディオマニアだけれども、そこまでの発言を聞いたことはないし、後藤雅洋さんも店の音響状態を最適に保つために閉店後は、さまざま試行錯誤を「慎重に」「少しずつ」されている方ではあるけれども、そこまでの話は聞いたことないしなぁと思っていたところでした。

まあ人間の耳や判断能力なんて気分などに左右するなどの主観的な要素も大きく働くので、事実はわかりませんが、そのマスターにとってはそれが「真実」なのでしょう。

長谷川孝二さん⇒御駄賃取郎さん

音は凄い良かったです。
目を閉じて聴くと、まるでそこにマイルスがコルトレーンがいるような錯覚をするくらい。

御駄賃取郎さんからの返信。

「ポスター1枚はるだけで音は変わる」に対してどこかに「それは紙のビビリによるノイズ(共振)のことでは?」というご意見を拝見しましたが、明らかに前後の文脈のながれからして「人間一人がふえるだけで~たとえば」とあるのであきらかに違うように思います。「あの人」がこんな低次元m(__)mな初歩的なことを堂々と語るとは思えません。
私が思うに「あの方」自身はこれだけ有名店になり、周りが騒ぐことにうんざりしていたように感じます。ようするに「一流の職人気質」なのでは?と思うのです。だから(いやだけどさわぐなら勝手にやれよ」という感じがするのです。オーディオブームの頃これに便乗し利用を目論んだ周囲の媒体やメーカーがとびついて利用した結果とも思っています。
それから少し前に投稿した「もとジャズ喫茶のマスターが語るオーディオの常識やぶり」?は私の記憶ちがいで、高円寺のサンジェルマンのマスターの「ジャズポテト」というYOUTUBEチャンネルでした。こちらのご常連の方もご覧になられておいでのようで、じつに薀蓄あふれる内容で興味がつきません。

Jさんからのコメント。

田舎の有名店のヘンナおじさんの ことについて 少し擁護させてくださ~い         音は 反射物の表面の状態で 大きく左右されると思います      また壁紙など 材質が変われば 変わりうるでしょうし 極端なことをいえば カレンダーがビビビと共振することさえ有り得ます        レコード針にいたっては レコードに落とす時の ボッ という音で 同じ型番でも その針の個性が 稀にですが わかるときが有り得ます(実際に経験あり)
雑誌とか 巷のオーディオオタク と そのおじさんの違いは お金が絡むか 絡まないかの違い      一般的な オーディオオタクは お金の絡む雑誌等や 専門書などに強く影響を 受けていますので 本当の意味がカモフラージュされていることが多いです
例えば トーンコントロールは 録音エンジニアが下手だから補整するものなんて 雑誌で口が滑っても言えないことでしょう
ケーブルで音が変わるとか 金メッキが良いとか もともとメーカーに都合がよいことばかりで ブラインドテストで まず分かりません
その点 ヘンなおじさんは 全て自分自身の耳で 客観的な冷静さで 検証していっています     ドラムも叩くそうですね
シンバル(高域の金属音)とバスドラ(瞬発力の大きな音)は 一番物理的に 装置の良し悪しの判定に 有効で   理にかなって 矛盾がありません        少しマジになってしまいました😔
 しかし 音質がいくら良くなっても 音楽が良くなければ 何の意味があるのか ということ そのおじさんは まず音楽ありきで 音 に感じられること   だけど音のこだわり凄いですヨネ~  その人なりの美学かあ~
オーディオオタクは 音ありきの 音(音楽は単なる媒体)
                     J

「オーディオ機材主義」ならぬ「オーディオ環境論」。

なるほど、オーディオに疎い私にも分かりやすい解説をしていただきありがとうございます。

Jさんからの返信。

オーディオ機材主義は 見た目とお金の量で 8割は 音質が決まり 本人たちも錯覚(脳内補整)してるだけです
証拠に アンプは 出力の7~8割が 最も音がいいはずですが 大概200wとか300wのアンプで わずか数wで聴いてる人が 多く(能率に関係しますが)    物理的に歪みの多い音量帯のため  それなら20wアンプで 10w鳴らしたほうが良いくらいです    そもそも味覚鈍感なひとが 聴覚いいとも思えません    ビールも.. あ~笑い
音にこだわりすぎるのも なんだかね~    ま~あ 最近の安物もほんとよ~なったよ    ボルドーがたのワインも 安旨

>そもそも味覚鈍感なひとが 聴覚いいとも思えません
うっ、耳に痛い言葉(エチオピアカレー、先日辛さ75倍完食😂)

Jさんからの返信。

凄いですね~ ココ一番カレーで まだ5辛までです

ココ壱の5辛もけっこう凄いですよ。
大昔、最初に名古屋の店舗で食べたときは、かなり辛かった記憶があります。

もっとも最近行ってないので今はどう感じるかわかりませんがw

御駄賃取郎さんからのコメント。

きょうもありがとうございました。皆様のコメントとマスターの絶妙な返しが実に面白いですね。これ、本になったら買います!
ヽ(^o^)丿
若い頃、高円寺の映画館の週末「任侠映画オールナイト3本立て」をよく観にいきましたが、この頃はまだジャズ喫茶とともに「ロック喫茶」なる店も結構あったので、週末はロック喫茶~ジャズ喫茶をハシゴしてからオールナイト興行の3本立てをみるのが楽しみでした。そして映画館の幕間のトイレ時間の光景が実にジャズそのもの?で(笑)、みんなが「高倉健サン」になりきって、肩がふれあったりすると「おう!にいさん、ゴメンよぉ!」などと、肩をいからせながら「健さん返し」したりするのでした。(爆)「これぞ、ジャズセッションだ!」とあほ・ばかな私は深く感動いたしました。。以来、プレステッジ・レーベルのオールスタージャム・セッション・シリーズにハマリました。

任侠映画を見た後は、皆、肩で風を切って映画館から出てくる。
そういう話は過去に幾度となく聞いたり読んだりしていたのですが、やはりそうだったんですね!

プレスティッジの凄いところは、あまり細かなことは決めずに、各ジャズマンに好きにやらせても結果、けっこう作品としてサマになってしまうところでしょうね。

だから、私は憧れる。
テキトーに作りながらも、そこそこ面白い内容の動画を作りたいからw

私の動画制作は、あまり細かなことを決めずに、録音ボタンを押したら「せーの!」で勢いまかせに喋っています(もうご存知、というかバレていると思いますがw)。
だから細かいところは記憶違いだったり、録音中は思い出せなくて言いたかったけど言えなかったことや、言い間違いもたくさんあるんだけど、まあ面白く聴いてもらえればそれでいいや、くらいな感覚です。

あとは、テキトーにサムネール作っていっちょあがり!
サムネといえば、プレスティッジのジャケットも、サキコロをはじめとして素晴らしいものもたくさんありますが、それこそ、プレスティッジ・オールスターズの『テナー・コンクレイティヴ』や『ルーツ』など、あまり時間かけて作ってない、「やっつけ感」たっぷりのジャケットもありますからね(それが良かったりもする)。

ひとつの立派な作品として作りこんでいくブルーノートの姿勢も素晴らしいですが、それとは対極でありながらも、必ずどこかに「聴きどころ」があるプレスティッジのアルバム作りの姿勢は凄いと思います。

しかも、低予算で(爆)。
マイルスやマクリーンは怒っていたようですがw

でもね、こんなこというと顰蹙買うかもしれませんが、雑誌作ってた側からしてみると、できるだけ予算を押さえて良い原稿を書かせる能力っていうのも作り手側には必要なんスよ。アーティストじゃないんでw

だから、ボブ・ワインストックは、そういった意味では優秀なプロデューサーだったのではないでしょうか。
マイルスやマクリーンは怒ってたけどw

御駄賃取郎さんからの返信。

しかしながら、これだけ色んな話題に即興対応できるジャズの人なんて他に知りませんよ。(^^) 私は「最強のジャズメッセンジャー!」と確信しています。
あ?それにプラス「生きるジミヘン」だしぃ。。^^v

ありがとうございます。
これが楽器だったら……(涙)。
若いころ、もっと真面目に音楽の勉強と練習をしておけば、アドリブびしばしなジャズマンになっていたのか、……なぁ?

博 橋本さんからのコメント。

すみません! 村長と呼ばさせて頂いています。最大級の敬称と思っといます。
あっという間に町長になってしまうだろうけれど、最大級の敬意を込めて拝聴続けます!

ありがとうございます。

それにしても、
あれれ?
突然どうされたんですか??

>あっという間に町長になってしまうだろうけれど
すいません、先日動画では「5000人超えたら村が町になる」と話しましたが、たしかに、そういう町もあるようですが、県の条例によって人数はマチマチだそうです。
8000人を超えても村のままなところもあるので、ここもしばらく「村」でしょうなぁ。
よく欧米などと日本を比較した上での悪い意味で「村社会」という言葉が使われますが、今の気分は「村社会上等!」でありますw

博 橋本さんからのコメント。

村長さん、村暮らし、大好きです^ ^

Katiosさんからのコメント。

個性の強いマスターがやっているジャズ喫茶を体験してみたかったなあと思っていましたが、そういえば、入ってきたお客さんの顔を見ただけでまともに珈琲を飲む人か判断できるという珈琲屋さんが家の近くにあるのを思い出しました…笑
君のような人に出す珈琲は無いよと、何も出さずに帰したりするらしいです🤣
ジャズや珈琲に限らず、本当にこだわり抜いて、突き詰めてやっている方には、そういう性格が割かし多いのでしょうか。
雲さんは人の顔を見てどんなジャズを聴くか何となく分かりますか?笑
後藤さんにも聞いてみたいですね

ぜんぜんわかりません😎

Katiosさんからの返信。

流石に分かりませんか🤣笑

いやぁ、まったく分からないというか、外しまくっています。

オフ会やってリアルで会うとそれを痛感するのですが、
ラオウみたいな人だと思っていた人がケンシロウみたいだったり、
碇ゲンドウを想像していた人が、冬月コウゾウみたいだったり、
ピッコロ大魔王だと思っていた人が、亀仙人だったりと、
文字から伝わるイメージと、実際の人のイメージがまったく違うのだから、
おそらく人の顔みて好みのジャズを見当つけるのは難しいと思っています。

もちろん、学生時代、ジャズ喫茶バイト中には、そういうゲームはしてましたよ。
あのお客はリクエストするや否やとか、
リクエストするとしたら、典型的なハードバップか、それともピアノトリオかとか、
あの人、絶対ガチガチのフリージャズだよなと思っていた人が、
フュージョン時代のチック・コリアをリクエストしてきたりとか、
とにかく、外れ多き人生であります(涙)。

Katiosさんからの返信。

なるほどなるほど🤔
確かに、そう考えるとかなり難しいと思いますね。
しかし、そのゲーム楽しそうですね…笑

外れ多き人生です
と仰っていますが、「目利きというのはどれだけ外れを引くか」というのを聞いたことがあります。
ですから、その分、目や感性が磨かれているのかなと感じました。
そう考えると、私もこれからたくさん外れを引きたいですね。
いわゆる名盤と言われているものだけでなく、色々外れのアルバムも聴いていこうと、今コメントを書いていたらそう思えてきて、ついつらつらとコメントしてしまいました…🤣🤣笑
ただ、外れのアルバムと言ったらプレイヤーに大変失礼ですね…笑

まあたしかに。
当たっても外れても、とりあえずは知識や経験を総動員しながら色々と考えるので、頭は使いますよね。
だから、これからはボケ防止には良い方法だと思います♪

自分の予想に対しての「当たり・外れ」はありますが、
私の場合、作品に対しては、なるべく「当たり・外れ」という言葉は使わないようにしています。(無意識に使っていたりして……)

なぜかというと、「世の中に出ているアルバムに外れなし」ぐらいの気持ちで構えていたほうが、人生楽しいからです(笑)。

商品として世の中に出ている以上は、どんなに少なくとも1人以上の人は「OK」「良い」と判断しているはずだからです。
ミュージシャン、プロデューサー、販売会社の人などなど、「良い!」と思う人が一人もいなければ、たぶん世間には流通しないと思うから。
(海賊盤はべつかもしれませんが、仮に内容や音が悪かったとしても、発売する人は記録的価値としてOKを出しているわけで)

だから、「自分モノサシ」で「うーむ、わからん!」とか「うーむ、いまいち!」だと感じたとしても、世の中には複数の人は良いと感じていると思えば、「きっとどこかに良いところがあるはずだ」と、耳が良いところを探すモードになってくれます。

私はこのようにして、モーニング娘。やAKB48を克服していったのだ、わはははは(違)。

もちろん、それでもダメなものはダメ、生理的に受け付けないものだってあります。

そういう時は、距離を置く。
聴かない。

以上!😎

Katiosさんからの返信。

確かに、そうですよね。仰る通りで、誰かしら良いと感じているはずです。反省しました…!
良い所の多い少ないなどはあるかもしれませんが、どこか良い所はあるはずで、それを一つでも見つけようと思いながら作品に向き合う方が楽しそうです。
いやいや、本当に反省です…笑。ありがとうございます!

高松貞治さんからのコメント。

エリック・ホブズボームの『ジャス シーン』が発売されました。エリック・ホブズボームと言えば歴史家ですが、本当はマルクス主義者で、共産主義者です。そのエリック・ホブズボームの評伝が去年の夏に発売されましたが、その中にジャズに狂っていると書いてあったのですが、こんな本を出すまでジャズが好きだと思いませんでした。といってもこれが最初ではなく、60年代にフランシス・ニュートン名義で『抗議としてのジャス』と題して邦訳されています。内容はジャズはアメリカで生まれましたが、ジャズ評論はヨーロッパで生まれました。再刊された本書を読んで舌を巻きました。これほど包括的なジャズの世界史が、とっくの昔に書かれたとは。ジャズとブルースの関係や楽器の遍歴を論じ、ジャズファンの熱狂と偏頗な人習観を指摘し、クラシックに並びたいと望むジャズ側の文化的欲望にまで言及しています。またジャズクラブで自家に接した人ならではの観察が鋭いです。エリック・ホブズボームは偶然にも油井正一さんと1歳違いです。油井正一の『生きているジャズ史』その共通点が興味深いです。高野雲さんも機会があれば買って読んでください!

>買って読んでください!
4200円出して買うの勿体ないから、誰かちょーだい!(爆)

今後動画にするかもしれませんが(きわどいのでやめとこうかな……)、もしかしたら、鍵谷先生も影響を受けてるのかしらん?
>ジャズファンの熱狂と偏頗な人習観を指摘し、クラシックに並びたいと望むジャズ側の文化的欲望

クラシックへの憧れというか、「あくまで俺はクラシックがホームグラウンドであって、それより一段か二段下のジャズという音楽に降りてきてやってるんだ。君らジャズファンをもう少し上の高尚なレベルに引き上げてやるから、ありがたいと思え」的な態度が感じられるんですよね。

エリック・ホブズボームは、未読なのでどう書いているのか分かりませんが。(だから、誰かちょーだいw)

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高松貞治さんからの返信。

誰かちょーだい!って(笑)自分で買ってください!それにしても共産党、共産主義者はジャズが好きなんですかね?確か元ジャズ批評の編集長だった人の書いた『ソ連メロディヤ・ジャズ盤の宇宙』と言う本が最近出て、そこにはアメリカやヨーロッパとも違う、今まで知られてこなかった、ソ連時代のジャズが紹介されています。これでも2200円にします。また鍵屋幸信さんはこの本読んで影響受けたかもしれません。エリック・ホブズボームは確か同じ大学教授ですし、鍵屋幸信とは比べにならない位、世界的に有名な学者ですから、ジャズをクラシックより下に見に傾向があるかもしれません。これは日本だけではなく世界的にも学者のジャズ評論家はそういう傾向があるかもしれません。ただ本の内容を見ると、訳が悪いせいか、所々わけのわからないところがあります。ジャズの本としては専門ではない学者が書いたので何かとっつきにくい事は確かです。でもジャズの資料としては買っておいて損はないと思います。だから高野雲さん、自分で買ってください、大人なんですから!!

>それにしても共産党、共産主義者はジャズが好きなんですかね?
思想がもろ共産党という人は少ないんじゃないかとは思いますが、まあ与党気質ではなく野党気質な人、アンチ巨人気質な人は多いんじゃないかと思います。
(中には、いや、俺様は反体制派側の人間だからこそ、一周回って巨人のファンなのだ!と主張されている書店の店長もいましたが、まああくまで喩えということで)

あと、「アンパンマンは、はたして正義の味方なのか? 否。“悪の敵”ではあが、“正義の味方”とはいえないのである」(出典:岡田斗司夫の動画)というようなことを考えることが好きな人(笑)。

言葉悪く短く縮めちゃうと、反抗的な屁理屈野郎??(笑)

で、そういう人を引きつける魅力がジャズにはあるんでしょうね。

私も反抗的は屁理屈野郎の気質があるようで、まあ要するに子ども。
子どもということは、大人ではない。
大人じゃないので、やっぱり、
「誰かちょーだい!」ww

高松貞治さんからの返信。

とんでもない屁理屈ですね!いろいろ書いた後、だからちょーだい!って。ちゃんとした大人なんですから、頼むから自分で何とかしてください!本当にお願いしますよね!天下の高野雲さんでしょう!(笑)

高松貞治さん⇒Kawai Andyさん。

もうその辺にしましょう!(爆!!)

高松貞治さん⇒Kawai Andyさん

エリック・ホブズボームの本のことコメントに書かなきゃよかったかなぁ(涙)高野雲さん、グレちゃうし😭

私⇒高松貞治さん

あはは、「反抗的な屁理屈野郎」に合わせたオチに持っていったつもりでしたが、
悪ふざけにしては度がすぎましたかね?

(*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾ペコリ

グレてませんので、ご安心を。

なぜ、このような悪ふざけをしたのか、私のまわりくどい思考パターンをいちおう書いておきますね。

あ、べつに高松さんを責めるつもりは毛頭ございませんので。

それは……、

以前、動画でマイルス本(たしか)を紹介した際は「高い」と愚痴られ、
その本の内容を動画で紹介したら、読む楽しみが奪われるから「これ以上紹介するな」と言われ、
その命令に従い、それ以降は紹介は控えているのですが、その本を読み終わったという連絡は今のところなし。

さらに、他にもいくつかの本も紹介するも、「高い」というコメントをいくつか頂戴した記憶もあります。

そのわりには、自分がすすめる本に対しては「買って読んでください」。

べつに腹を立てているわけではないのですが、
そんなお茶目で人間的な高松さんに対して
「ダダコネ子ども風」にアイロニカルに返してみたんです。

でも、
ちょっと伝わりにくかったようですね。

(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)ペコリ♡…*゜

まあ私が取り上げる本に対しての感想はどうでもいいんですよ。

しかし、そのわりには、先日のコメント、
これじゃんw

「まずは最初はベストセラーになった人間通から入るのもいいと思います。また生涯の友だった開高健の本、谷沢永一先生が尊敬していた司馬遼太郎の本できれば全集、また経済はシュンペーターの経済分析の歴史全3巻、石橋湛山全集、高橋亀吉の本、また20歳頃読んで鬱になったポール・ヴァレリー全集、これぐらいは頭に入れといてください。」

ま、その後、古本やおすすめの本を紹介されるフォローもされているので、「しまった、薦めすぎた」と思われたのだとはお思いますが、
ここでひとつ大きな発見が!

ジャズマニアに大量のアルバムを薦められる入門者の気持ちが分かった!!(笑)

高松さんのおかげです!!

だって、
「まずはチャーリー・パーカーから入るのがいいと思います。またブルーノートの1500番台と4000番台はモダンジャズを知る上では必須ですね。それとプレスティッジでは、ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』やマイルスの「ing」4部作ぐらいは頭に入れておいてください。また、モードジャズ以降にも親しんでもらうために『カインド・オブ・ブルー』もマストです」

って言われているようなものじゃないですか?(爆笑)

悪意はまったくなく、親切心から出ているラインナップです。
さらに、「知ってる者」からしてみれば当然な「基礎教養」なのかもしれませんが、いきなりこれだけの量を薦められたら入門者は引きますよね、ふつう。

で、今回の『ジャズ・シーン』も同様に、
⇒買って読んでください。
⇒自分で何とかしてください。

ꉂꉂ(థꈊథ)੭ु⁾⁾

いや、いいんですよ。
まったく怒ってないですよ。

ただ、そんなジャジーな高松さんを、ちょっとイジってみたくなっただけ。
ごめんなさい。
(* > <)⁾⁾ペコリ 高松さんの怒涛の書き込み量は、決してイジワルからではなく、溢れ出る「愛ゆえに」だと思うんです。 それはちゃんと伝わってます。 うん、大丈夫です。 だから、敬愛する谷沢永一先生のお宅に、電話までしちゃうわけでしょ?(笑) 「愛情」の表出のさせ方が、人によっては引いてしまうほど怒涛なんです。 私、そういう人、好きですよ。 自分にもそういうところがあるから。 ただ、すいません、これ私の悪いクセで直さなければいけないと常日頃思っているのですが、だから、そのような「怒涛の愛」を放出する高松さんのことを、ちょっと茶化してみようかな?というイタズラ根性が出てしまったのです。 大人げない。 申し訳ない。 でも、今回のやり取り面白かったですよ。 (気を揉ませてしまっていたのならスイマセン) じつは、エリック・ホブズボームの『ジャズ・シーン』は、 昨年の秋、書店でチェックしています。 黒と白のデカい本ですよね? で、少し立ち読みした感想は、 「間章よりは分かりやすいかな?」でしたw ただ、その時から現在にいたるまで、読まなければいけないものが多く、今はまだ読めないけれども、頭の隅っこに記憶にとどめている本ではあります。 なので、あと5年ほど、お待ちになっていただければ(長っ!) 高松貞治さんからの返信。

冗談なら冗談と早く言ってください!涙が出てきました😭大河ドラマ観てたんですけど、まさにエリック・ホブズボームの本、高野雲の乱!ですね。谷沢永一の件ですみませんでした。あまりにも思いあふれて、つい書いてしまいまして申し訳ありません。以後気をつけます!

>以後気をつけます!
いや、気をつけないでいいです。

その時に思いついたことをどんどん書いてくださって構わないです。
勢いが大事。
スピードが大事。
それがジャズ!(たぶん💧)。

今回は、高松さんが3つのバスドラを同時に鳴らしながら右手でトップシンバルを35連音符で叩き、左手は56分音符でスネアとタムタムとフロアタムを叩きまくったんです。

それに対して私は、両手の指を動かしてピアノを、ガレゴレギレ、カレコレキキなどと高音に駆け上がってドラムの攻撃をかわしつつ、カラキリコレガラゴレグガと高音から急降下して低音域の巻き弦地帯を拳でゴチと叩き、太い巻き弦が5本切れて空中に飛びました。

切れた弦はそのまま高松さんに向かって飛んでいきましたが、高松さんはスティックでそれをすべて叩き落とし、その間もバスドラをドバラダバ、ガラグシャメシャと踏み続けていました。

対して私は、高音に駆け上がり両手の人差し指を超高速で交互に鍵盤に打ちつけて最高音の5点ハ音を連打。

対して高松さんは左右の腕が目にも止まらぬ速さでスネアとタムタムを右左左右右左右左右左左左左左と叩きまくり、とどめの右の一打でハイハットのシンバルがスタンドから外れて空中に舞い上がったのです。

まあ、今回のやりとり(乱?)は、こんな感じのセッションだったのです(山下洋輔かよ)。

相手が発した音(文字)にどう反応するか。
反応せずに無視を決め込んでもいいし、触発されれば倍~10倍返しの音(文字)を放ち、演奏(思考)のアウトヘーベンを目指す。

これぞインタープレイ。
これぞジャズなのです(たぶん💦)。

高松貞治さんからの返信。

昨日は落ち込みましたが、今日は元気です😃ちなみに、高野雲さんが読んだと言う谷沢永一先生の大江健三郎の告発本、あの本を発行したのは、クレスト社といって、社長はもう亡くなりましたが、南渕信と言ってこの人は、若い頃、谷沢永一、開高健、向井敏、などが参加していた同人誌えんぴつ、に入っていて、谷沢永一先生とは大親友で、だから、大江健三郎べったりの岩波書店などの左翼からの妨害を受けずに済んで発売できたんです!

大江健三郎や丸谷才一クラスになると、「鶴の一声」で出版停止に出来そうで怖いですね。

Kawai Andyさんからのコメント。

白熱のセッションでした!(笑〜!)

ありがとうございます!!