ベース名盤でもあるジュニア・マンスの『ジュニア』

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先日、ピアニスト、ジュニア・マンスの初リーダー作、『ジュニア』について語った動画をYouTubeにアップしました。

レイ・ブラウンのベースもいいんだよ~的なことを話したと思うんですが、コメントには、やはり、同じ意見の方からの書き込みがあったり、中には「レイ・ブラウンがリーダーのアルバムとして聴いている」という方もいらっしゃったりもしました。

もちろん、じわじわと高揚感を増していくマンスのブルージーなピアノも素晴らしいです。

しかし、それを支え、時にプッシュするレイ・ブラウンのベースもなかなかなのです。
ベース名盤ピアノトリオといえましょう。

コメント

Jさんからのコメント。

ジュニアマンス 黒いトーンですよね     
随分前に 運よく格安で マルウォルドンを目の前で 聴いたことが ありました 一曲毎に ピアノに置いた葉巻を 一服と.. これも真っ黒...
ところで ブラインドレモンジェファーソン これには 2 つのことを 考えさせられてしまいました
一つは 音源です    エジソンの蝋管のメリーさんのヒツジ以来のすんばらしい音    例えば1940年録音でも ビビっていた私は もう何も恐いものがなくなりました
2 つめは ブルースについてです       かなり以前から 私は カントリー&ブルースとか R&Bブルースとか 一体ジャズのブルースと何がどう違うのか よく分からないままでした
ブラインドレモンジェファーソンを 聴くと 当時1920年頃のジャズが ニューオリンズから北上してシカゴなどに 伝播する真っ只中で演っていたんですね   ラグタイムの要素も少し感じることなど あ~ これはジャズのブルースと同じなんだな~ と 聴いていてそう思いました
しからば ジャズのブルースと何が違うのか?
私なりの解釈は カントリー&ブルースは week day で ジャズは saturday  なのでないかと...     つまり 日常仕事終りに安酒でも飲みながら聴くのと 土曜に 月旅行でも妄想しながら ややいい酒で乾杯するのが ジャズでないかと
                   J

>カントリー&ブルースは week day で ジャズは saturday  なのでないかと...
なるほど、それはなかなか面白い解釈ですね。
しかも、言われてみれば、なんとなくそんな感じもしてくるから不思議です。

FRYING Oさんからのコメント。

こんにちは。
私の質問にお答えいただきましてありがとうございます!
興味深くお伺いしました。やはりライブレビューというか思い出話というのはアルバムレビューとはまた違うパーソナルな視点というか実体験があって面白いですね!
目の前で繰り広げられたらという体験でいうと、ブルーノート東京のマイク・スターンバンドのライブが思い出されます。自由席だったのですが図らずも舞台の目の前の席に通されました。そのときのパーソネルがたしかマイク・スターン、ランディ・ブレッカー、ジョン・パティトゥッチ、デイヴ・ウェックルだったと思うのですが、席はドラムのウェックルの真ん前でした。そのせいもあり音響的にも視覚的にもドラムプレイが印象的だったのですが、ある一時、ドラムのビートが揺らぎだし次第に大きなうねりとなり最終的にボクの視覚がグワングワンに歪んでいったというのはある種のトリップ体験というか不思議な出来事で忘れられません。
話は変わりますがもうじき公開される手塚治虫原作の実写版映画「ばるぼら」のティーザー映像をみたのですが音楽が非常に印象的で素敵(というか美しい)だったのでどなたが担当されているのかみてみたところ確か高野様と親交がある(ブログの方に書いてあったような)橋本一子さんでした。ご存知でしたか?
↓ティーザー映像
https://youtu.be/y2vKPj8gxkA

知りませんでした。
で、予告編を見ましたが、なかなか面白そうですね。こういう雰囲気に一子さんの音楽はすごく会いますよね。

高松貞治さんからのコメント。

ジュニア・マンスのアルバムといえば 私にとっては ジュニア。このアルバムに入っている ライラックス・イン・ザ・レイン のポツンとしたよさがわからす、白ける曲だなぁと思っていました。しかししばらく経って聞くとこれが1番いいと思いました。雨の午後など耳にするとどうしようもなく憂鬱。これがまたいい。
このアルバムは奇跡的にメロディーの良い曲ばかりだと思いました。

朴訥なところに魅力を感じます。

K Nさんからのコメント。

NK
90年代は書を捨てて、毎年数回NYCのJAZZCLUBめぐりをしていました。尊敬するBopper、hardbopper達が老境に入り最後の炎を燃やさんとする転換機で、なんとしてもこの耳で聴き、この目に焼きつけておきたかった。ある晩クラブのギグが終わり晩飯を喰おうと思ってVillageの中華料理屋に入ったら、広いフロアの真ん中でサラリと良いピアノを弾いて居る人がいるんです。出演者のcreditも出ていないし、MCもいない。彼こそJuniorManceでした。帰り際にピアノの箱にチップを入れながら、あなたがVerveから出したJuniorは今でも日本で人気があるんですよと言うと、おおそうかい。でもあまり覚えてないな。と笑っていました。古い思い出話ですみません。

貴重なお話、ありがとうございます。
そうですよね、ヴァーヴの『ジュニア』は、彼からしてみれば遠い過去の一瞬の出来事だったのかもしれません。

でも我々にとっては名盤ですけど。

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