「鎌倉殿」とワーデル・グレイ

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今年2022年の5月の連休に鎌倉殿(かまいち氏)のご自宅でオフ会をやりませんか?というご提案がありました。

まだ、日程は決定していませんが、出来れば「こどもの日」前後がいいのかな、と。

かまいちさんから提示された条件は以下の通りです。

・食べ物・飲み物は各自持参
・12:00~18:00
・爆音は望めません(今度はタイホされる!)
・LIVE中継も一興

かまいちさんお気に入りのテナーサックス奏者、ワーデル・グレイも聴いてみよう!

個人的には、プレスティッジの『メモリアルアルバム vol.1』ですね。

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ピアノは、アル・ヘイグ、そしてソニー・クラークも参加していますぞ。

コメント

TAKESI0506さんからのコメント。

鎌倉亭でジャズオフ会、いいですねえ。
 ぜひお伺いしたいところですが、今回は参加人数も少なく、私は2回連続で参加してますので、今回は初めての方にお譲りしたいと思います😓

 ワーデル・グレイは粟村さんの最も好むジャズメンの一人だったのではないでしょうか。
 かまいちさんコレクションの中に「世界ジャズ人名事典」という分厚い雑誌がありますが、その中に本邦初の当時のスイングジャーナル寄稿者が選ぶ楽器別ジャズメンベスト5という企画があります。粟村さんはテナー部門の第四位にワーデルグレイを挙げています。
 ピアノ部門の一位がレニー・トリスターノとかベース部門の四位がヴィニー・バークとか、粟村さんの順位はかなり個性が強いですね😅

さすが、TAKESI0506さん!!
私よりも「かまいちコレクション」を把握しているとは!(涙)。
というか、せっかく貴重な資料をいただいているのに、把握していない俺ってダメじゃん……(呆)。

そして、さっそくダンボールに立てかけている雑誌軍(群)を見てみると、「おおっ!」ありました、ありました、『世界ジャズ人名事典』が。

これは分厚い。
たしかにぶ厚い。
そして重い!

ジャズマンアップのカラー写真もたくさん。
広告もたくさん。

「事典」なだけあり、各ジャズマンのデータも充実しています。

そして、各評論家が選ぶ楽器別「ベスト5」のページ。

まず最初に気になったのは、ポール・チェンバースが少なぇ~!(涙)でした。

ほとんどの評論家がチェンバースをリストアップしてないのはどーして?
そういう時代だったのかなぁ?

もちろん、レイ・ブラウン、ミンガス、ブラントン、わかりますよ、わかりますよ。
でも、もう少し、チェンバースがいてもいいんじゃない?というのが個人的な感想です。

そして、TAKESI0506さんがお書きになられているとおり、トリスターノがピアノの部門の1位になっていましたね。2位がパウエル、3位がテイタム、4位がナット・キング・コール、5位がカウント・ベイシー。
なるほど。

その下の「オルガン」は、ファッツ・ウォーラー一択ですね。一人だけ。
ジミー・スミスもラリー・ヤングもシャーリー・スコットも(ん?)、バッサリ斬り捨てられております。
青木和富氏は、オルガンの第4位にマイルス・デイヴィスを挙げられております。おお、さすが!
ちなみに、5位はラリー・ヤング。
おいおい、ラリー・ヤングがマイルスに負けてるぞー、オルガンのコルトレーンが……。
ま、あくまで評論家いち個人の評価ですからね。
それに、マイルスの「ヘタウマオルガン」って、妙にインパクトありますからね。

次にワーデル・グレイが4位のテナーサックス部門を見てみます。

レスター・ヤングが1位でした。納得。
2位がソニー・ロリンズ。評価していなかった『コンテンポラリー・リーダース』もこの頃(70年代)には認めるようになったのかなぁ。
3位がチュー・ベリー、4位がワーデル・グレイで、5位がなんと、幻のテナー奏者のアレン・イーガーです。

>粟村さんの順位はかなり個性が強いですね😅

おっしゃるとおりだと思います。

録音もあまり残されておらず、ジャズから足を洗ってスキーのインストラクターやモデルの仕事をしたり、さらにカーレースのドライバーなったかと思えば、財閥の遺産相続人と懇意になったりクスリにはまったりと、忙しい人生を送った人ですね(その後、何度かジャズシーンにカムバックしていますが)。

吹奏スタイルはレスター直系ではあるのですが、最初はベン・ウェブスターからサックスの個人レッスンを受けていたようです(スタイルが全然違いますね)。

彼が参加で有名なアルバムだと、ジャケットが渋いトニー・フラッセラの『トランペットの詩人』なんかは、寺島靖国氏のファンの人はご存知の方も多いのではないでしょうか。

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次に気になったアルトサックスは、チャーリー・パーカーが2位。
首位は、ジョニー・ホッジスというあたりに、粟村氏の主張をなんとなく感じます。
3位がリー・コニッツ、4位がベニー・カーター、5位がアート・ペッパーとなっています。
日本では(個人的な印象だと)コニッツよりもペッパーのほうが人気があるように感じますが、粟村さん的には、コニッツのほうが上になっていますね。

そのあたりは、トリスターノや、ヴィニー・バーク、タル・ファーロウ、ビリー・バウアーをリストアップしている粟村さんの美意識や審美眼があらわれているようにも感じます。

いやぁ、まだ手つかずだった本(雑誌)の存在を教えてくださって、ありがとうございました!

TAKESI0506さんからのコメント。

そうですね。
ベース部門で22人中、15人がジミー・ブラントンを一位に挙げているのを見ても、編集部はあくまで、投票者の好みではなく客観的に見て優れていると思われるジャズメンを選ぶという意図ではなかったかと思うのですが、トロンボーン部門の一位にジャック・ジェニーを挙げているところなどを見ると、粟村さんの投票には、かなり好みが反映しているようですね。
 私はこの投票を見るまではジャック・ジェニーというトロンボーン奏者は知りませんでした😢

実は「トニー・フラッセラ/トランペットの詩人」は粟村さんがレコード評を書いてます、評点は3星半でした😥
あまりいい風には書かれていないので詳述はしませんが、寺島さんが「寺島流JAZZの聴き方」の中で絶賛してた〈I’ll Be Seeing You〉は粟村さんも、

 この曲のリリシズムなどを聴くと、コレクター達がこのアルバムに執着する心情は重々判る

 と少しほめてました😇

やっぱり、粟村さんのツボと寺島さんのツボは違うところにありますか。
ま、人によってツボが違うのは当然のことですし、多くのツボが異なる人が投票するからこそ、ベストの人選にも厚みが出てくるんでしょうね。

でも、皆さんチェンバースのベースはツボじゃないのかなぁ(と、まだ言っている…)

2019 enchanさんからのコメント。

動画配信ありがとうございます。是非参加させていただきたくFBにも入れさせていただきますが、私は関東ですので定員オーバーになりましたら遠方の方や新規の方を優先してくださいね。

エントリーありがとうございます!
遠方の方、初めての方を優先させたいと考えてはいますが、最終的にお決めになるのは「鎌倉殿」ですので、宸慮をお待ちください。

カトウシュンさんからのコメント。

デカイ音出して警察が来るなんてよっぽどデカイ音だったんですねぇ。
ワーデル・グレイの名前は初めて聞きました。チェックしてみようと思います。

私もよっぽどデカイ音だったんだと思っています。

以前、ウェス・モンゴメリーのパリのライヴを聴かせていただいた時は、ハロルド・メイバーンのピアノソロの箇所は、耳をハンマーで叩かれているようでした(笑)。

ワーデル・グレイはいいよっ!

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

Twisted という曲は、昔 Joni Mitchell の歌で聴きましたが、大元は Wardell の演奏だと今回初めて知りました。しかも、Annie Ross の歌のカヴァーだったんですね。全てが繋がりました。
Annie Ross
https://youtu.be/bhjOpm-KL-A
Joni Mitchell

ちなみに Joni はクールで僕の好みです。

永井勉さんからのコメント。

行きたい・・・m(__)m 
でもね 私は酒癖が悪いんです・・・m(__)m
雲さんも薄々わかってらっしゃいますよね・・・・・・W
ごめんなさい・・・いまだに酒の席で他の人に迷惑かけちゃてます・・・涙
それでも嫁は泥酔オヤジをなんとか救ってくれてます・・・・・m(__)m
だから酒を飲みに 関東に行くなんて 出来ません・・・
でも チャットだったら参加します・・・m(__)m
指が枯れてしまう前に一度雲さんとセッションしたいです・・・m(__)m

奥さんといっしょにどうぞ!(笑)

あるいは、永井さんがいらっしゃるんであれば、私、麦茶とウーロン茶とコーラで我慢しますので、永井さも一緒に麦茶とウーロン茶とコーラで我慢しましょう!
これなら、酔わない、迷惑かけない、やったね!
あと、それまでにはiRigを買って試してみる予定なので、PCかスマホにギターとかベースをつなげれば、少音量セッションも可能!
私も永井さんとセッションしてみたいです。

永井勉さんからのコメント。

嫁と交渉してみます・・・m(__)m

家族サービスで鎌倉旅行!ってことでw

永井勉さんからのコメント。

モンク城 門番の永井です・・・
嫁に却下されました・・・・泣
ギターとアンプをもって鎌倉に飲みに行く
と言ったら ばっかじゃないのと言われました・・・m(__)m
女には男のロマンがわからない・・・プンプン

>ばっかじゃないのと言われました・・・m(__)m
(号泣)

じゃあ、今度私が「西」に行きますよ。

ベースもアンプも持たずに手ぶらでw(重いから)。

スタジオで、ベース借りれますよね?
フェンダータイプのものがあれば、ジャズべでもプレべでもOKなので、それでいっちょセッションかましましょうかのぉ。

K Nさんからのコメント。

NK
ワーデル・グレイに反応してしまいました。確か プレスティッジだと記憶していますが、ワーデルグレイメモリアルVOL 1.2が出ていて、Easy Livingを擦り切れるほど聴いていました。もし長生きしていたらとんでもないテナーマンになっていたと思います。ゴードンとのテナーバトルライブ盤もありましたね。二人の音質スタイルは似ていますが、グレイの方がよりレスターヤングに近く、ブローイングセッションであってもフレージングが緻密で流麗です。この辺りが、粟村氏の琴線に触れたのかもしれません。

緻密で流麗。
たしかに、このあたりが、粟村氏のツボのような気がしますね。
他の評価しているジャズマンの傾向からも。

Tommy Jobimさんからのコメント。

オフ会いいですね。ぜひ参加させてください。現在68歳なので、かまいちさんとほぼ同年代かと思います。大学時代、Wardell Grayは、PrestigeのMemorial Album Vol. 1 &2 を愛聴しておりました。当時ビクターがPrestige Labelを廉価版(千円)で20枚ほど発売するということがありました。(ジャズの廉価版発売の最初、多分1972年ごろ)その中に、Wardell Grayのアルバム2枚が入っていました。Twisted, Easy Living, Sweet Lorraine など、分かりやすくよく歌うテナーマンでしたね。

参加表明、ありがとうございます!
動画では「申し込み締め切り」をお伝えするのを忘れてしまましたが、3月末にはいったん参加お申込を締め切り、応募された方が3名を上回った場合は、かまいちさんとご参加される方を決めたいと思いますので、それまでの間、いましばらくお待ちください。
(初参加の方優先にしたいと考えています)

Tommy Jobimさんからの返信。

返信ありがとうございます。ちなみに、小生は酒席は好きですが、下戸ですw

大丈夫ですよ。
かまいちさんも私も、それほど大酒のみというわけではないので(多分)。あとはご自分のペースで楽しまれれば酔いと思います♪

Kawai Andyさんからのコメント。

ワーデル・グレイ&デクスター・ゴードンのチェイスではゴードンの方がややハード・ブロウですが、レスターヤングの正常進化という感じでしょうか、ワーデル・グレイの方がスムーズで洗練されたフレージングで私の好みです。メモリアルは言わずもがな、今聴いても鮮やかで見事なプレイですよね。

謎の死を遂げたグレイですが、ウィキペディアに拠れば、55年5月ごろベニーカーターに雇われ、LAのムーラン・ルージュ・ホテルのオープニングの仕事のリハはやったのですが当日は来なかった。テナー奏者のテディ・エドワーズ(コンテンポラリーで雲さんの好きなリロイ・ヴィネガーとよくやってますね)の80年代後半のインタヴューに拠れば、ラスベガスで、グレイがオーバードーズでホテルの部屋で死亡したとき、その場にいた。彼の友人は、LAのベニー・カーターのグループと協力して、警察のトラブルを望んでいなかったので、彼らは彼の体を車に入

れて砂漠に持って行き、荷を下すとき、体は地面に落ち、彼の首は折れた、只それだけ。とのことであったらしい。

ゴードン⇒ややハード・ブロウ
グレイ⇒レスターヤングの正常進化

言いえて妙です、その通りに感じています。
レスター好きな人は、皆、グレイも好きなんじゃないかと思ってしまうほど、すごくレスターの良いところを受け継いでいるように感じます。
ゲッツとはまた違ったかたちで。

>只それだけ
事実は小説よりも……の逆で、真相は妄想よりもドライ也、だったんですね。

オーバードーズ。そうでもしなけりゃ、やってらんねぇぜ、な気分と日常だったんでしょうが、それがなければ、もっとたくさんの音源を聴けたのにと残念です。良いテナー奏者なのに、知名度がいまひとつなのは、やはり残された音源が少ないからということが大きいと思います。

博 橋本さんからのコメント。

鎌倉亭オフ会、素敵ですね。
行ってみたいのはやまやまですが、只今家人に要介護の者がおります。なるべく家にいたい状態です。
幸い関東生まれで育ちもしました。遣り繰り付くような時には是非お願いします。
ライブ配信を楽しみにしています😊

別件ですが、昨日は地元のミニ・シアターで『THE JAZZ LOFT』という映画を観てきました。写真家のユージン・スミスを扱ったドキュメンタリー映画です。

1950年代〜1960年代にスミスが住んでいたニュー・ヨークのロフトが舞台です。
中でもそのロフトで行われたセロニアス・モンクの「タウンホール公演」のためのリハーサルの様子が取り上げられており、これは見ものです。この様子は実際に動く画像がある訳では有りません。しかしスミスが残したかなりの量のテープの音源とモノクロの写真、回想の語りで十分満足出来ました。
ニカ夫人、ユージン・スミスとジャズを巡る魅力的な話にも興味は尽きませんね。

>遣り繰り付くような時には是非お願いします。
心得ました!

『THE JAZZ LOFT』は、未見ですが興味アリです。

博 橋本さんからの返信。

毎日一人で勝手に「気分はオフ会」で雲村長の ”おはようございます ! ” を楽しみにしています。
タウン・ホールのリハーサルの時のホルン奏者の話が ”なるほどな” と思わせてくれるナイスな話でした。

ありがとうございます!
ホルン奏者の話、ですね。
頭の隅っこに入れておきます。