ジャズの名盤は日曜日に生まれる?!

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博 橋本さんからいただいたコメントの一部を抜粋してみます。

・・・そうです。「名盤は日曜日に生まれる」

こちら

おお、そうだったんだ!

このコメントを紹介した動画をアップしました。

コメント

Ken Konishiさんからのコメント。

なるほどですね。”Waltz For Debby”のまばらな拍手はそういう理由だったのですね。いつも、何でかな?と思っていました。こういう裏話をもっと沢山知りたいものですね。

「ジャズ吉(?)」な視聴者さんが多いおかげで、最近は、けっこう「へぇ~!」な話が、動画のコメントに集まってくることがあるので、助かってます(笑)。
気長にこのチャンネルの視聴を続けてくだされば……。

TAKESI0506さんからのコメント。

私の手持ちのデータによると、録音が日曜日のアルバムとしてこのようなものがありました。

エラ・フィッツジェラルド・アット・ジ・オペラハウス
タル・ファーロウのブルーノート盤
ファイブスポット/エリック・ドルフィー
スティット、パウエル&J・J
フォンテッサ/MJQ
To Swing or Not to Swing/バーニー・ケッセル
ロールコール/ハンク・モブレー
ベリークール/リー・コニッツ
ホレス・シルバーとメッセンジャーズ
ベースオントップ/ポール・チェンバース
バードランドの夜/アート・ブレイキー
ブルーサージ/サージ・チャロフ
アットストーリービル/スタン・ゲッツ
オペラハウスのゲッツとJ・J
キャンディ/リー・モーガン
フライトゥデンマーク/デューク・ジョーダン
フィンガーポッピン/ホレス・シルヴァー
クロイドンコンサート/オーネット・コールマン
黒い聖者と罪ある女/チャーリー・ミンガス
グレイトコンサート/チャーリー・ミンガス
ジェリー・マリガン・ビッグバンド・アット・ビレッジバンガード

やはり、ライブ物が多いようですね😉

スイングジャーナル68年11月号に、アメリカでルディ・ヴァン・ゲルダーに会ってきた児山紀芳さんと菅野沖彦さんの対談記事が載ってます

菅野
 ヴァン・ゲルダーの人柄について印象はどうでしたか?
児山
 よくその道の達人、名人なんていわれる人は、人付合いがへただとか何とかよくいわれますが、このヴァン・ゲルダーという人はズバリそれを絵で書いたような人ですね。私がアメリカでたくさんの人に会って、インタヴューの最中に質問が気に入らないからといって、どもりながらまっかになって怒った人もヴァン・ゲルダーきりいなかったし、またインタヴューが終って2階に案内され彼の部屋に通されてくつろいだわけなんです。その時やはりタバコなども吸いたくなって、テーブルに灰皿もあるので、アメリカでは儀礼的に「タバコを吸っていいか」といいますね、でそのとおりいったら「ノー」というんですよ(笑)「君はもうじき外へでて帰るわけだからその時に吸ったらいいだろう」(笑)よほどの潔癖症とでもいうんですかね。
 彼はまた、その道にかけては徹底的に人に負けたくないという気持を持った人で、私が「あなたの録音されたレコードのうちこれが好きだ」とか、おせじも含めて「あなたの録音されたサウンドというものが、日本のジャズ・ファンの間では、ひとつのジャズ・サウンドのパターンになっている」というふうなことをいうと、とてもうれしそうな顔をするんですよ。それと反対のことをちょっとでも口にしようものならかんかんになって怒りだすんです。やはり感じとしては、彼はジャズ録音にかけての一つの芸術家じゃないかと私は思いましたね。
菅野
 たとえば音楽家とのトラブルというか、音楽家の主張と自分の主張とが食い違った場合にはどうであるか、それから録音というのは、録音技師、プロデューサー、ディレクターなども加わるのですが、そういった人達の主張も食い違った場合はどうするのかといったことも聞きたかったのです。
児山
 私が彼に、最近のクリード・テイラーがプロデュースしたA&Mのウエス・モンゴメリーの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の録音がすばらしいといったわけです。すると彼は「私の長いキャリアの上でも、ああいう録音のレコードはもう二度とつくれるかどうかわからない」といってました。
特に彼が強調したのは、プロデューサーのクリード・テイラーが新シリーズの第一作のレコーディングの話を持ち込んできた時、録音に関しては全責任をゆだねるといってものすごく信頼をおいてくれ、それでもってあれだけの録音ができたんだというふうにいってました。
しかし、私が現在のヴァーヴ・レコードのプロデューサー・エズモンド・エドワーズにルディ・ヴァン・ゲルダーのことについて聞いた時、ヴァン・ゲルダーとミュージシャンとの間ではトラブルがよく起っているし、性格的にも短気なようだといってました。またエリック・ドルフィーのレコーディング・セッションをやった時の話をしてくれたんですが、ドルフィーは一つの曲の中で、アルト・サックスとフルートを持ちかえて演奏するのでマイクの位置が当然違ってくるし、そこでマイクを2本セットしてくれるようにいったら、ヴァン・ゲルダーは一本でやれといいはってきかない。結局ドルフィーはアルト・サックスのマイク位置で中腰となってフルートを吹かざるをえなかったわけです。こういうことがプロデューサーなどにやりにくいという印象をあたえるんじゃないかと思うんですよ。ということは、彼はそれだけ力を持っているということですかね。

 ヴァン・ゲルダーという人は、かなり気むずかしい芸術家肌の人であったようですね😥

すごいですね~、予想以上にガンコオヤジだったんですね。
興味深い情報、ありがとうございました!

博 橋本さんからのコメント。

追伸
引用させて頂いたRVGスケジュール表はブルーノートとプレスティッジ(ニュージャズも含む)と投稿しましたが、他にサヴォイを加えた計3レーベルでの構成でした。

博 橋本さん⇒TAKESI0506さん

ドルフィーが中腰でフルートを吹いたところは読み覚えが有ります😄
今日も有り難うございます。

TAKESI0506さん⇒博 橋本さん

そうですね、菅野さんはドルフィーの件についてはこのように言ってます。

 そこから推察するには、もうマイクを2本使うチャンネルのアキがなかったのかもしれませんね。アキがあればもう一本たてたって別にどうってことないんですからね。だからヴァン・ゲルダーがほんとにへそ曲りで、無理を承知で一本でやれといったのか、さもなければチャンネルのアキがなかったと思うんです。しかし、プレイヤーやプロデューサーのほうは、そんなチャンネルのアキが……なんて知りませんし、録音側とてもそれを説明する必要はないんですが、やはり人によってはそこで納得させるか、どうせおまえらにいってもわからないんだといって高飛車に出るかですよね。

菅野さんは録音技師らしくスタジオがどのようになってるか、ということが関心が強いようで、このように質問してます

菅野
 アメリカのスタジオも写真なんかで見る限り日本のスタジオと変らないんですが、ことヴァン・ゲルダーが彼のスタジオで録音したものを聞くとどうも違うんですね。普通のスタジオじゃないような気がするんです。そこが非常に興味がある。
児山
 それは菅野さんの推測がズバリ的中してますね。彼のスタジオがあるニュージャージー州のイングルウッドクリフというところは、周囲には何ら物音を出すものがほとんどなく、たまに車が通る道路がかなりはなれたところにあるくらいで、ほんとうに静かなところなんですね。
それでスタジオの中のミキシングルームとスタジオを区切る防音装置なども、これで一体完璧な遮音が可能なのかと思わせるぐらい簡単なんですね。それに建物もスタジオも全部木造なんです。普通のスタジオから連想されるものものしい防音装置なんてまったく見られませんでしたね。
菅野
 それでスタジオの中の壁面というのはどうぐあいになってましたか?
児山
 やはり壁面も天井も全部木張りでしたね。木でつくったボードで囲んだ感じです。
菅野
 別にデコボコもなにもついてない、まっ平の普通の板なんですか
児山
 まったくの板、板といっても大きな一枚の板じゃないんです。小さくブロックベいのように区切れた板なんです。
菅野
 なるほどねぇ。じゃカーテンとかそういったものは……。
児山
 全然ないんですね。
菅野
 天井はどんなものでした。
児山
 非常に天井が高くて、外から見た三角形の屋根のままのかたちでずっと天井があるんですよ。全部木造といいましたが、床だけがコンクリートなんです。
菅野
 床はカチカチ……。
児山
 ええ、これまたまったくのカチカチ(笑)。
菅野
 ヘエ、コンクリートの打ちっぱなしなんですか。じゅうたんもなにも敷いてない。
児山
 人がよく歩くような所にはマットがずっと敷いてありましたわ。
菅野
 広さは大体どのぐらいでしたか。
児山
 かなり広くて六角形の形をしたスタジオです。私が一番通いなれてるのはテイチクのスタジオですけど、あれの3倍はあったようです。
菅野
 テイチクの大きいスタジオの3倍ですか、相当大きいですね。そのスタジオの一部を遮音してテープレコーダーやカッティングマシンなんかが置いてあるわけですね。
児山
 そうです。カッティング・マシーンが窓ぎわに2台置いてありましたが、結局ヴァン・ゲルダーは自分で録音したものをマスタリングやカッティングをしてレコードマンファクチャラーに送り出すわけです。
菅野
 それが一番理想的なかたちなんですよ。われわれの場合だと録音したテープまでしかタッチしないわけなんですよ。カッティングは、まったく別な人が、極端な場合はどこでどうされるかわからないという状態で行なわれるわけですよ。
そこでレコードというものを考えて見た場合、その録音されたテープというのは完成品じゃないわけなんですよ。テープの段階では、あとのカッティングでいくらでも変えられるんです。カッティングの後は、本質的な音のキャラクターが変ることはないんですがね。ですからわれわれとしては、理想的には絶対にカッティングまでやらなきゃいけないといつもいってるんですが、なにしろカッティング・マシーンというのはべらぼうに高いんですよ。
児山
 どのくらいですか。
菅野
まあ、そうですね。あたりまえに買って1500~1600万くらいですよ。
児山
 一台で!
菅野
 ですからそれが2台ということは、たいへんなもんですよ。

菅野さんは録音機器のメーカーなども知りたかったようですが、児山さんは、このように答えてます

 使っている装置はほとんどがカスタム・ビルドで、自分で求めるイクイップメントを探しにいったりするよりは、むしろ自分でつくったほうが手っとり早いからということをいってましたね。また現在使用している装置は全部でいくらぐらいになるかと聞いたら「ちょっとそれは想像できないし、自分でもわからない」といってました。写真をとっちゃいけないといわれたので、装置をいろいろ見たのですが、はっきりメーカーの名前がわかったのは、4台もあったアンペックスのテープ・デッキでした。

腕はたしかなんだけど、性格というか、コミュ力不足で、なんとなく損してる感じもしますけど、まあ腕はたしかだから、オーダーは途絶えなかったんでしょうね。
このあたり、「うまいラーメン(料理)を出していれば、愛想はいらん!」的な職人気質の飲食店のオヤジを彷彿とさせるものがあります。

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

Barney Wilen のエージェントの話によると、”New York Romance” を録音した時に Barney と Rudy Van Gelder は大喧嘩をしたそうです。Barney がShure製マイクを使うように頼んでおいたのにそれが無いと文句を言うと、Rudy はいつも使っているマイクでしかサックスは録音しないと一歩も引かなかったそうです。Barney は「それならパリに帰る」とスタジオから出て行きました。結局、録音はされて、すべて1回のテイクで終わったそうです。

コダワリの強さもドが過ぎると頑固オヤジですな😤
でも、それを経て良い作品が生まれるのであれば、聴く側からすれば結果オーライではあるのですが……。

博 橋本さんからのコメント。

楽しい日曜日を有り難うございました😊
巻末の付録の様な頁ですが、とても惹かれる内容です。
曜日調査が続きそうです。
エヴァンスのヴィレッジ・ヴァンガードでは『アリス・イン・ワンダーランド』のバックで終始喋り続ける女性がいますね。
今探し出して「あの時、何をお話なさっていたのですか?」と問えば、即座に「ああ、あれはねえ・・・」と答えてくれそうな勢いで喋っています😅
でも最近、同じ箇所を聴いても前ほどお喋りしてないぞ?と思っていたけど、単にこちらの歳のせいだった。
相変わらずの与太郎の耳です😅

take2のほうですね。
女性の声というより、客席全体のざわめき具合が記憶に残っています。
で、これは特にラファロのベースソロになると、お喋りが浮かび上がってきますね。

でも、なんだか演奏の雰囲気に溶け合っているような気もし、少なくともキースのあえぎ声よりは気にならないかも(笑)。

それにしても、会話を楽しむには、なんて贅沢なBGMなんだ😅

博 橋本さんからの返信。

実はあのざわめきも好きです😅

Jさんからのコメント。

そうですね  バンゲルダー録音で一番残念に思うのは どうもブルーノート音源いろいろ聴いていると 絶対といっていいほど 飽和を 避けていますね      そのための副作用が ドラムスとベースです
特にダイナミックレンジの壮大なドラムスに顕著で オンマイクにすればするほど 飽和の危険性が高まり かといって 当時コンプレッサー(リミッター)通すと 音質劣化は 避けられないため(もう一つの理由として当時のものは 大きく重かったようです)   やむなくオフマイクで アートブレーキーなど録っていたんだと思います  (以上全てJの勝手な考察 あ いや 妄想のため違ってたら どなたか御教示願います)
しかしそうすると アートブレーキーの良さが半減するわけで  残念としかいいようがないですね   済んだことだからど~でもいいけど
                    J

すいません、「飽和」の意味がよくわかりません。
音の密集感のことですか?
あるいは、入力レベル(ゲインの設定など?)がマックスになることを指す言葉、とか?

Jさんからの返信。

入力レベルこえて 音がビリツクような 歪みが増え聞きづらくなることです    俗に 音が割れる

返信ありがとうございます。
コメント返し動画をアップしました。

博 橋本さん⇒Jさん

Jさん失礼します。
良く分かりました。与太郎の耳ですが、聴き方は注意してみます。
有り難うございました。

Jさん⇒博 橋本さん

それでも ルディさん   総合的には 当時の限られた条件下で 音質のベストを尽くし素晴らしい録音技術者だったと思います

博 橋本さん⇒Jさん

チェンバース、ヴァンゲルダーは私にとっては殆ど必須アイテムです😅