ジョーヘンのページ・ワンあれこれ

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長谷川孝二さんからのコメントをご紹介。
こちら

僕の好きなバラードの中でも、コードとメロディの美しさで浮かぶ曲が2曲あります★
ジョーヘンのアルバム「ページワン」の2曲目の『ラ・メーシャ」(ラ・メシア?)。確かケニードーハム作曲だと思います。
それからモンクの『ルビーマイディア』

この2曲は何度聴いても「いや〜、音楽って本当にいいものですね」by水野晴郎、な気分に成増★

《ラ・メーシャ》、いいですよね~。

「ラ・メシャ」と表記されることも最近は多いようですが。

で、このコメントを受ける形で動画をアップしました。

ベースの話に脱線してしまっていてスイマセン。

後半はちょっとだけモンクの話も。

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>>ページ・ワン/ジョー・ヘンダーソン

視聴者さんからのコメント

長谷川孝二さんからのコメント。

成増、広げなくて良いです(爆)

ちょっとツボったので、広げちゃいましたw

早春さんからのコメント。

いや〜、嬉しいですね。このあたりのジャズメンは大好物です。
Page One だと私もLa Mesha が一番好きです。
冒頭の、人の温もりを感じさせるようなMacCoy のピアノが素晴らしいです。(冒頭のMacCoy というとNight Dreamer なども思い出しますが…。)
そしてその後に続く、空虚なテナーと寂しげなラッパの醸し出すニヒルな雰囲気が堪んないんですよね。
今も一人で聞きながら悦楽に浸ってます。

聞き返してみて気付きましたが、McCoy が入っていることでいつものジョーヘン=ドーハムサウンドに叙情的要素が加わって、湿り気のあるヒューマニックなサウンドになってますね。互いの良さを引き立てあっている好例のように思います。

 ところで、私とジョーヘンの出会いは父が持っていたOur Thing のCDでした。私がジャズを聞き出した頃には家にあったのですが、私のウォークマンに音源を残して行方不明に…(泣)。しかし、今でもあのアルバムは私のジョーヘン・ベストアルバムです。

このアルバムは全曲佳作だと今でも本気で思っています(笑)。
父の「合いの手のようなピアノがとてもいい」という勧めで聞いたのですがその通りで、ほとんどピアノレスのような荒いサウンドに軽く左のコードを挟むHil のそのセンスは、私もとても好きです。そのせいか、La Roca のドラミングの良さよりが引き出されていると思います。

このアルバムのアドリブ要素や荒いサウンドにはとても“ジャズ”を感じます。私は全曲大好きなのでなかなか選び難いのですが、推しの一曲はEscapade ですかね。

ドーハムの冒頭のロングトーンが非常に叙情的で白眉です。哀しげで孤高なラッパを聞いていると、なんだか牧水の「白鳥は哀しからずや〜」を思い出しました。

Escapade とは「脱線」という意味ですが、脱線した彼らの向かった先はおそらくMode For Joe ではないでしょうか。In’n Out からドラムがElvin Jones に代わり、熱くパワフルなサウンドに変化していった到達点がBlue Note 卒業アルバムのこれだと思います。

こちらはちゃんとCDもあります。しかも父のと私のと2枚も(笑)。

語りだしたら止まらないくらい好きですが、何か起こりそうな緊張感の中での熱いプレイがたまりません。Morgan を始めFuller、Hutchersonのソロプレイ、Walton の作曲、Chambers の引き締まったドラミング、Free Wheelin’ のRon のイントロなど、聞きどころには限りがありません。

私は、ジャズの最終到達点が見え始めていた’60年代初頭にフッとでてきたジョーヘンに愛着を感じて仕方ありません。本当にこの話題を取り上げて頂いてありがとうございました。

最近は短くまとめるよう努めていたのですが、どうも駄目ですね。好きなこととなるとつい…。誠に済みませんでした。読んで頂いた方、本当にありがとうございました(汗)。

熱い書き込みありがとうございました。
短くまとめないでも全然かまわないですよ。

私だって、いつもそうなんですから。
今回の動画だって「《ラ・メーシャ》良いですよね」とだけ話して、あとはノンビリコーヒー飲もうと思っていたら、成増で話が脱線し、
ベースで話が脱線しと、気が付けば25分くらい喋ってましたから。
5分以内で済ますつもりだったのにw

「空虚なテナーと寂しげなラッパの醸し出すニヒルな雰囲気」
あ~、わかるわかる。
そうなんですよ、あの響きがたまらんですよね。

にしても、『アワ・シング』ですか。

いいところ突いてきましたね。

というか、やっぱりアンドリュー・ヒル好きっすねぇ~早春さんは。

ジャケットは地味インパクトなのに、あまりブルーノートの諸作の中では注目されてないような感じのアルバムではあります。

ケニー・ドーハムのプレイも素晴らしいし、おっしゃるとおり、このアルバムのドラマーはピート・ラロッカで大正解。
それは『ページ・ワン』にも言えることかもしれませんが。

私は《ティーター・トッター》も好きだなぁ。

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>>アワ・シング/ジョー・ヘンダーソン

Tetsuo Nambaさんからのコメント

Miles の思い出を語る座談会での話です。
[Jimmy Heath] Miles は J. J. (Johnson) が嫌いだった。演奏する前に何を演るのかがわかってしまうから。練習した内容がそのまま本番さ。
[Freddie Hubbard] Clifford Brown はスタカートが多すぎると言っていた。[Jimmy Heath] 本当は羨ましかったんだよ。
[Marcus Miller] Wayne や Herbie をメンバーにしたのは Miles 自身が変わりたくて、自分にプレッシャーをかけるためだったと思う。実際、半音で移行するフレーズが多くなったよ。
[Ron Carter] クラブで演奏する時、一曲目は「枯葉」と決まっていた。しかも最初の2コーラスはピアノレスだった。Herbie が録音用に毎回買ってきた最新ガジェットをセットアップするのに手間取ったから。

直接ジョーヘンとは関係のない話ではありますが、内容は興味深いので、機会があれば、動画かブログの題材にしたいと思います。