飽きないピアノトリオ『スピーク・ロウ』ウォルター・ビショップ Jr.

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いつ聴いても、何度聞いても、なぜかまったく飽きることのないウォルター・ビショップJr.の『スピーク・ロウ』。

特に超絶テクニックや、斬新な切り口とか、ジャズ史に残るとか、そういった枕詞とはまったく無縁の、本当に「ふつー」なピアノトリオなんですが、なぜか引き込まれてしまう。

この『スピーク・ロウ』について語った動画をアップしました。

引き合いに出した2冊は、いずれも寺島靖国さんの著書です。

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コメント

高松貞治さんからのコメント。

ウォルター・ビジョップJr.ですが、私も大好きですよ!CDの帯には寺島靖国さんが最新の「スピーク・ロウ」について、今までの「スピーク・ロウ」は何だったんだ!と書いていて改めて絶賛しますね!

Ken Konishi

確かにビショップのピアノは、ギャリソンのベースに食われ気味ですよね。地味なトリオですが名盤です。話は変わりますが、高野さんは愛煙家ですか?自分も煙草は止められません。一生吸い続けます。。

はい、愛煙家です♪

Hiromi Hasegawaさんからのコメント。

同じJAZZTIMEのロッキー・ボイドのちょっとモーダルな感じの”EASE IT”に参加してますね。ケニー・ドーハムの印象が強すぎてさすがに”Speak low”ほどの訴求力はありませんでしたが、趣味の良いバッキングで「俺が、俺が」の人じゃないんだな、と思いました。ライナーは寺島さんが書いていて「”Speak low”と”Ease It”は当時超幻の名盤でどこにもない、ないのを知っていてリクエストしたり『〇〇で聴いてきた』と吹聴する嫌な客がいて、今でもJAZZTIMEと聞くとドキッとする」とか全然関係ない事を書いてました。

御駄賃取郎さん⇒Hiromi Hasegawaさん

いつもなつかしい情報をいただきましてありがとうございます。お書きのロッキーボイドですが、なつかしく拝見してYOUTUBEで検索したら、なんと!丸ごとありました。・・・・・。
スピークロウと同時にアナログ盤を最初に買ったような記憶がありますが、まさか!?これがYOUTUBEにあるなんて!・・・。すごい時代ですね。

思うに「幻の名盤ブーム」って実際は1970年代になってレコード各社が発掘してくれて、ちょっとしたブームでしたが、SJの「幻の名盤読本」もヤフオクで高値がついていましたが、そのほとんどが現在発掘された今、逆に当時を知らないあたらしい「アナログ万歳世代?」にとっては新たな「垂涎・お宝本」として再注目されそうですね。(笑)

1950年代の半ばくらいをおよそ20年後くらいにほりおこしたのが「幻の名盤ブーム」?かと思い
ますが、あれからすでに40年が経過した今、はたしてふりかえって「エレキマイルス」や「かもめのコリア」やベンソンの「ブリージン」のあたりがなつかしい対象となりそうな気もします。

御駄賃取郎さん⇒Hiromi Hasegawaさん

こちらこそありがとうございます。ご意見に全面的に賛成です。
私も若い頃レコードを買うのが大変でしたので、毎月スイングジャーナルの評価星マークの数と、同じく録音評の星マーク数で候補を絞り込み、それらから淘汰していくことが常の作業でした。ですので今でもボケつつも?当時の記事は割とはっきりと記憶しています。(笑)

>ジャズに自分の何かを仮託して熱く語るというのも、もうないのかもしれません。

 そうですね。これこそ実感として私も今感じていることでもあります。ネット時代となり本屋さんがどんどん減りゆく現代では雑誌文化が築いてきた世界は今やこうした高野さんのサイトのようなスタイルでなければなりたっていかないように思います。

「なんでもあり は 結局はなにもない に通じる」・・・という気持ちがしています。。

ご返事本当にありがとうございました。とてもうれしく、拝読させていただきました。m(_ _)m

エデルまさおさんからのコメント。

スピーク·ロウをはじめてきいたのはディアゴスティーニのブルーノート特集でコルトレーンの演奏でしたが、本家の本盤は未聴ですねー。
インタ·サムシンはもってますが、
ジャケがそそる(笑)

御駄賃取郎さんからのコメント。

このアルバムは国内版のCDで2回(プラケース盤とミニチュア紙ジャケ盤)買いました。大好きなアルバムです。
で、ある時夜中にヘッドフォンでボリュームを上げて聴いていて「あれ?」と気がついたことがあります。
「これって(CD)、レコードからの復刻なのね?」・・もちろん日頃聴くには全く問題はないのですが、ヘッドフォンできくと、時々「プチ」とか「ジィ~~」などといった低い音がきこえました。
このCdが発売された頃は「海賊版対策」にレコードメーカーが神経質になっていたので気になりましたが、
かんがえてみればこれだけの超マイナーレーベルの復刻でマスターテープなどあろうはずもないのでしかたがないのですが、それならライナーのどこかに「これはマスターがないのでレコードからの復刻です」とくらいは明記してほしかったなあ・・と思いました。(こうしたことを明示していたメーカーもありました。)

最近は「LPのスクラッチ音がいい」というフアンも増えてますが、私はLPのそれがいやでCD発売と同時にアナログ盤には完全に見切りをつけてゼロからのCDコレクションに移行したという変態人間なのでこのことにはかなりこだわりがありました。

マスターの「バンド売り込みの思い出話」おもしろかったです!みんなこうしたご苦労されてたんですねえ。
平岡正明さんの本・・・1冊も、1ページも読んだことがないです。といいますか「読む気が全くおこらなかった」というべきか?やはり自分はおかしいのだなあ???

ありがとうございます。
「レコード原盤プチ・ジィ話」は知りませんでした。というか気づきませんでした。
そうだったんだ!

そのへんは私は特にこだわらないんですけど、たしかに「これはマスターがないのでレコードからの復刻です」と書いてくれたほうが誠実ですよね。

GamaGさんからのコメント。

Speak Low 今でも時々聴いています。緑のいるか通りが好きです。80年代初め大阪はアメリカ村の中古レコード屋の段ボール箱の中からこの印象的なジャケットを見つけ以来愛聴盤となりました。ちなみに雲さんのアルバイトの話、同じような編集企画もので近畿地方の自治体の入札にも参加していた者としては懐かしい話。メジャーなぎょ〇〇〇さんとか後に社名を変えメジャーになるJ〇〇〇出版局とか競合しても負けてばかりでしたが・・・

あら、私そこでバイトしてました(苦笑)。
名前を変える前の頃に。

GamaGさんからの返信。

ありゃやっぱりそうですか 学生バイト使って自治体の入札案件獲りに行くなんてデカくなる会社はすることが違いますね。写植が剥がれる版下抱えて打ち合わせに行っていた時代をすっかり忘れていました。それにしてもSpeak Lowのようなジャズアルバムはいつまで経っても初めて聞いた時と変わらずいいい感じの時間を過ごさせてくれます。名盤たる所以でしょうか。ジャケットデザインも抜群ですし、マル・ウォルドロンやウォルター・ビショップ・jrや誰某が好きなのは日本人くらいだと当時よくそんなことを言う人がいましたが今でもこうして話題に上る。結構なことです。

いやぁ、私も最初はビックリでしたよ。
こんな右も左も分からぬアホ学生1人だけにやらせるなんて、どこまで本気なんだ?!と思いました。
法務局いったり、市役所いったり、書類を書いたり、そのかたわら、写植屋さん(懐)にお使いにいったり。
挙句、私が外出中は、誰も書類を作成する人がいないからってことで、パートのオバちゃんを3人雇ってくれて、で、なんと学生の分際の私が、外出先から公衆電話でパートの方たちに指示を出すという(携帯電話がほとんど普及していない時代w)、なんだか、こんなんでいいの?な「無茶ぶり」でした。

そして、その仕事が終わったら(アルバイトなので定時退社できました)、歩いて数分のところにあるジャズ喫茶でアルバイトという(笑)。それと並行して休日はバンド活動。
よく体力も気力もあったよなぁ、と思います。

まあ確かに、ソニー・クラークやビショップJr.のような、ジャズ史に「功績」を残したわけでもない、ある意味「凡庸なピアニスト(寺島さんの言葉を借りてます♪)」を愛好するファンの人口が多い国は日本ぐらいなものなのかもしれませんが、彼らの音の細部に宿る繊細な感情のほとばしりを聴き取り、しみじみと鑑賞することが出来る感性の人が多いことの証明だとも思うので、私はそれはとても良いことだと思っています。

GamaGさんからの返信。

同感です。先のコメントの「誰某」はまさにソニー・クラークですが、Cool struttin’ もTrioも大好きです。TrioのTシャツまだユニクロにあったので本日セシルのと2枚買っちまいましたよ。

両方とも2色ジャケットが多いブルーノートらしからぬ(?)、赤や黄色や青や緑など様々な色が混ざったカラフルな色彩が楽しめるジャケットですよね。
じつは、最初はこの2枚のジャケット、「渋いブルーノートらしくないゾ」とあまり好きではありませんでした。
しかし、時間が経つにつれ、この音にはこの色合いとデザインしかありえないと思えてくるのですから不思議なものです。

GamaGさんからのコメント。

ユニット・ストラクチャーのジャケットデザインはも少し何とかならんかったのかと思います・・
ブルーノートのジャケットについては少し前のロバート・グラスパーのBlack radio、 同2のモノトーンぽいジャケットには新生ブルーノートを感じましたが、さらに少し前のMadlibのジャケットのほうが「らしく」て良かったです。もちろん中身も。

マッドリブの「侵略」のジャケットは、「っぽい」ですねぇ~。
裏ジャケの「はと」は謎ですが(笑)。

永井勉さんからのコメント。

ウォルター・ビショップJrのスピーク・ロ―いいですよね・・・m(__)m
普段はどちらかというと私は刺激的なジャズの方を好んで聴いている方ですが、 
何故なんでしょうね? このアルバムだけはすっと入ってきました・・・m(__)m
時々ありますよね・・・無条件でいい!!!と思えるアルバムが・・・
その中の一枚です・・・m(__)m

そうなんです、ベースがどうとかいろいろ話してますけど、結局のところは、スッとはいっていける無条件な良さがあるんですよね。

香取茂夫さんからのコメント。

雲さん、、私の時代もテープ、CDで聴きまくった時代ですから、気に入らないと飛ばしまくり、気に入れば何度も聞く事をしてました。
 その人に注目するか、フォーマットで聞くか、、確かその通りです。
 ジャイアントは勿論聴き通します。
 岩波洋三さんってある意味巨人ですよね?

岩浪洋三氏は、巨人でもあるかもしれませんが、個人的にはどちらかというと「大人(たいじん)」だと思っています。

Kok Bangさんからのコメント。

スピークローを聴き比べるとこの人のが一番イイですね。できればアナログのレコードを真空管のアンプで聴きたい。

これほど、アナログレコード、真空管アンプが似合う《スピーク・ロウ》のピアノトリオは他にないんじゃないかと思います。

タイのバンコクでは真空管が金持ちの趣味の様でアナログ盤も日本から帯付きのを高値で売ってます。先代の王様がジャズマニアでご自身で作曲されたレトロ感がシブい曲があります。いい時代でしたね。

そうなんですね!
へぇぇ、知りませんでした😮

ベリー。 パープルさんからのコメント。

昔、貸レコード屋で何も知らずに借りてカセットテープにダビングして何度も聴いた。
確か帯には「無人島に持っていきたいこの1枚」みたいなキャッチコピーが書いてあったかと思う。(正確でなくてすみません)

ベリー。 パープルさんからの追加コメント。

無人島で聴きたいこの1枚、だったかなー?

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