ジョン・コルトレーンの本質は⇒パワー、バイタリティ

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ジョン・コルトレーンの本質は?
⇒パワー、バイタリティ

コメント

unmagonさんからのコメント。

コルトレーンは凄いのは確かですが、没後半世紀以上経ってます。コルトレーンの精神や奏法を引き継ぎ、更に発展させた現在の演奏家がたくさんいます。今、の現在進行形の演奏家を紹介してもらってもいいような気がします。

unmagonさん、コメントありがとうございます!
おっしゃる通り、コルトレーンのような偉大な先達の音楽も素晴らしいですし、21世紀の今日においても、その素晴らしさは色褪せることはありませんが、現代のジャズミュージシャンたちの進化も無視できないものがありますよね。

私は最近よく若手ジャズマンたちの演奏をYouTubeでチェックしているのですが、それは進化という一言では済まされないほどの変貌ぶりを見せている表現も多々あると思います。

進化、進歩。
これは、コルトレーン没後、半世紀以上の歳月が流れ、ていますが、技術の進化、進歩はジャズに限らず、全ての分野で言えることです。

例えば、これを戦闘機に例えてみるとw

1959年に『ジャイアント・ステップス』が録音された頃、アメリカの戦闘機はF-104スターファイターが主流でした。この機体は日本の自衛隊でも使用されていましたので、怪獣映画なんかでもお馴染みの鉛筆のような形の戦闘機です。

『ジャイアント・ステップス』が録音されて65年経った現在のアメリカの最新鋭機はF-35という高いステルス性と機動性、先進的なセンサーと武器システムを備えた戦闘機が主力となりつつあり、特にF-35Bは短距離での離着陸が可能なため、今の技術がどれだけ進化したかがよく分かります。

※「主力となりつつあり」と書いてしまいましたが、その性能の高さゆえ逆に維持コストがかかりすぎるため、現在は運用する機体の数を減らす方向で動いているようですが…。

戦闘機一つとっても技術の進化は驚異的で、テレビやコンピュータ、さらにはスマートフォンに至るまで、昔を振り返れば技術の進化、人間の既存のものへの改良、グレードアップさせる能力には目を見張るものがあります。

同様にジャズの技術や表現も大きく進化し、現在の若手アーティストたちは新たなアプローチで非常に高度な演奏をしていることが多い上に、他ジャンルとの融合から1950、60年代では絶対に聞けなかったであろうユニークな音楽も生まれています。

彼らは、コルトレーンをはじめとする往年の巨匠たちから受け継いだ技術や精神を、現代の感性で発展させ、時には新しい表現の地平を切り開いている。まさに「進化したジャズ」という感じで、私もそれを紹介したいなと考えてはいます。
とはいえ、やっぱり好みの問題もあり、比重的には昔のものの方が相変わらず多くなりそうですが…。
昔のジャズには時代の空気やその時にしか出せない深みがあり、私もこれらの名演はこれからも聴き続けたいと思っているからです。過去の音楽は現在のジャズの礎となっているため、それらを大切にしつつ、未来への架け橋としても楽しみたいですね。

近年のジャズが「ダメだ」と一蹴してしまう声も耳にしますが、それは少し寂しい考え方だと思います。ガンコジジーに多いw
というか、本当にそういう爺さんたちは、現代のジャズを聴いた上でそう発言しているのか疑わしいのですが。イメージだけで言ってない?と思うのですが、まあそれはさておいて。

時代は常に変わり、音楽もそれに応じて新しいエネルギーややる気に満ちた若いミュージシャンたちが未来を切り拓いています。彼らの可能性や情熱に目を向けて、応援することは、むしろ年寄りが若い人たちにやってあげられる数少ない貢献だと思うんですがね。ライブ行けとは言わないし、CD買えともダウンロードせいとも言わんから、せめてYouTubeなどで若手のいい演奏を見つけたら「いいね」してあげるとか、コメント欄に応援メッセージを書くとか、そういうことだったらお金かけんでも出来ることじゃないですか。って私は思っています。

私は、unmagonさんのおっしゃることは、ごもっともだと思っていますので、今後は少しずつになってはしまいますが、現代の、そして若手の素晴らしいジャズを見つけたら紹介していこうかなと思いました。

あと、いただいたこのコメントへの返信動画もアップしたので、よろしければご視聴ください。

MrNOBUchan さんからのコメント。

デューク・エリントン楽団のサックス・パートを担ったテナー・ジャイアントの一人、ポール・ゴンサルベスが遺した数々の吹奏を聴くと、長尺なソロを大音量で長時間ブイブイかましているのに乱れない・・・いつ息継ぎしてるの???という感慨を抱きます。「エリントン・アット・ニューポート(コロンビア)」収録の”Diminuendo and Crescendo in Blue” なんぞ、その究極の演奏ですね。
コルトレーンがビレッジ・ヴァンガード・ライヴにおいてピアノレス・トリオで演じた「チェイシン・ザ・トレーン」の凄みに通じるところがあります。

ポール・ゴンサルベスですか。
まったくノー・チェックでした。
私が好きなコルトレーンの演奏に通じるというのであれば、それは見逃せない。
今度チェックしてみます。

Bonさんからのコメント。

銀河爆発的スピード、パワー、シャープネス、初心者な私のイメージしているJazzです。ご紹介頂き、感謝感謝感謝

「銀河爆発的スピード」という言葉が、なんだかカッコいいですね😆

観念の化物さんからのコメント。

私達コルトレーンファンにとってパワーとバイタリティはコルトレーンの単なる試行錯誤の表れでしかないのではないでしょうか。私達コルトレーンファンは後期になればなるほど感動し、ほかのジャズはついでに聴くというレベルです。話を聞いていると、雲さん他のジャズファンは逆に、コルトレーンはついでに聴くということではないですか?だから、パワーやバイタリティと言われると、ちょっと違うよなぁ〜と思ってしまいます

コルトレーンファンと、ジャズファンの感じ方の違いがこういうところに出てくるんですね。
貴重なご意見ありがとうございました。

2024年7月3日