レスター・ヤングの魅力〜奄美大島・音のソムリエ・高良俊礼氏、大いに語る

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動画や記事でレスター・ヤングを取り上げると、一定数の方から「レスター最高!」というようなコメントが来ます。

ということで、「レスター深堀り」をやってみようと思うのですが、この私がでレスター・ヤングの魅力を語るよりも、もっとレスターのことが大好きな上に、実際にテナーサックスを吹いてる人のレスターヤング愛を感じる言葉のほうが説得力があると思いました。

ということで、レスター・ヤングの魅力を奄美大島在住の音のソムリエにして、テナーサックス奏者の高良俊礼殿に語ったいただいた番組の音源の一部を動画にしてアップしました。

これは2009年の2月7日と2月8日に放送された『快楽ジャズ通信』という番組で、私が東京FMのスタジオから、電話で奄美大島に住む高良さんと電話で話した内容をオンエアしたものです。

もっとも、番組の企画は「コールマン・ホーキンスとレスター・ヤング」でした。
前半のコールマンホーキンス特集はまた別な機会があれば発表したいと思うのですが、今回は、番組後半でレスター・ヤングについて高良さんに語ってもらった内容を編集して動画の中に組み込んでいます。

コメント

永井勉さんからのコメント。

最初の本音・・・なんでそんな古臭いJazzマンがいいの・・・・???
で 1956. Pres & Teddyの All Of Meを初めて聴いて聴いてみました・・・
saxのトーンにあまり張りがあるような感じではなかったのでこんなもんかと
思っていると・・・えっ・・・・えっ・・・・・あれっ凄いこの人だと感じました!!
何か凄くチャーリー・パーカーに通じる感性を持った人だと感じました・・!
楽器でアドリブをやろうとするとあらかじめフレーズを用意してやるものなですが
吹けるフレーズはこれだけ! 後はノリでいけ~~~という感じです・・・W
でも一番凄いと感じたのはアドリブでこれだけ歌心をもったプレイが出来る
レスター・ヤングに驚きです!!!

そうなんです、レスターの歌心は気持ち良い、そして当時は(おそらく)かなり新しかった。
だから、スタン・ゲッツ、ズート・シムズ、アル・コーン(白人)や、ワーデル・グレイ、デクスター・ゴードン(黒人)など、人種問わず多くのサックス奏者に影響を与えたのだと思います。

トレーンシナノさんからのコメント。

高野雲さん、こんばんは。コメントするのは久しぶりですが、毎日動画聞いています。朝起きて髭を剃りながら聞くのが最近のお気に入りです。

レスターヤングのことで、ずっと気になっていたことがありました。コールマンホーキンス&レスターヤング特集の冒頭で、高良さんも話していたと思いますが、映画「カンザスシティ」の二人のテナーバトルについてです。
私は全編を通して見ることができず、テナーバトルの部分だけを動画で見たのですが、初めにノリノリだけどさらりとしたフレーズを吹いているのがレスターヤングで、それに掴みかかるように激しいフレーズを連発しているのがコールマンホーキンスだと思っていました。

だけどこれ…逆なんですか?
この前、中古レコードショップで1996年刊行のスイングジャーナルを買ったら「カンザスシティ」について特集されており、そこで初めて気がつきました。レスターこんなソロ吹くの?と思うような気がしたのですが、雲さんはどう思いましたか?良ければご意見聞けたら嬉しいです。

この動画の中に、その音源ありますか?

あるいは、動画で見られたとのことなので、その動画のURLを教えてください。
チェックしてみます。

坂巻洋さんからの絵文字。

😀💛🐢🎶

宇宙となかよし/Qさんさんからのコメント。

僕もレスター好きです!モダンジャズの原点だと思ってます!最後はレスターに落ち着きます(笑)

最後はレスターに落ち着く
→ですよね!

Hen Tekoさんからのコメント。

レスター・ヤングは別格だと思いますが同世代のスタイルをかつて大橋の巨泉さんが「中間派」と名付けたらしいです。この界隈の人々を大好きなのですが、猥雑、玉石混交で良いです。粋と無粋、朱鷺と色付きヒヨコが己の信条に従ってぶつかる感じが大好きです。スタイルに貴賎なし、男女に和解なしです。

カトウシュンさんからのコメント。

いつか、お二人の対談を生配信で見てみたいです!

角のうどん屋さんからのコメント。

C,パーカーと共演するJATP録音とピーターソンとの共演盤ではリードを
葦からプラスチック製品に変更しているので音色に変化が認められる。
調整が手間取り面倒なのは葦の方です。

プラスチックのリードというのもあるんですか。
知りませんでした。

ということで、「サックス予備校」というYouTube動画を観てみました。

樹脂製、あるいはプラリードともいうんですね。
耐久性があって長持ちするそうです。

しかし、プラスチック製であっても個体差はあるとのこと。

とはいえ、肝心な音色の比較がなかったので、こちらの動画もチェック。

なるほど~。

もう少し長く吹いてもらえれば、違いが分かったかもしれないのですが、動画の先生によると、プラスチック製のほうはジャズはファンクに向いているとのこと。

そういう予備知識をもった上で、今度聴き比べてみます。