コーラス入りのドナルド・バード作品

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サンジョルディさんからのコメント。

【一部のハードバップ好きが苦手とするもの、あるある]
①ソウルフル・コーラス
②パーカッション
③ストリングス
④ヴィブラフォン
⑤電子楽器

⑥大げさな編曲

⑦ヴァーヴ

こちら

1行空白があった「ヴァ―ヴ」というのが笑えますが、
ハードバップ好きが苦手とするものの第1位が「ソウルフル・コーラス」。
うーん、そうかもしれぬ。

と思いまして、これを受けて、トランペッター、ドナルド・バードのコーラス入りアルバム
『ア・ニュー・パースペクティヴ』と『アイム・トライン・トゥ・ゲット・ホーム』について語ってみました。

この2枚、好きな人いるかな?

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車の『パースペクティヴ』までだったら「何とか」ついていける、あるいは「持っている」という方も少なくないとは思うのですが、『アイム・トライン・トゥ・ゲット・ホーム』までになると「手を出してない」「手を出しずらい」「持ってない」という人が多数のような気がします、なんとなく。

コメント

Ken Konishiさんからのコメント。

ラロ・シフリン^^燃えよドラゴンのテーマはかっこいいな!

あ、あれってシフリンだったんすか⁉️
あれは燃えます!

Ken Konishiさんからの返信。

そうです!編曲が最高ですよね^^!

長谷川孝二さんからのコメント。

ジャズしかほとんど聴いてなかった時期は、確かに「王道的な」或いはマニアックな或いは正統派なジャズ以外はあまり聴く気にはならなかったですね。
その後にジャズ離れした時期があって、それからまた再びジャズに傾倒した時には許容範囲が一気に拡大しましたね。

サンジョルディさんからのコメント。

コメント返し、ありがとうございました。
分かって頂けると思っていました。ナイス・ツッコミ、です!

花野夏さんからのコメント。

アルバム『A New Perspective』はラストの「Chant」を2回続けて聞きます。
時間があれば3回でも4回でも聞きたいです。バードもモブレイもバレルもハンコックも、本当にみんな
素敵なソロを聞かせてくれます。でもでも何よりもピアソンの作曲とアレンジの魅力にノックアウトされちゃいますね。聞くたびに感じるのですが、「Chant」ってどこかボビー・ヘブのスタンダードナンバー「Sunny」に似てます。「Chant」は1961年に発表されていて、「Sunny」は1966年、ということは、もしかすると….。それではまた♪

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

I’m Trying to Get Home はアレンジが安っぽすぎですね。Duke Pearson がスコアを書いたのかな?The Real Group, New York Voices, 最近では Jacob Collier などのコーラスと比べると和声が単純でジャズらしくないし、ブラスとの絡みも面白味にかけます。一言で言うとダサい。
ヴォーカル大好き人間の僕には、欲求不満がたまる作品です。

ノエルNoelさんからのコメント。

ミゼル兄弟プロデュースのバードのアルバムはいわゆる「ジャズ」では無いけどヒップホップネタ満載ですし、サウンドもオシャレですね!

ぐ まさんからのコメント。

まぐまぐです・・・ ようつべ チャンネル ばん されましたw コメント 全部消されましたが これからも よろしくお願いしますw

えっ!?
そうなんですか?!

まぐまぐさんからの返信。

はいw だから また2回 つくり変えましたw めんどくさい・・・

ueo aiさんからのコメント。

大げさなverveというと思い出すのは、WesMongomeryのTequilaとかMovin’WesとかCaliforniaDreamin’とか、あのあたりですね。
ビブラフォンはある意味「電気楽器」だと思いますが、強引ですかね・・・・・?
ストリングスというとverveではエバンスのFromLeftToRightとか私は好きです。エバンスはエレピ弾いてるし。(嫌いな人は大嫌いなんだろうな)
エバンスのエレピは大好物です。Affinityとか。
ANewPerspectiveは初めて聴いた時のあのスピリチュアルな黒人コーラスに対する拒否反応に自分のことながら驚きました。「うわっ、気持ち悪!」
今ではその灰汁の強さにも慣れ大好きになりました。I’mTryin’ToGetHomeは未聴ですが機会があれば聴いてみたいです。
最近ではKamasiWashingtonなんかがコーラスをバリバリ入れた大編成で21世紀のスプリチュアルジャズよろしくぶちかましてますね。

カトウシュンさんからのコメント。

レーベルによって特徴があるんだなぁ

Jさんからのコメント。

アイムトライ..へ~ そんなのありましったっけ   ジャケ見ると買わないね~       意外にも音楽の内容とプロ芸術家達のジャケセンス(むしろ録音エンジニアよりも)を 信じているひとです~    ア ニューパースペク.. あれ~ さがすもネーぞ たしか昔あったんだよな~    以前中量のLPレコード処分したことがあり     時々夢に診るんだよな~ 
あるはずのものが 無い ない ない~
                    J

かまじーさんさんからのコメント。

それにCTI を加える気はありませんか?(笑)

想春さんからのコメント。

なるほど~。派手なレコード会社でVerveっていうのは納得ですね(笑)。そこで思ったんですが、そこにCTIを加えるっていうのはどうでしょうか?もちろん、CTIでもMilt JacksonやRon Carterの諸作品は佳作(傑作ではない)ですが、例えばタレンタインの「Don’t Mess With Mister T 」やファーマーの「Something you got」等は”成金的胡散臭さ”が漂っていて苦手です。やはりCTIは元が”肥満体質”でなければやっていけないレーベルなのかなと思ってしまいますね。

サンジョルディさんからのコメント。

【ハードバップ好きが、ブログ風に書いてみた、あるある】

ドナルド・バード『ア・ニュー・パースペクティヴ』

衣をつけて揚げた、大福⁉︎

1曲目の「エライジャ」。ソウル・コーラスに、「ナンジャ、こりゃあ」

『オフ・トゥ・ザ・レイシズ』や『ザ・キャット・ウォーク』の流れでしょ?ジャケットの、車とバード。

題名は確かに『新しい視点』、それに<ブラス・アンド・ヴォイシズ>とも書いてある。
でも、ジャケ買いするジャズファンは、そこまで見ませんよ。
せめて、ハービー・ハンコックの『インベンションズ・アンド・ディメンションズ』ぐらいのジャケットだったら、「何か違うかも」と思ったのに。

ソウルかあ、ケニー・バレルも<ギューン>と音を伸ばして、まるで<あの人>みたい。

うん?でも、ソロをよく聴くと聴き覚えがあるような…。ヴィブラフォン、そして、モブレーのソロで、ついに確信に。

モブレーは、得意のラテンジャズを吹いているー!「アヴィラ・アンド・テキーラ」風だ。

3曲目「クリスト・リデンター」〜<贖罪のキリスト>。荘厳なスキャット。伸びやかなバードのトランペット。ソロは、そう、バラードじゃないですかー。

リズムがネイティヴ・アメリカン風だったり、ソウルフルなスキャットだったり、楽器とスキャットとのコール&レスポンスもあったりと、工夫満載。
でも、ソロは、ブルースやバラードなど、ハードバップ満載。

ということは、たとえれば、ソウルフル・ヴォイシズの衣をかぶせて揚げた、ハードバップ大福、  でした。

でも、「ソウルもハードバップも両方楽しめるアルバム」、そう日記には書いておこう。

サンジョルディさんからのコメント。

【「知らない」とは言えないジャズ好きご隠居と、すぐ聞きたがる熊さんの会話】

熊「ご隠居、あっしは、ジャズやクラシックは、<歌がないのに、よくこんにちまで聴かれてきたなあ>と感心しやす」
隠居「正確には、ヴォーカルを除いたジャズと、声楽やオペラを除いたクラシックということじゃの」
熊「へい。ブルースやポップス、ロック、演歌、フォーク、フラメンコ、みんな歌が<主しゅ>で、インストゥルメンタルは<従じゅう>じゃねえですかい」
隠居「ザ・ベンチャーズのような、インストゥルメンタル・ロックもあるが、確かに割合は少ないのう。
プログレなど、長いイントロがあるが、やっぱり歌が始まるからの。
ギター・ソロが長くても、確かに歌がメインじゃ」
熊「歌は歌詞がありやすから、歌詞に感動するんでさあ。でも、もし歌詞がなかったら、つまりインストゥルメンタルだけだったら、ボブ・ディランの「風に吹かれて」やサイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」、ビートルズの「ノルウェーの森」、村下孝蔵の「初恋」もここまで聴かれてないかも知れやせん」
隠居「ふむ、いずれもいいメロディとは思うがの。ただ、歌詞・言葉の力は強いものじゃの。
あとは、人間の声の力じゃの。人間は、本能的に声に反応するからの。声のハーモニーも魅力的じゃ。ビートルズとかの。
歌がない、インストゥルメンタル勝負のクラシックやジャズは、何らかの魅力があるとみえる」
熊「歌がなくてもじーんと来る演奏はよっぽどでさあ。不思議でやすね」

サンジョルディさんからのコメント。

【ハードバップ好きが、ブログ風に書いてみた、あるある】

【カフェ・ボヘミア通信】

ドナルド・バード『アップ・ウィズ・ドナルド・バード』(ヴァーヴ)

私が<ヴォイシズ3兄弟>と密かに呼んでいるうちの次男。

何と言っても<ジャズの大衆化>を目指すヴァーヴ・プロデューサー、クリード・テイラーの本領発揮。

まず、1曲が短い。フェードアウトの荒技連発。

前作ブルーノート『ア・ニュー・パースペクティヴ』では、スキャット中心だったのが、本作では、ドナルド・バード・シンガーズが、歌詞を歌っている。
おまけに手拍子までも…まさにソウルフル。

前作から本作へのメンバー変更は、<テナー>ハンク・モブレー→ジミー・ヒース、スタンリー・タレンタイン、<ベース>ブッチ・ウォーレン→ロン・カーター、<ドラム>レックス・ハンフリーズ→グレイディ・テイト。
それに<パーカッション>キャンディド・カメロ。
音が聴こえてきますよね?

「カンタロープ・アイランド」〜ハービー・ハンコック『エンピリアン・アイルズ』では、1ホーン+リズム・セクションだったのが、本作では2ホーン、ギター、パーカッション、ヴォーカル+リズム・セクションで、豪華。
タレンタインとキャンディドで妖しい「マスクメロン島」
ただハンコック・リーダー作は、何と言っても、フレディ・ハバードとトニー・ウィリアムスですからねえ。あちらもすごい。

アニマルズのアラン・プライス編曲の「朝日のあたる家」〜切ないなあ。

「時には母のない子のように」(カルメン・マキのではないですよ、お父さん。トラッドです)〜ドナルド・バードの伸びやかなバラード。

むしろ『ドナルド・バード・シンガーズ・ウィズ・ドナルド・バード』というタイトルの方が相応しいアルバム、でした。

これだけソウル路線に徹すると、逆に気持ちいい。
ごちそうさまでした。

サンジョルディさんからのコメント。

【ハードバップ好きがブログ風に書いてみた、あるある】
【カフェ・ボヘミア】

ドナルド・バード『アイム・トライン・トゥ・ゲット・ホーム』(ブルーノート)

ブルーノートでの前作『ア・ニュー・パースペクティヴ』では、テーマはソウルですが、アドリブ・ソロになるとハードバップを感じます。テーマとソロの乖離です。
でも本作『アイム・トライン・トゥ・ゲット・ホーム』は、ソロにもソウルを感じ、テーマとソロが一体化しています。スタンリー・タレンタインのテナーがソウルフルに<歌って>いますね。さすが、タレンタイン。
そこに大人数ブラスがビッグバンド風の編曲でバックをしっかり支えています。ブルーノートにしては豪華ですね。

ちょっと残念だったのは、「アイヴ・ロングド・アンド・サーチト・フォー・マイ・マザー」。教会の鐘の音に始まる静かな曲に、いきなり「バッパ・パー!」という鋭いビッグバンド風ブラス。バードのソロとコーラスに聴き惚れていると、また「バッパ・パー!」
「ブラスを入れなきゃ」と思ったのでしょうが、ねえ。『サムシン・エルス』の「枯葉」イントロでの、マイルスの鋭い「パッパ・パー」を思い出しました。あれも、苦手です。

「アイム・トライン・トゥ・ゲット・ホーム」〜グラント・グリーンの当時珍しい和音バッキングは、ちょっと苦しそう。

でも、華やかな古き良き時代のビッグバンドと、ソウルフル・ジャズの共演、心踊ります。

バードとタレンタインのソロが心を癒します。

密かに<ヴォイシズ3兄弟>と名付けている3作品、

『ア・ニュー・パースペクティヴ』(ブルーノート)は、ゴスペルとハードバップ融合実験。〜真面目な長男。

『アップ・ウィズ・ドナルド・バード』(ヴァーヴ)は、大衆的ソウル。〜ちょっとおませな次男。

『アイム・トライン・トゥ・ゲット・ホーム』(ブルーノート)は、ブラスとソウルの融合。〜パリピな、3男。

それぞれ、特徴的ですねえ。

Jさんからのコメント。

やはり パーカーにもバド同様に ゆらぎ があるような気がします    人間のスピードの限界に由来するものか よくはわかりませんが
                    J

サンジョルディさんからのコメント。

【地味だけど、ジャズ好きが好むアルバム、あるある】

ドナルド・バード『バード・イン・ハンド』(ブルーノート)

<ここがミソ>
①ドナルド・バードの伸びやかなトランペットがじっくり聴ける。1曲目「ウィッチ・クラフト」から、もう<大空を渡る風>の如し。

②ウォルター・デイヴィス・Jr.のピアノ。少し重く、そして何と言っても、ハードバップ世代独特の、<引っかかり>がある。決してスムーズに流れない、ちょっとした<つまずき>。ソニー・クラーク好きなら、分かってもらえるかも。

③やっぱり3ホーン。ペッパー・アダムズの豪快で乾燥したバリトンサックスだけでなく、チャーリー・ラウズの艶のあるテナーサックスが入ることによって、フロントに好ましい3つの層が出来る。順番に行われるソロもハードバップ的。

④ハードバップ職人のベースとドラム。脇役に徹するサム・ジョーンズと、派手な飾りを入れない堅実なアート・テイラーが、しっかりした土台を作った上で、ホーンとピアノが躍動する。

59年5月録音。ハードバップがまだまだ元気な時代…。

サンジョルディさんからのコメント。

【一部ハードバップ好きは、何をもって、フュージョンと認識するのか、あるある】

①執拗にモータウン風リフを繰り返すエレクトリック・ベース

②ノリノリでリズムを刻むパーカッション

③リフのみでメロディを弾かないキーボード又はエレクトリック・ピアノ

④旋回するフレーズを吹くサックス

⑤きっちり16ビートを叩くドラム

⑤アフロヘアーとサイケ・ファッションのハービー・ハンコック

TRAFFICさんからのコメント。

CTIもヴァーブもドナルド・バードもロックは聞いているけど、ジャズはちょっと・・・という人には良い入り口だと思います。
私もそれでジャズを聞くようになりました。

ムーチョ-TenorTbさんからのコメント。

僕の場合バップ系全般好きなんですが、ハイテンポだとなんでも好きです笑
聴いてて楽しいのとかやってて楽しいのが好きですね。皆さんそうだと思うんですけどww
そういう曲やいい曲って、やってるミュージシャンが笑ってる気がするんですよね、、エヴァンズは笑ってるかよくわかんないですけど楽しんでますよね笑
やっぱりアルバムの表紙にしても笑顔、というか表情って大切ですね、、、僕らも部活でよく言われました笑

エヴァンスはプライヴェートではよく笑う人だったそうです。
ただ、ひとたびカメラを向けられると……
やっぱりイメージって大切です♪

ムーチョ-TenorTbさんからの返信。

ですね笑笑