名ベーシスト、ポール・チェンバースの魅力を語った動画をアップしました。
コメント
ノエルNoelさんからのコメント。
チェンバースとアートテイラーが組んだ時の音がとても好きです🤤
私もです。
フィリー・ジョーと組んだ時も良いのですが、なんというか、テイラーとのリズムセクションだと安定感というか安心感があるんですよね。
MrNOBUchanさんからのコメント。
ポール・チェンバースのリーダー作「ベース・オン・トップ」他、私も、今でもよく聴くのですが、その収録曲中、中にはあまり聴きたくない曲もいくつもあります。仕方なく、飛ばして聴いています。もうお分かりかもしれませんが、彼がボウイングでソロを弾いている曲、です。彼自身は、すべて自信をもって弾いている筈なのですが、私にとっては聴くのが苦になって仕方がないのです。だから、飛ばします。
昨日達ですね。
あ、それは、さだまさしのアルバムか(笑)。
永井勉さんからのコメント。
こんばんは永井です・・・
いいですよねえ~~~ポール・チェンバース
前も言ったと思うんですがベース屋さんは
リズムと上物をくっつける接着剤なんです・・・m(__)m
なければバラバラに楽器が鳴るだけだし、付けすぎれば
いびつな作品になると思うんです・・・m(__)m
ポール・チェンバース・・・職人ベーシストとして超一流だと思います・・・m(__)m😅😅😅
2019 enchanさんからのコメント。
動画配信ありがとうございます。チェンバースといえばそのキャリアで輝いていたのはやっぱりマイルスグループ『レギュラークインテット』での活躍においてでしょうね。そのおかげでおかげでウエスやアート・ペッパーの名演にも呼ばれましたし。♪ Round’ Midnight をよく聴いてみるとマイルスがミュートで吹き込んでる合間合間で力強く弦を押しつけたビブラート(?)ごとく絡んできますよね、あの『粘りっこい』ベースが聴きたくて最近クセになってるんですよね。あと 忘れてはいけないのは#Kind of Blueの♪ So What でしょう!本作ではモードジャズとしてビル・エバンス起用が話題に上りますが、チェンバースは影の主役というか、彼なしにも# Kind of Blue やモードジャズはあり得なかった。♪ So Whatでエバンスのイントロが終わりかけてから始まるチェンバース奏でるあのフレーズがこの名演を決定づけましたよね。ベースは本当に重要なパートをになう楽器ですね!
《ラウンド・ミッドナイト》、聴き返してみます。
さすが、「マイルス者」ですね!
TAKESI0506さんからのコメント。
小川隆夫さんの「I LOVE JAZZ TEST」には、いろんなベーシストが登場しますが、ポール・チェンバースについて語っている個所を抜き出してみました。
■ロン・カーター
ウエル・ユー・ニードント/マイルス・デイビス
言うまでもなくポール・チェンバース。彼の場合、なんと言ってもベースラインにも真似できないオリジナリティを感じる。――それはバッキングに関してですか?
もちろんソロにも格別にすばらしいものがあるが、特にバックにまわった時のラインについてだ。彼がモダン・ベースの奏法を開発したと言ってもいいくらい斬新なものがこの演奏には示されているし、それは彼が参加したどんな作品にも認めることができる。
――具体的にはどういうことなのでしょう?
まずリズムにおける革新がある。彼は、それまでのべースプレイヤーの多くがしていたようなリズムキーパーの役割から大いにはずれたことをしている。シンコペーションが全然違う。先乗り、後乗りは言うに及ばず、ドラムスにリズムを刻ませることで自在にその空間にリズミックなフィギュアを形成してみせる。従来のベース奏者がドラムスとともにリズミックにスペースを埋めていくのに対し、彼はいかにスペースを作ろうとしているかに細心の注意を払っているようだ。彼が弾くウォーキングベースですら非常にスペーシーで間が生かされたものになっていると私は思う。
――チェンバースはあなたにとってどのような存在なのですか?
私にとってというよりすべてのベースプレイヤーにとっての手本だな、グッド・インスティチュートなんだよ、私個人は直接彼から奏法上の影響を受けてはいないが、彼の音楽に対する姿勢というかアプローチには見習うべきものが多々ある。つまり常に前進的意欲を彼の演奏からは聴きとることができるからだ。それともちろんマイルスのグループでの先輩であるということも私が彼を大いに意識する理由になっている。■エディ・ゴメス
〔あなたに影響を与えたベーシストはスコット・ラファロですか〕。
彼からもいろんなことを学んでいるけれど、最初に影響を受けたのはポール・チェンバースだった。彼のいたマイルス・デイビス・グループのレコードをよく聴いたもんだ。次がレイ・ブラウンの入ったオスカー・ピーターソン・トリオ。まあ、あの頃はみんなこういったアーチストを聴いて勉強していたんだね。
■クリスチャン・マクブライド
ポール・チェンバース/ベース・オン・トップ
イエー、ポール・チェンバースだ。そもそもポール・チェンバースを聴けって言ってくれたのがレイ・ブラウンなんだよ、ぼくはレイからピチカート奏法を学び、ポールからボウイング(アルコ奏法)を学んだって言ってもいい。ただレイには直接指導を受けたけど、ポールは故人だからレコードで聴くしかなかった。このアルバムは、とにかくよく聴いたね。だから隅々まで知ってる。弓解きっていうのを、最近のベーシストはあまりやらなくなっちゃったね。バラードのバッキングのときにたまにやるとか、曲のエンディングになるとにチョッとだけ弓を使うだけだもの。でも本来はピチカートと同じくらいボウイングはジャズ・ベーシストにとって重要な奏法だと思うんだ。理想はピチカートとボウイングを半々にやることだけど、それだとリズム上のサポートという点で演奏上無理が生じるよね。まあ将来自分のグループでチャンスが作れたら、いま言ったようなバランスでふたつの奏法を使い分けするかもしれないけど、ベニーのトリオや他のプロジェクトでそれは出来ないものね。
■スティーブ・スワロー
イエスタデイズ/ポール・チェンバース
ポール・チェンバース。これこそジャズ・ベースだ。私のアイドルだったんだよ、チェンバースはグッド・レコーディングだ。この曲のボーイングひとつ取っても、示唆するものは多いんだ。私が少年の頃はベースを志している者なら誰だってポール・チェンバースから何かを盗み取ろうとしたもんだ、彼こそが私にとって真の先生だといえるね。ある日私がベースの先生にテクニックについて質問したことがあるんだ。彼はたったひとこと、このレコードをもっと聴くようにといっただけだった。もちろんチェンバース自身にもいろいろな質問をしたことがある。彼はいつだってとても親切に答えてくれたもんだった。彼は誰にだって自分の持っているすべてを伝授してくれたんだ。本当に偉大なベーシストだったね。
〔彼の一番偉大な点はどこですか〕。
それはテクニックの完璧さだと思う。特に彼の右手は滝のような力強さがあって、しかも一音一音が正確だった。どんな速いパッセージを弾かせても安定したビートを生み出していたからね。私は今でも彼のようにすばらしいミュージシャンになりたいと思ってプレイしているんだ。とにかく今日聴いたレコードのように、現在でもすばらしいベーシストはたくさんいるけれど、チェンバースを超える人は残念なことにいないというのが本音だね。最後にとにかく楽しい午後のひと時を過ごさせてくれたこれらのベーシストと君に感謝するよ。
エディ・ゴメスとスティーヴ・スワロウが意外でした。
ま、エディ・ゴメスも言っているとおり、彼らはチェンバースに限らず、いろいろ勉強していたのだと思いますが、どんなタイプのベーシストにとっても避けては通れない存在だったのでしょうね。
たぶん、ジャズピアノだったらバド・パウエル、ビル・エヴァンス、チック・コリアあたりは勉強しなければならないだろうし、アルトサックスだったら、やはりチャーリー・パーカーを好き嫌いにかかわらず学習しなければならないはずです。
それと同じように、ジャズベースだったら、チェンバースになるんでしょうね。
私の場合、最初にコピーしなさいと言われたのは、ミンガスでしたが(笑)。
TAKESI0506さんからのコメント。
スイングジャーナル89年の増刊に「ジャズ名盤・ウラ名盤」というのがあって、チェンバースのウラ名盤として、寺島さんがビー・ジェイ・レーベルの「ファースト・ベースマン」を挙げています。
『チェンバースに限らず、ベースはレコーディングの仕方ひとつでうまくもまずくも聴こえる楽器である。目の覚めるような演奏でも現実問題としてスピーカーからよく聴こえなかったり、ボワンボワンにふやけたベース音では正直耳を傾ける気が起きないものだ。少々下手でも引き締った音色や深みのあるサウンドが出てくるとついつい聴き惚れてしまう。
ベーシストにとっていちばん気がかりなのはギャラの多少よりいかにうまく録音されるかではなかろうか。
チェンバースに関していうと、彼の音色がもっとも引き締って聴こえるのがビー・ジェイ・レーベルである。ついでにいうといちばん音程かはっきりしないのがブルーノートで,「ベース・オン・トップ」はその最たるものだ。管やドラムスをあれほど見事に録音したバン・ゲルダーのアキレス腱がベースだったということだろう。ビー・ジェイの「ケリー・アット・ミッドナイト」がなぜ名盤かといえば、チェンバースの弓のように引き締ったベースがあきれるほどじっくり堪能できるからである。本盤をこの欄で紹介したのは、ケリー盤よりさらに締って、ほとんどコンコンというに近いチェンバースが聴けるからにほかならない。チェンバースの場合、なぜ締ったベースが必要かというと、ある種の“高み”に昇りつめてゆく張りつめたウォーキング・ラインに彼の魅力があるのであり、ゆるんだベース音だと聴き手の緊張感がいっぺんで崩壊してしまうのだ。余談ではあるが,マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」のチェンバースがタイトに録音されていたら名盤度はもっと上ったことだろう』94年のスイングジャーナルで、寺島さんはジャズ・ベースについてこのように書いてます。
『ジャズというとどうしてもトランペットやテナー・サックスが優先優遇され、ベースとドラムスが後まわしにされるのが面白くない。ぼくの中ではフロント楽器が上で伴奏楽器が下というヒエラルキーはとうの昔に霧散している。レコードを買ってくるとまずベースがどんな音で鳴るかそれが気がかりかつ楽しみで、出てくる音色に一喜一憂する。そうしてそのレコードが好きになったり嫌いになったりする。
それにしてもベースというのは不運と幸運が紙一重の楽器である。ちょっと前にロサンゼルスでクロード・ウィリアムソンの吹込みに立ち会わせてもらった。演奏が終わってホッと一息のプレイバックの時だった。いきなりベースの人が怒り出してエンジニアにオレの音はこんなホワホワではない、もっときつく締まっているはずだとけんつくを喰らわせた。エンジニアにもプライドがあるのだろう。ノーと言って取り合わなかったが、その時のベーシストの憤懣やるかたない顔といったら気の毒で見ていられなかった。後から出来上がったレコードを聴くとなるほど、ベースの量はたっぷりしているものの力感がない。内へ内へと集中してゆく力に乏しく、これでは凡庸なベーシストと言われても仕方がない。反対に、スコット・ラファロは共演したクロード・ウィリアムソンの言によると生音は極めて小さく、あのふてぶてしいまでの強音はひとえにマイクのおかげだという』
ロスでエンジニアに喰ってかかったベーシストの気持ち、なんとなく分かります。
そして、寺島さんの「録音いかんで、印象(評価)が変わる楽器」説にも頷けます。
本当に、録音の仕方で違う楽器なんかいな?と思うほど音が変わります。
私の場合は、素人プレイで、しかもエレキベースですが、それですら、動画の「ベースでちょいメロディ、この曲なんだ?」で録音した音を再生すると、なんじゃこりゃ?となります。
弾きながら耳に聞こえてくる音と、録音してYouTube上にアップした動画の音とでは、写真と水彩画以上の違いがあります。
ラファロの音量が小さいのは、あの時代の弦(ガット弦)や、プレイスタイルからしても仕方がないかなとも思いますが、リヴァーサイドのエヴァンスのアルバムの音が耳にこびりついている者からしてみると、ちょっと意外な気もしますね。
ヴィージェイのチェンバースの音が良いのはその通りだと思います。
『GO!』のチェンバースのハツラツとしたピッチカートとアルコ、両方ブライトで躍動感あふれていて大好きです。
canaria Brazilさんからのコメント。
レッド・ガーランド・トリオの
名盤、「Groovy」
を特集してもらいたいです。
了解です。
(いつになるかわかりませんけど……汗)
『グルーヴィ』オンリーではないのですが、取り急ぎ、こちらをお聞きになっていてください。