リー・モーガンのトランペット奏法

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1990年代に発売された『ジャズ批評』のリー・モーガン特集号で、彼のトランペット奏法について詳しく記述された記事を見つけましたので動画で紹介してみました。

いや~、読めば読むほどトランペットって難しい楽器なんだなと思いますが、それを完璧にコントロールし、カッコよく吹きこなしたリー・モーガンは、やはりタダモノではなかったということがよくわかります。

コメント

高松貞治さんからのコメント。

『ジャズ批評 リー・モーガン特集』Amazonで売ってますけど、買うかどうか悩んでます😰ちなみに以前アマゾンで注文したクリスチャン・マクブライドのCDも家にまだ届きません😭

『リー・モーガン vol.3』を流しながら、いただいたコメントを朗読すると妙に染みてきました😭

ちなみに、アマゾンでバックナンバーを探してみたのですが、画像はNo.87のリー・モーガン特集なのですが、商品は「ジャズ批評91 / マイルス・デイヴィス」となっています。

どっちなんだろう??

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Ken Konishiさんからのコメント。

サッチモ事ルイ・アームストロングのあだ名サッチモは、サッチェル・マウス(がま口)なんですね。トランペット奏者では、最高の唇の持ち主だと考えます^^

なので、NHK朝ドラの2代目ヒロイン(深津絵里)の愛称「サッチモちゃん」は、「がまぐちちゃん」というわけですねw

ま、本来は、「るい」という名前からルイ・アームストロング⇒サッチモという流れなわけですけど。

イヤダローさんからのコメント。

連日、モーガン特集、お疲れ様です。

「淀みなく美しい」とは、貴誌の表現通りかと思います。

流麗で疾走感のある演奏はスタイリッシュです。

ここ数日、モーガンを教わったので、色んなアルバム聴いていこうと思います。

👍

J

さんからのコメント。

ハードバップの海に浮かぶ 小舟になったような 気分で聴かせて頂きました      よか~
                     J

٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

Blue Train は17歳位の時にレコードで買いました。今改めて聴くと、自分はこのアルバムに関して何も分かっていなかったのだと思い知らされます。音のスピードに耳が追いつけなかったのです。

カトウシュンさんからのコメント。

こぶ平師匠といえば昔、踊る!さんま御殿でこぶ平師匠がズート・シムズの話を始めたら明石家さんまが「えっ!ずーっと、清水!?」とボケていたのを思い出しました(笑)

面白い!!(笑)
なんか、うけました♪

博 橋本さんからのコメント。

私が高校1年の時にブラバンの2年生のトランペットの先輩が EP 盤の Blue Train を購入。
毎日練習後に音楽室や放送室のステレオで聴かせてもらっていました。A面はもちろん”Blue Train”
B面の記憶が何故か有りません。
私はトロンボーンを始めていたので、もちろんお目当てはカーティス・フラーでした。
しかし私が今までで一番聴いた回数の多いリー・モーガンはこれかもしれません。

EP盤でも出ていたんですか!
《ブルー・トレイン》はけっこう長い演奏だと思うんですが、収録時間大丈夫だったんでしょうか?!
個人的な認識では、収録時間はEP盤<SP盤<LP盤というイメージなんですが……。

博 橋本さんからの返信。

正確には17センチLP(コンパクト盤)と言うやつで、30センチLPと同様に1分間に33 1/3 回転。片面7分〜8分位収録してあり、当時は500円〜600円で売られていました。
当時通用していた言い方で表記してしまいました。コンパクト盤と言ったり、EP盤と言っていました。
30センチLPの内容に準じてメインとなる曲や売れ筋の曲が選ばれて2曲〜4曲入って廉価で手に入るところに人気がありました。
ビートルズにしてもベンチャーズにしてもヒット曲1曲を370円で買うよりはちょっと贅沢して4曲入った600円の方を買おうと言う具合です。
またクラッシックのピアノ・ソナタや序曲や交響曲の一つの楽章など時間内で編集された商品がいろいろありました。
大体が日本独自の編集盤です。
JAZZに関しても日本のレコード会社からブレイキーやエリントンorch. など結構出ていました。
EP盤の定義は確か45回転のまま音溝の間隔を調整していたものの筈ですが、当時でも実物を見たことはありません。アメリカではジュークボックス用にそういうものが有ったのかなと勝手に想像しています。
外国のシングル盤収集を趣味としている友人などからたまに何枚か貰うとベーシーorch. の4曲入りなどが混ざっています。
SPは25センチありますが1分間に78回転するため収録時間はシングル盤(ドーナツ盤)とほぼ同量。
*モンクのユニークのジャッケットにデザインされているモンクの切手の金額欄には33 1/3 と有ります😊

詳しい解説ありがとうございました。
EP盤に関して詳しいことはぜんぜん知らなかったので、大変勉強になりました♪

博 橋本さんからの返信。

補足しますと。シングル盤(所謂ドーナツ盤) は17センチ(7インチ) で1分間に45回転。
3分〜4分収録。普通は1曲ですね。
当時のシングル盤は洋楽370円。歌謡曲は大御所が370円、普通の人が330円でした。

早春さんからのコメント。

お久しぶりです。連日Morganの動画が上がっていたので、「これは私を釣ろうとしてるのだな?」と解釈して勝手に喜んでいました(笑)。レディへとレッチリに耳をうずめHelen Eriksenに惚れこんで皆さんを危うく裏切りかけていた早春です。スミマセン(笑)。私もアンブシュアやブレスコントロールに変に凝ってた時期ありました。教則本を買ってきて、解剖学じみた理論を勉強しながら練習してました(笑)。私もラッパはほとんど吹いたことはありませんが、何度か触ったことがあります。確かにおっしゃる通り最初音を出すのは難しかったです。私の吹いていたユーホニアムはアルフレッド・サックス(サックスの産みの親)が誰でも吹けるように作ったものなので音を出すのはとても簡単ですが、このユーホニアムやトロンボーンより管が長く太いチューバや、管が短く細いトランペットはまず音をちゃんと出すまでにある程度の時間がかかります。特に一番難しいのはチューバよりも管が長いくせに管は極細でマウスピースはトランペットよりも小さいホルンですね。何度か吹いてみたことがありますが、他の楽器の経験があっても音を絞り出すのがやっとでした(笑)。しかしMorganはそのトランペットを何でもないように鮮やかに吹きこなしているので本当にすごいと思います。あんな風に吹けたらと、誰もが羨望の眼差しを彼に向けずにられないでしょう(笑)。その点で彼が自分のベストソロはBlue TrainとCookerだというのは、非常に納得できます。私の勝手な偏見かもしれませんが、彼は演奏の調子にかなり激しく波があったと思います。おそらく57年頃にピークを迎えていて、60年辺りを境に少々調子を崩しているように思います。57年前後の演奏(Peckin’ Time, Blue Train, Coocker, Candy, Mornin’, Dizzy Atmosphere, (Another)Monday Night at the Birdland, Minor Move, etc.)を聞いていると、どれもこれも限りなく完璧に近いアーティキュレーションやブレスコントロール、立ち上がりや粒だちがハッキリしたこれ以上ないほど鮮やかな高速パッセージ、憧れずにはいられないブリリアントなサウンドとダイナミクス…などなど挙げ出したらきりがないくらい、いや逆に指摘されるべきまずい点が無いに等しいような演奏を繰り広げていると思います。中でもMorgan自身も気に入っていると言う(このセレクトはプレイヤー目線では必然的なもののように感じます…)2つは、ミスがほとんど無い。目から鱗の唖然としてしまうような流麗な、完璧なプレイを聞かせてくれます。Morganの音は基本的に音が割れるか否かの際どいラインを攻めた音だと思うのですが、この音のポイントに毎回当て続けるのはなかなか難しいことだと思います。少しでもブレスコントロールが狂って息を入れすぎると音が割れてしまいますし、逆に少なすぎると音のハリが弱まってしまう。また音量が大きいと高音を毎回的確に当てるのは相当な技術を要すると思います(だからこそ後期Morganの手癖フレーズ、そして何よりもDizzy Gillespieの、凄まじい飛躍を難なくこなしながら高音を単音でパワフルに当ててしまう超人的なソロを聞いたときは仰天しました…)。60年代に入ってからのプレイを聞くと、この点で調子よく上手くいっているときとそうでないときがちょこちょこあるような気がします。例えばMode for Joeなどを聞くと新主流派風のソロを吹こうとしていますが、所々音が割れてしまって型崩れしてしまったり、以前のMorganだったら繋がっていたであろうところが繋がっておらず、何となく(以前に比べたら)しまりのない感じになってしかっているように思います。他にもGigoloやTom Catなども同じことが言えると思います。またNo Room for SquaresやMr. Naturalなどもハリのあるプレイをしていますが、ミスが目立つ気もします。その中で異色なのがLive at the Lighthouseで、このライブでは息を吹き替えしたように凄まじい火を吹く高速プレイを炸裂させています。それからCharismaやLast Session、Images of Curtis Fuller、A Caddy for Daddy、Dippin’なども好調な演奏だと思います。ここまで生意気にもミスだの不調だのとほざいてきましたが(汗)、私はMorganの演奏は基本的に、いえ、すべて好きです。どの演奏も、誰とやったものでもいつやったものでも、すべて好きです。私はやはりMorganはハードバップの人なのだと思います。前に挙げた演奏などいい演奏ももちろんありますが、Morganの真骨頂はハイスピードで華々しく、流麗に、鮮やかに、そしてあでやかにラッパを吹きまくるところにあると思います。だから18歳でプロ入りし、早くして亡くなってしまったのでしょうか。個人的には退廃的な美しさを孕んだLast Sessionが、新しいMorganが見えかけていたこのアルバムが大好きなのでもっと生きてもっとアルバムを作ってほしかったと思いますが…。
私をジャズに引きずり込んでくれたヒーローはLee Morganでしたが、今度はせっかく若者じみてきたのに(?)高野さんに再びジャズの世界に引き戻されそうです…(笑)。

熱い書き込みありがとうございます。
いやぁ、熱いぞ、熱い!
ヤケドしてしまうほどだぞい!
早春さんは、本当にリー・モーガンのことが大好きなんだなということがとてもよく伝わってきます。
正直、リー・モーガンのコンディション等、細かいことに関してはそこまで気づかずに聴いていました。いままで自分はモーガンのどこを聴いていたんじゃいと恥ずかしくなってしまいますね、早春さんのテキストを読むと。

ボビー・ハンフリーやビリー・ハーパーなど新しい息吹を吹き込もうとしていた『ザ・ラストセッションズ』の、
>新しいMorganが見えかけていた
に関しては、まったくその通りだと思います。
もし生きていたら次回作はどうなっていたのかと興味が尽きません。

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かぷーすちんさんからのコメント。

現在は大きい音=強く押し付ける、という考え方はされにくくなっています。確かに彼らは力強く押し付けていたことによって唇に跡が付くようになったとも思いますが、私はマウスピースの大きさによるものも大きいと思います。
特にリーやブラウニーは小さく浅いマウスピースを使っていたことで有名で、圧力がかかりやすかったのかも知れません。
本来は小さく浅いマウスピースで力強く押し付けて吹こうとすると唇がマウスピースの底に付いてしまって音が出ないのですが、その辺が彼らが彼らである理由なのかもしれません。

そうなんですね。トランペットについては疎いもので、マウスピースの件、とても勉強になりました。
ありがとうございます!

坂巻洋さんからのコメント。

🍬🍭だな。🙄

Takanenishikiさんからのコメント。

日本のジャズ評論家で音楽の話をしている人は誰もいませんね。 1つのコード内でどんな音を使っているのか。 コード進行の解釈を変えているのか。 ビートルズのハーモニーは音楽理論上わざと間違った音を使っているのを知って驚いた。 正しい音にするとその曲がかっこ悪いのがわかる。 自分が弾いているギターの音と合わない音を歌うのがどれだけ難しいか。 こんな話ができるジャズ評論家なんかいません。