ソニー・レッドからマッコイ・タイナーだったりメタリカだったり

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動画「ソニー・レッドの『アウト・オブ・ザ・ブルー』の「あの曲」」(こちら)にいただいたコメントに対してのアンサー動画をアップしました。

コメント

サンジョルディさんからのコメント。

コメント返し、ありがとうございましたー
懐かしいコメントですー(笑)

<タイナリカ>、なるほどー

ブルーノートのアルバムを聴いていて、
モード調の曲になると、
どのピアニストでも、
<タイナリフ><マッコイリフ>になりがち、
<ブルーノートあるある>だと思いますー

はい、田稲梨花ですw

モード系ピアノの和音連打って、同じ和音を繰り返して伴奏していることが多いですよね。
和音の繰り返しと、ハードロックバンドなどが奏でる同じメロディの繰り返し(=リフ)は、ブロックコード(和音)とシングルノート(単音の旋律)という違いはあるのですが、じつは、例えばマッコイ・タイナーのような「伴奏者」は、したたかにメロディを奏でて結構主張していることが多いんですよね。
すなわちトップノート。
和音の一番上の音ですね。
これを繋げると、結構メロディになるなんですよ。
で、このトップノートの音の連なり(=メロディ)が、結構その演奏をキャラクターづけることもあるんですよね。
なので、「あるあるタイナリフ」に聞こえてしまうこともあるのでしょうね。

私としてはタイナーのタイナリフの最たるものが、動画でもお話しした《マイ・フェイヴァリット・シングズ》だと思っています。あの繰り返し和音があるからこその「コルトレーンのマイ・フェイヴァリット・シングズ」だと思っているんですね。
だから、晩年、マッコイが抜けてアリスに変わってからのドロドロに溶解したような「妖怪マイフェイヴァリット」は、個人的には「俺のマイフェヴァ、どこ行った?!」と感じちゃうんですよね。
そう言うと、湘南地方にお住まいの爆音様に怒られそうですが(苦笑)。
まあ、そのお方はアリスのピアノよりもサンダースの咆哮に魅了されているようなので、怒らないかもしれませんが…。

サンジョルディさんからの返信。

<田稲梨花>、誰なのかと思いましたー(笑)

<トップノートをつなげると、メロディになる>、なるほどー
そういう耳で、マッコイ・タイナーの伴奏を聴いてみますー

今までてっきり、

【ピアニストA】
次は、
モードの曲かあ。どうやって伴奏しようかなあ。

【作曲したホーン奏者】
マッコイ・タイナーみたいに、<ジャーン、ジャーン、ジャーン>でよくね?

【ピアニストA】
だよねー。

なんて会話を空想していましたー

<ブルーノート・メッセンジャー>のサンジョルディより

ピアニストAの「だよねー」で行っちゃうことも多かったんじゃないでしょうか(想像)。

なぜなら、学生の頃、私は「なんちゃって」で、《タッコイ・マイナー》というマイナー・ナンバーを作ったのですが、伴奏はマッコイみたいに<ジャーン、ジャーン、ジャーン>の繰り返しにしました。

それこそ、「こんな感じの繰り返しでいいんじゃね?」「だよねー」のノリで😆

変化のない繰り返しがバックにあった方が、逆にシンプルゆえ「熱量」を込めやすいし、熱演している「演技(?!)」もしやすいのです(笑)。
アドリブも「くっついたり」「離れたり」を楽しみやすい。繰り返しを延々とやるので、「次の小節のコードは…」などと、せわしなく思考をめぐらせる必要がなくなるので、脳の容量が大幅に解放されます。だから、おおらかな気分になれます。共演者が発する音にもじっくり耳を澄ますことができるという心の余裕も生まれます。
そして、同じようなパターンの中に小さな変化をどう盛り込むのか工夫するのも楽しいし、無理して変化させなくても良い。とにもかくにも、基本、同一パターンの繰り返しなので、これを繰り返しているうちに、次第に軽いトランス状態になってくるので、なんだか気持ち良い(笑)。
マラソンランナーが有酸素運動に切り替わったような瞬間が訪れるんですよ。
で、ランナーズハイというか、スイマーズエンドルフィンというか、この演奏をずーっと続けていたいという気持ちにすらなってくる(笑)。まだ終わりたくない、おいおい、お前ら、まだ演奏終わらせるなよと周囲を見渡し、目配せするんだけど、こちらの気持ちが伝わったかどうか確信がない。だから、もしかしたら間もなくテーマに戻ってしまうんじゃないか、演奏が終わってしまうんじゃないかという不安が芽生え始める(笑)。終わったらどうしよう、まだ終わりたくない、でもそう考えているのは自分だけで、他の連中はもう飽きていたらどうしよう、と、また不安になってくる。しかし、なんとなく全体の音、雰囲気から察するに、まだ演奏が終盤へと突入する気配は無さそうだということがわかると、妙に安心して嬉しい気分になる。そうだよ、そうだよ、まだ終わるべきじゃないんだよ、終わっちゃいけないんだよ、この状態をもう少し続けさせてくれと思う。そして、頭の上を、アルトサックスをくわえたコルトレーンの『ライヴ・イン・ジャパン』のジャケットがよぎり、「わかるぜ!コルトレーン!」と心の中で叫んでみる。それに呼応するかのようにタイミングよくドラムが「ジャーン!」とクラッシュシンバルの強打。おいおい、分かってるじゃんかお前さん、もっと気持ち良いこと続けようぜと思う。なんてことをサルのように続けているうちにあっという間に時間が経過。演奏終わった後の充実感は何にも変え難いものがあり、タバコがうまいぜ、ビールが飲みたい。しかし、録音したカセットテープを帰宅後にプレイバックすると、あまりのヒドさに唖然😱

このようなことを経験すると、つくづく「モード演るにゃ、とびっきりのセンスや表現力が必要なんだよなぁ」と、いやでも思うようになるのであります😭

博 橋本さんからのコメント。

『サンジョルディアンに乾杯』

サンジョルディさん⇒博 橋本さん

乾杯・<サルー>(スペイン語)

サンジョルディさんからのコメント。

<ランナーズハイ>、分かる気がします。
特に、<YMO世代><クラブ世代>は、リズム主体の気がします。
その前の<グループサウンズ世代>は、やはりメロディ主体なのかも知れません

YouTubeでジェームズ・ブラウンの解説を見たことがあります。
JBは、ファンクを演奏するとき、1拍目を強調したリズムを延々と演奏させ、その上にメロディを乗せたようです。
1拍目強調のリズムとは、
ジャズの2拍目・4拍目強調リズムとは違うので、意外でした。
<︎ズン、ズン、ズン、ズン
︎ズン、ズン、ズン、ズン>
我々日本人にも共感できる、ネイティヴ・アメリカンのリズムです。そう言えば、JBのお父さんはネイティヴ・アメリカンでした。

強調する拍こそ違いますが、
<リズムを伴奏させて、その上にメロディを乗せるやり方>は、

60年代半ばに、ファンクやジャズなどが共鳴し合っていたんだなあと感じましたー

<ブルーノート・プロフェット>のサンジョルディより

JBの曲の中では、わたくし《スーパー・バッド》が好きなんですが、あれはモロに1拍目が強いですよね。

あと、これは学生時代、モブレーやゴードンが好きなテナーサックス奏者の友人の、そのまた友人のお父さんかお兄さんかが雑誌か何かで読んだという増尾好秋だった気がするインタビューの受け売りの受け売りだったような気がするので、出所と話の内容には信憑性が全くないのですが、「増尾好秋の話だと、ソニー・ロリンズは、1泊目に足をズン!と踏むようにリズムを身体で取るような吹き方をしていたみたいで、なんとなくリズムの感じ方は、2拍4拍ではなく、1拍3拍で捉えているように感じた」というような話を読んだという話を聞いたという話を聞いたよーという友人の話を聞いたことがあります(まぎらわしいですね😅)。

サンジョルディさんからの返信。

なるほどー、<ロリンズ1・3拍目強い説>、興味深いですねー

そう言われれば、「セント・トーマス」は、1拍目が強いような
<ロリンズのDNA・アメリカ領ヴァージン諸島、1・3拍目強い説>
⇒<1・3拍目強いから、ロリンズ・大阪人説>

せやねん、せやねん、知らんけど😅

Whatchamacallitさんからのコメント。

話は全然それますが、小曽根真のmy tomorrow、こんな感じの曲、何と言うんでしたっけ?バラードとかじゃなくて。

きいたことないので分かりません。

サンジョルディさんからのコメント。

紹介していただいたコメントは、2022年6月のものですが、
約2年後の2024年5月現在、
熊さんのマッコイ・タイナー・タイプは、
<サイドマン型ホーン入り向きピアニスト>ですー(笑)

<ブルーノートの語り部>、サンジョルディより