パラレルワールドのハンク・モブレー

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もし、ハンク・モブレイがジャズ・メッセンジャーズの一員として、日本に来日していたら?

サンジョルディさんからのコメント。

【ジャズ・パラレルワールド、あるある】
59年、ハンク・モブレーは、古巣ジャズ・メッセンジャーズに復帰。3月にスタジオ盤『ジャスト・クーリン』と、4月にバードランドでのライヴ盤を録音。7月にニューポート・ジャズ祭に参加後、脱退。ジャズ・メッセンジャーズは、バルネ・ウィランに代役を頼んで『危険な関係』を録音。その後、ウェイン・ショーター を迎え、初来日を果たす、というのが、この世界の歴史ですが…。
(ナレーション)
もしも、たった一人のジャズマンが、日本の文化を変えたとしたら。そんなパラレルワールドがあなたの隣に存在しているとしたら…。この3分間、あなたの目は、あなたの体を離れて、このパラレルワールドへ入って行くのです。

61年1月。悪癖を断ち切ったハンク・モブレーは、ジャズ・メッセンジャーズの一員として、羽田空港に降り立った。折りしも日本では、「モーニン」ブーム。しかもジャズ喫茶のアイドル、ハンク・モブレーの参加とあって、大勢が空港に押しかけた。はっぴを着た5人がタラップを降りる姿をテレビが生中継。
来日公演は、満員御礼。しかも、日本公演のドキュメンタリー映画が大ヒット。
メッセンジャーズのファッションも流行し、銀座では、ジャケットに細いズボンで楽器ケースを持った<モブ族>や<モガ族>であふれた。ジャズとファッションの雑誌「M&M」創刊。
ジャズ・グループサウンズが、雨後の筍ように結成され、至る所で失神騒ぎが起きる。
河川敷は、トランペットやサックスを練習する若者でいっぱいになった。
「モブレー、モーガン、メッセンジャーズ」のいわゆる3Mが若者を指す言葉となり、「サックス、スポーツカー、セーリング」の3Sがステータス・シンボルとなる。
ジャズは、その後、ワウペダルによる歪みのブームが来たが、90年代から、歪みなしへと原点回帰する。ジャズ喫茶は、現在、コンビニよりも多いとされる。
モブレーは、その後何度も来日し、85年には、熱海に移住。温泉につかりながら、近所の子にテナーサックスを教えて、穏やかな余生を過ごした。

(ナレーション)
明日の朝、目を覚ましたら、街の様子を注意深く見てください。ひょっとしたら、あなたは、パラレルワールドの住人になっているかも知れません。

こちら

面白すぎ!!
どれだけ「モブレー愛」に溢れているんだ、この人は(笑)。

というわけで、このコメントを紹介する動画をアップしました。

コメント

サンジョルディさんからのコメント。

コメント返し、ありがとうございました😃
ご推察の通り、私のコメントは、高野雲さんをハードバップに引き戻す目的を持っております(笑)😎

いつもネタにさせていただいてすいませんねぇ。
でも、面白いからしかたがないのだ!(バカボンのパパ風に)

>ハードバップに引き戻す目的
や、やはり!

サンジョルディさんからの返信。

もちろん、ハードバップ以外の動画も、いつも楽しく見ておりますー😀

まいどおおきに~🍵

博 橋本さん⇒サンジョルディさん

コンビニより多いジャズ喫茶にチャリ🚲で乗り付けたい😃

サンジョルディさん⇒博 橋本さん

ジャズ好きには、夢のような光景ですねー☺️

博 橋本さん⇒サンジョルディさん

入り口で ” 百円コーヒー ” を購入。
たまに御隠居と相席になってしまう😅

ご隠居w
八っつぁんもいたりしてw

サンジョルディさんからの返信。

それと熊さんも😄
<なかやん>や<ごっちゃん>もいるかも知れません😎

博 橋本さん⇒サンジョルディさん

四谷の<ごっちゃん> 武蔵野の<なかやん> なんだか十手でも持っていそうです😅

問題はかえって拡大😅
*<なかやんは>芝のお方でした😅

そこに寺町の「てらやす」も登場。

火花を散らす、<ごっちゃん>と<てらやす>。

喧嘩だ、喧嘩だ、喧嘩でーい!

いよ~っ! 火事と喧嘩は江戸の花!!

サンジョルディさんからの返信。

止めに入る<なめっち>😁

なめっち!(爆笑)

「鍵盤のお順」を見出した目利きですなw

博 橋本さんからの返信。

お順の姐さんもなんだか絡みそう。困った😅

絡みそうですね~。

おらおらおら、ダイの大人がガンクビそろえて、サカシマなこと、ウダウダ抜かしてんじゃないよっ!

なんていいそう。

ここはもう、大奥のアキヨさんにご登場願うしか……(汗)。

サンジョルディさん

そこに<いわさん>が「まあまあ、もう一杯どう?」とコーヒーを両手に持って、止めに入ります😁

博 橋本さん⇒サンジョルディさん

やっぱりそろそろ出番ですね😁

しかし、忙しい<いわさん>は、吉原のほうへ行ってしまいましたとさ😁

博 橋本さんからの返信。

私は姐さんが纏めて面倒見てくれることを祈ります😅

ですね~。
私も祈りたいです。

ただですねぇ、
<てらやす>は、
「『Baroque』みたいなのがジャズをダメにするんだ!」と言い放ってたそうですし、
<ごっちゃん>は、
「スタイルがあいまいで、何がいいたいのかわからない」と書いてるんですよ。

修羅場?😱

博 橋本さんからの返信。

別件の聞き取りでお忙しい。
サンジョルディさんには無断ですが、ここはやはり姐さんに一肌脱いで頂きたい😅

頑張れ順姐さん!
WOW!!

長谷川孝二さんからのコメント。

なるほど(笑)。
このパラレルワールド通りになっていたら、ハンクモブレーはアルコール依存症を克服することができたのかも知れません。

そうですね。
酒からお茶へ。
「モブ茶」ですからw

高松貞治さんからのコメント。

紺碧の艦隊、旭日の艦隊、私も読んでいました!特に印象深いのは、インドでドイツ軍と戦うところでロンメルが出てきて、さらに味方にするところなんか、読んでいて、ありえねぇーと思っていました(笑)確かこの小説は、共産党の赤旗に取り上げられ、これでもかって言う位、コテンパンに貶されていましたね!

さすが高松さん!
読んでいらっしゃったんですね。

そうそう、ロンメルも仲間になるし、マウントバッテン将軍は山バツ将軍だし、アメリカのほうはというと、レーガンも仲間になるし、ハルゼーは早々に「轟沈!!である」だし(笑)。
もうなんじゃこりゃ?!な展開ですよね。

それに、坂本龍馬とか高杉晋作とか(漢字が違っていたかもしれません)、歴史上の人物と同じような名前の軍人が、日本軍にはいっぱいいるし。

ツッコミどころだらけの隙間をわざと作ってくれているんじゃないかと思うほどの楽しい小説でした。

ただ、アルフレッド・セイヤー・マハンの「海軍(海洋)戦略」と、カール・ハウスホーファーの「地政学」の概念は、この作品で知ったので、あながちB級読本として片づけるのはもったいないところもありましたね。

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高松貞治さんからのコメント。

確かいろんな人が、輪廻転生して生まれ変わって、また戦争をやり直すと言う小説でしたね!今となっては、なんじゃこりゃというトンデモ本で、当時結構売れて、いつも最新刊は売り上げベストテンに入っていて、みんな出版されれば、夢中になって読んだものです。確か戦争の戦術、戦略などもっともらしく、どこからの引用か分かりませんが、なるほどと思うようなことも書いてありましたね!
今も思えばどうしてこん本をみんな夢中になったのか、不思議といえば不思議です。同じ頃、漫画で、かわぐちかいじの、「沈黙の艦隊」が出版されそれで相乗効果で売れたんじゃないかと言われていました。最近亡くなられた、石原慎太郎が国会で、当時の総理に、国会で『「沈黙の艦隊」を知っていますか?』と発言する位、ブームになっていましたから当然、何かしら影響を受けたでしょう。著者の荒巻義雄はそれを本の中で否定されていましたが、きっと読者は何かしら影響受けて購買力に火をつけたと思います!多分そうだと思います、いろんな意味で面白かったですね😃

そうですね、今にして思えば、なんであんなに売れてたんだろうと思いますが、当時、時代は「架空戦記ブーム」だったんでしょうね。
書店に行けば、目立つ場所に平積みされていましたから、私のように手にとってレジで買い、取り敢えず軽い気持ちで1冊読んでみたら、案外ハマッてしまったというパターンの人も大勢いたのかもしれません。
それと、プラモデラー、それもガンプラではなく、戦車、軍艦、戦闘機などのスケールモデル好きの読者も多くいたではないかなと睨んでいます。
私は模型メーカーのタミヤが月刊で発行している『タミヤニュース』を毎月購読していましたが、ある号では『ラバウル烈風空戦録』の著者・川又千秋氏が巻頭に登場したりしていましたから、自分が作ったプラモが活躍したらどんなだろう?なんて思いを馳せるモデラーたちも架空戦記のシリーズに引き込まれていったのかもしれません。

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特に、開発途中で終戦を迎えてしまった局地戦闘機「震電」なんかは、幻の戦闘機と言われるほど人気の高いプラモでして、名前こそ違えど、局戦「震電」の生まれ変わりのようなフォルムをした「蒼莱」が、帝都上空に侵入してきた大型爆撃機B-30(B-29ではない)をボコボコに撃墜しまくる描写に胸のすく思いをした航空機ファンも少なくなかったはずです(私もその一人でした)。

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あとは、おっしゃる通り、やはり『沈黙の艦隊』の影響が大きいでしょうね。

『沈黙の艦隊』や『紺碧の艦隊』がスタートした1988年は、まだまだ日本はバブル崩壊前。今よりも国民は自信に満ちていた時代であり、10年近く前に出版された内容とはいえベストセラーとなった『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の影響や、アメリカの労働者が日本車をハンマーで叩き壊す映像が「ジャパンバッシング」の象徴として繰り返し報道されたり、安田火災海上保険(当時)がゴッホの「ひまわり」を53億円で落札したりといった事柄が、わが国は経済大国であるという自信(幻想?)と、アメリカに追いつけ追い越せ、いや、もう追い越した? というような気運が満ちていた時代ともいえます。だからこそ、そのような時代の趨勢の中、かつて自分たちを敗戦に追いやった「強国」であり、文化的にも常にコンプレックスを抱き続けた対象である「アメリカ」のことを翻弄したりギャフンといわせるようなストーリーが受けたのかもしれません。出世したいじめられっ子が、同窓会でかつてのいじめっ子にマウントを取りたがるマインドみたいな?(笑)

>きっと読者は何かしら影響受けて購買力に火をつけたと思います!
おっしゃる通りだと思います。
奇しくも同時期にスタートした「アメリカを翻弄」する「潜水艦」ものの2作品。
片方でファンになった読者は、もう片方にも入れ込むのは自然の流れだったと思いますし、両作品によって新しいマーケットが開拓されたといっても過言ではないかもしれませんね。

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もっとも、『沈黙の艦隊』の作者・かわぐちかいじ氏は、あまり『紺碧の艦隊』は意識していなかったのではないかと思います。
逆に『紺碧〜』の荒巻義雄氏は、けっこう『沈黙の艦隊』を意識していた形跡があります。
『紺碧の艦隊』の何巻かは忘れましたが、巻末の「あとがき」で、「海江田艦長(原子力潜水艦「やまと」の艦長)もニューヨークで頑張っていることだし……(こちらの物語の登場人物も頑張りますよ)」的なことを書かれています。

この時期を境に、『紺碧の艦隊』は、私個人の私感ですが、奇妙奇天烈なご都合主義的展開度が高まり、それと反比例するかのように、『沈黙の艦隊』は、単なる軍事漫画を超えた、「人間」や「信じること」を主題にした重厚なテーマに切り込んでいった感じがします。
だって、『沈黙の艦隊』の後半の主人公は、明らかに海江田艦長ではなく、ベネット大統領ですからね(笑)。

「やまと」一隻と米大西洋艦隊が激突するニューヨーク沖海戦あたりから、海江田艦長は「神」になっちゃいましたから(それ以前から「神」のように振る舞ってはいましたけど)。その「神」に翻弄される米大統領の人間臭さから、最初は単なる敵役だと思っていた米大統領に親近感を抱くようになったファンも多いのではないでしょうか?

副主人公であり、ある意味物語の「狂言回し」的役割を担っていた深町艦長も同様で、あたかもこの2人は、「神の意思」を推し量り、ある時は嫌悪し、ある面ではシンパシーを抱き、戦ったり牽制しあったりと、懸命に生きる人の姿そのものです。このあたりが、かわぐちかいじは、つくづく「人」を描くことを主題としている作家なんだなと思わせるところで、単なるカッコいい兵器や戦闘を描きたい人ではないことがわかります(絵が上手いから、そう思ってしまいがちですが)。

それに比べると、『紺碧の艦隊』や『旭日の艦隊』の登場人物からは、あまり「人間」が感じられないんですよね。筋書きに沿って、登場人物一人一人が、ただ役割を演じているだけに感じます。最初は主人公だと思っていた高野五十六は、だんだん存在感がフェードアウトしてしまうし、唯一、大高弥三郎首相が人間っぽい重厚な魅力があるのかもしれませんが、彼の思想や言っていることって、老荘の思想をはじめとした中国哲学や、西洋の軍事理論のコピペ編集で成り立っているようなところがあり、まあ教養と深みのある凄い人なんだなと思いますが、あまりキャラクターとしての芯が感じられないんですよね。

そのあたりの違いが、表面的には似たような作品でありながらも、「人間」を描こうとした漫画家と、「戦争論」を講釈しようとしたSF作家の資質の違いが作品の厚みの違いとして如実に現れてしまった気がするんですよね〜。
まぁ、どうでもいいことですが、取り敢えず両作品には楽しませてもらいました(笑)。

くまが集う喫茶店さんからのコメント。

思うにモブレーが来日公演に
同行していたら
あの大歓迎ぶりに堪えられず
メンタルが潰れていたかと
(^o^;(笑)(汗)

日本ジャズファンの
膨らむ期待に応えられず
ヘロヘロな演奏だったかも
知れませんね
^^;

その可能性もあるかもです。
ただ、ヘロヘロだったとしても、それがかえって人気を呼ぶ理由になってしまうかも。

くまが集う喫茶店さんからの返信。

それこそスイングジャーナルに
『頑張れモブレー!!』みたいな

大アリですね!(笑)

くまが集う喫茶店さんからのコメント。

手の引っ張り合い
してるかもですw
^^;

Mori tさんからのコメント。

ピアニストのAhmad Jamalのコンサートに行ってファンになりました。出来たら取り上げてもらいたいんですが。

今年中にはなんとかアップできるよう頑張りたいと思います。

イヤダローさんからのコメント。

パラレルでいえば、「もし、日本が1945年8月に降伏していなかったら?」、やはり、村上龍氏の「5分後の世界」みたいにトンネル掘って、地下で生活しているのでしょうか?

『5分後の世界』、いいですねぇ!
ただでさえも筆圧の高い村上龍の作品の中でも、群を抜いて筆圧の高い作品ですよね。
だから、10回以上は読んでます。

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ただ、アンダーグラウンドの兵士や、地下に無数のトンネルを掘って底から世界に向けて「わかりやすい形で」UGの精神を発信し、決してプライドを失わない彼らの姿勢と生き様はカッコいいのですが、地下にこもり、無数のネトワークを張り巡せることは果たして可能なのかな?とも思っています。

もし、私が仮に、司令部の偉い人だったら(?!)、えーと、すいませーん負けました〜、腹減ったんで食い物ください、ついでに、ジャズのレコードも頂戴!って言いかねないのですが(笑)、それを言ったらダメということであれば、まずは山に兵力を集中させて、山岳ゲリラ作戦を展開させるでしょうね。

どうせ、日本列島上陸する前に、平地の都市部は大方、空襲や原爆(!)で壊滅状態にされちゃうでしょうから、そうなる前に、残った人員、兵力、火器を複数の山の中に移動させ、本土決戦に備えます。

日本って、結構山が多い島国ですからね。
兵力と拠点を各山々に分散させて撹乱しまくれば、連合国もスイスイと侵攻は出来ないんじゃないかと。

山の中だったら、航空機を狙い撃つ高射砲を設置できるし、逆に航空機の方からは山の中の高射砲は狙い撃ちしにくいと思うし。
白兵戦においても、土地勘はこちらの方があるし、地の利を活かして戦えます(粘れます)。

確か『5分後の世界』に出てくる小学校の社会の教科書にも、九州の山岳地帯でサカモト少佐だったか大佐か中尉がゲリラ戦を展開して勝ったというような記述があったような(10回以上読んでいると言っているわりにはうろ覚え)。

もっとも、焼夷弾などで、山が丸裸にされたり、連合国軍は日本列島上陸後には化学兵器の使用も考えていたというので、ベトナム戦争の枯葉剤よろしく、山という山に薬品撒かれたらオシマイですが。

地下に潜るのは、その次の手段でしょうね。

もうその頃になれば、この期に及んでも「徹底抗戦」を主張する気力のある人はどれくらい残っているかということもあるし、すでに降伏しちゃってる可能性大なので、やっぱり地下にこもって、その後何十年も戦い続けるというのは、小説設定としてはカッコいいのですが、現実的ではないんじゃないかと思っています。

でも、小説は素晴らしいです。
特に、ラスト1ページが……

永井勉さんからのコメント。

ハードバップ パラレルワールドシリーズ その1 ですね・・・・・・W
凄いアイデアだと思います・・・m(__)m
もし ハードバップで活躍したプレーヤーを網羅したら、
それこそ凄い本が出来ると思います・・・m(__)m
次はマイルスのパラレルワールドなんかどうでしょうか・・・・・・W

マイルスのパラレルワールド。
いいですねぇ。

ということで、サンジョルディさん、よろしくお願いします!

マイルスのいない世界というのも面白いかもしれませんし、電気楽器に手を出さなかったマイルスの世界というのも面白いかもしれませんね!

永井勉さんからのコメント。

だめですよね 雲さん・・・・・・W 先陣きってマイルスのいない世界
を想像してみて下さい・・・m(__)m
それだけで本が出来るとおもいますよ・・・・・・W

ビバップ以降のビートに、よりアクセントの強調するポイントやニュアンスの変化の先鞭をつけたマイルスが不在であれば(マイルスは何よりドラミングに新しさを求めていた人でもある)、ジャズドラムのスタイルもずいぶんと違うものになっていたのかもしれません。

また、モード奏法の先鞭をつけたマイルスが不在であれば、もちろんモード的スタイルは、ミンガスやジョージ・ラッセル、ギル・エヴァンスあたりが作品を発表したかもしれませんが、『カインド・オブ・ブルー』ほどの「金字塔」的作品は生まれなかった可能性が高く、「ジャズの手法のワン・オブ・ゼム」、つまり「表現スタイルの選択肢のひとつ」にとどまっていた可能性が大です。
なにより、他のジャズマンに比べると「II-ⅴ」のアドリブがちょっと「ヘン」なコルトレーンが、「オレの求めていた表現手法はコレだ!」と飛びつくヨスガがなくなるわけで、『ジャイアント・ステップス』以降の次のステップを踏み出せないコルトレーンは、当然マッコイ・タイナーの特徴的なモードピアノのカルテットも実現しえなかったわけで、ということは、後輩たちが参考にすべき「モードジャズのお手本」バンドが存在しないとになり、新主流派以降のジャズのスタイルはずいぶんと変わった形になるかもしれません。たとえば《ソー・ホワット》の変形曲ともいえるハービー・ハンコックの《処女航海》も生まれず、ウェイン・ショーターもジャズ・メッセンジャーズの音楽監督時代が全盛期となり、後に、様々な試みはすると思いますが、ブルーノートの『ジュジュ』をはじめとした一連の「モード作品」は世に放たれず、一部のマニアが熱狂するだけの「ローカルな変わり者ジャズマン」どまりになっていたかもしれません。

ショーター、ジョー・ヘンダーソン、グラシャン・モンカー、アンドリュー・ヒルなどの「新主流派」の作品のないブルーノートは、なんだかつまらないなぁ。

バップからモードを飛び越えて(時代背景とシンクロして)いきなりフリージャズの時代が到来する可能性大。

その一方で、モードとはほとんど無縁で、かつドラムとベースのリズムは比較的ステディなスタイルを求めたセロニアス・モンクの音楽が、時代が進むとともに徐々に脚光を浴びるようになり、マッコイ・タイナーの追随者が不在なかわりに、モンク的スタイルの後輩ピアニストたちがたくさん出てくる可能性も。

モンクの音楽が市民権を獲得しはじめると、マイルスが推し進めたリズムや電気楽器といった「外側」の変革よりも、ハーモニーやメロディのアクセント、休符といった「内側」の変革にジャズの進化のベクトルが向くようになり、ロックの殿堂の「フィルモア」やワイト島のような大会場で演奏するようなポピュラリティは獲得しないにせよ、より作曲、アレンジ、奏法などに重きを置いたアカデミックな音楽に変容していくのではないかと考えられます。

つまるところ、現在のウィントン・マルサリスのリンカーン・センターのような音楽が数十年早くやってくるだけという、つまらない結論に(涙)。

ウイントンの音楽は嫌いではありませんが、やっていること(あるいは、音から感じられること)って、結局のところ、「マイルスは素晴らしいミュージシャン」であることを認めた上で、またフリージャズ時代の「黒人の苦闘の歴史」を認めた上で、フリージャズとエレクトリック時代のマイルスの試みを「無かったこと」にしているように感じられるからです。

いずれにしても、マイルスがいなかったらジャズはずいぶん「面白くない」。

……と、こんな感じでどうっすか?!

永井勉さんからの返信。

とても長~い返信ありがとうございます・・・W
おっしゃる通りですね・・・m(__)m
マイルスというピースがないジャズの世界は大きく変貌していたでしょうね・・・m(__)m
それにしても雲さんのマイルス愛は凄いです!!

ナイス・・・・・・W

ありがとうございます!

サンジョルディさんからのコメント。

【いぶし銀と金(きん)の原石、あるある】

ブルー・ミッチェル『ザ・シング・トゥ・ドゥ』(ブルーノート64年録音)

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ブルー・ミッチェル、ジュニア・クック、ジーン・テイラーと聞くと、「ああ、ホレス・シルヴァー・クインテットね…」となりますよね。
でもこれは、彼ら3人がホレス・シルヴァー・クインテットを脱退した後のアルバムです。
ホレス・シルヴァー・クインテットの時は、バンドの特色を出すため、まさに<チームプレイ>に徹した、いぶし銀の3人。それが、ホレス・シルヴァー・クインテットの看板を下ろし、シルヴァーのバッキングから<解放された>(笑)今、ここぞとばかり、個人技を繰り出します。
特にジュニア・クックは、リフレインや粘りのあるテナーを吹きまくり。
<好きなトランペッター5人>や、<好きなテナーサックス奏者5人>には、あと一歩届かないことが多いミッチェルとクックですが、このアルバムでは、<職人技>が光ります。

その3人に、23歳になったばかりのチック・コリアと、21歳のアル・フォスター(クレジットは、まだ本名のAloysuis)が加わります。
チック・コリアは、わざとずらしたようなタイム感で、合いの手にとどまらず、ぐいぐいフレーズ満載のバッキング。楽器は違いますが、ちょっとスコット・ラファロのグイグイベースを思い出しました。ソロも、誰かに似ているようで誰にも似ていない、独特な個性を持っていて、一瞬風格さえ感じます。
アル・フォスターは、リズムキープだけでなく、おかずの入れ方が心地よい、「ほんとに21歳?」というドラムを披露します。
当時<いぶし銀>3人と、将来<金>の2人…
それぞれのパートに耳を傾けると何度も楽しめる、
まあ、<ハードバッピアンにはツボ>の、良きアルバムです😊

>シルヴァーのバッキングから<解放された>(笑)

ある意味「呪縛」から解放された(笑)。

書いてあることは、すべてごもっともだと思います。

そそるジャケットのアルバムでもあります。
あの色合いが、なんともブルーノート。

サンジョルディさんからの返信。

ブルーノートのジャケットの色は、いいですねえ。また、ブルー・ミッチェルのごつい指が、かっこいいですね😎

あのごっつい指で煙草をはさんで《アイル・クローズ・マイ・アイズ》を吹いていたのかな?

サンジョルディさんからの返信。

トランペットだと、<吹いている>時は、<吸えない>んですけどー😆

フレーズの合間に、
「急いで口で吸え!」😆

カトウシュンさんからのコメント。

動画がバグったのかと思いました(^-^;
私はハードパップがどういうものなのか分からないので、これから高野さんの動画で勉強してみます!

ひとくちにハードバップといっても、人によって定義が様々だったりするので、私だけではなく、色々な人の意見をリサーチしたほうが自分の中の世界に膨らみが出てきますよ。

たとえば……、

油井正一
ハードバップは「クール・ジャズ」に対抗する形容として「ハード・バップ」という言葉が「便宜上」使われだした。ファンがハード・バッパーに位置づけているミュージシャンのなかにも「われわれがやっているのはただのバップ」といっている人もある。まちがっているのではない。ハードバップはクールと区別するためにファンが勝手に使いだしたものだからである。

岩浪洋三
ハード・バップは、ファンキーなフィーリングを持っているかどうかが重要なポイントとなる。ビ・バップではバップ・アクセントを強調し、アブストラクトで挑戦的な姿勢の演奏がみられたが、ハード・バップでは黒人たちはおおらかでのびのびした黒人らしさを発揮し、堂々たる演奏をするようになった。

児山紀芳
ハード・バップの立役者はなんといってもドラマーたちだった。タイム・キーパーとしての役割から解放され、ホーン奏者を背後で鼓舞しつづけた。ドラマーが解放され自由を獲得した……というハード・バップ期の成果は、とりもなおさず黒人が米社会で自由と平等を獲得するために闘い続けた運動の一環だったと拡大解釈することもできる。

青木和富
ハード・バップは、ビ・バップの形式を活用して自分たちの内面的な世界を等身大に映し出そうとした。繊細で優しく、温かく、屈託がないと同時に、屈折していて、孤独で刹那的。また知的でありながら世俗的という様々な人間的な側面を、全般に抑制したかたちで表現した。ビ・バップの激しい上下の律動、断絶的、爆発的なイメージに対し、ハード・バップは滑らかな連続する曲線、ホリゾンタルな動きを特徴としている。

成田正
象徴的な特徴は、4ビートの表現が一層細分化されることでしなやかなスイング・グループとなり、ベースラインは躍動感を増し、アドリブ奏者は基本的にテクニックの最大値を反復した。ビ・バップに比べて、リフ部分では「キャッチーであること」と、即興部分では「目ロディックであること」も大切な演奏要素として加味されるようになった。

アイラ・ギトラー
ハード・バップはゴスペルやブルースのルーツを見直し(シルヴァーの《ザ・プリーチャー》が源流)、スイング・ビートを回復させ、のみならずリリカルなバラードもハード・バップ期には生まれた。シルヴァーの《ニカの夢》はその典型だ。

ダン・モーガンスターン
ビ・バップと黒人大衆音楽(レイ・チャールズなどの純粋な形のリズム&ブルース)との混合物と考えることもできる。50年代のハード・バップは、その時代に特有の語法で語られた香りの高いジャズのスタイルのひとつだ。シルヴァー・クインテット、ブレイキーのJMはその代表コンボといえる。

フィリップ・カルル
答えはシンプルさ。ビ・バップの1スタイルってわけさ。それもハードな奴だよ(そう、チャーリー・パーカーとディジー・ガレスピーの音楽よりハードな奴っていうことになるのさ)。
でも一体、「ハード・バップ」なんてレッテルを考えだしたのはどこのどいつなんだ?!

ビル・ミルコウスキー
クールでソフトなウエスト・コースト・ジャズに対し、ハード・バップはガレスピー、パーカーを出発点にしてハード・ドライビングで活力に満ち、第1ラウンドで勝負を決めようとするヘビー級ファイターのようにパワフルだった。また、ファンキーで泥臭い感じのブルースやゴスペルの要素がそなわっているのも特徴的だ。

ハワード・マンデル
50~60年代の初頭にかけて流行した都会流のスマートでヒップなジャズのことだ。コマーシャリズムにも色目を使う才覚の持ち主で、腕も立つがスマートさも身につけていた連中だからハード・バップのレコードはリスナーにすり寄る姿勢がありありだ。『クール・ストラッティン』は、ブレイキーの『バードランド』に比べると妙に冷めて胸をゆさぶるような熱さはないが、クールに冷めた感覚が違うフレッシュなムードにつながって「冷たい名盤」になった。

※以上、『スイングジャーナル』1994年5月臨時増刊「新解釈!!ハード・バップ熱血事典」より要約引用。

みなさんそれぞれの意見は、一部の外国人の意見以外は「その通り」だと思いますが、私個人としては、児山紀芳氏の意見にもっとも近いスタンスかもしれません。
それが、過去に話した動画、「今のハードバップには何が足りないのか?」にもつながります。

また、この動画のコメント欄の永井勉さんへの返信(マイルスがいなかったら?)にもリンクするところもあります。

やっぱり、メロディも大事ですが、リズム主導で音楽の成り立ちが変わっていくことって往々にしてあると思うんですよ。

カトウシュンさんからの返信。

長文の返信コメントありがとうございます!
私もハード・バップとは何か?と自分の考えを持てるよう「ハード・バップ熱血辞典」を購入し、この本で勉強しようと思います。

色々な人が様々な意見を寄稿しているので、面白い本だとは思います。
中には「ん?!」な意見もありますが。

でも、もっと効率よい「ハードバップのおいしいとこ取りテクニック」はですね、
たまにサンジョルディさんがコメントで紹介しているアルバムを聴くこと。
これが一番早いです(笑)。
ブルーノートばかりだけど(たまにプレスティッジ)。

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

The Beatles 来日時の大騒ぎを思い出して、笑ってしまいました。

サンジョルディさんの才能のなせるワザですね!

K Nさんからのコメント。

NK
80年代から90年代にかけて、ジャズシーンに復活したバッパー、ハードバッパー達のライブを見るために、あちこち足を伸ばしましたが、モブレーと会うことは叶いませんでした。永遠に叶わぬ夢ですが、This hereからDat dereに旅立つ時は、Soul Stationを持参してサインをもらうことにしています。

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>This hereからDat dereに旅立つ時

う~ん、なるほど、うまい!!

サンジョルディさんからのコメント。

【ぐいぐい・リズムセクションと、マイペース・フロント、あるある】

チック・コリアの若い頃の、攻め込むピアノを聴いて、ドリームバンドを考えてみました。

【ぐいぐいリズムセクション】
<ピアノ>
ビル・エヴァンス
<エレクトリック・ピアノ>
チック・コリア
キース・ジャレット
<ギター>
ジム・ホール
<ベース>
スコット・ラファロ
<ドラム>
バディ・リッチ

ぐいぐいリズムセクションに対して、あくまでホーンは、<どこ吹く風>のメンバーをあてました。
【マイペースフロント】
<トランペット>
チェット・ベイカー
<アルトサックス>
アート・ペッパー
<テナーサックス>
スタン・ゲッツ
<バリトンサックス>
ペッパー・アダムス

😝

<どこ吹く風>メンバーのアルトは、アート・ペッパーもいいですが、個人的にはポール・デスモンドがいいかな、と。

なにせ、ぐいぐいバキバキと鍵盤をポキポキ・ガンガンなブルーベックのバンドにいた人ですからw

ブルーベックの「音塊攻撃」をさらりと優雅に交わす術を身に着けた達人なんじゃないかと思います。

トランペットのチェット・ベイカーは大正解!

テナーサックスはレスター・ヤングがリズムセクションの攻撃を何事もなかったかのように軽やかにかわしそうですね♪

サンジョルディさんからの返信。

なるほど、ポール・デスモンドは思いつきませんでした😅

それは、サンジョルディさんが「東」ってるからだよーん。

サンジョルディさんからの返信。

確かに<東>っています。<ブルノ>っているとも言えます😅

<ブルノ>ってばかりいないで、
たまには<リバサ>ったり、<プレス>ったりしてね♪

サンジョルディさんからの返信。

分かりましたー。
まあ<ヴァヴ>ることや<CT>ること、<EC>むことは、めったにありませんが😆

<アトラ>るあたりがギリギリラインか……。