世界ジャズ人名辞典(スイングジャーナル 創刊30周念記念)を少々紹介。

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1976年にスイングジャーナルが臨時増刊号として刊行した『世界ジャズ人名辞典』は、大充実の力作だと思います。

豪華執筆陣!

この本の「さわり」を動画で紹介した動画をアップしました。

リー・モーガン、メンフィス・ミニー、チャールス・ミンガス、ブルー・ミッチェル、レッド・ミッチェル、そしてセロニアス・モンクと彼の息子。

今回は、とりあえず「M」のファミリーネームのジャズマンを何人か紹介しています。

このあたりのページですね。

昔、受験勉強で使用した山川の『日本史用語集』よりも、収録されている人名の数は多いのでは?
とにもかくにも、大ボリューム、かつ大変充実した内容で、これは一家の「家宝」に値するといっても過言ではありません。

こんな素晴らしい本、いただいちゃってよかったんですか、かまいちさん?

コメント

高松貞治さんからのコメント。

「世界ジャズ人名辞典」アマゾンで2000円位で発売されてます。評価も高いですね。もう今は作れないと書いてありますね。買うかどうか悩んでいます、というかいつか絶対買います!

たしかに今はもう作れない、かも?
ヴォリュームたっぷり大充実の一冊だと思います!

イヤダローさんからのコメント。

76年の段階で、創刊30周年というのが当誌の歴史を感じます。『スィングジャーナル』をwikiで見たら、「ストーンズの故チャーリー・ワッツ氏が定期購読している」と書いてありました。当誌って日本の出版社から発刊されていたんですよね? チャーリーは、写真だけ眺めていたんでしょうか?

『人名図鑑』ですが、載っていれば、「エディ・ヒギンズ」が、どう書いてあるか知りたいです。元妻が日本人ですし、日本のヴィーナスレコードと契約していたし、祇園小唄も弾いているし、親日家の筈なんですが、ネットとかでも、あまり情報が無いんですよね。お願いいたします。

エディ・ヒギンズを調べてみたのですが、日本関係のことは書かれてませんでしたね……。
ま、他のミュージシャンも、経歴と実績中心の記述のものが多いので(書く人によって微妙に異なりますが)、あまり趣味、プライベート、エピソードに関しての記述は、ざっくりと見た中では無いようです。

で、こんな感じでした。

1922年2月21日マサチューセッツ州ケンブリッジの生れ。母はクラシック・ピアニスト、兄はインディアン・ミュージックの権威であった。50年のはじめに音楽学校で学んだ後、シカゴにあって演奏活動に入り、52~54年にはディキシーのグループでプレイし、57年にトリオのリーダーとなった。以後シカゴのクラブで活動していたが、62年から翌年にかけての6カ月間はジャック・ティーガーデンと一緒に演奏旅行を行った。64年にユニバーサル・スタジオのレコーディング・エンジニアとなったが、そのトリオによる演奏活動がシカゴで続けられている。代表作は『エディ・ヒギンズ』(VJ)のほか、ウェイン・ショーターやリー・モーガンのVJ盤もでもきかれる。

レコーディング・エンジニアでもあったんですね。

イヤダローさんからの返信。

大変お手を煩わせました。レコーディング・エンジニアをしていたことは知りませんでした。日本では、ヴィーナスからリーダー作が何枚か出ていましたが、本国では、「知る人ぞ知る」ぐらいの方みたいですね。なぜ、ヴィーナスが突然、90年代に入って契約したのかそれが謎です。ギャラが安かったのでしょうか…。アレンジが平易でスタンダードを弾かせるのにはもってこいだと思われたとか…。いずれにしても、教えてくださって、ありがとうございます。

御駄賃取郎さん⇒イヤダローさん

記憶では来日したミュージシャンの多くはスイングジャーナルを訳してもらって回し読みしていたみたいです。トニー・ウィリアムスはステージでかたっていましたね。(英語ですが)アメリカではかなり昔似発行されていた「ダウンビート」が廃刊になり1960年から2年間シンコー・ミュージックから「日本語版ダウンビート」が発刊されておりその後それにたずさわっていた児山紀芳(きよし)氏がスイングジャーナルに移り同時に日本語版ダウンビートもスイングジャーナルに版権移動か?といわれましたが、実現しなかったようです。

ヤフオクでは今でも「日本語版ダウンビート」を時々みかけますが、多くの人はすでにその名前さえご存知ないのでしょうか?あまり話題になりませんねえ。(笑)

ところで、かまいちさま。m(_ _)m
これだけの貴重なジャズの歴史的資料をじつに有効な方に有益な処理をされましたね。まさに「心からの尊敬オク能わず!」を絵に書いたようで頭がさがるばかりです。m(_ _)m×∞!(・・・私ももっと早く気づいていれば・・・早春さん宅に強引にトラック便でむりやりお送りしたものを・・・。え?それはかえってありがた迷惑?・・・いやさ、あれだけの有能な新人の教育にはこれくらいはなんのそのっ!

イヤダローさん⇒御駄賃取郎さん

そうだったんですか。どうやって、日本語の雑誌をチャーリーが読んでいるのか不思議で…。誰かに訳して貰っていたんでしょうね。「ダッシュボードを見たいから」って、アンティークのアルファロメオを買ってガレージで眺めている(キース談)とか、チャーリーも少し変わったところがあるので、写真の箇所だけ眺めているかと思っていました(笑)。ありがとうございます。

御駄賃取郎さんからのコメント。

スイングジャーナル60年の歴史上のあらゆる臨時増刊のなかで、最大最高に愛読した記憶があります。(記憶違いでなければ、2回発売されませんでしたっけ?それも割とこれと近い時期に・・)
自分は日々寝る前に、でへでへ、いいながらこれを読むのが楽しみでした。(笑)・・・こんな本もう2度とつくれないような気がします。今こそ中古マーケットでSJのバックナンバーを安値で買い叩く?か、あるいは断捨離を考えているじいちゃん、ばあちゃんに声をかけまくって??「てつだってあげるよ!」といえばこれらのお宝が無料で手に入るかも?(笑) 面倒くさいからといって○○オフなんかに目方ウリするくらいなら夜中にゴミ捨て場に「よろしければご自由にお持ちください」と張り紙しておいたほうが、はるかに世のため・人のための社会貢献ができると思います。(自分の反省、後悔を込めて・・)

おそらくはこれは当時の編集者、評論家、ジャズ喫茶のおっちゃん、レコード店などなど業界の強い要望があって実現した「2度とない夢の企画」として時がたてばたつほど、その存在価値が高まることは必至とおもわれますが、リアルタイムでの読者の反応はイマイチだったような・・。(これよりも、レコードに直結する企画のほうが好まれた。)まさに「2度と実現不可能な夢のような企画」でしたね。

そうそうたる書き手のお名前を見るだけでも、76年当時は執筆陣が充実していたことがうかがわれますし、編集部の気合いも感じられます。
ありがとう! かまいちじいちゃんw(失礼!)

kamaichi2002さん⇒御駄賃取郎さん

生い先短いですからwできればみんなで共有してきたいですね。1960年代のSJ誌もあるはずなんですが、目下行方不明。残念! うちはおやじの蔵書がすごく、探索すると遭難しそうになるのですwwww。

御駄賃取郎さん⇒kamaichi2002さん

ご返信ありがとうございます。そうですね、良き時代の証をみんなで共有していきたいものですね。・・最近、(自分が生きている間にはまだジャズ喫茶って残っているのだろうか?・・なんてぇ「夢」を みたりすることが増えました。(笑)

Ken Konishiさんからのコメント。

凄い執筆陣ですね。原稿料だけでも大変そうです。SJ誌はマニア向けの雑誌だったので、何部位売れたんですかね?

売れた部数はわかりませんが、原稿料はそれほど高くなかったりして、経験上(笑)。
ただ、時代が違うので、実際のところは分かりませんが。

御駄賃取郎さんからのコメント。

私の周りでは当時この本をかうべきか後回しにすべきか悩むフアンがおおかったです。
その後数年おきに数回これが再発されていたという情報がこちらにありましたので、あまり摺り部数を多くしなくてもあとで改定増補版で帳尻をあわせたんですかね?

あと、後年知り合いからこれのハードカバー版をみせてもらったことがあるのですが、、「なんだこれ?」ときいても自慢げに「えへへへ」と笑うだけなので、腹がたってそれ以上聴いてやりません?でしたが、あれはなんだったんだろう?それともあれは「夢」だったのか?(・・・もう先も長くなひもんで、ボケたかな?・・。)

博 橋本さんからのコメント。

人名辞典は遡ると確か1965年(`64?)が1冊目だと思います。矢吹信彦(?)の描いたオーネット・コールマンの表紙がイカしていました。
これは高校の先輩の数歳年上の兄さんがお持ちで、何回か見させて貰いました。
2冊目は1971年に発刊。サッチモの表紙で、いわば`76年版の雛形だったと思います。これは購入してずっと大事にしていたのですが数度の引っ越しで止む無く手放しました。
幸いこの`76年版は未だに手元に残って愛読しています。
この後、数年置きに数冊刊行された覚えはあります。
55頁から始まる写真の記事の『来日ミュージシャン・フラッシュ・バック』はいソノてルヲ氏の解説ですね。
表紙の3に掲載の住友銀行の広告には当時の八千草薫が小さく写っています😃

増補改訂を繰り返していたんですね。

八千草薫は、寅さんのマドンナの頃から晩年まで、ほとんど変わらず可愛いらしい方でしたね。晩年は、可愛らしいお祖母ちゃんって感じでした。

博 橋本さんからの返信。

個人的にはこの辺りでスイングジャーナル本誌、増刊号共に手に取る事が極端に減りました。
併せて電化マイルス以外にそそられる新しい演奏にも出会えなくなった(これは飽くまでも私個人に限っての思いです)のが決定的でした。
反面、それまで文字や写真、限られたジャズ喫茶でしかお目に掛かれなかった ”名盤” が軒並み国内盤で発売され始めました。その後のCDの登場が益々目と耳ををそちらに向けさせた様です。
現物の ”音” が不在の、部分的には文字のみの知識という歯抜け状態からの脱却をし始めたのが ’75年辺りからの己の姿だったかなと、最近はジャズを聴きながら思っています😊

八千草薫は倉本聰と出逢って、テレビを通じ、より可愛らしさのキャラを楽しませてくれました。

Ken Konishiさんからのコメント。

セルヴァンテスでのライブ盤ありましたね。レッド・ミッチェルの音も太くて重かったです。

早春さんからのコメント。

ハードバップの知っている演奏を全て網羅したくなってきました。ほ、発作が…!

ジャズ偏差値85以上です(笑)。

永井勉さんからのコメント。

突然モンクの永井です・・・WWWWWW
セロニアス・モンク 1960 アット・ザ・ブラックホークは
どうでしょうか・・・m(__)m
低姿勢なチャーリー・ラウズがジョー・ゴードン 
ハロルド・ランド ジョン・オレ ビリー・ヒギンズに
影響されて 結構いいプレーをしていると思います・・・m(__)m
音色もいつもの感じと違い張りのある感じだと思います!!!
突然モンクの永井でした・・・WWWW

まずは「ジャケット名盤」ですね。
黒と黄色が基調のジャケットがカッコいい!

そして、中身ももちろん!

チャーリー・ラウズのテナーの音色とフレーズに少々飽きてきたときに聴くと、ジョー・ゴードンのトランペットがとても新鮮に感じます。
ドラムは安定感のあるビリー・ヒギンズですし、珍しい組み合わせですよね。

エッジの立ったモンクとはいえませんが、適度な刺激もあり、穏やかでとても聴きやすいアルバムだと思っています。

daodaoさんからのコメント。

数日前にこの動画を見てからAmazonで「世界ジャズ人名辞典」を入手しました。高騰前の2000円で。高野さんに感謝です。

ところで、「辞典」には私の大好きなジュリー・ロンドンが載っていない! ダイナ・ショア、ドリス・デイは載っているのに。ジュリー・ロンドンって、けっこうビッグネームだと思うんだけどなあ。堅物の評論家諸氏にはジュリーはセクシーすぎたのでしょうか? あんなのを認めたら評論家の沽券に関わる、とでも思われていたのかな。

現在、Amazonで検索をしてみたら、なんと4,946円になっていました。
約2.5倍に!
良いタイミングで入手されましたね。

ところで、ジュリー・ロンドン。
いわれてみれば、たしかに!

なんでだろう?!

私も「評論家の沽券に関わる」説なんじゃないかと思います。
「沽券」もなにもないミーハーな私は、聴きやすくてムードもあるからという理由で、ジュリー・ロンドンのアルバムは5枚くらい持ってますよ♪

《ラウンド・ミッドナイト》を歌っているからという理由もありますが、ジャケットも秀逸な『アラウンド・ミッドナイト』が個人的には好きです。

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