テレビCMジャズほか

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テレビCMで流れたジャズ、聴いていたようで、まったく聴いてなかった……。

先日アップした動画「【コメント返し】私はこの一曲でジャズの世界に入った」(⇒こちら)にいただいたコメントをいくつか紹介する動画をアップしました。

コメント

イヤダローさんからのコメント。

JTが版元になって、jazzの本を出していたのは意外ですね。

バブルの頃、「JT・サウンドプレゼンツ」とかいうタイトルで、ポピュラー系のミュージシャンを呼んできて、有明あたりでライブを後援していたのを思い出しました。まぁ文化事業が好きな企業さんなんでしょう。

「CMとjazz」でいうと、90年代中頃ぐらいに、ホンダ・プレリュードのCMで、女性ボーカルの「round midnight」を使っていて、あれはカッコよかったです。エラ・フィッツジェラルドかな?誰が歌っているかは分かりませんが…。

CMマニアみたいな方がいらして、歴代のホンダ・プレリュードのCMをyoutubeで、流してくださっている映像があります。物持ちのいい方っていらしているんですね。

>JTが版元になって、jazzの本を出していたのは意外ですね。
ジャズ⇒酒と煙草が似合う音楽
というようなイメージがあったんでしょうかね。

いま思えば、居酒屋でも喫茶店でもタバコが吸えない今と違って、いつでもどこでもタバコ吸い放題の時代でした。私が通っていた予備校でも、円筒や四角柱の灰皿が一定の間隔で置かれてましたし、休み時間は私も浪人生と混ざって一緒に吸ってましたw
電車のホームにも数か所灰皿があって、線路の上は捨てられた吸い殻だらけで、ウェスの『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』状態でしたね。

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ホンダ・プレリュードのCM、うーん、覚えているような覚えていないような……。
他の車で、サイドワインダーがヴァイオリンで奏でられているCMがなんとなく記憶に残っていますが、どのメーカーの何という車種なのかは忘れてしまいました。CMって、興味のない商品のものは、あっという間に忘れてしまいますね。

で、YouTubeでプレリュードのCM集を見てみたのですが、様々なバージョンのCMがメドレーで流れる中、ラウンド・ミッドナイト・バージョンはひときわ異彩を(良い意味で)放っており、耳がピクリとなってしまいました。

調べてみると、サニー・ウィルキンソンのヴァージョンだったようです。

聴きやすく、クセの無いヴォーカル、アレンジでCMにはうってつけの音源だと思いました。

音楽単体で聴くとアッサリ気味に感じるのですが、不思議と他のCMの流れの中で聴くと、グッと重心が低くなり深みが増している気分になるので、いまさらながら異彩を放つ名曲なんだなと思いました。

イヤダローさんからの返信。

今は、スモーカーは、肩身が狭いですもんね。スメハラとか言われ出したら、立場もありません…。私も、泣く泣く、5〜6年前に禁煙しました。

「round midnight」の歌い手さんの件、長年の疑問が氷解しました。ホントにありがとうございます。誰が歌ってるのか皆目、検討が付かなかったものですから。流石に専門家ですね。

お返事ありがとうございます。
禁煙成功されたんですね!素晴らしいです!
私も以前、2週間だけ禁煙に成功していましたが、すぐに挫折……(涙)。

住みにくい世の中になったものです。

しかし、規制が厳しくなればなるほど、スモーカーの反骨精神に火がともるとともに、スモーカー同士の奇妙な連帯感と結束が強まっているような気がしないでもありません。居酒屋やカフェの喫煙ルームでの世間話って結構楽しいですしね(笑)。

筒井康隆の短編で、タイトルは忘れましたが、世界中の人がタバコをやめさせられている世のなかで、「オレが最後の喫煙者だーっ!」と、大勢の禁煙者に取り囲まれているラストシーンの主人公の姿を思い出しました。

昔は筒井テイストさく裂だなぁなんて笑って読んでいましたが、今、喫煙者がこの短編を読めば、まさに自分が物語の主人公になったような気分になるのではないかと。

Tommy Jobimさんからのコメント。

いつも楽しく、聴かせていただいております。
ジャズという音楽が腑に落ちた時??

以下の名言(?、正確に覚えていない)について
 「ジャズが理解できたといえるのは、チャーリー・パーカーが分かった時
  ジャズを本当に理解できたといえるのは、スタン・ゲッツの良さが分かった時」
この出典と発言者をご存じの方がいらっしゃればご教示願います。
村上春樹かと思っていたら、出典が見つかりませんでした。

なお、ご意見いただければ幸いです。

ゲッツ好きな村上春樹の言葉っぽいですが、出典が見つからないとなると、うーむ。
ただ、私もこのフレーズは目にしたことがあるような記憶が。
うーむ、誰でしょう。
お分かりの方、情報求ム!

Jさんからのコメント。

エウミール デオダート ほんとよく聴きました     やっぱ ムーンライトセレナーデ いいです~       do it again とか アーティストリー とか  ブラジルモダンですよね~
雲さんの本は いつか是非読みたいです~    こんどヱビスビールとバーター取り引きしましょう   何本かな~?
                    J

何本でもいいですよ~。

というか、家には自分用しか在庫がないので、中古で安く出ているものを手に入れたほうが安いかもしれませんよ(定価:1980円←意外と高い)

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TAKESI0506さんからのコメント。

たばこ産業の名演シリーズは懐かしいですね。
 ジャズトランペット編には寺島さんと後藤さんの対談が載ってますけど、
寺島さんは
「リー・モーガンのサイドワインダーというのは分からないな。聴き直してみたけど、リズムの古さに笑ってしまった」
「ガレスピーのレコードを引っ張り出して聴いて面白いと思ったことは一度もない」
「マイルスのライブ盤に入ってる“マイ・ファニー・ヴァレンタイン”を聴いてるとあくびが三〇回くらい出るね」
「『ウィ・ウォント・マイルス』に入ってる“キックス”は唯一例外的に後期マイルスの中で愛聴している」
 などと寺島節が炸裂してます😓

ジャズ曲のCMといえば、晩年のマイルスがTDKや三楽焼酎のコマーシャルに出ていたのを想い出しました。
 現在のCM曲では、TeNというシンガーが歌う旭化成の「さよならの向こう側」というのがなかなかいいですね。
 またまたジャズに関係のない話で失礼しました😅

寺島節、さく裂してましたね~。

後藤さんは、この頃の自分自身はプロレスでいうところの「ベビーフェイス」だったと述懐しています。

私の乏しいプロレス知識に当てはめれば、寺島さんがアブドーラ・ザ・ブッチャーで、後藤さんがテリー・ファンクといったところでしょうか、

曰く、プロレスの悪役のほうが役者としては一枚上手である、なぜなら憎まれ役としての役作りから、相手への挑発、そして観衆にインパクトを与える所業で立ち回る必要がある、その一方で「ベイビー・フェイス」は、単に悪役の挑発に対して「正義の闘魂」を燃やして立ち向かうだけなので、人気は得やすいが、正論で立ち向かっていく自分のやっていることは、ヒール役に比べれば単純、あの頃は、主張内容の是非はともかくとして、役者としては一枚上手の寺島さんに、ある意味手玉に取られていた……と、まあそういった内容でした。

だから、そのような目線で、今一度、悪役レスラー「メグ」のフレーズを検証してみると、たしかに若手レスラー「いーぐる」の正義感に火をつけるような挑発節が散見されているように感じますw

もちろん、悪役レスラーが放つ言葉は本音ではあるにせよ、対談という「プロレス(興行)」を盛り上げるためのフェイクを効かせたサービス精神が根底にはあったんじゃないかなと今となっては思えるようになりました。

そのサービス精神による「放言」に、あの頃若かった私も活字で挑発され、「なんだー、このジャズ喫茶のオヤジは何言っとるんじゃぁ~!(怒)」となっていましたから、まんまと読者の私もヒールを演じるレスラーの手の平の上だったということなのでしょう(苦笑)。

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サンジョルディさんからのコメント。

【<第六の男>〜いぶし銀のジャズマンを称えよう企画、あるある】

「好きな〇〇奏者5人」では、思い浮かばないけれども、「好きな〇〇奏者10人」だったら思い出す、
言わば<第六〜第十の男>

<トランペッター>
ブルー・ミッチェル
サド・ジョーンズ
アート・ファーマー
ディジー・リース
ビル・ハードマン
ルイ・スミス
ジョニー・コールズ
ナット・アダレイ(cor)

<テナーサックス奏者>
チャーリー・ラウズ
ベニー・ゴルソン
パーシー・フランス
ジュニア・クック
ジミー・ヒース
アイク・ケベック
ジョージ・コールマン
ジミー・フォレスト
フレッド・ジャクソン
オリヴァー・ネルソン
バルネ・ウィラン

<ベーシスト>
カーリー・ラッセル
ウィルバー・ウェア
チャック・イスラエル
ジョージ・デュヴィヴィエ
セシル・マクビー
アート・デイヴィス
リロイ・ヴィネガー

<ピアニスト>
ジョージ・ウォーリントン
リッチー・パウエル
ウォルター・デイヴィスJr
ハロルド・メイバーン(Jr)
レイ・ブライアント
デューク・ピアソン

<ドラマー>
ドナルド・ベイリー
ルイ・ヘイズ
アル・ヘアウッド
ジョー・チェンバース
アルバート・ヒース
ポール・モチアン

*えっ、「このジャズマンは、私だったら、<好きな〇〇奏者5人>までに入りますよ」ですって?
それは、さすがお目が高い、ですー😁

マイ「第六の男」!

<トランペッター>
ルイ・スミス

<アルトサックス奏者>
アーニー・ヘンリー

<テナーサックス奏者>
ブッカー・アーヴィン

<ピアニスト>
フレディ・レッド

<ギタリスト>
ブーガルー・ジョー・ジョーンズ

<ベーシスト>
ジョージ・タッカー

<ドラマー>
フランキー・ダンロップ

……なのかもしれない。

サンジョルディさんからの返信。

なるほどー😃
<マイ・第6の男>は、良いアイデアです💡

ブッカー・アーヴィンとジョージ・タッカーは、ちょっと迷いましたが、<好きな5人>に入れるジャズ好きもいそうな気がして、外しましたー🥲
アーニー・ヘンリー、フレディ・レッド、すっかり忘れていましたー😝

「マイなんとか」というタイトルがつくと、某「なんとか批評」という雑誌の特集タイトルみたいですが(苦笑)、なかなか着眼点は良いと思いますし、ジャズファンも、「持ってて聴いてない」アルバムを見直すキッカケになるかもしれませんね。

たしかに、ブッカー・アーヴィンとジョージ・タッカーを上位に入れるビョーキな人(けなし言葉ではありません・80年代にちょこっと流行った個性的な人に対する誉め言葉です)は、いるでしょうね。

サンジョルディさんからの返信。

<第六の男>の奏でる音に、ハッとする〜それも、ジャズの愉しみの一つですね☺️

2019 enchanさんからのコメント。

動画配信ありがとうございます。Take Fiveはタケ◯製薬のア◯ナミンVのCMですよね。Take Fiveの次のバージョンがFive Spot After Darkでしたね。どちらも同じ外人の俳優なんですが、あれってケビン・コスナーだったと知ったのは大分後になってからです。私が一番印象に残ってるのは1985年、◯ントリーホワ◯トのCMでロン・カーターがシブ〜くベースを弾いてるのです。あれはカッコよかった!『名演 Modern Jazz』持ってました(どっか行っちゃいましたが)。高橋源一郎氏がエロール・ガーナーを、景山民夫氏がローランド・カークを、筑紫哲也氏がMJQを語ってらっしゃいました。

あれってケビン・コスナーだったんですか?!
そうだったんだ。
いやぁ、あのへんの時代のCMはまったくです。

そうそう、あの本のコラム、高橋源一郎、景山民夫、筑紫哲也らも登場していましたね。
景山民夫の「怪物だね、あれは」というような言葉が印象に残っています(笑)。

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カトウシュンさんからのコメント。

ジャズミュージシャンの自伝本や油井正一さんの「ジャズの名盤物語」は持っているのですが、ジャズの入門本は持っていませんでした。
今回の動画で高野さんの「ビジネスマンのためのこっそりジャズ入門」を購入し「ハード・バップ熱血辞典」と合わせて勉強しようと思います\(^-^)/

ありがとうございます。
キチンとした評論家の本とあわせて読めば安心ですね。

とはいえ、ふざけた企画の本かもしれませんが、「いいコト」もたまには書いてあると思いますので、どうぞ楽しんでお読みになってください。

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Hiromi Hasegawaさんからのコメント。

ご紹介ありがとうございます。JTの本覚えていますよ。当時はJT以外でも西武がタマラ・ド・レンピッカ(アール・デコー)推しだったり「文化資本主義」という新語がありましたが、要は儲かっていたから色々やっていたのでしょう。
高野さんのCM裏話面白い! 知人が演劇やってましたが音源の使用料のトップはビートルズで数日間の公演でもウン百万、かまやつひろしは権利を放棄しているので無料と聴いた事があります。あと単なる思い付きですが浅野忠信+タイだと「地球で最後の二人」(2003)とタイアップだったとか?

そうなんですよ、ビートルズは高い、高すぎるってことで、最初から除外していました。
CMはファッション誌の『smart』ですね。
世の中的な認識では、バブル景気と、それ以前の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」だった80年代の世の中の空気って、「カルチャー・サブカルチャーなんでもありで熱に浮かされたようにクルクルしていた時代」というイメージのようですが、私は「衣食住」が足り、それ以外のことへの出費にも余裕があった良い時代だったと思っています。怪しい人もいっぱい出てきましたが、それをも含めて文化の爛熟期ともいえる80年代、そしてギリギリ90年代初頭までは、とても良い時代だったと個人的には思っています(もちろんインターネットが発達した今も良い時代、というより便利な時代だと思っています)。