この曲何? ベースでちょっと弾くスタンダードナンバー

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ベースでちょっと弾くスタンダードナンバーのメロディ。
さて、何の曲でしょう?

コメント

トイペット愛玩具さんからのコメント。

1,イエスタデイズ(ジェローム・カーン)
2,レフト・アローン(マル・ウォルドロン)
3,4,は正直分かりませんでした。
ハード・バップに疎いのが分かってしまいましたね(汗)

1,2は正解です!
3,4が分からなかったということは、なるほど、たしかにハードバップに疎いかもしれませんね(笑)。
3は、ブルー・ミッチェルの名演が有名なナンバーで、4は、ホレス・シルヴァーの水色のジャケットに収録されているキャッチーなナンバーです。

永井勉さんからのコメント。

3番目だけ解りました・・・
瞳を閉じてですよね・・・m(__)m😅😅😅

正解です。
さすが、ウィントン・ケリー好きなだけありますね!

博 橋本さんからのコメント。

*『イエスタデイズ』 *『レフト・アローン』 *『瞳を閉じて』 *『タイトル、思い出せない、銀色の水色。後でカンニングします😅😅😅

3問正解です!
意外に《ザ・プリーチャー》って知られてないんですね。
ホレスの「例のポーズ」の水色盤収録のナンバーです。

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博 橋本さんからの返信。

メロディーは耳タコです😅
如何せん、言ってみれば慢性の急性痴呆症気味でして、俄にタイトルにまでに至りません(泣)

たしかに、この曲は2~3回聴いただけで耳にタコができてしまいそうなほどキャッチーなメロディですね。
そうか、曲名が思い出せなかっただけだったんですね。
まさに、銀色ピアニストの水色アルバム収録の曲です。

なんか「説教」することが職業の人の曲のようです(笑)。

TAKESI0506さんからのコメント。

他の曲はわからなかったですが、「ザ・プリーチャー」のみは、すぐわかりました😉

98年のスイングジャーナルに、当時の主な寄稿家にブルーノートの好きな曲を選んでもらうという企画がありましたが、順位は以下のようになっていて「ザ・プリーチャー」は9位に入ってます。順当な結果と思いますけど、一位のマクリーンの「スイート・ラブ・オブ・マイン」というのは、私は全然知りませんでした😥

①スイート・ラブ・オブ・マイン デーモンズ・ダンス/ジャッキー・マクリーン。
②チュニジアの夜 チュニジアの夜/アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ
③サイドワインダー リー・モーガン
③枯葉 サムシン・エルス/キャノンボール・アダレイ
⑤処女航海 ハービー・ハンコック。
⑥ウン・ポコ・ロコ アメイジング・バド・パウエル
⑦クレオパトラの夢 ザ・シーン・チェンジズ
⑧ディア・オールド・ストックホルム マイルス・デイビス・オールスターズ
⑨ザ・プリーチャー ホレス・シルバー&ジャズ・メッセンジャーズ
⑩ブルーボッサ ページ・ワン/ジョー・ヘンダーソン
⑩インファント・アイズ スピーク・ノー・イーブル/ウェイン・ショーター
⑫モーニン アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
⑬クール・ストラッティン クール・ストラッティン/ソニー・クラーク
⑭ブルー・トレイン ブルー・トレイン/ジョン・コルトレーン
⑭ウォーターメロン・マン テイキン・オフ/ハービー・ハンコック

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面白いですね、よく聴いている時代、人、守備範囲が人それぞれ違うということがよくわかります。
>他の曲はわからなかったですが、「ザ・プリーチャー」のみは、すぐわかりました😉

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しかし、ウディ・ショウ作曲の《スイート・ラブ・オブ・マイン》が1位だったとは。
もちろん素敵な曲で私も大好きですが、《チュニジア》や《枯葉》を抜いて1位になるとは思ってもみませんでした。

1998年頃、なにか《スイート・ラブ・オブ・マイン》が注目される出来事や吹き込みってあったのでしょうかね?

作曲者のウディ・ショウが亡くなったのは、およそ10年前の1989年だし、日野皓正がジョンスコを起用した《スイート・ラブ・オブ・マイン》を録音したのも同年の1989年(『ブルース・トラック』収録)、アート・ペッパーが『ザ・トリップ』に録音したのは、さらに十数年さかのぼった1976年だし……。

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ショーターの『スピーク・ノー・イーヴル』のナンバーが11位というのも興味深い。

たしかに良い曲だとは思うけれども、《ジュジュ》や《イエス・オア・ノー》(いずれも『ジュジュ』に収録)のほうがキャッチーで人気がありそうなショーターナンバーだと思っていたんですが、やはり『スイングジャーナル』に寄稿されている方々なだけのことはあり、耳が肥えている(のかな?)。

TAKESI0506さんからの返信。

このランキングに参加している寄稿家は以下の面々です。

青木和富、岩浪洋三、久保田高司、村井康司、後藤雅洋、寺島靖国、村田文一、瀬川昌久、尾䑓順子(おだいじゅんこ、FM・DJ)、小川隆夫、藤本史昭、大森幸則、小西啓一、児山紀芳、佐藤英輔、高井信成、瀧口大由記、杉田宏樹、中条省平、土倉明、行方均、ラズウェル細木、成田正、田中伊佐賀(SJ誌編集部)

「スイート・ラブ・オブ・マイン」については藤本史昭さんが書いてます。
『自分で投票しといてこう言うのも何だが、この曲がこれほど愛されているとは。やっぱり名曲ですもんね。印象的な前奏と後奏。そしてそれをさらに上回る哀感を帯びたテーマ。この曲想は完全にジャズを超えている。おまけにこれ以外の演り方を思いつかない完成度の高さ! 日野皓正さんも果敢に挑戦しているが、音が伝える切なさは到底かなわない。マクリーンの哀愁とともに、再評価の気運高まるウディ・ショウの才能を立証する1曲である』
                              
主な寄稿家の順位を載せておきます。

岩浪洋三
①処女航海 ②クール・ストラッティン ③レスター・レフト・タウン 『ザ・ビッグ・ビート/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ ④ウィッチ・ハント 『スピーク・ノー・イーブル/ウェイン・ショーター』 ⑤ソング・フォー・マイ・ファーザー /ホレス・シルバー』 ⑥スクラップル・フロム・ジ・アップル 『アワ・マン・イン・パリ/デクスター・ゴードン』⑦ソニームーン・フォー・ツー『ビレッジ・バンガードの夜/ソニー・ロリンズ ⑧アイ・リメンバー・クリフォード 『リー・モーガンVol.3』 ⑨セニョール・ブルース 『6ピーシズ・オブ・シルバー/ホレス・シルバー』

小川隆夫
①ウン・ポコ・ロコ『アメイジング・バド・パウエルVol.l』②ディア・オールド・ストックホルム「マイルス・デイビス・オールスターズVol.1」③キャンディ『キャンディ/リー・モーガン』④今宵の君は『ア・ブローインク・セッション/ジョニー・グリフィン』⑤ラウンド・アバウト・ミッドナイト 『カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム』⑥チェロキー『クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム』⑦プア・バタフライ『ソニー・ロリンズVol.2』⑧ワン・フィンガー・スナップ『エンピリアン・アイルズ/ハービー・ハンコック』 ⑨シンス・アイ・フェル・フォー・ユー「ブルー・アワー/スタンリー・タレンタイン」 ⑩イエスタデイズ『ベース・オン・トップ/ポール・チェンバーズ』

児山紀芳
①ブルー・トレイン『ブルー-・トレイン/ジョン・コルトレーン』②モーニン『モーニン/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ』③チュニジアの夜「バードランドの夜Vol.1/アート・ブレイキー」④朝日のようにさわやかに『ビレッジ・バンガードの夜/ソニーロリンズ』⑤ザ・プリーチャー『ホレス・シルバー&ジャズ・メッセンジャーズ』⑥処女航海「処女航海/ハービー・ハンコック ⑦枯葉「サムシン・エルス/キャノンボール・アダレイ」⑧ディア・オールド・ストックホルム『ベース・オン・トップ/ポール・チェンバーズ』⑨パリの四月『ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズ』⑩浜辺のミュータント「シビリゼーション/トニーウイリアムス」

後藤雅洋
①サムシン・エルス「サムシン・エルス/キャノンボール・アダレイ ②フェイシズ・アンド・プレイシズ『ゴールデンサークルのオーネット・コールマンVol.1』③ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネクション「ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネクション/フレディ・レッド ④マイ・ガール・シャール 「アット・ザ・ハーフ・ノート・カフェVol.1/ドナルド・バード』⑤スイート・ラブ・オブ・マイン 「デーモンズ・ダンス/ジャッキー・マクリーン」⑥アポイントメント・イン・ガーナ ジャッキーズ・バッグ/ジャッキーマクリーン』⑦フューシャ・スイング・ソング 「フューシャ・スイング・ソング/サム・リバース ⑧ティル・ゼン 『オブリーク/ボビー・ハッチャーソン』⑨コンプリート・コミュニオン「コンプリート・コミュニオン/ドン・チェリー」⑩トム・サム『スキソフェレーニア/ウェイン・ショーター』

瀬川昌久
①ウェル・ユー・ニードント『ジニアス・オブ・モダン・ミュージックVol.1/セロニアス・モンク』②バグス・グループ「ミルト・ジャクソン」③ディア・オールド・ストックホルム『マイルス・デイビス・オールスターズVol.1』④オパス・デ・ファンク『ホレス・シルバー・トリオ&アート・ブレイキー、サブー』⑤ザ・プリーチャー『ホレス・シルバー&ジャズ・メッセンジャーズ』⑥クレオパトラの夢 「ザ・シーン・チェンジズ」 ⑦枯葉「サムシン・エルス/キャノンボール・アダレイ ⑧クール・ストラッティン『クール・ストラッティン/ソニー・クラーク』 ⑨モーニン『モーニン/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ ⑩エイメン『フュエゴ/ドナルド・バード』

寺島靖国
①スイート・ハニー・ビー『スイート・ハニー・ビー/デューク・ピアソン』②テンプテーション「ア・ニュー・ジャズ・コンセプション/サム・リバース」③ハーバー・フリーウェイ『サムシング・パーソナル/ジャック・ウィルソン』④リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア『リーチーアウト!/ハンク・モブレイ』⑤ファンシー・フリー「ファンシー・フリー/ドナルド・バード」⑤アゲイン『ボーン&バリ/カーティス・フラー』⑦ザ・サード 『J.R.モンテローズ』⑧デライラ 『イントロデューシング・ケニー・バレル』⑨ジプシー・ブルー『オープン・セサミ/フレディ・ハバード』⑩グリーシー ニュー・ソイル/ジャツキー・マクリーン」

村井康司
①ドルフィン・ダンス『処女航海/ハービー・ハンコック』②スイート・ラブ・オブ・マイン 「デーモンズ・ダンス/ジャッキー・マクリーン」③リトル・Bズ・ポエム『コンポネンツ/ボビー・ハッチャーソン』④ブロードウェイ・ブルース 『ニューヨーク・イズ・ナウ/オーネット・コールマン』⑤インファント・アイズ 『スピーク・ノー・イーブル/ウェイン・ショーター』⑥ラブ・ソング 『スプリング/トニー・ウィリアムズ』⑦レイジー・バード 『ブルー・トレイン/ジョン・コルトレーン』⑧『ピース』ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ/ホレス・シルバー⑨セオラ 『コーンブレッド/リー・モーガン』⑩ベアトリス『フューシャ・スイング・ソング/サム・リバース』

おお、ありがとうございます!

児山さんはさすが王道!
瀬川さんはモンクの《ウェル・ユー・ニードント》をもってくるところがカッコいいですね!
後藤さんは本や雑誌や対談で語っている好みそのままで、一貫していますね~。
《スイート・ハニー・ビー》を最初に持ってくるところが寺島さんらしい(笑)。
『コンポネンツ』や『スプリング』をセレクトしているところが、村井さんらしいいですね。

では、せっかくですので(?)私のブルーノートの好きな10曲を勢いでセレクトしてみます。あくまで、今、この瞬間、思いついた順ですよ。

1.セスピアン/シェイズ・オブ・レッド/フレディ・レッド
2.デュイッド・ディード/ザ・シーン・チェンジズ/バド・パウエル
3.コンキスタドール/コンキスタドール/セシル・テイラー
4.スキッピー/ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック/セロニアス・モンク
5.フェイセス・アンド・プレイセズ/アット・ザ・ゴールデン・サークル vol.1/オーネット・コールマン
6.ハット・アンド・ベアード/アウト・トゥ・ランチ/エリック・ドルフィー
7.リコーダ・ミー/ページ・ワン/ジョー・ヘンダーソン
8.チュニジアの夜/ヴィレッジヴァンガードの夜/ソニー・ロリンズ
9.テンパス・フュージット/マイルス・デイヴィス・オールスターズ/マイルス・デイヴィス
10.セント・ヴァイタスの踊り/ブロウィン・ザ・ブルース・アウェイ/ホレス・シルヴァー

TAKESI0506さんからの返信。

ありがとうございます。
私が意外だったのは寺島さんの順位で、ケニー・バレルの「デライラ」以外はメロディがまったく浮かびませんでした😥
高野雲さんが上げた曲も「チュニジアの夜」と「テンパス・ヒュージット」以外はわからないです。すいません😪

高野雲さんが1位に上げた「セスピアン」が入ったフレディ・レッドのアルバム「シェイズ・オブ・レッド」のディスクレビューを青木和富さんが書いてます。4星でした。

『こういうのが典型的なブルーノートなんだと思う。レッドという若い才能、特に作曲の才に、ライオンたちは動かされたと思うが、そうした新しい才能を大切に丁寧に扱っている様子が、アルバムのすみずみから伝わってくるのだ。ただ、レッドの曲は独特の世界があって面白いけれど、あえていうと、聴きものはマクリーンだと思う。こうした1960年代初頭のスタンダード・ソングからはずれた、ちょっと硬派のジャズに、マクリーンはいかにもはまっている。そのいさぎよく確信に満ちた演奏は、そのままジャズの未来への確信と言っていい』

え~、知らない曲多かったですか?!
ほとんど名盤といわれているアルバムからのセレクションだったのですが……。

ただ、そのアルバムの看板曲ではないものが多いのかもしれませんね。
ドーナツ盤のレコードでいえば、A面の曲ではなくB面の曲が好き、みたいな感じかもしれません。

といっても、べつにヒネくれているわけでもなく、私がさくっと真っ先に思いうかんだ5曲です。
いずれも、とても良い曲(というか演奏)で、どこかしら「ハッ!」となるポイントがあるので、知らなかった曲もぜひ聴いてみてください。

青木さんのご意見はごもっともだと思います。
ただ、この演奏はマクリーンも素晴らしいけれども、陰でコクを出しているティナ・ブルックスも素晴らしいんだよなぁ。