オリン・キープニュースが語ったスコット・ラファロ

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ビル・エヴァンスは、スコット・ラファロに脅迫されていた?!

スイングジャーナル臨時増刊号『幻のジャズ名盤読本』の後半に、油井正一先生がまとめた、リヴァーサイドレーベルのプロデシューサー、オリン・キープニュースの証言をまとめたコーナーがあるのですが、そこにはなんと?!

キープニュースによると、エヴァンスはラファロに「脅されていた」というんですね。

そこの箇所を読み上げると同時に、先日アップした動画(⇒こちら)にいただいたコメントにアンサーする動画をアップしました。

コメント

出雲 光さんからのコメント。

スイングジャーナルの事で盛り上がっていますので、私も手元にあるジャズ批評を再読しました。ボーカル読本no64です。熱いです。日本人のジャズについてのツッコミ方の凄い事、凄い事。最近目が悪くなって見づらいけれど、中身が濃ゆく着いていけないです。中身をじっくり読んだら3週間位かかるのではないかと思います。買った時は、よく読んでいない事がわかりました。この手の本は、一生かかって読んでみる事だと思いました。サブスクで最近見つけたアルバムも出ている事があります。

>日本人のジャズについてのツッコミ方の凄い事、凄い事。
これ、気になりますね。
どんなツッコミ方されてるんでしょ?
「本場と比べて、リズムが、ノリが……」といった内容なんでしょうかね。
よろしければ教えてください。

出雲 光さんからの返信。

本の企画です。ほんとうは教えたくないのだが、秘かな楽しみ。12人の評論家に書いてもらっています。寺島さんの評論は、あの人独特の評論です。

そうだったんですね。
ありがとうございます。

Jさんからのコメント。

幻といえば 横浜の ムサシ とかいう 別名三杯屋 だったか..
なんでも酒3はいまで とか 一度店の前まで いきましたが 残念..
無音のブルース流れて..
もうやってないかな~    随分前だったような
得難いもの これ  幻 ですな
                      J

横浜・野毛の「三杯屋」ですな。
行ったことないんですが、以前ニュースサイトで読んだ記憶があります。

なかなか魅力的なお店に感じましたが、でもなぁ、Jさんもそうかもしれないけれど、「三杯」まででしょ?(笑)
ハシゴすればいいだけな話かもしれないですが。

ま、「三杯」でお勘定!というのも、スッキリと綺麗で粋な飲みスタイルではありますよね。

MrNOBUchanさんからのコメント。

スコット・ラファロはビル・エヴァンスのトリオに参加する前は、確かウェスト・コーストでピアニストのドン・フリードマン(「サークル・ワルツ」という、私にとって今でも大好きな傑作アルバムを録音してくれました)と仲が良く、同じアパートをルームシェアし、当時はたまの仕事を頼りにかつかつの生活を送っていたようです。

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ドン・フリードマンのピアノは、ジャズ歴浅いファンの方々なら、ビル・エヴァンスのピアノと間違えてしまいそうですね。

私が好きな作品に、ラファロの没後に彼名義で編集された「ピーセス・オブ・ジェイド」というアルバムがあります。

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ラファロ(b)、フリードマン(p)、ピート・ラロカ(ds)による素晴らしいトリオ演奏が五曲聴けます。他にエヴァンスとラファロのデュオによる、あの「マイ・フーリッシュ・ハート」のリハーサル・テイク(なんと22分超)があったり、ビル・エヴァンスの13分を超えるインタビュー音声(1966年)が収録(当然英語です。悲しいかな私は、断片的にしか理解できません)されていたり、実に面白いアルバムです。

ドン・フリードマンはいいですね。
『サークル・ワルツ』も大好きなアルバムです。ベースもチャック・イスラエルだし。

私も以前、その音源かどうかは分かりませんが、ラファロとエヴァンスのリハーサルテイクを聞かせてもらったことがあります。
けっこう細かなところまで緻密に練り上げているんだなと感じました。
ハプニングだと思っていたところが、じつはアレンジだったりと、いろいろな発見があって興味深かったです。

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

Orrin Keepnews のインタビュー動画を観ていたら、意外な事実がわかりました。
彼は21歳くらいの時、陸軍でB29爆撃機のレーダー手として東京の空襲に参加したそうです。多数の爆弾を投下したため東京の街は焼け野原になってしまい、そのことで後に非常に悩んだということです。
Orrin Keepnews Interview by Monk Rowe – 8/7/2002 – San Francisco, CA

>陸軍でB29爆撃機のレーダー手として東京の空襲に参加したそうです。
それは知りませんでした。

かたや、油井正一砲兵中尉は、「ベニーグッドマンが乗っていたらどうしよう?!」と思いながら、高射砲からB-29に向けて弾丸を放っていたそうです。

その2人が、戦後ジャズを介して知り合うわけですなぁ。

Tetsuo Nambaさんからの返信。

油井さんは軍人だったのですね。Orrin の話では、高射砲の攻撃は受けたものの日本の戦闘機は殆ど飛んで来なかったそうです。また、原爆を正当化する人は米国にいるが、絶対に投下すべきでなかったと語っています。

長谷川孝二さんからのコメント。

すみません、僕もタル・ファーロウは苦手です(笑)。
僕もジャズにハマる前はハードロックギターが好きだったのですが、多分ハードロックギター好きはタルが苦手な人が多いのかなと想像します。
ウエスモンゴメリーは管楽器っぽい歌い方なのでロックギターから来た人が良いと感じるのかもしれません。

なるほど!

長谷川孝二さんからのコメント。

スコットラファロの件で、感じるのは。
結構人間性でその人の演奏を聴かず嫌いになったり多いですね。
僕は「人は人、自分は自分」って考えてるので、その人が嫌いだったり普段から憎しみ合ってる人でも(笑)【少なくとも音楽を聴いてる時(下手すれば共演している時も】、音楽が良ければ思いっきり拍手します。
かと言ってその人がステージ降りてからは全く口を聴きたくないですけどね。
僕みたいな人を審査員にしたほうがいいと思う(笑)。何故なら審査に個人的な感情を入れないので。

うん、長谷川さんのような人が審査員になるべきだ(笑)。

高松貞治さんからのコメント。

スコット・ラファロは白人ベースの始まりと言っていい、いや60後半のベースが全て思想をこうもっていると言っていいです。ラファロ出現以降、ベースに関して黒人の優位性はほとんど意味がなくなりました。スコット・ラファロは麻薬のジャンキーだと言われていまして、自動車事故で短い人生でした。共演者のビル・エヴァンスはショックのあまりその後半年間演奏できなかったと言われてています。

Hiromi Hasegawaさんからのコメント。

昨夜は先日のルロイ・ヴィネガー動画の復習でVeeJay盤のGreat”WALKER”とダグ・ワトキンスの(今回話題になっているTRANSITION盤)Watkins at Largeを聴いてみました。

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両方とも「のさばり出る」(苦笑)というよりベースがセンターにどっしり居座るという感じの好録音で重心の低い太い音もよく似ているなと思いました。VeeJay盤のCDは岩浪さんの解説付きで「そもそもWalkとは何か」という懇切丁寧な説明がありました。あえて国内盤を買うのにはこういう楽しみもあったんだよな、と思います。

じつは、ヴィネガー・トリオの『グレート・ウォーカー』は持ってないんですよ。
ちょっと気になる盤。
ピアノがマイク・メルヴォワンというあまり聴いたことのない人。
演奏はどうですか?

Hiromi Hasegawaさんからの返信。

フランス系の人の様で岩浪氏は「メルボアン」と表記してましたが名前がメンドクサイ系、というのはさておき軽量級の趣味の良いピアノという印象です。後半の三曲はヴィネガーはサポートに徹してあまり前には出てきません。

さっそくありがとうございます。

>ヴィネガーはサポートに徹してあまり前には出てきません。
いいですねぇw
ヴィネガー最高!!

Klangfilmさんからのコメント。

低歪率は『ていわいりつ」と読みます。意味はお説の通り、信号に対して歪みが少ないことをいいます。

ありがとうございます!