ゲッツ、やなやつ?

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『ジャズ批評』のスタンゲッツ特集の中に、面白い記事を発見。

妙中俊哉氏が在米中にゲッツとの共演歴があるジャズマンたちから聞いた話をまとめた記事です。

再読してみたら、これがまた面白い。

なので、その一部を動画で紹介しました。

アル・ヘイグにウォーン・マーシュ、
クロード・ウィリアムソンなど、
気になるジャズマンたちがゲッツのことを
どう語っていたのか?!

人間的には「……?」だったのかもしれませんが、
それでもやはりゲッツの音楽は最高です。

コメント

MrNOBUchanさんからのコメント。

ビル・トリリア・・・ミンガスの自評最高傑作「ティファナ・ムーズ」に出演していますね。
ベニー・グッドマンはスイング王として大成功した人ですが、お金に実に細かい人だったらしく、音楽仲間筋から「ベニー・バッドマン」と陰口叩かれていたとか。

バッドマン(笑)。

「バッドマン」だった逸話のひとつに、誰にでも「パップス」と呼んでいたという話があります。
それを嫌った女性が「もうパップスと呼ばないでちょうだい」と電話でグッドマンに言ったところ、グッドマンからの返事は、
「わかったよ、パップス」
……彼女は無言で受話器を置いたそうです。

映画『ベニー・グッドマン物語』の純朴な青年とは、かなり違う人物だったみたいですね。

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高松貞治さんからのコメント。

スタン・ゲッツ本によれば麻薬使用で逮捕されたゲッツに「麻薬中毒者の隣でプレイしたいと思いません」とミュージシャン志望の高校生から手紙が届き、ゲッツはジャズ専門誌に自分勝手によく解釈して言い訳してます。この辺からして嫌な奴だと思いました。

さらに、高松貞治からのコメント。

ジャズ批評119号をアマゾンで見てみると9000円以上していてとても買えません。

安くなるの待つことになりそうです。それにしても一体いつからこんなはに高くなったのか、高野雲さんが紹介したせいかもしれませんね。

今Amazonみたんですが、おお!たしかに高い!
6千円以上する!!(驚)

で、それって、
……お、俺のせいっすか???!!!

花野夏さんからのコメント。

こんにちは、花野夏です♪
そうですかー、スタンゲッツ、そんなに嫌われてましたかー(笑)。変人という噂は聞いたことがありますが、そのレベルじゃないですね。でも大丈夫!僕もジャズマニアの端くれ。ごく普通のプレイをする人格者より、神がかったプレイをする変態の方が何倍も好きですから(笑)。しかし、ギャラを貰った以上、ライブではせめてワンコーラスぐらいはアドリブを吹かないとまずいですよね。ホント、困ったちゃんですわ(汗)。それではまた♪

>神がかったプレイをする変態の方が何倍も好きですから(笑)。
私もです。

困ったちゃん=ジャズマン

なのかも。
今は違うかもしれませんが。

かなり昔ですが、ベースの先生が、最近のジャズマンはライヴが終わっても打ち上げやらないし、酒もタバコもやらない人が増えてきたなぁ、なんて話していました。

それに対して、私は「酒もタバコもやらないジャズマンって、言葉の矛盾じゃないですか? 清廉潔白・品行方正な893っていわないでしょ?」といったら、「それもそうだなぁ」と笑っていました。

Ken Konishiさんからのコメント。

チャーリー・パーカーも色々と問題があったようで。やはりアルコールとドラッグの影響も大きいと思います。

それはとても大きいと思います。
生活の優先順位が、そちらのほう中心になっちゃいますから、手に入れるためだったらなんでもするような思考&行動パターンになってしまいますからね。
チェット・ベイカーやスタン・ゲッツの伝記を読むと、それがウンザリするほど分かります。

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TAKESI0506さんからのコメント。

ゲッツは何度か来日してますが、二度目の来日公演を聴いた野口久光さんは「ステージ・マナーもよくないし、演奏も急造コンボの建てつけの悪さが目立つうえ、彼のテナー演奏にしても全然魂不在である」と酷評しています。とにかく来日しても手抜き演奏ばかりであったようですね。
ビル・クロウの著書「さよならバードランド」には“スタン・ザ・マン”という章がありますが、ゲッツの麻薬癖に翻弄される著者の姿が書かれています。性格的なものもあったかもわかりませんが、やはり若い頃からの薬物とアルコールの影響が大きかったのではないでしょうか。
 深酒といえば、名ベーシスト、オスカー・ペティフォードの深酒癖も有名で、来日した時もギターのスキーター・ベストと飲酒の上で殴り合いを演じてリーダーを解任されるということもあったようです。この飲酒上のトラブルは、生涯ペティフォードについてまわったようです。

コメントありがとうございました。
興味深かったので、記事ネタにさせていただきました。
<(_ _)>

TAKESI0506さんからの返信。

私のコメントを取り上げていただきありがとうございます。
『アナザー・ワン』が入ったアルバムは「オスカー・ペティフォードの真髄」という邦題で日本盤も発売されていました。またまた粟村政昭さんの話になりますが😂、このレコードの評文は粟村さんが書いています。
「十八番の〈スターダスト〉を筆頭に、全編にわたって彼の無類に良く歌うベースがフィーチュアされている。ソロをとった時の、あの語りかけて来るような独自のフレージングは、今なお聞く者をして陶然たらしめるだけの豊かな内容を持っている。例にとっては悪いが、ポール・チェンバーズあたりのヤミクモの達者さとは、はっきりと一線を画して評価できる巨匠のワザだ」
 ひとつお聞きしたいのですが、私はベースに限らず楽器はまったくできないのでよくわからないのですが、「大股歩き」「歩幅」というのは、どのようなことを指すのでしょうか?

動画にて返信いたしました。

海田祐樹史kaida yukishiさんからのコメント。

スタンゲッツは誕生日が同じという事もありますが、大好きなプレイヤーです。ジョージムラツとデュオした演奏、マジ素晴らしいと思います。これだけの演奏する事と社会性や人間性は相反する場合が多いですよね。

>社会性や人間性は相反する場合が多いですよね。
おっしゃるとおりだと思います。

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

1986年のインタビューで、ヘロイン中毒とその後のアルコール中毒により、彼の人生の大半は悲惨なものだったと語っています。例えば、Getz と Zoot Sims は演奏中に完全にラリってしまい、後で全く思い出せない状態になったそうです。
一方、Jonny Mandel(作曲家), Lou Levy(ピアニスト)などはGetz と一緒に仕事して得ることが多かったと感謝しています。シラフの時は良い人だったのかもしれません。

そうですね、シラフの時と、アルコーった時の性格のギャップが凄まじかったようです。
ちなみに、ズートまで一緒にラリッてたんですね!w
記事ネタにさせていただきました♪

MrNOBUchanさんからのコメント。

あくまで私にとって、ですが、スタン・ゲッツのベスト・アルバムといいますと、『ザ・サウンド』(メトロノーム)ということになります。1951年にスウェーデンの首都ストックホルムで、スウェーデンの腕利きミュージシャン達と組んで録音したものですが、スウェーデン民謡「ディア・オールド・ストックホルム : Ack, Varmeland Du Skona」のジャズ版世界初演を含みます。

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おそらくマイルス・デイヴィスもこのあまりにも魅力的な調べを聴いて、「俺もぜひやってみたい」と思い、メジャー・レーベル移籍(プレスティッジ→コロンビア)第一弾アルバム「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」に入れたのだと思っています。
今や、堂々たるジャズ・スタンダードになっていますね。

《ディア・オールド・ストックホルム》をマイルスに紹介したのは、ホレス・シルヴァーなのだそうです。
シルヴァーはゲッツのバンドにもいたので、そのつながりで知ったのかもしれませんね。

幣次裕樹さんからのコメント。

ニールスヘニングエルステッドペデルセンも物凄く性格悪かったみたいですね。ロンカーターなどのベースをけなしていて、下手くそやめろとか言っていたみたいですね😵

若木彰さんからのコメント。

スタン・ゲッツに関しては、マギン著、村上春樹訳の『スタン・ゲッツー音楽を生きる』の中に、詳細に書かれています。
私、この本、読んでしばらくは虚脱状態になりました。
彼は、自分自身のことを一番分かっていたはずです。
墓を拒否し、海に散骨の下りは、胸に響きます。
私は、昔から、疲れた時に聴くナンバーがあります。
「デサフィナード」です。

虚脱状態になるの、わかります。

麻薬のみならず、離婚問題のゴタゴタに闘病生活にと、とにかく普通の人は経験しない人生を歩んできていますからね。
それに著者も凄いです。
よくまあ、これでもかというほど詳細かつ綿密にゲッツの足跡を追いかけたなぁと思うほどボリュームたっぷりの内容。
チェット・ベイカーの『終わりなき闇』も同様ですが、海外のノンフィクション作家の取材力には凄まじいものを感じます。

daisuki comojodanさんからのコメント。

昔、ラジオ番組中でゲッツのリクエストが来た際に故高島忠夫氏が言っていたことが印象的でした。
「スタンゲッツ…この人はなんか評判が良くないんです。“嫌なやつ”という声が多いんですよ。…でもこういう人に限って素晴らしいプレイをするんですよね。私なんかは素晴らしい人間性を持った人に素晴らしいプレイをして欲しいんですが…実際は違うんですよね〜」

高島忠夫氏は、ジャズ好きだったということは存じてましたが、ラジオ番組ももたれていたんですね。で、調べてみたら、「全国歌謡ベストテン」と「高島忠夫の気ままなジャンボ」(いずれも文化放送)のパーソナリティをつとめられていたようで。両方ともジャズの専門番組ではなさそうですが、ゲッツをリクエストしてくるリスナーもいらっしゃったんですね。

daisuki comojodanさんからの返信。

返信ありがとうございます。30年くらい前に文化放送の平日朝9:00~10:00、
[お元気ですか?高島忠夫です]という番組の中でのリクエストコーナーでした。
リクエスト曲は確か、イパネマの娘だったと記憶しております😊

そうだったんですね。
民放のリクエストコーナーで《イパネマの娘》だったら、まったく違和感なさそうですね。
教えてくださってありがとうございます。

直人 稲辺さんからのコメント。

雫「やな奴やな奴やな奴💢」

2021年9月11日 20:50