ショータリアンとスポルディアン

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以前アップした動画「次号『ジャズ批評』の特集~「とっておきの一曲」何にしよう?」(こちら)に視聴者の方よりいただいたコメントに対してのアンサー動画をアップしました。

コメント

サンジョルディさんからのコメント。

コメント返し、ありがとうございましたー😊

最近、マイルスのショーター 参加4部作『ESP』(コロムビア65年録音)、『マイルス・スマイルズ』(コロムビア66年録音)、『ソーサラー』『ネフェルティティ』(コロムビア67年録音)をまとめて聴いています。
「マイルスは、ウェインのことが大好きだった。マイルスは、ウェインの曲には、ほとんど手を加えなかった」というようなことを、ハービー・ハンコックが言っていたようですが、納得しました。あの当時、マイルスが欲しがっていた<何歩か踏み出した、新しいサウンド>の曲作りと演奏をしていたのでしょうね☺️
あの4枚のアルバムは、大げさに言うと<ジャズが抽象的になった瞬間を捉えたアルバム>という感じがします(笑)
あっ、もちろんハービー・ハンコックやロン・カーター、トニー・ウィリアムスも<かなり踏み出して>いますー😄

それに対して、アート・ブレイキー &ザ・ジャズ・メッセンジャーズでのショーター 初録音、『アフリケイン』(ブルーノート59年録音・お蔵入り盤⇒発掘盤)のショーター の演奏は、結構<モブ寄り>に感じましたー(笑)モブレーの後任でしたから、ちょっと気を使ったのかも知れません(笑)😂

モブ寄せ(笑)。

博 橋本さんからのコメント。

私のショーター初体験はウイントン・ケリーの『ケリー・グレイト』です。
ジャズを聴き始めた頃に、ショーター以外のメンバー4人の顔触れに惹かれて飛びついたレコードです。
たしか当時のスイング・ジャーナルの評では 、B 面の1曲目『六月の夜 (June Night)』がよろしいとありました。そんなわけで真っ先に『June Night』に針を落としてしまいました。
テンポ良く進んだテーマの後の、モーガンとケリーのデュエットの様な「粋な夜の散歩」を思わせるモーガンの演奏に続いて、唐突に 〽ポケ〜〜〜♪ ポワ〜〜ッ♪ と始まってしまったのに吃驚。
しかしこれが病み付きでした。言わば私は「ポケリアン」かも😅😅😅
もちろん全5曲とも、メンバー5人の名・熱演でした 😊😊😊

*最終的には『新明確ジャズ語辞典』の分類に倣うと②です。
『プラグド・ニッケル』を含み『イン・ベルリン』から『ネフェル・ティティ』はいつ聴いても新鮮です。

サンジョルディさん⇒博 橋本さん

橋本さん
<リアルタイムジャズ体験>〜いつもありがとうございます😊

最初に「6月の夜」のショーター ソロを聴いたら、誰でもたまげますよねー(笑)
しかも59年8月録音とは、ショーター がジャズ・メッセンジャーズに入った月ではないですかー(笑)やっぱりショーター は、最初から<ショタい>ですねー😆
しかし、リー・モーガンもショーター も<やりたい放題>の演奏ですねー(笑)
ヴィー・ジェイ・レコード、恐るべしー😰

博 橋本さん⇒サンジョルディさん

今となれば、全員が若くて熱いです。オヤジの出る幕は有りません。
ショーターのスタートに思いを馳せます。そんなジャズが好きです😊

高松貞治さんからのコメント。

私にとってウエイン・ショーターといえば、ウェザーリポートの「8:30」です。ウエイン・ショーター、ジョー・ザヴィヌル、ジャコ・パストリアスなどの、入り混じった、ライブがたまらない🤣自分にとってウェザーリポートの最高傑作です!

サンジョルディさんからのコメント。

【<パラレルワールド江戸>すぐしゃべりたがる熊さんと、知らないとは言えないご隠居の会話、あるある】

【熊さん】
ご隠居、これはお伊勢参りの土産でさあ。

【ご隠居】
おお、伊勢名物<白福(しろふく)>じゃのう。すまんのう。
それで、お伊勢さんの人出は、どうじゃった?

【熊さん】
へえ。はやり病がおさまったんで、大勢の人でごった返していやした。日本橋よりも多いくらいでやす。
お伊勢さんの帰りに、あっしは<伊勢講>の仲間と別れて、
前にご隠居から聞いた尾張名古屋の<ジャズ茶屋>によりやしてね。

【ご隠居】
ほう。<ジャズ茶屋バリレコ(針レコ)>じゃの。
それで、感想はどうじゃな?

【熊さん】
平日の午後だったせいか、客はあっしだけでやして。スピーカーの真正面でジャズを聴きやした。

【ご隠居】
あそこのアルテックのスピーカーは、どうじゃったかの?

【熊さん】
いやもう、音がずいぶんと生々しいんでやすねえ。
特に、ベースとトランペットが、こっちに迫って来やした。
また、コーヒーも注文を受けてから、ガリガリッと挽いてくれやして、コクがありやした。
でやすが、1番心に残ったのは、マスターの<仕草>でさあ。
レコードをかけるまでに、布みてえなもので拭いて、針もブラシみてえなもので払って、静かに針を落とす、
その儀式みてえな動作が、まるで<茶の湯>なんでさあ。
レコードの片面が終わった時、あっしは思わず、「美味しゅうございました」と言いそうになりやした(笑)

【ご隠居】
レコードをかける所作には、そのマスターのレコードやジャズに対する<愛おしさ>が垣間見られるものじゃのう。

【熊さん】
その影響で、あっしもジャズを聴く姿勢が変わりやした。

【ご隠居】
ほう。どう変わったのかの?

【熊さん】
あっしは、それまで畳に寝っ転がって、ジャズを聴いていやしたが、
<ジャズ茶屋バリレコ>から帰ってからは、
ソファに座って、スピーカーにきちんと向かって、ジャズを聴くようになりやした。

【ご隠居】
1軒のジャズ茶屋のおかげで、ジャズの聴き方まで変わったのじゃな。
そこで、失礼な質問じゃが、お前さんの部屋の広さだと、寝る時にソファが困りゃせんかのう。

【熊さん】
ああ、布団を敷く時、ソファをどうするかってことでやすねえ。

ソファは、
ちゃぶ台と同じで、
折りたたんで、押し入れに入れるんでさあ。

いいっすね~、バリレコ(笑)。

2023/05/23