ジャズの練習とブルース・リーやプロレス、格闘技の話

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先日アップした動画「ジャズのII-Ⅴの練習と大学受験英語の勉強」(こちら)に動画視聴者さまよりいただいたコメントに対してのアンサー動画をアップしました。

コメント

高松貞治さんからのコメント。

ブルース・リー死因は、テコンドーの選手と対決して、ブルース・リーの頭を蹴られて、それが原因で亡くなったと、生前、アントニオ猪木がある本に書いてありました! 本当かどうかは分かりませんが。

人力飛行機さんからのコメント。

「さようなら。バイバイよ ♪」に使用していただき、小気味よいコメント返しありがとうございます。ちなみに私のコメント文中「亦放擲できる」は「またほうてきできる」すなわち「そのうえ放棄できる」のつもりでした。またどっかで使うかもしれませんのでよろしくお願いします(笑)コメント返しの中でも言われてましたけど、ブルース・リーのテクニックってまさしく東洋と西洋のmix。しかもそれらを総合するときに、効率的合理的に組み立て直すんですよねーここは省いてよいとか、無駄だからとか、或いはボクシングの構えを取り入れる割にはリードパンチが右手。右利きならボクシングは左手がリードパンチで左手が前なのに勝手に変えてしまう。最初から速くて強いパンチを狙う。闘うための論理を再構築する。そのへんが伝統的型を勉強したにしては大胆で、話によると、彼はアメリカで自分の道場を開いたころにずいぶん古典的流派から批判されたり道場破りに応じていたらしいですね。奥さんのリンダさんが話してましたけど。あと、脳からの情報が身体の運動神経に最も速く伝達出来て機敏なのは睡眠時であって、なので起きていながら自在に睡眠時の精神状態に移行できるように訓練していたとか。面白い人ですねーとにかくコメント返しありがとうございました。

>「そのうえ放棄できる」
ラジャーです(‘◇’)ゞ

>起きていながら自在に睡眠時の精神状態に移行できるように訓練していたとか。
片目を開けて寝ていたという逸話もあるようですが、もうそれこそ寝ても覚めても超がつくほどの戦いオタクだったんですね。

TAKESI0506さんからのコメント。

ジャズと格闘技と言えば、後藤雅洋、中山康樹、村井康司、三氏の対談集「ジャズ構造改革」の中で、格闘技について語っている箇所があることを思い出しました。

後藤――ところで中山さん、格闘技はお好きですか?
中山――好き好き、だって生まれてはじめて観たライヴが力道山対デストロイヤーだもの(笑)。でも過去形、いまはまったく観ていない。で、プロレスなんだけど、ある時期から、八百長はやめよう、セメントでやろうみたいなことになって、それがいまのK―1とか格闘技の隆盛につながってきたわけでしょ。これがぼくにはつまらない。で、そういう格闘技とプロレスの関係とジャズって、どこかつながっているように思うわけです。ぼくはべつに八百長でもいいから演出がほしい。ところがそれを否定するような方向に走った。つまりジャズにもそういう演出がなくなったわけです、余裕というか遊びというか。まあこじつけっぽいんだけど、そういうことで似てるんじゃないのかなと思う。
後藤――ぼく、正道会館っていうところに通ってるんですよ。あそこK―1やってるでしょ。石井(和義)館長が脱税で捕まったんですけどね、あの人ってすごく物腰が柔らかくて人あたりがソフトなわけ。教え方もうまいし。似てるんだよね、中山さんと感じが。石井館長って見たことあるでしょ?
中山――テレビで何度か。もし後藤さんが言うように似てるんだったらイヤだなあ(笑)。
後藤――なんかこう、雰囲気が似てるんですよ、関西人特有の。ずいぶん前にね、初めて正道会館に行ったとき、たまたま石井さんがいたんですよ。でも当時テレビの格闘技番組なんか見ないから偉い人だってわからなかったの。だいたいぼくがオヤジなわけだからさ、見学なんておかしいわけ。だから石井さん、ぼくのことテレビ関係者かなんかと間違えたのかもしれないけど、ちゃんと挨拶してくれるのよ。「いらっしゃい」なんていってね。それからしばらくして、テレビ見てたら、あの人いきなり頭で瓦3枚くらいぶち割ちゃってさ。こりゃスゲー人だって。
中山――そういうやばさとか怪しさが好きなんですよ。だからセメントでマジにやられるとつまらない。要するにボクシングがぼくにとってつまらないのはそこで、なんの妙味もない。いかに心地よく騙してくれるかという、そこに惹かれる。
村井――ワクワクする感じは似てますよね。
中山――怖いもの見たさみたいな。
村井――小学生の頃、「ゴング」とか読むの好きだったもんな。雑誌でアメリカのプロレスラーの名前を覚えるわけですよ。パット・オコーナーとかウィルバー・シュナイダーとかさ、ほとんどジャズ・ミュージシャンの名前だよね(笑)。考えてみるとデヴィッド・シュニッターとどこが違うんだみたいな話でしょ。だから、好きなジャンルの知識を増やすという意味では、同じような喜びだったよね、「スイングジャーナル」も「ゴング」も。
中山――その架け橋がローランド・カークだったり(笑)。ただね、昔の「スイングジャーナル」なんかのバックナンバーを見ると、プロレスと同じで、たとえば「狂犬ディック・マードック」とかみたいに、ジャズ・ミュージシャンにも冠言葉があるんだよね。「○○の呪術師」みたいな。
村井――最近あんまり使わないですよね、そういうの。
中山――名付けるほうも読むほうも恥ずかしいと感じるようになったのかな。
後藤――ローランド・カークだって、「黒眼鏡の怪人」とかさ。あれは完全にプロレスのノリですよね。
中山――ジャズのコンサートなのに主催がサンケイスポーツとかあったでしょ、昔は。スポーツ新聞が販促も兼ねてやってたんですよね。
後藤――統括する部門の感覚として、ジャズメン来日とプロレスラー来襲と似たようなものだったのかな。同じ興行だもんね。
村井――そうそう、同じなんだよね。でも「ジャーナル」なんか、いまだにその残滓が残っていて「対決」とか大好きじゃない。「東西テナー勝負」とかレーベル対決とか。
後藤――そうだよな、オレもさんざんやらされたからな。
村井――あのノリってプロレス雑誌ですよ。
後藤――つねに対立の図式をつくっていって、ファンをグイグイ引っ張っていくという
中山――ジャズ喫茶のオヤジがジャズの文章や評論を書くようになったっていうのは、ジャズ喫茶のオヤジのほうがレスラー的だからなんですよ。要するに、プロレス的なものが求められていたという時代的背景があった。四角いリングがあって、場外乱闘を編集者が望んでいたということです。
後藤――たしかにジャズ喫茶のオヤジは場外乱闘も辞さずみたいなところはありましたよ。自分からリングの外に出ちゃうとかさ。
中山――そっちのほうが得意だったりしてね。で、プロレスがいまちょっと勢いがないでしょ、格闘技で本物志向になったというか、ジャンルが曖昧になったというか。ぼくにとってはジャズもまったくそうなんだけど、ジャンルがはっきりしていたほうがいいものが出たような気がするんですよ。このあいだ、たまたま仕事で、ジョシュア・レッドマン聴いたんだけど、エラステイック・バンドのほうはそこそこカッコ良いわけです。12~13曲入っていて、1分とか2分の曲がサウンドエフェクト的に何曲かあって、うまく繋いである。でも、そのカッコ良さは別にジャズじゃなくても求められるカッコ良さなんですよ。昔、ロックを聴いてた人たちがジャズにハマったときは、ジャズならではのカッコ良さっていうものを求めて、それを発見したわけ。たとえばチャーリー・パーカーのカッコ良さはロックには絶対ないわけです。でね、マイルスとかオーネットとか、もともと音楽のスケールがデカい人は、結果的にいろんなジャンルの要素が入ってくるんだけど、問題はそういう本物のミュージシャンではなくて、大雑把にジャズっていうものになんでも取り込んでジャズから脱却するっていう傾向、これが問題だと思うわけです。つまり結果的に「ジャンルを超えて」しまったのではなく、オリジナリティや中心点がないことに対する言い逃れとして「ジャンルを超え」たことにしているにすぎない。ここ20年くらい、そういう価値観でここまできてると思うんだけど、そうすると、いまのプロレスと一緒で、じゃあジャズってなんだったのかというところがまったく顧みられなくて、他の音楽を聴いたほうが話が早いじゃないかみたいなことになってきてるわけです。だから、最近まったく面白くないわけですよ、ぼくとしては』

ブルース・リーとジャッキー・チェンといえば、ジャッキーが来日した時に、上方の漫才コンビ「メッセンジャー」の二人と対談という企画があったそうです。ジャッキーのマネージャーとの事前の打ち合わせで、「何を話してもいい、どんな話題を出してもいい、ただ、ブルース・リーの名前だけは絶対に出すな」と釘を差されたそうです😂

人力飛行機さんからのコメント。

いやあ面白い。意外と皆さん、プロレス知ってたんですねー面白い!そうそうプロレスって巨頭の対決が1つの見せ場だし。ジャズも巨人同士どっちが凄い!が熱い議論になっていく。闘わなかった巨頭G馬場vsA猪木が巨頭対決、どっちが凄い?の極み。闘わなかった巨頭で言うとA猪木vs前田日明(UWF時代)もそう。“どっちが凄い”対決でいえばジョン・コルトレーンvsエリック・ドルフィー、ジョン・コルトレーンvsマイルス・デイビス、阿部薫vs高柳昌行etc実際に共演やってるから対決させやすいですね!どっちが凄い?・・・。あと発生源と分派の対決もありマイルス・セプテットvsウェザー・リポートは新日本プロレスvsUWFすなわち発生源vs分派の対決、どっちが本質なのか!凄いのか!強力なのか!対決だ!長州vs藤波の名勝負はジャズならさしずめマイルス門下生同士の対決。ジョン・コルトレーンvsウェイン・ショーターのテナー対決!名勝負数え唄!でも結局共演はなかった!どっちが逃げたのか(笑)ファン同士も熱くなって大議論!「マイルスは“ウェインやザヴィヌルが何やってもしょせんは俺が最初にやったこと。いつでも相手になってやる”って言ってるらしいよ」とかいい加減な知識をマイルス・ファンが披露!「何言ってるんですか!マイルス・セプテットのどこが即興なの、あんなのライブやってもワン・パターン。セプテットの演奏なんてどれ聴いてもおんなじ。Dark MagusとPangeaの何が違うの。言ってごらん?」など見事な応戦!マイルス・ファン「あの違いがわからないなんてジャズ分かってない!二度とジャズ聴くな、もう語るな!」ジャズ評論家某氏がここで介入。「あのねえ。違いますよぉぉ。マイルスって人はねえA猪木と一緒で、エンタメにみせて、実はセメントも強かったんですよぉぉ。アドリブやらせても誰より吹けたんですよぉぉ。はっきり対決したらウィントン・マルサリスとかメチャクチャに潰してますよぉぉ」なんちゃって(笑)想像すると楽しいですねー

あと、引用していた3者座談会『ジャズ構造改革』は面白そうなのでamazonで取り寄せることにしました。いずれ目を通すと思います。珍しい座談会引用ありがとうございました。