【古雑誌めくり】ジャズランド 1976年1月号

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『ジャズランド』1976年1月号!

なかなか充実した誌面構成の雑誌だと思います。
特集の企画も面白いものが多いし。

ずいぶん前に廃刊になっちゃったようですが、廃刊が惜しまれます。

今回は、その『ジャズランド』1976年1月号をパラパラめくりながら、ぼそぼそ読んだり喋っているだけの動画をアップしました。

大森秀斗史さんからのコメント。

高橋知己はタカハシトモキと読みます。

失礼しました。

MrNOBUchanさんからのコメント。

本誌発刊は、今年四月の頭に65歳(前期高齢者)になる私が、福岡県立朝倉高等学校二年生だった年の冬ですね。中学入学以来、長く米ヒットパレードを追いかけていた私が、ベニー・グッドマン楽団やグレン・ミラー楽団の楽しさ、オスカー・ピーターソンの圧巻のピアノ、MJQの完璧なアンサンブル等に魅了され、ジャズの凄さに目覚めたころです。スイング、ビバップ、ハードバップ、フリー・・・当時はそんな言葉にも、全く知識がありませんでした。

福岡県立朝倉高校といえば、あの坂本龍一のお父さんであり、野間宏や三島由紀夫の『仮面の告白』の編集も担当した伝説の編集者、坂本一亀氏の出身校ではないですか!
すげっ!!
その昔、『伝説の編集者坂本一亀とその時代』という本を読んだのですが、かなり厳しい人だったみたいですね。教授(坂本龍一)も、怖い父親で、子どもの頃はろくに話もできなかったと話しているくらいですから。

あとは、画家の大内田茂士氏も朝高の出身だそうで。
私、氏の鮮やかな色彩の絵が結構好きなんですよ。

芸術方面で活躍する方を多く輩出している高校だったとか?!

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イヤダローさんからのコメント。

先月、Tokyofmの、ピーター・バラカンさんの番組に、坂田明さんがゲストで出ておられましたね。ご高齢ですが、お元気でそうで、なによりです。ライフワークのミジンコの研究のお話しをされていました(笑)。

坂田氏、もう78歳なんですね。
まだまだお元気そうで何よりです。

ドロマスさんからのコメント。

哲学書的ジャズ評論文高速朗読!
いいですねー🤓
なんかこっちもトランス状態に引き込まれますー😅
0.2%くらい解りましたっ笑

>いいですねー🤓
ありがとうございます。

>0.2%くらい解りましたっ笑
負けた~!
1%理解は嘘です。
カッコつけて10倍盛りました。
本当は0.1%です😂
難すぃ~😂😂😂

TAKESI0506さんからのコメント。

中村とうようさんは、自身が主幹をつとめる「ミュージック・マガジン」に〈とうようずトーク〉というコラムを毎号書いてましたが、79年の2月号に、前年暮れに亡くなった間章氏について書いてます。

『間章の死――

 12月12日に、間章くんが脳出血で急死した。まだ32歳という若さだった。ぼくはほんの2、3回会っただけだし、タンジェジン・ドリームなどの前衛音楽について彼の書いたものを揶揄したようなことはあっても、彼をほめたことは一度もないが、彼の闘志にはひそかに敬意を払っていたつもりだ。生煮えの哲学用語みたいなのを多用した悪文で、偏執狂的に長ったらしい彼の文章には閉口したけども、若さからくる客気(かっき)というかツッパリというか、あの鼻っ柱の強さのようなものは貴重だと思っていたし、スティーヴ・レイシーやミルフォード・グレイヴスを日本までつれてきたりしたのには、失敗しなければいいがと、かげながらハラハラしたりしていた。
 それにしても、こう早く死んでしまうとは思いもよらなかった。若手の音楽評論家がなかなか育たないというのに、立花実を初めとして中野宏昭、間章と、期待されたジャズライターがみんな早世してしまうとは何てことだ。

 間くんがやっていた『モルグ』というミニコミ雑誌は、昨年夏に創刊号が出たっきりだが、その巻頭に置かれていた間くんの「ジャズの死滅へ向けて(最終稿)」は力作だった。死滅だの最終だの、いま思えばタイトルに縁起の悪い言葉がついていたという気がする。とにかくこの文章は、間くんが最後に行きついたジャズへの深い絶望を吐露したもので、ぼくには、彼自身の絶望が死へと直結したかのように思えてならない。というのも、正直言ってぼくは、例によってシチ面倒臭そうなこの文を読まないままにしていて、彼の死後あわてて取り出し、目を通したようなわけなので。
 彼がジャズの死滅を口にするのは、くだらないクロスオーバーが流行したりしている表層的な現象のゆえではない。前衛ジャズの中でもっとも期待されたはずのセシル・テイラーやアート・アンサンブル・オブ・シカゴの中に、彼は退廃を見たのである。彼は言う。
《セシル・テイラーやアート・アンサンブル、レスター・ボウイ、ルロイ・ジェンキンス、ヒューマン・アート・アンサムブルの演奏を聴きながら私は彼等自身の深い、そしてそれは彼等自身だけではなくジャズ・ミュージシャン存在自体の深い没落と退廃を見たのだった。確かに彼等はそれそれに素晴らしいミュージシャンだったし、素晴らしい演奏をした。それははっきりしている。しかし私には彼等の演奏を通していや演奏そのものにもはやどのような本質的な自己発展能力や開かれてゆく可能性、さらに根源的な人間の解放と交わったところで語られるだろうジャズの可能性を見る事は出来なかった。私にはセシル・テイラーがセシル・テイラーのすごさのままにアート・アンサンブルのミュージシャンが彼等の素晴らしさのままにそこで途方もなく退廃している事を強く感じてならなかった》
 かくて彼は、ジャズは生きたままの死を迎え、趣味と娯楽の対象としてのみ残存していくだろう、と予言し、即興演奏を表現の方法として用いるのではない、まさに即興そのものの音楽(それはもうジャズと呼べない)がジャズ死滅の彼方に浮かび上がるだろう、として、そのような即興演奏家の実例にギタリストのデレク・ベイリーを挙げる。
 たまたま、間くんを追悼するかのようにビクターからフリー・ミュージックのシリーズがスタートし、11月25日に『デレク・べイリー・ソロ』、12月20日にべイリーとエヴァン・パーカーとハン・ベニンクの『トポグラフィ・オブ・ザ・ラングス』が発売され、つづいてべイリー、スティーヴ・レイシー、ロスコー・ミッチェルたちの作品の発売が予定されている。

 セシル・テイラーやアート・アンサンブル・オヴ・シカゴのすばらしさを認めつつも、彼らがそのすばらしさのまま退廃し死滅していくだろうことを見破った間くんの批評眼は、あまりにも厳しく、なさけ容赦もないように思える。ぼくにも彼のいうことに当たっているのではないかという気がするし、だいたいぼくもジャズはすでに生命を終えたという見方だが、でもまだアート・アンサンブルは悪くないぜ、と言いたい気持もある。
 それより何よりも、間くんのこの仮借のない批評精神は、いま日本の(そしてアメリカも)大勢を占めているジャズ評論、ジャズ・ジャーナリズムの論調とのあいだに、ギャップがあり過ぎる。
 いまジャズ雑誌は、クロスオーバーばんざい、キース・ジャレットすばらしい、マッコイ・タイナーもハービー・ハンコックもみんなゴキゲン、ライブ・アンダー・ザ・スカイは大成功と、お祭りワッショイみたいな記事の花盛りで、まるでジャズ界は天下泰平であるかのごとくだ。アート・アンサンブルのすばらしさを認めたうえでそれをしも死滅しつつあると見た間くんとは正反対に、アート・アンサンブルなんていう小難しいのは売れないよ、とばかりに頭から無視してしまうのか日本のジャズ・ジャーナリズムなのだ。
 アート・アンサンブルのレスター・ボウイーは78年に何枚かの力作アルバムを出した。ぼくは彼をジャズ・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーに挙げたいくらいに思っているが、それらのレコードは日本では全然発売されず、デビッドボウイーなら知ってるけどレスター・ボウイーなんて、そんな人いたっけ? みたいな感じである。何軒かのジャズの輸入盤屋さんはレコードを入れたが売れないのですぐバーゲンに出してしまったようだ』

――私がジャズを聴き始めた頃、間章氏のライナーノーツを読んだ記憶がありますけど、鍵谷さんの文章に輪をかけた難解さで、何がなんやらさっぱりわかりませんでした😥

>生煮えの哲学用語みたいなのを多用した悪文で、偏執狂的に長ったらしい彼の文章
手厳しいですね😅
ただ、中村とうよう氏は、間氏の生き様というか姿勢は評価されていますね、

その難解さと、難解であるにもかかわらず、何だかよく分からないけれども引き込まれてしまう文体に魅了される人も少なからずいたんじゃないかと思います。

私の出版社時代の先輩にもいました。
ハウスやテクノが好きで趣味でDJやってるレコードコレクターの人だったんですが、「あっ、間章の本が再発されてるから買わなきゃ」なんて言ってました。で、「ジャズとかフリージャズとかも聴くんですか?」と尋ねると、「ジャズとかよう知らんけど、間章は好き」と言ってましたねぇ。

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Jさんからのコメント。

すみません  前回か ライクインサムワンとかで 御指名いただき
キャバ嬢じゃね~かw  ボチボチイントロ参加しようとしてたところ呑みのみデイになってしまいました~   イントロ う~ん  半分くらいしかスーと曲名出てきません   意外と知らんもんだな~と知りました  博 橋本さん凄いですね~ 感服 ! イントロ気が向いたときいいんじゃないですか  ジャズファンは べつにプラグドとか見栄なんかありましぇ~ん   みなえ~加減なのでは(^_^o)
                     J

博 橋本さん⇒Jさん

J さんからのお褒めの言葉、痛み入ります。
私なんぞは、学生時代に抱え込んだ、うろ覚えにしがみ付いてほざいている与太郎ファンです😅
それよりも永井さんは本物です。ベースが発する単音のメロディーを聴くだけで、嫌でもハーモニーが纏わりついてくる。羨ましい限りの才能です。
永井さん、いつまでも音楽を続けて下さい♫♫😊

Jさんからのコメント。

組織論は 私 一応専門なので~   たいしたこといってません
たいていは マシンシステムとか階統的とか ま ピラミッド型が ほとんどです    機械化組織とも官僚制組織ともいうのが大半で 異色なものでは マトリクス組織などもあります
                      J

むずかしそうっす……

Jさん

少し前の映画 ターミネーター シリーズ は コンピューターと人類の闘いにみえますが そうでなく組織と個人の戦いで 実は身近な日常のことです なので 感動があります
                    J

人力飛行機さんからのコメント。

いや面白い。13:24あたりから間章の批評の朗読の背景でエロいモノクロ写真がみえて、どこかウルトラセブンのアンヌ隊員に似てるなと思ったら、映画紹介のページで、まさにひし美ゆり子が出るHな映画のスチールだったとは。あの方、セブンの後にイメチェンしてきわどい作品に多く出るようになったらしいので。まさかその時代のスチールがこんな雑誌の紹介で出てくるとは・・・あと意外だったのが、こういう雑誌、男性しか読まないんじゃないかと思ったら、解放区という読者投稿欄に17:38あたりから朗読される「名古屋市港区キクチキョウコさん45歳 無職」て方の長いライブ評があり、女性も買ってたのかと。こういう方はしかし先ほどのひし美ゆり子のきわどい映画の紹介とか、どう思ったのか。ネットで調べたら、今はピンク映画自体上映館がかなり減って、新作は作られてはいるものの、みょうに文学的な香りのする映画が多くなってたり、私とかが覚えているチープなピンク映画とはかなり作品自体が変わってきているようです。昔1970-1980年代には映画雑誌『スクリーン』にも新作洋画でピンク映画のページがあって、子供ながらに興奮してみてましたが。さらに調べると、今は『スクリーン』は名前が横文字『SCREEN』になり、発行元も近代映画社は倒産して別会社がひきついて発行しているとか。隔世の感があります。

おっ、気づかれましたね!
さすが!