5つ星評価の基準って何?〜ジャズのアルバム評価の話

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ジャズレビューで見かける「5つ星評価」。
これって、評者の方々はどういう基準でつけているんだろう?

気分で?
それとも、他の作品との比較の上で?

そんな素朴な疑問を動画で語ってみました。

動画で語った参考文献。

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コメント

高松貞治さんからのコメント。

私をYouTubeから拒否してますか?新しい動画にコメントしようとしてもすぐ消えてしまうんですが、こちらのミスでしょうか?おかしいなぁ😰

なーんもしてないっすよ。

高松貞治さんからの返信。

それはよかった😊高野雲さん、汎音楽論集、アマゾンで85000円してますよー!!ふざけんな💢💢💢

値上げしたところで、そんな高値で果たして買う人いるんでしょうか?

投稿しても拒否られる件は、こちらは特に何もしていないのですが、高松さん、投稿しては消し、投稿しては書き直しがわりと多いじゃないですか? 過去に、返事を書いて投稿しようとしたら、既にコメントが消えているということが何度もありました。
だから、もしかしたらYouTube側の何らかの機能が働いているのかもしれませんね。
投稿したら、消さずに「編集」のほうが良いんじゃないでしょうか? 詳しいことは分からないのですが。

高松貞治さんからの返信。

私が何回も書いては消しているからYouTube側がついて来れないでしょうかね。これからはあまり消したりしないようにします。

本人は「推敲」を重ねているだけのつもりでも、YouTube的にみれば、「投稿⇒削除⇒投稿⇒削除」を繰り返すアカウントは、「いやがらせ行為」あるいは「何らかの攻撃」と見なしてしまうのかもしれません。なので、投稿したテキストを修正したいときは、「編集」を使ったほうが良いと思いますよ。

博 橋本さんからのコメント。

五つ星はオリンピックで言うと金メダルなのでしょうかね?
万が一、金メダリストと一緒に暮らさねばならぬ事態になったらどうだろうか・・・。
場合によっては「丁重にお断り」するかも😅
エバンスのオール五つ星は拍手です😃

長谷川孝二さんからのコメント。

バグパイプが気になって、カッティングエッジをYouTubeで探して聴きましたよ。最後の曲に入ってましたね。
これ僕は好きですね(笑)。危ない薬草を吸いたくなりましたごめんなさい(爆)。
あーこれってもしかしたらコートニーパインだったらもっと世界観出したかもしれないとは思いますね☆

私は泡盛が合うみたいなこと言ったと思いますが、とにもかくにも「シラフ」で聴くよりは……って類いの音なのかもですね。

Hiromi Hasegawaさんからのコメント。

私も「この人が褒めているから0.6掛け、貶しているから1.5掛け」と見てました。(それが普通だと思っていましたが、性格悪いのか?)岩浪さんは…中山さんが「その時思ったことを書いているだけ」要は嘘はないかわりに一貫性もない、とかなりキツイ事を言っていたと思います。前にも書きましたがチャーリー・ラウズのライナーでは「太い音色、正統派テナー」と書き『ジャズ地獄への招待状』では「あんな二流テナーを使い続けたモンクはジャズの害」とか普通「ええぇっ?!」ってなりますよ。

なるほど、言われてみればそのお二人はたしかにそうかもしれません。
>嘘はないかわりに一貫性もない

ラウズの件は存じてます。
岩浪さんは、セシル・テイラーと後期モンクは評価していなかったのですが、モンクをディスる時はラウズをコキおろし、いちテナーサックス奏者としてラウズを論ずるときは、音色やスタイルを褒めるのかなぁと思ってました。

Hiromi Hasegawaさんからの返信。

あ、サイドメンとプレイヤーとしての評価を分けるという視点はありませんでした。
日和るわけではありませんが私がこうやって生意気な口をきけるのも岩浪さんのおかげです。作家の五味康祐(クラシック、オーディオファン)が「自分は10代の頃ベートーベンに耽溺していたが、”ベートーベンは偉大なり”という『世評』なしに自分の感性だけでたどりつけたとは到底思いえない」とか殊勝な事を書いていました。右も左もわからない頃岩浪さんのライナーを繰り返し読みましたが、多少なりとも指標らしきものができると相対化して離れていく。大げさに言えば宿命みたいなものかと思います。

そうやって皆、反抗期を経て大人になるのだなぁ、なんて(笑)。
私も、油井さんにはそのようなことはありませんでしたが、一時期岩浪さんの著書やライナーにお世話になったにもかかわらず、モンクやテイラー観の違いから、反抗期に突入し、買ったCDのライナーノーツの執筆者が岩浪さんだった時は、「しまった!マイク・スターンだ」をもじって、「しまった!岩浪洋三だ!!」と大声で叫んでました(幼稚だな……)。
しかし、今は一巡、二巡して、岩浪さんの書かれたものも、しみじみと味わえるだけの大人に成長できたと思います(笑)。

御駄賃取郎さんからのコメント。

私はSJ誌の5つ星評価(演奏、録音評ともに)には絶対といっていいほどの信頼感を持っていた。すこしでも評価の点が高いものからコレクションをしていった。失望もした。裏切られた気持ちにもなった。(特に末期コルトレーンなど・・)しかし最初は「何を買えばいいのだ?」と五里霧中状態でもがくしかなく、といってジャズ喫茶に毎日通う暇も余裕もないので昔はFMのエアチェックでレパートリーをふやすしかなかった。

しばらくすると、自分の好み、自分と考え、好みの近い人の評価を参考にした。
一番笑えたのは一時期SJは日本の現役ジャズマンを筆者に起用していた。そしてある時ある号で、当時日本の男性ヴオーカルの大物の某氏が「これは上手い。。」という出だしで外人のヴォーカリストに満点をつけた。
私は大笑いしつつ、インチキそのものだな、と頭にきた。(笑)(弟子が公然の場で同業の師匠筋をヨイショ評価してどうするのだ?)と思っていたら、しばらくしてディスクレビュアーから現役ジャズマンはすべて消え去った。。

でもやはり星数評価はありがたかった。編集者の程度・オツム?が一番問われるところであり生命線であろうともおもってきた。 だから大筋では高野マスターのご意見と同じである。

・・今私は30年後くらいにはジャズはシャンソンと同じ道をたどるような気がしてならない。
なくなりはしないが、よりマニアックな世界となり「第2アメリカ版(日本版?)古典音楽」として残り、
その他ヒップホップ?や諸々の新伝書鳩派??などはその中で、現代音楽の如くひとつのジゃンルとして生き残るとおもっている。m(__)m

したがって今こそ、現役ジャズ喫茶の猛者のみなさまがどこかで「ジャズの未来」についての討論をしていただきたいと切望している。m(__)m

今私が一番説得力を感じるのは小川隆夫氏や某出版社におられた某氏(・・いつもお名前を失念してしまう。m(__)m 
そしてもちろん、高野雲氏であります。m(__)m

ありがとうございます。
おそらく、村井康司氏のことでしょう。

お二人とも、私からしてみれば知的でカッコいい「アニキ」ですね。
「センパイ」というより、「アニキ」って感じです。

このお二人の語り口、佇まいに触れると、私って本当にいい年こいて出来損ないのガキだなぁと思ってしまいます(涙)。

御駄賃取郎さんからの返信。

な~~にをおっしゃるうさぎさん!?これだけの濃い内容でひとり語りできる評論家など過去に存在しなかったと思います。N氏やO氏もイメージ的には「書いたほうが面白い」というお方に思いますし、それよりも村井さん(お名前いつもつい失念してすいませんm(__)m)の本はまさに驚天動地のごとく「コペルニクスの大転換!」のほどのジョックをあたえてくれた名著だと思いました。

今日も高野マスターの過去トークを3本ほど拝見しましたが、今後過去の動画へのコメント投稿はさしひかえますね。(チェックが大変そうですので・・。)

それと、今日も高松さんやマスターもお書きの「投稿が消えてしまう」?は私もよく体験します。・・それと、いまだに投稿後の「訂正」の仕方がわかりません。たぶんYOUTUBEの内規にに?「ジジ・ババ削除規定」?でもあるんだろうなあ?と勝手に想像しています。(ジジバアバが集うと、若者が逃げる?らしいので)爆爆v

過分なお褒めの言葉、ありがとうございます。

過去動画への投稿は大歓迎です!
新規投稿なら、こちらもすぐにスマホからでも気が付きますので。

ただし、お返事投稿のあとに、お返事された場合、発見が遅くなってしまうことた多いです。
(だから、忘れないうちに、いただいたお返事投稿へのお返事を今のうちに書いている次第であります)

あと、投稿されたコメントの編集ですが、スマホでもPCでも、コメント欄の右端に、「・」が縦に3つ並んだ記号がありますので(:に・が加わった感じの記号です)、そこをクリックすると「編集/削除」が選べます。

おそらく、高松さんも御駄賃さんも短い時間に「投稿⇒削除⇒再投稿」を頻繁に繰り返したから(推測)YouTube側から「危険人物」、いや失礼(笑)、「要注意人物」、あ、これも失礼ですね(笑)、「いやがらせ(スパム)投稿野郎」、あ、これはもっと失礼ですね(笑)と見なされているのかどうかは分かりませんが、とにかく原因は分かりませんが、何らかの措置が働いているのかもしれません。ですので、しばらくは、投稿後は「何もしない」を続けてみてください。

M氏もO氏も、語り口が落ち着いているので、きっと安心感があるんでしょうね。
私のようにあっち飛んだり、こっち飛んだり、気が変わったりということがありません。
そのあたりが、読者からしてみれば、ジャズを聴いているという謎のブランド意識を満たすに十分なキャラクターであり、そのアカデミックな興味と自尊心を満たしてくれるのだと思います。

そういば、以前、自由が丘のお洒落っぽい会場で行われた小川さんのトークショー(トークライヴ?)に足を運んだことがありますが、会場にいらっしゃる方々は、年齢層高めで富裕層っぽい方々や社会的地位が高そうな方々が多い印象でした。
私のような若輩者は、なんとなく「場違い」な感じがしたものです。
少なくとも、鎌倉のかまいち大明神やJさんのような、アウトロー感ただよう「いい年しても心は不良です」みたいなタイプはいなかったなぁ(かまいちさん、Jさんゴメンナサイ)。おそらく、御駄賃取郎さんも同じ属性と思われます(爆)。

そう、属性なんだろうなぁ、きっと。
ジャズは重厚長大に語られるべきだとお考えの方からしてみれば、まるでアイドルやテレビアニメを楽しそうに語るような私のトークは、いかにも軽薄短小で「っぽくねぇよなぁ」と感じるのかもしれません。(と、その昔、「2ちゃんねる」に、そのような内容の悪口が書かれていたと教えてもらったことがあります。私は見てないから正確にはどういうニュアンスか分かりませんが)

ま、必要以上にジャズに「アカデミックな要素」とか「権威性」とか「ブランド(特権)意識」を持つ人にとっては、「デパートが取り扱うべき商品をコンビニが扱うなよ」ということなのでしょう。

しかし、そういう特権意識のようなものがイヤだぜ、という人も中にはいて、きっとそういう人が、常連さんになってくれているような気がします。
だから、なんか、ほら、文面からだけの判断ですが、ヤバそうな人、多そうじゃないですか(爆)。
御駄賃取郎さんのことじゃないですよ(笑)。

ここは、ある種、様々な人生の吹き溜まりの場所。
うーん、ブルースやなぁ(謎)。

御駄賃取郎さんからの返信。

色々おしえてくださってありがとうございます。

マスターはご謙遜なさっていますが、会話しながらも話が即興的にあちこちをかけめくる?なんてぇ芸をお持ちのジャズ批評家なんてこれまで皆無・絶無!でした。(タモリさんは特殊。K,Oにいたっては単なる性格破綻者。)

私はこれまで、仲間数人と「プロモーターから直接、来日ミュージシャン の本音が聞きたい」と思い、お願いして小規模の懇親会風飲み会をよくやってきました。これが実に面白く「ええ!?」とおどろく話の連発でしたが、あくまで「絶対にオフレコ!」←(ほとんど政治家発言並?ですな)でしたので書けない・言えない話のほうが多いですけど、まあ、話半分にしても実に面白く、納得のいく話題が多かったです。

なにごとも「表と裏」「ホンネとタテマエ」がありますが、あまりに偏るとどちらにも信用がおけなくなりますよね。まあ「信じる者は 救われる」ということではないでしょうか。m(__)m

そんな経験を通じて「ジャズの商売」を拝見すると、例にもれず「タテマエ優位」でなりたっており、「フアン」でいたいなら当然「~同じアホなら踊らにゃソンソン!」で楽しんできました。実際それでよかったと思っていますし、後悔は全くありません。

そんな自分の思いからして、今の時代にこそ・高野さんや小川さん、村井さんのようなマルチにジャズを語れる方は実に、とても、とても貴重だと思っております。m(__)mm(__)mvvッ!

ありがとうございます。

たしかに「タテマエ優位」ですね。
私も、御駄賃さんほどではないと思いますが、いくつか「オフレコ話」あります(笑)。
ま、公開しても仕方のないトホホな現実ではありますが……。
(「ジャズ鑑賞」にはまったく関係ないことですし、知ったところでジャズが面白くなるわけでも、つまらなくなるわけでもなく、まあ「毒にも薬にもならぬ話」ってやつですね)

で、「K,O」なんですが、
ん~誰だか思い浮かびませんです。

御駄賃取郎さんからの返信。

・・K・Oさん・・・・それは・・「ジャズに名演あって名曲なし」などという自己宣伝のための大レトリックをほざいて、ジャズ界の衰退をはやめた、あの人です。
昔テレビの深夜番組の司会をしていたので、古い世代なら皆様ご存じ(ただし表の顔ですが・)かと。。m(__)m・・・あの頃時代は「ジャズに名演あって名曲なし」なんぞという寝言におどらされ、大衆はますます「ジャズはわからん」となり、一部のミュージシャンはまいあがって勘違いしたと私は確信してます。これこそ「木をみて森を見ず」の典型かと。。こいうアホはいつの時代にも存在し、それをおもしろがって利用したのがTVでしたよね。m(__)m

ああ、わかりました(笑)。

ただ、その方に関しては、私の場合、御駄賃さんとは正反対の見解です。
ただし、書くと長くなりそうなので、今回はノーコメント。いずれ、時間があればということで。
(といっても、それほど関心がある人というわけでもないので、無理してまで語ろうという気分にまではならないかもしれませんが)

TAKESI0506さんからのコメント。

「カッティング・エッジ」の前年の73年にロリンズは来日して、その模様が「ライブ・イン・ジャパン」として発売されましたが、スイングジャーナルでの評価は、5星と3星半に分かれました。5星を付けたのは、あの鍵谷さん。3星半は佐藤秀樹さんです。

佐藤秀樹
 ロリンズの来日公演については、本誌のコンサート評に書いた通りだが、これが実際にレコードとなって残されたとなるとまた違った印象が生まれてくる。それはコンサートの時のように周囲の雰囲気に影響されずに純粋に音そのものが耳に飛びこんでくるからだと思うが、それだけに受取り方も厳しくならざるを得ない。収録された演奏は東京公演の最終日である昨年の9月30日の中野サンプラザ・ホールにおけるものだが、当夜のプログラムから4曲が選ばれ、この選曲には当のロリンズ自身も参加した。実際にこのレコードを手にしてもわかるように、ロリンズのようなビッグ・スターのアルバムを作るとなると、まず選曲という問題が一番表面に出てくるが、この場合は結果においては安全主義を採り、ご覧のような大ヒット・パレードとなった。もっとも、今回のプログラムは大半が〈モリタート〉など、往年のヒット作で埋められていただけにこの選曲も無理ない点もあるが、古いファンの一人としてはいささか複雑な気持にならざるを得ない。
 本来ならばロリンズの場合、何を演奏するかということより、それをどう料理するかの方に興味があったわけで、どんな安っぽいポピュラー曲でも、ひとたび彼の手にかかると、とたんに立派なロリンズ・ジャズになってしまっていた。だが、それにしてもあの決定的な名作「サキソフォン・コロッサス」に含まれている曲だけは安易に再演して欲しくない。第一に情として、やはり昔のオリジナル演奏と聴き較べてしまうのは得むを得ないにしても、あまりに内容が違い過ぎる。この原因は何と言ってもグループ全体の力の弱さが決定的で、とくにデヴィッド・リーのドラミングは感心しない。そのほか、ロリンズのサウンドには絶対にウッド・ベースの方が合うのだが、クランショーは以前の事故のため背骨が曲らず、止むなくエレキ・べース一本で演奏しているとか。増尾のギターも充分に実力を出す機会を失っている。以上色々と文句を並べたが、それらの不満を差引いても、さすがにロリンズだけあって演奏の持つ懐の広さと包容力の大きさには相変らず魅了させられる。ロリンズ自身はだんぜん〈ポワイ〉が良く、あとの再演物は全て贅肉が付き過ぎた演奏といえよう。

鍵谷幸信
 このアルバムについては、ぼくはとても個人的な感懐が大量に入りこんでいる。というのは昨年9月30日の中野サンプラザ・ホールのロリンズの公演に、ぼくは一階12列16番の席に坐ってゴキゲンで聴いていたこと、それとレコードに録音されている拍手の音をつくった一員であることから、このレコードには音楽とは別の、心になごむ大切さが秘められているからである。
 あの日東京では午後4時に地震があり、かなり強い雨が降っていた。地震に弱いぼくは、心臓のドキドキがなかなか収まらなかったが、舞台に現れたロリンズの姿をみただけで、すっかり地震後遺症は消え去り、ロリンズのテナーに一心に耳傾けていたのだった。彼がテナーを手にして立っただけで、それは立派なサマになるのだから、やはりこれは名優の風格であり、「ロリンスやあ」と心の中で叫びつづけていたのである。
「ソニー・ロリンズ・イン・ジャパン」には彼の名曲〈セント・トーマス〉〈アルフィー〉〈モリタート〉が入っていて、オリジナルの好演奏とどちらがいいかなどという比較を試みる気なんておよそ起らない。クラシックならいざ知らず、曲が好きになって少々演奏が下手でも聴いていられるのはジャズ曲としてはロリンズの作品をもって筆頭とする。〈セント・トーマス〉とか〈モリタート〉はいつ聴いても心がふくらみ、イライラやダラダラがさっと消えていく。いわば大いなるカタルシスをいつも経験させてくれるジャズであって、不眠症のとき聴けばぐっすり眠り、ゆううつ症のときは快適になる。だから時々不眠に襲われユウウツになるぼくには、このレコードは精神安定剤か活性剤に等しい、わが生理の安全を保ってくれるとても大切なアルバムといっていい。
 ロリンズに往年の気迫に欠けるところがあったとしてもやはり年輪の円熟味と悠揚迫らぬ一つの音楽境地に達していることは、いまさらいうまでもない。ロリンズのようなミュージシャンについて、ただ演奏面を含めた狭い音楽性を云々していると、実はとても大切なものをとり逃がしてしまうことになりかねない。つまり精神性の気高さと人間性の豊かさということであろう。

 鍵谷さんの文章に、詩人の名前や、意味不明のカタカナ語が出てこないのは意外ですが、この対決はどう見ても、佐藤さんに軍配を上げたくなりますね😇

佐藤さんは評論家目線で、鍵谷さんはファン目線で書かれた「思い出話」という印象を受けました。

ちなみに、私も『ライヴ・イン・ジャパン』は昔、友人から借りて一時期はヘヴィローテーションでした。
最初は、「おなじみの曲」がたくさん演奏されている嬉しさのほうが勝っていたのですが、だんだんとオリジナルの《ポワイ》のほうに興味が移っていったことを覚えています。

このへんの感覚は佐藤さんとほぼ同じで、人気曲の再演は、やはり昔の演奏のほうが光っているし、この頃のロリンズは、むしろ過去の再演よりも、シンプルなモチーフを執拗なまでに繰り返しながら、演奏を熱く発展させてゆくスタイルのほうが似合っていると感じました。

今は、CD2枚組のコンプリート版も出ていますが、残念ながらそちらのほうは未聴です。
もしかしたら、ヒット曲中心に選曲された最初のアルバムには収録されていない、隠れ名演もあるのかもしれませんね。

TAKESI0506さんからの返信。

そうですね、この鍵谷さんの文章を初めて読んだ時は「全然レコード評になってないがな!」とあきれた記憶がありますが、実は鍵谷さんはこのコンサートの2週間前に児山紀芳さんと共にロリンズのホテルの部屋を訪れてインタビューしていて、その時の好印象がこの評文に現れているのかなと思っています。

 この時のコンサート評を油井さんが「週刊FM」誌に書いてました。詳しい内容は忘れましたが、

●テナー奏法の奥義を極めた感のある名人芸だが、ロリンズはマイクを全く無視するため、細かい音が聞こえてこない
●ステージ上にウッドベースはない、初めから持ってこなかったのであろう、この気分のタルミがけしからぬ、どの曲でも電気ベースで間に合わせようというその根性が落第点に値する、電気ベースとか電気ピアノというのは、合う曲と合わぬ曲があるものだ、チック・コリアが優秀なのはその選択を誤らぬ点にある
●ドラムのデビッド・リーは、その力演ぶりはともかく、先日マハビシュヌ・オーケストラのビリー・コブハムの堂々たるドラミングを聴いた耳にはいかにも軽量、なぜロリンズはいいドラマーにめぐりあわぬのだろう。
 
 といったような内容でした。油井さんはスイングジャーナルと平行して、このFM誌にも批評を書いてましたが、FM誌のほうが鋭い批評であったという記憶があります。

エレキベースに関しては厳しいですね。
まあ、気持ちはわからなくはないのですが、「この気分のタルミがけしからぬ」とまで。うーむ厳しい。

TM MTさんからのコメント。

コルトレーンやっぱり事前に練習してたんですね・・ショックです。ところで全然タイプは違いますが「美メロ」職人のポール・デスモンドですが「first place again」初めて聴いたとき、原曲を凌駕する美メロに「これは絶対即興ではなく事前に作曲してある」と思いました。でもジム・ホールとの共演の諸作聴いていくと「easy living」だけ若干調子悪いように思うのです。だとするとやっぱり即興なのかなあ・・と
即興ならこれはこれで凄い事です。

7

永井勉

モンク派の永井です・・・m(__)m
モンクの大衆レベル3・・・最高ですよね・・・!!!
逆に5じゃない事に感謝・・・m(__)m
雲さんもニヤッとしたんじゃないですか・・・・・・W
あとエンリコ・ピエラヌンツィのオール3は残念でした
興味がなかったんですね・・・m(__)m

そう、きっとあまり興味なかったんだと思います。
「あの本」を執筆している段階では。

モンクの「大衆性」が3つ星なのは、まあ妥当なのかなと思いました。

高松貞治 さんからのコメント。

やっぱり五つ星はアルパルをスイングジャーナルなどに送ってくるかどうかでは!粟村政昭の例もありますし。いま確かネットで粟村政昭全集を企ているとんでもない奴がいますよ!粟村政昭といえば、ネットで粟村政昭の本を格安で買えると言う偽サイトが以前堂々とありました。電話番号もでたらめで、案内で書かれている会社に連絡しましたが、自分はそんなもの出してないと言われ、偽サイトですよ!と言われました。怖いですね!

なぜかPC上からYouTubeの管理画面に入ってみたら、このコメント見つけました。

今時、粟村さんの本を売り出したところで(なんていうと失礼かもしれませんが)、どれだけの需要があるんでしょうかね?
そもそも、私も長らく名前しか聞いたことがなかった評論家でしたし。
……とまあ、それは私の個人的な感覚で、往年のジャズファンにとってみれば、垂涎の古書なのかもしれませんね。しかし、あわよくば、それで騙して儲けたとしても、額的には、たかが知れてるでしょ?
なんで、わざわざ、そんな手のこんだことをやるんでしょうかね。謎です。