1970年の『スウィング・ジャーナル』に掲載されていた、ファラオ・サンダースの『カーマ(因果律)』の評価。
粟村政昭、岩浪洋三、高木元輝、油井正一……。4人の評論家はどう評価していたのか?!
コメント
kamaichi2002さんからのコメント。
粟村政昭は実にイヤミな奴ですが、スイングからバップまでの知識はすごいですね。「モダン・ジャズの歴史」は名著。
なんと本業は医師なんです。
電化マイルスダメ、オーバーダビングダメ、とまっこう唐竹割にきめてます!
プライベートテープのコレクターでもあります。存命かな?
情報ありがとうございます。
オーバーダビングはダメと言うことであれば、あの名盤・鬼才トリスターノもダメと評価されていたんですか?!
粟村政昭氏は、調べてみたら2013年に他界されたそうです。
kamaichi2002さんからの返信。
そうです。一切認めてませぬ(笑)
FRYING Oさんからのコメント。
こんにちは。
ボクは失礼にも気軽にジャズを聴いているので作品のメッセージや志などはあまり気にしないのですが、カーマ含むファラオ・サンダースの諸作はただただ気持ち良く聴いていて、好きなアーティストの一人です。ファラオ・サンダースって難しいメッセージを込めた作品つくりますが基本的に聴いて気持ちいいというタイプのアーティストだと個人的に思っています。
コルトレーンとよく比較されますが、まず本人がコルトレーンをトレースする気はない(のちにカバー作出しまくりますが)のとプレイスタイルが違う(または一部しか被らない)と思うので、そもそも比較対象でないと思うのですが…これはマッコイ・タイナーにも言えることですね。いつも評価軸がコルトレーンだけでなんだか可哀想な気がします。良さはそこだけにあるわけではないのに。
ジャズは芸術であると同時に娯楽でもあると思うので、ボクのようにただ聴いていて気持ち良いか否かで気軽に聴いても良いんじゃないかなぁ、と一人もんもんと思っています。
金田一金太郎さん⇒FRYING Oさん
僕もピアニストのjohn hicksが好きでgreeting to idrisあたりを聴き込んでます。
ファラオは「概念」になった気がします。尾崎豊が若者の心の叫びや愛といった概念に昇華したように、ファラオも言葉では言い表せませんがあのようなプレイスタイルから喚起されるスピリチュアルな概念になったように思えます。
だからこそ、ファラオを聴いていると、音に耳を澄ますというより、「場」に溶け込んでいくような感覚に陥るのではないかと思います。
けふのあぢさゐさんからのコメント。
高木元輝さんはフリージャズミュージシャンです。
モスラ・フライトなどのアルバムが代表作だと思います。YouTubeにもあるので、もし知らなければ聴いてみて下さい。
…因果律、そんなに駄目かなぁ…人を選びそうなアルバムではありますね。実は私も積極的には聴きませんが、こういうのも有って良いかと。只当時に聴くのと今から振り返るのでは違うと思うとは思います。
>高木元輝さんはフリージャズミュージシャンです。
そうだったんですね!知らんかっとってんちんとんしゃん!!
TAKESI0506さんからのコメント。
私のお送りしたものついて、動画を出していただき感謝します。
粟村さんが出入りしていた心斎橋のレコード屋さんから聞いたことがありますが、親切で礼儀正しい人物であったとのことです。ただロックや60年代後半あたりから出てきたエレキ・ジャズなどへの辛辣さ、モダン以前のジャズを論じようとしない、勉強しようとしない評論家への攻撃などが確執を生む結果となったのかもわかりません。
粟村さんには「ジャズレコードブック」「モダンジャズの歴史」という著作がありますが、特にジャズレコードブックは今でも名著だったと信じています。
「鬼才トリスターノ」についてはジャズレコードブックの中で以下のように語っていました。
「比較的新しい吹込みのなかでは「鬼才トリスターノ」が好評を博したが、「Line up」や「Requiem」の感動を認めつつも、テープ操作によるトリックの存在を考えると虚心平意に溶け込むことの出来ない何ものかを僕は感じる。新しい音を求める探究心が演奏自体の自然の姿を侵食し始めたとしたら――その結果をどう受け取るべきか、これは難しい問題であろう」
ありがとうございます!
サンジョルディさんからのコメント。
バードバップ好きの感想あるある。『カーマ』は、テナー・サックスの音色と叫ぶフレーズが好き。でも、ヴォーカルが苦手。『ブラック・バード』を思い出してしまう。
田村昌久さんからのコメント。
いつもありがとうございます🙇
私は、70年代半ばからスイングジャーナルを読み漁っていたので この雰囲気よくわかります🤗
この頃のフリージャズは、本当にオカルトみたいなもので 心霊写真から始まり最強のオカルトスポットのトンネルや廃病院や幽霊ホテルに行かないと気がおさまらない中毒性がありましたよね😂
特に ファラオサンダースやサン・ラなんかその匂いぷんぷんものでした🤣🤣🤣
同時期にマイルスも混沌とした世界に進んでいましたが、マイルスだけは偽物扱いはされなく 当時中学生の私には、よくわからなく不思議でした🤔
でも 今になって思えば オカルトで考えればよくわかります🤗
それは、マイルスバンドも若いオカルト好きの集まりで地元の最強オカルトスポットへ血気盛んによく行くのですが マイルスという これまた最強の祈祷師というか霊媒師がいるものですから メンバーが、どんなに恐ろしい霊界に足を踏み入れても マイルスが助け出して元の世界に戻してくれるという独特の安心感があり、それを聴いている我々も 他のおどろおどろしいフリージャズのミュージシャンとマイルスのスピリチュアルな能力違いを感じていたのだと思います😉
プラグドニッケルを聴くと やっぱりその現象がこの頃から始まっていったのかなとつくづく感じますよね😅
すみません🙏またまたマイルスのネタになって🙏🙏🙏
しかし 雲さんのようにフリージャズをどっぷり聴いた者からすれば 別に恐ろしさは、全く感じず 稲川淳二の怪談をBGMに流しているようなものですよね🤣🤣🤣
ところでゲイリー・ピーコックが永眠されましたね😩
ベースマンの雲さんからのピーコックについてのコメントをアップされるをお待ちしています。
yasさんからのコメント。
当時のスイングジャーナルは、アートアンサンブルオブシカゴやアルバートアイラーが表紙だったり、とんがった部分もありました。
ジャズがどの方向へ行くか分からない混沌とした時代ですから、あの頃の読者人気投票など見れたら面白いと思いますよ。
hiro waka B1さんからのコメント。
ファラオ・サンダースが亡くなった、という事でいろいろ聴いてるうちにここにたどり着きました。
懐かしい論争でしたね。
岩浪洋三さんはこのような牧歌調ジャズがこれからの主流だと言い、
片や、チャカポコあほだら教とまで言ってました。その後驚いたのは、サンタナの日本公演のボーカルがレオン・トーマスだったことです。
そして、「Tauhid」の中の曲「Japan」を歌いだしたのには唖然としました。
年寄りの昔話ですみません。
「チャカポコあほだら教」とは、凄いディスりっぷりですね😅
藤田修さんからのコメント。
私の息子が昨年11月にドイツ、英国、オランダに3週間のツアーに行ったのですがファラオ・サンダースの人気が高くてびっくりしたと言っていました。亡くなった直後ということもあったのかも知れませんがヨーロッパではファラオ・サンダースは多くの支持を集めているようです。
そうなんですね!
興味深いです。