『スピーク・ロウ』再び

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先日、ウォルター・ビショップJr.の『スピーク・ロウ』について語った動画をアップしました。
その中で、寺島靖国氏がお書きになった記事を2つ紹介させていただいたのですが、今回、新たにもうひとつ、『ジャズ批評』の「ピアノ特集vol.1」からも発見。

今回は、この記事を中心に紹介する動画をアップしました。

コメント

Ken Konishiさんからのコメント。

コメント返し有難う御座います!煙草の話ですね。う~ん。ニコチン中毒ですから、やめられませんね。自分は夜勤が多かったので、一夜勤でハイライト2箱吸っていましたよ。体に悪いですよね。今はダビドフと言う煙草を一日10本です。酒が飲めませんので、口寂しいんです。

>一夜勤でハイライト2箱
ひょえ~っ!と思うのですが、それは今の感覚かもしれませんね。
昔はそれぐらい吸っている人もけっこういたような。

ダビドフって、知らなかったので検索してみたら、ドイツの煙草なんですね。
日本のものより、ちょいお高めの赤いパッケージ。

ニコチンとタールは、メビウスと同じくらいなんですね。
メビウスといえば、いつのまにかマイルドセブンから名前が変わっちゃってましたね……。
調べてみたら、2013年2月からのようで、これには全然気が付きませんでした。

ちなみに、最近の私は1mgのWinston CABINで、1日1箱です。

Ken Konishiさんからの返信。

一日100本なんてツワモノもいた時代です。こうなると煙草代もバカになりませんね…。

昔、煙草の平均価格が200円くらいの頃のハイライトは、ちょっとだけ安い180円くらいだったと思うのですが、それでも1日5箱はバカにならないですね。
もう吸ってない時間のほうが短いんじゃなというくらい、スパスパ、スパスパ、とチェーン・スモーキングだったんだろうなぁ。
昔の刑事ドラマなどを見ると、もくもくしてますもんね(笑)。

高松貞治さんからのコメント。

コメント返しありがとうございます😊ウォルター・ビジョップJr.の「スピーク・ロウ」は何回聴いても飽きないですね!ちなみに私は昔、パイプ道楽をしていて、いろんなパイプを集め、キャプテンブラックやスイートダブリンなどの葉っぱを吸ってましたね!最近、開高健が愛した幻の葉っぱが再発されて、機会があれば吸ってみたいと思います。あと葉巻ですが、私の家の近所にタバコ屋さんがあって、葉巻、パイプなどが売ってあって、お金に余裕があれば、歩いてよく買いに行きます😋

高松さんは、ボウサー(帽子愛好家)であり、パイパー(パイプ愛好家)でもあるんですね。
あとは、ブッカー(本愛好家)。
ブッカーといえば、アーヴィン、リトル、あるいはブッカーティー。
全然関係なし(笑)。

Jさんからのコメント。

私は 本収集の趣味は まったくないため 気にしなくていいですよ 
オフ会にでも見せて頂ければ 十分です 😃
                     J

ありがとうございます。
来月(というか、もう来週だ)鎌倉に持って行きます。

博 橋本さんからのコメント。

大丈夫です。掲載誌はその内、どこかで目に入るでしょう。
その時のお楽しみ😃

すいませんです。
投稿者には全員配られるものとばかり思っていました。

Jさんからのコメント。

スピークロウは 初めて聴いたとき ザラッとした感じのおと質や いがらっぽい雰囲気が その演奏に ジャストミートで
まさに そこが良かったんでしょうね~     特に スピークロウ後半では ワウフラ(回転ムラ)が1%前後 はっきり感じますし 全体的に 歪み成分多そう(1%くらいか?)    ひょっとして ダイナミック型のマイクロフォンかも(ベースの低音よく拾ってますね~) まあ現代的な 綺麗な音だったら評価も 少し違ってたかも..
                      J

いがらっぽい雰囲気。
そう、まさに言いえて妙です。
うまい表現されますね。

回転ムラに関しては、まったく気が付きませんでした。
凄いですね、よく気が付きますね。

御駄賃取郎さんからのコメント。

おとりあげくださり、ありがとうございます。やはり日本人の細やかな感性はすばらしいですね。こうしたスピーク・ロウのような隠れ名盤がこれだけ?の注目を浴びるなんて、アメリカ人以上いや、世界に冠たるジャズ王国に生まれたことを改めてうれしく思いました。m(_ _)m

・・しかしやはり寺島靖国さんは正直なお方なんですね。私は尊敬しています。 また、平岡正明さんの文体がジョニー・グリフィン風ですとか・・。全く知りませんでした。自分でもなんで、なぜこれまで全く興味がわかなかったのかなあと不思議な気がします。もし、自分が生きている間にご縁があれば拝読してみます。

それと久保幸三さんってもしや昔、廉価盤LPでのキーノート・ジャズシリーズのジャケットを手掛けた方でしょうか?もしそうであれば、あのシリースのレコードだけは手放すんじゃなかったなあ。。

「古池や蛙飛び込む水の音」・・・・こうした感性はアメリカ人などにはなかなかわかりずらいのでしょうねえ?

わかりずらいんじゃないかと思います。

もっとも、四季がはっきりとした日本で暮らせば、この感覚が身についてくるのかもしれません。

個人的には、藤原敏行の「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」が好きで、「(立秋の日になっても)秋が来たとことは、はっきりと目にはみえないが、風の音で秋が来たことにはっと気づいた」、この感性が、日本人らしいなぁといつも思っています。

♪小さい秋、小さい秋見つけた~ の和歌版ですね(笑)。

TAKESI0506さんからのコメント。

スピーク・ロウはピアノはもちろん、ベースとドラムスもいいですね、ケリー・アット・ミドナイトと同様、ベースとドラムの音も的確に録られていて迫力充分です。

寺島さんの「ジャズリクエストノート」には、
「ジャズ書き十年 思いおこせばミスの山、反省しながら見つけたビショップもう一枚の名盤」という章があって、このように書かれてます。

「ジャズ批評」誌でも勇み足をやって失笑を買った。
ジャズ批評53号「これがジャズ・ピアノだ」で、ウォルター・ビショップの『スピーク・ロウ』をほめ上げたはいいが、勢い余って彼の他の作品をすべて駄作ときめつけ、“ウォルターの神髄この一枚にあり”とやった。
 しまった、と思ったのは、同誌61号「ハードバップ・カタログ」を見たときだ。
 ここにウォルターのプレステージ盤『トリオ65』が紹介されていたのである。
 ぼくはこのレコードを完全に失念していた。内容ももちろん憶えていない。
 急いで店からとり寄せ、つまらないレコードであってくれ、と祈りつつ聴いてみると、なかなかの力作だからまいった。
 演奏の良否を越えたところでレコードそのものが光る「香り」という点ではたしかに『スピーク・ロウ』に遠く及ばない。しかし『スピーク・ロウ』という最高傑作を出したあとのすがすがしさと寛ぎがよく伝わってくる好盤である。
『スピーク・ロウ』が芥川賞とすれば、こちらは直木賞的作品とでも言ったらいいのか、ピアノ・トリオ・ファンなら一度聴いたら欲しくなること請け合いだ。
 両面合わせて16曲というのが、このレコードの凄いところである。16曲ときいて逃げださず、興味を示すのが本物のジャズ・ファンであろう。
 たいていのジャズメンは、ソロを長くとることによって「ヒラメキ」を得ようとするが、ウォルターは短いソロの一瞬一瞬にそれを求めた。
 成功した曲もあれば、そうでないのもある。それでいいのだと思う。とにかく片面8曲という「暴挙」は、よほどの自信がなければ出来ることではあるまい。
 選曲の妙にも感心した。①ウォルターのオリジナル曲②ジミー・バン・ヒューゼンの「アイ・ソウト・アバウト・ユー」やエリントンの「昔はよかったね」といった中ぐらいのスタンダードやジャズメン・オリジナル③「サマータイム」「イージー・トウ・ラブ」などの有名曲をじつにうまい具合に散らしている。
 選曲もジャズメンの才能のひとつだが、こうした見事な選曲こそ今も昔も将来も変わらぬ黄金のフォーマットというものではなかろうか。
 このなかでぼくが最も気に入った曲が彼のオリジナル「ドーティーズ・シーム」である。65年という吹込み時期にふさわしいボサ・リズムに乗ったこの曲は、チャーミングな曲想と、踊り出したいようなリズム感にあふれ、名曲とは存在そのものが名演だということを見事に示したものだ。
 そしてもう一曲、ウォルター終生の傑作『スピーク・ロウ』を一曲で端的に表現したような「ディンカル」が素晴らしい。詩情豊かに訴えてくる。
 難をいえば、ブッチ・ウォーレンのベースとジミー・コブのドラムスが『スピーク・ロウ』のギャリソン、ホーガンにくらべ緊張感に乏しいことだろう。しかし、ひいきの引き倒しでいえば、それが、このレコードの特質である「寛ぎ」にプラスに作用している。
 いま、ぼくは、このレコードを聴きながら「ウォルターの神髄はスピーク・ロウ1枚にあり」とタンカを切ったことを恥かしく思っている。

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ありがとうございます。
ちょうど、『リクエスト・ノート』にも何か書かれているかなと本棚を探していたところだったのですが、無い!もしかして、これもまた「借りパク」されたか?!なんて思っていたところだったんですよ。

読んでいるうちに思い出してきました。
そういえば、そんなことも書かれていたな、と。

で、『トリオ65』は持っていないんですが、同じ音源なんじゃないかと思われるフレッシュサウンズの『サマータイム』なら持っているんですよ。
ただし、録音年が1963年と表記されているので、別の日時の演奏なのかもしれませんが、ベースがブッチ・ウォレンで、ドラムがジミー・コブなんですよ。

で、この『リクエスト・ノート』が発売された当時にこのウォルター・ビショップのテキストを読み、寺島さんおすすめの《ドッティーのテーマ》を聴いたら、「あらら、サビのない《リカード・ボサ》じゃん!」と仰け反った記憶があります(笑)。

フレッシュサウンズの《ドッティ》と、プレスティッジの《ドッティ》は同じ音源なのか、違う音源なのかは分かりませんが、仮に異なる音源だったとしても、アプローチはおそらく同じで、似たようなテイストの演奏なのかもしれませんね。
つまり、テーマはシングルトーンではなく、和音(ブロックコード)でメロディを紡いでいく感じ。

個人的には、寺島さんがピアノトリオで「良い」と推している演奏には、このようなアプローチでテーマを弾いているものが少なくないと思っています。

バド・パウエルの『バド!』収録の《ブルー・パール》だったり(これは《ユード・ビー・ソー・ナイス~》っぽいテーマ)、大西順子の『ワウ!』収録の《ビー・ラッシュ》だったりと。
さらに、ご自分のレーベルでレコーディングされ、ご自分の番組「PCMジャズ喫茶」のオープニングでも使用していた松尾明トリオの《テイク・ミー・イン・ユア・アームズ》(だったと思いました/ピアノは寺村容子)のテーマも、同様のテーマのアプローチだった記憶があるので、

1、ミドルテンポかミディアムファースト
2、哀感たっぷり
3,ブロックコードであまり装飾音をいれずに弾く

上記3要素が寺島さん好みのピアノトリオのアプローチなんじゃないかと感じています。

個人的には、ウォルター・ビショップJr.の『サマー・タイム』は、正直、あまり買ってません。
もちろん、悪くはないのですが、『スピーク・ロウ』を知ってしまうと、物足りなさがつきまといます。
少々エコーがかかったようなピアノの音が遠くから聞こえてくる感じと、演奏時間が短いのは良いのですが、もっと聞きたいと思う間もなくアドリブが終了しテーマに戻ってしまう演奏が多く、尻切れトンボな感さえするものもあるんですね。

そういえば、この感想は、ずいぶん前に記事で書いてました。
こちら

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TAKESI0506さんからの返信。

ありがとうございます、サマータイムはYouTubeに、多分それらしき音源があったので、聴いてみましたが、ほんとうに少々エコー過多でちょっと物足りない感じがしますね。この曲はシドニー・ベシェの名演の印象があまりに強烈で、どうしても比較してしまいます。

これですよね?

そうなんですよ、悪くはないんですが、どうしてもエコーが……。

で、やっぱりテーマ処理が寺島氏好みのミディアムテンポ&ブロックコードアプローチ(笑)。

Jさんからのコメント。

あ~ きょうもここbar ステラで 今宵の一杯を..
なんかコロナのせいもあるのか ストレス溜まりますよね~
ところで マナーというか やれ オンザロックス..ん オンザロックだろ- とか   酒 常温。 とか        ヒヤで ええでないの..   というような (どっちでもええだろ~)面倒クサイ客も   一番よくないのは 客どうしやマスターとの会話で いい気分を ぶち壊すような割り込み..  よもや ここでは ないでしょうけど
                    J

博 橋本さんからのコメント。

大丈夫です。掲載誌はその内、どこかで目に入るでしょう。
その時のお楽しみ😃

すいませんです。
投稿者には全員配られるものとばかり思っていました。

博 橋本さんからの返信。

せっかくのゴールデン・ウィークなので書店で入手。ゆっくり楽しみます😃

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

雑誌は自分で購入するので、全く問題ありません😊

ありがとうございます😭