いまはなきジャズ雑誌『jazz』。
この『jazz』の1975年に発売された11月号をパラパラとめくりながら、だらだらと話した動画をアップしてみました。
表紙はチャールス・ミンガス。
そして、マッコイ・タイナーのトリオ『トライデント』のレコーディング風景がグラビアになっており、かっこいいロン・カーターとエルヴィン・ジョーンズの雄姿も拝めます。
ほか、ウィントン・ケリーのピアノトリオ『ケリー・アット・ミッドナイト』評なども紹介!
そして編集後記のお題目が「女の潮吹き」、なんじゃそりゃ?!
クジラのイラスト付き(笑)。
なかなか充実した内容の号です♪
コメント
高松貞治さんからの返信。
エルヴィン・ジョーンズがベースを弾いていると動画で言っていましたが、ジャズマンが他の楽器を演奏する事は結構いると思います。キースジャレットはソプラノサックスを吹いたりします。また、マイルスは確かピアノをどこかで、演奏していたと思います。他のジャズマンのことを忘れましたが、他の楽器を演奏する人は沢山いると思います!ちなみに動画で紹介していた雑誌を探しましたが、見つかりませんでした、残念です😭
>他の楽器を演奏する人は沢山いると思います!
もちろん存じていますよ。
エルヴィンは『ヘヴィ・サウンズ』ではギターも弾いていますからね。
マイルスのピアノは、『ソニー・ロリンズ・ウィズ・モダン・ジャズ・カルテット』の《アイ・ノウ》や、『マイルストーンズ』の《シッズ・アヘッド》が有名ですね。
両方ともピアノの音が控えめで、正直、弾いてる内容があんまりよく分からないんですが……(苦笑)。
Hiromi Hasegawaさんからのコメント。
ウエストコーストジャズは軍需産業の活況もありますが、ハリウッドに腕利きのスタジオミュージシャンが大挙集合したのが大きいと思います。先日アマプラで『ニューオリンズ』(1947)という映画を発見、サッチモ、ビリー・ホリディ、ウディ・ハーマンエリントニアンのバーニー・ビガードの他キッド・オリ―も出演してました。映画の舞台は1917年?の様ですが考証はメチャクチャ、ま、「コマけーことはいいんだよ」という感じです。
TM MTさん⇒Hiromi Hasegawaさん
僕もその映画前に見ました。苦虫をかみ潰したような顔のイメージがあるビリーホリデイのかわいい笑顔が見れる珍しい映画です。白黒のせいか、主演女優さんの美しさ、サッチモの歯の白さが際立ちます。ストリービルが潰された経緯も違いますが、何よりもジャズが流行するまで、白人は皆クラッシックを聴いていたのか?と
黒人の発明物を白人がリスペクトするフリをしてパクり、白人の方が人気が出るという、前の「ロバート・ジョンソン」と同じような現象が浮き彫りになる映画でした。
まさに!
>黒人の発明物を白人がリスペクトするフリをしてパクり、白人の方が人気が出るという
Ken Konishiさんからのコメント。
間章さんの文章は小難しくて、結構理屈が多くてジャズという音楽を、より難しくしていた感がありましたよ。ジャズ評論に限らず全ての評論家は、あまり偏ってはいけないと思った次第です。
間章氏の本やライナーを読みましたが、まあ難しいです(涙)。
おそらく、他の評論家の方とはスタンスが違うのでしょう。それは「紹介する」「論評する」という姿勢よりも、「オマエ(ジャズマン)は演奏する・オレは書く」というスタンスの人なんじゃないかな、と。
ある時はジャズマンと「共闘」し、ある時はジャズマンと「闘争」する。
お前(ジャズマン)は音が武器、オレは文字が武器。
お前(ジャズマン)は音で表現するが、自分はペンで表現する。
……というような意気込みが感じられ、ジャズマン(特に阿部薫や吉沢元春など日本のフリージャズ系のジャズマン)は、仰ぎ見る存在としてではなく、あくまで同じ土俵で「共闘(あるいは勝負)する」というスタイルの人なんじゃないかなと思いました。
だから、阿部薫らのコンサートをプロデュースをしたり、ライナーノーツを書いたりしていたのでしょう。これも一種のジャズ(表現)なのだ、と。
ですから、おのずと評論スタイルも、内容紹介というよりは、自己を表出するテイストとなり、阿部薫が「さあ、お前ら、オレの音を受け止めろ!」とサックス(やギターやピアノやその他楽器)で聴衆に音で挑みかかったのと同様、間章も「さあ、俺のテキストをどう受け止める!?」と読者に問いかけているように感じます。
なので、他の評論家(たとえば油井先生など)の文章を読む感覚で接すると「う~む(ムズッ!)」となっちゃうんでしょうね。
渥美純さんからのコメント。
この雑誌、小学生の頃に創刊され、中学生になっても買い続けたので、今でも1975年の増大号も含めて18冊ほど持っています。ご紹介されている号も持っていたので、久しぶりにパラパラ眺めながら楽しく拝聴させていただきました。編集長でカメラマンの杉田誠一氏の写真がかっこいいんですよね。買い続けた大きな理由の一つです。杉田氏、現在は横浜の白楽で「Bitches Brew」(!)という店名のカフェ&バーを経営されているようですね。
こんな硬派な雑誌、小学生、中学生の時に購入されていたのですか!?
すごっ!
というか、かなりマセたお子さんだったのでは?!
おっしゃるとおり、写真が非常にカッコいいです。
一枚いちまいに、なにか主張を感じます。
エッジが立っているんですよね。
ジャズのジャケットにそのまま使えそうなものばかりで、いわゆるこういうのが「ジャズな写真」なのでしょう。
それに比べると『スイング・ジャーナル』のグラビアの写真は記念写真に見えてしまいますね。もちろん、それはそれでフラットで悪くはないのですが。
広岡誠一さんからのコメント。
懐かしいですねえ。何という出版社から出ていたでしょうか。
ジャズ・ピープル社というところから出ていました。
広岡誠一さんからのコメント。
書かれているとおり、またお話しになっているとおり、管楽器奏者にとっては歯が大切ですね。日野皓正が歯型をとって、歯列がその型と変わらないようにしているという情報を読んだことがあります(歯の位置は自然にずれるので、変わらないようにするのは大変だと思います。どうやっていたのでしょう)。
日野皓正の「歯の型」の話は有名ですよね。
また聞きなので、正確じゃないかもしれませんが、以前「徹子の部屋」に出演した際、歯型の話題になったそうで、日野氏曰く、自分の歯型は大切に保管していて、演奏旅行の時は常に携帯している、歯の治療の際はその歯型通りに再現して貰わないと演奏に障るというような話をされていたそうです。
歯並びの維持は専門ではないので詳しくはないのですが、以前ぼろ儲けしている審美歯科に「潜入取材」したところ、院長大先生の長時間の講義がありまして(その2時間にも及ぶ講義では歯並びの悪さによる弊害をさんざんに説かれた後、強制的に参加者全員が歯型を取られ、この歯型をもとに歯並び矯正器を50万円ぐらいから作りますという流れ/私は「そんなもんいらん」と言ったら、歯型取り代の千円を請求された)、その話によると、頬杖をついたり、歯ぎしりをしたり、柔らかいものばかり食たり、口呼吸をしていると歯並びが悪くなるのだそうです。
このことからも、歯並びって矯正するだけではなく、悪くしないための生活習慣も大切なので、ヒノテルさんもそのあたりのことは意識されているのでしょうね。