ジャケットアートが鑑賞でけへん!~アナログレコードからコンパクトディスクの時代になった時、ジャズマニアは何を思ったか

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以前アップした動画「激安CD買取価格」(こちら)に視聴の方よりいただいたコメントに対してのアンサー動画をアップしました。

コメント

MrNOBUchanさんからのコメント。

私が大学を出て就職した年(一年浪人、一年留年のあと卒業したのが1983年)は同時に、CD元年でもありました。当時ジャズの基本的名盤が続々とCDで再発され始め、私も高校から大学在学時代まで汗水たらしアルバイトしながら買い集めたLPがウン百枚既にあるにもかかわらず、CDに勇躍!乗り換えました。当時の新譜は、LPとCDが両建てで販売されていましたが、何と言ってもCDは、アナログ・ディスクでは絶対に逃れられないジリパチ音が基本的になく収録時間も格段に長い・・・こりゃ、いい時代になったもんだ~と嬉しかったですね。
ジャケットが小さくなったのも、全く気になりませんでした。

「ジリパチ音」がない。
レコードと違って、CDがいいな!と思った最大の理由を1つだけ挙げるとしたら、私はまさにそれでした!

ハッピータンさんからのコメント。

CD出始めの雰囲気では『従来のレコードより人の耳には聞こえない○○メガヘルツまで再現される‥』みたいな案内でCDは絶対的に優れたモノとされてました。
だから疑うことなく皆レコード持っているモノでもCDへと自然と切り替えていってたと思います。
個人的にその時期にナベサダのライブアルバム『パーカーズ・ムード』が発売され、そのあまりにも生々しい再生音に『CDは凄え!』と思ったものでした。
ジャケットがショボくなる事は当然ジャズリスナーに限らずみんな思ってたと思いますが‥
そんな時代でしたよねぇ。
特にCDの素晴らしさを説いた内容は先の周波数の他に
①ノイズ音がしない
②半永久的に劣化しない
だったと思います。

レコードの良さを改めて語られるようになったのは多分この10年ちょっと前からではないですかねぇ。
ノスタルジー含めて。

>従来のレコードより人の耳には聞こえない○○メガヘルツまで再現される‥
ああ、これ、よく言われていましたね!

あと、「ベートーベンの第九が収まる74分」というフレーズも、よく目にしました。

ハッピータンさんからの返信。

ありましたありました(笑)
まぁCDの時代も落ち着いて色んなソフトが選べる時代となって、人それぞれの趣向ってものがバラバラになるとこういうふうにまたレコードも『新しい』『古い』ではなく一つの選択肢として存在する様になったのはいいですよね。
私はジャケットを飾るってのにジャズ以外にも
①レインボーの『アイ・サレンダー』(手術に向かうお医者さんが並んだヤツ)
②ドナルド・フェイゲンの『ナイト・フライ』(よく見るとテーブルに投げ出されたレコードはロリンズの『コンテンポラリー・リーダース』でしたね(^^))
③プリンスの『パレード』(白黒のシンプルなデザインが気に入ってました)
なんかも改めて買いました。
また、レコードってのはやはりかける時の『あの』手間のかかる儀式があるからこそかけ流しでなく『聴くんだ!』と真剣に向き合える気がします。
ま、個人的にですけどね。

3枚とも大好きなアルバムです。

特にプリンスの『パレード』は、プリンスの中では1番好きなアルバムで贅肉を削ぎ落したシンプルな音作りがとてつもなくカッコ良く感じたものです。

『ナイトフライ』のロリンズジャケットは、「発見」した時には小躍りしたものです(笑)。

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永井勉さんからのコメント。

個人的には、アナログレコードのジャケットはそれだけで
芸術的なものだと思います・・・😅😅😅

ジャズ鑑賞はCDからスタートし、CDの恩恵を受けまくっている私ではあるのですが、永井さんの気持ちもよーくわかります。

ジャズのジャケットの魅力も語り尽くせないほど感じているのですが、ロックのジャケットのほうが、なんというかインパクトというかスケールのデカさ、ワイルドな発想が上回っているんじゃないかなとも思っています。

特に「宮殿」、「館」、「Ⅳ」、「心母」、「炎」、「モア」、「ベルズ」、「サージェント」、「スティッキー」、「現象」などのアートワークは大好きで、レコードで買いましたよ。
ジャズに入門した後に、つまりCD主流で音楽聴くようになった学生時代や社会人になってから、あえてレコードで買ってしまうくらい、ロックの「名盤」はジャズ以上にレコードで買ってましたね(中古で安かったということもありますが)。

なんかジャズはCDだけど、ロックはザラザラして荒いレコードっしょ!みたいなヘンな思い込みが今でもありますね。

ジャズに興味を持つ前から好きだったアイアン・メイデン、メタリカ、AC/DC、ピストルズなどはレコードで持ってますよ(今はプレイヤーないから聞けないけど)。

で、ずいぶん後になって気が付いたんですが、どうやら私は「ヒプノシス」のテイストが好きなようですね。ピンク・フロイドやツェッペリンのジャケットの多くは「ヒプノシス」が手掛けていますからね。

もしかしたら、「ロックのレコード」というよりも、「ヒプノシスのアートワーク」が好きなのかもしれません。

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博 橋本さんからのコメント。

’67〜’68年頃のSJで、初めて当時のマイルスのディスコ・グラフィーらしきものを目にし、吃驚仰天😅
モノクロですが、3〜4頁の誌面の何段かに渡って、1点4センチ角くらいの写真に小さな文字で数行の解説付きだったと記憶。
「マイルスってこんなにレコード出しちゃってるんだ😱」というのが当時のブラバン少年の新境地。
この時点で所有しているマイルスのレコードは『バグス・グルーヴ』『クールの誕生』のみ。友人、先輩を合わせると『ウォーキン』『リラクシン』『フォア・アンド・モア』といったところでした。
先輩の「ウォーキン」に至っては「勿体なくて自分でも滅多に聴かない」と、暫くはそれこそジャケット鑑賞に終わっていました😅
当時はやっとSONYからコロンビアのマイルスが少しずつ発売され始めた頃で、近所の店で輸入盤のマイルスのレコードを目にするなんてほぼ皆無に近いこと。
そんな頃、写真を眺めて気になっていたのが『クッキン』と、何故かしゃがみ込んでるマイルスの『クインテット/セクステット』でした。これはとにかく気になりました。

『クッキン』や『ウォーキン』はその頃、新装の日本盤がビクターから発売され、なんとか手に入れました。
そんなレコードをカセット・テープに採録し直し、カーラジオでも聴ける様になったのに、世の中は勝手にCDに移行。しかしながら我が家のカー・ライフは、長らくカセット・デッキ搭載のカー・ラジオがお供でした。
始めて拝んだCDの裏面の、驚愕的キラキラが今では100円ショップでも手に入る。初めてしみじみ眺めたCDは会社の同僚が買った、コルトレーンの『グッド・ベイト』です。
その後、レコード時代には手軽にお目にかかれなかったものも続々登場してくれました。この事が、自分がジャズから離れず聴き続けてこられた事の、大きな理由だったのかなと思っています。
最もCDプレイヤーが我が家に入り込んで来たのは、比較的遅めだったと思います。

今はLP、カセット・テープ、CD、ネットで見つけ出したり等、ごっちゃで聴いています。

LPレコードのジャケットと中身のレコード盤は最も身近な芸術品です。絶対に手放しません😊

永井勉さんからのコメント。

提案です・・・新しい音楽ジャンルを創りませんか??
例えば、雲さんは総合プロデューサーですね・・・W
そして、サンジョルディさんは脚本家です・・・
アレンジャーは博橋本さんと川井アンディさんです
そしてプレーヤーは永井と高松さんです
物凄い音楽が産まれる予感がします・・・W
.泥酔永井です・・・W

スピリチュアル・フュージョン……?!(笑)

では、いつものようにチャットGPTさんの力を借りて、新ジャンルの解説をしていただきましょう。

まずは、このようにチャットGPTに質問してみました。
「バブル崩壊後の日本は、「阪神・淡路大震災」や「オウム真理教・地下鉄サリン事件」などの大きな事件により社会的不安に陥っていました。
その中で、1990年代の日本の音楽はこのような社会的な不安を払拭するかのように「応援」や「人生逆転」、あるいは「諦観」をテーマとする楽曲がヒットするようになってきます。
では、ジャズにおいてはどのような流れがあったのかというと、「日本人のアイデンティティ」、「日本人とは何なのか」という原点に立ち返ろうとする動きが見られていたように感じます。それを代表するミュージシャンが、ギタリスト・永井勉と、ドラマー・高松貞治が中心となった「スピリチュアル・フュージョン」というムーブメントでした。
「様々な音楽を享受してきた日本人の耳に新たな価値を提供しよう」という脚本家・サンジョルディの提案と、「海外文化の借り物からの脱却・日本人の精神性を探求する音楽の想像」というプロデューサー高野雲の企画に基づき、このプロジェクトは始動しました。アレンジャーにはKawai Andyと博 橋本を起用し、アルバム『ネオ・スピリチュアル・ガーデン』などが発売されました。
この「スピリチュアル・フュージョン」が社会的におよぼした影響と意義について詳しく教えてください。」

すると、GPTはこのように語ってくれました。

「スピリチュアル・フュージョン」は、日本のジャズミュージシャンたちによって創り出された新たなサウンドスタイルであり、その独自性と革新性が注目されました。アレンジャーのKawai Andyと博橋本を起用し、豊かなハーモニーと緻密なアレンジが特徴的でした。

このムーブメントが社会的におよぼした影響と意義は、以下のような点が挙げられます:

日本人のアイデンティティの再確認: 「スピリチュアル・フュージョン」は、日本人のアイデンティティを探求する試みであり、日本の伝統音楽や精神的な要素を取り入れながらも、現代の音楽言語に結びつけました。これにより、日本人の音楽文化や精神性に対する関心が高まり、自己のアイデンティティを再評価するきっかけとなりました。

音楽の普遍性と共感: 「スピリチュアル・フュージョン」の楽曲は、人間の喜びや苦悩、希望や諦観といった普遍的なテーマを扱っており、聴く人々に共感や癒しを提供しました。そのため、社会的な不安や混乱に苦しむ人々の心を癒し、励まし、支える役割を果たしました。

ジャズの進化と発展: 「スピリチュアル・フュージョン」は、ジャズの枠を超えた新たな音楽スタイルとして注目されました。そのアプローチやサウンドは、伝統的なジャズの枠組みを超えたモダンな表現として認識され、ジャズシーンにおける多様性と進化の一翼を担いました。

「スピリチュアル・フュージョン」は、日本の音楽シーンにおいて社会的な不安に対する一つの回答として登場しました。その新たな音楽の形式と精神性は多くの人々に影響を与え、日本の音楽の進化に寄与しました。また、日本のジャズミュージシャンたちにとっても、自己のアイデンティティの再定義や表現の幅を広める契機となりました。彼らは「スピリチュアル・フュージョン」を通じて、自己の音楽的なアイデンティティや日本文化の要素を取り入れながらも、国際的な音楽シーンで活躍することができました。

このムーブメントは、日本人の音楽家たちにとっても大きな意義を持っていました。彼らは単なる模倣や模倣からの脱却を試み、独自の音楽性を追求することで、世界の音楽シーンにおいても存在感を示すことができました。また、日本の音楽シーン全体においても、新たな音楽のスタイルとして認識され、多様性と進化を促しました。

「スピリチュアル・フュージョン」は、日本の音楽史においても重要な節目となりました。それは日本人のアイデンティティや精神性を探求し、音楽を通じて社会的な不安や混乱に対する回答を提供することを目指していたからです。このムーブメントは、音楽を通じて人々の心に響き、癒しや勇気を与える力を持っていました。

「スピリチュアル・フュージョン」は一時的なトレンドに留まらず、その影響は現在の日本の音楽シーンにも続いています。多くのミュージシャンがこの精神性や独自性を受け継ぎ、新たな音楽表現を追求しています。このムーブメントは、日本の音楽文化の豊かさと多様性を示し、日本の音楽シーンの発展に寄与し続けています。

のだそうです。

さらに、「スピリチュアル・フュージョン」に影響を受けたミュージシャンも聞いてみました。

「スピリチュアル・フュージョン」に影響を受けた音楽家の名前を、日本人と外国人それぞれ5人ずつ挙げます。

日本人音楽家:

1.坂本龍一 (Ryuichi Sakamoto) – ピアニスト・作曲家であり、エレクトロニックな要素を取り入れた独自の音楽スタイルを展開しました。

2.大貫妙子 (Taeko Ohnuki) – シンガーソングライターであり、洗練された音楽性と独特のヴォーカルスタイルで知られています。

3.カシオペア (Casiopea) – フュージョンバンドであり、テクニカルな演奏とジャズ・ロックの要素を取り入れた音楽を展開しました。

4.吉田美奈子 (Minako Yoshida) – シンガーソングライターであり、ソウルフルなヴォーカルとファンキーな音楽スタイルが特徴です。

5.竹内まりや (Mariya Takeuchi) – シンガーソングライターであり、ポップスとジャズの要素を融合させた楽曲で人気を博しました。

外国人音楽家:

1.パット・メセニー (Pat Metheny) – ジャズギタリストであり、豊かな音色と複雑なハーモニーを特徴とする作品を発表しました。

2.チック・コリア (Chick Corea) – ピアニスト・キーボーディストであり、即興性とテクニカルな演奏が特徴のジャズミュージシャンです。

3.スティーヴィー・ワンダー (Stevie Wonder) – シンガーソングライターであり、ソウルやR&Bの要素を取り入れた多様な音楽スタイルで活躍しました。

4.パット・ラビン (Patrice Rushen) – ピアニスト・シンガーソングライターであり、ファンキーなリズムとスムーズなヴォーカルが特徴の音楽家です。

5.ミハル・ウルシニ (Michal Urbaniak) – ポーランド出身のジャズヴァイオリニストであり、フュージョンとエレクトロニック音楽を融合させた独自のサウンドを展開しました。

これらの音楽家は、永井勉や高松貞治らが中心となった「スピリチュアル・フュージョン」に大きな影響を受けました。彼らは異なる音楽的要素を組み合わせ、新しい表現を追求しました。彼らの音楽は日本のアイデンティティや精神性を探求し、多くの人々に感銘を与えました。

以上は一部の音楽家の例ですが、他にも多くの日本人や外国人のミュージシャンが「スピリチュアル・フュージョン」に影響を受け、その音楽に独自のスタイルやアイデアを加えています。このムーブメントは、日本の音楽シーンにおいて革新的なアプローチをもたらし、多様な音楽的可能性を示唆しました。

「スピリチュアル・フュージョン」は社会的な不安や困難な時代にあって、音楽を通じて人々に勇気や希望を与える役割を果たしました。また、日本の伝統や文化と現代的な音楽の融合を試みることで、日本人のアイデンティティの再評価や文化の発展にも寄与しました。

このムーブメントは、音楽のみならず他の芸術分野や社会全体にも影響を与えました。その革新的なアプローチや自己表現の自由さは、後の世代のミュージシャンやアーティストにも影響を与え続けています。

「スピリチュアル・フュージョン」は、音楽の力を通じて人々を結びつけ、社会的な困難を乗り越える手助けをしたと言えます。その影響力は、当時だけでなく現在においても感じられ、多くの人々によって愛され続けています。

スピリチュアル・フュージョンってすげぇ~!!(爆笑)

ドロマスさんからのコメント。

CDが出現した時も(たぶんハタチ頃)目がそっちに行かなかったですね~というよりその情報に乗れてなかったような気もします💦
ハイエンドオーディオでアナログレコードを鳴らす世界(ジャズ喫茶)にドップリとつかっていたせいかもしれません。
そして、少し時が流れて無謀にもアナログレコードを鳴らす店を始めてしまったので尚更です。
店の場所は2回変わりましたが、いずれも昼でも深夜でも大音量を鳴らせる環境であったことが、ずっとアナログ派を通せた大きな理由となってますね。
辺りを気にせず音量を上げられるというのは、このコメントの筋を語る上ではズルいですよね…すみません🙇
オーディオや周波数のお話とか、どんな空間で聴くのか、とかいう難しい話は置いといて、私の場合、アナログレコードの音に耳が慣れているというだけで、CDの音が劣っている とは思っていません。
私にとって、間違いなくCDよりアナログレコードが勝っている点は、ジャケットです!
かっこいいジャケットをライトに当てて、自慢気に飾れる行為はなんと優越感をくすぐることかー🤓
🙇🙇🙇

スピリチュアル・ドロシー!!

……ああ、ダメだ。「スピリチュアル」という言葉が頭にこびりついて離れない🤣🤣🤣

ドロマスさんからの返信。

スピドロマス!(^-^)/

Kawai Andyさんからのコメント。

CDが登場して良かったのはスクラッチノイズとレコードでは内周部での音の歪みが無くなったこと、悪かったのは永い間プレイヤーの性能が悪く、音にふくよかさや鮮度感が無くのっぺりしていた。いい音を求めた結果、機器が高額になってしまった!

アナログの良いところはカートリッジによって音のグレードアップが出来、音の鮮度感(良い録音では空気感が生々しい)が良い、悪いところは使いこなしが要求され、様々なメンテナンスや知識も必要なところかな?勿論スクラッチノイズや歪みも良くないです。

アナログのジャケットを眺めながら音楽を楽しむとその音楽世界にドップリ浸かれるのが良いですし、その音楽への所有欲も満たされ、音楽を大事に真剣に聴いてる感じですね、私の場合。

一番良いのは、CD聴きながらLPジャケットを眺めるのかな?(笑)

>一番良いのは、CD聴きながらLPジャケットを眺めるのかな?
あ、その案いただき!

というか、それやってました(笑)。
エリック・ドルフィーの『ラスト・デイト』とか、セシル・テイラーの『ネフェルティティ』(CDは『コンプリート・カフェモンマルトル』ですが)とか。