ジャズ・ギターの可能性と今後の課題~ギタリスト・高柳昌行かく語りき

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ギタリスト・高柳昌行は、他のジャズギタリストをどう評価していたのか?!

1966年の『スイングジャーナル』に掲載されていた記事が、『汎音楽論集』に掲載されていたので、その内容を紹介する動画をアップしました。

チャーリー・クリスチャンの素晴らしさに関しては同感ですが、ジョニー・スミスはジャズ精神がうすく、グラント・グリーンが「ヨイトマケ」とはねぇ……。
厳しぃぃ!

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コメント

ヤマネユキオさんからのコメント。

ジャズの事はよく知らないので、とりあえず高柳昌行さんの演奏を聴いてみてから、この動画を見ました。
高柳さんの演奏を聴いて思った事は、彼は「音楽の目的がジャズでなく」何かを表現するために、ジャズの技術を使っていると感じました。その演奏表現は「感じろ、考えるな」という人なのかと思いました。
しかし、びっくり仰天。この動画の高柳昌行さんの言葉を聞いて、真逆な人だと知りました。
「感じる前に、考えろ!」って高柳さんの叱責が飛んできそうです。まるで北大路魯山人に思えてきました。私が彼のギター教室に行ったら三日で逃げ出すでしょう。
でも、とっても好きになりました。続きも解説をお聞きしたいです。

たしかに仰る通りなのかもしれません。
>「音楽の目的がジャズでなく」何かを表現するために、ジャズの技術を使っている

音楽家というよりも、修行僧のようなストイックさや求道的な姿勢を感じます。

高松貞治さんからのコメント。

汎音楽論集の中身、どうせなら全部どんどん話して下さい。とても買えませませんから😭市岡仁の本は勘弁してください!

う~む、それは残念!
>市岡仁の本は勘弁してください!

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Ken Konishiさんからのコメント。

グラント・グリーンがヨイトマケの歌ですか。。でもそういう、どん臭い所が、グリーンの魅力ですね。78回転盤は原材料が黒炭を固めた物ですので、固いようで柔らかいんです。ですから繰り返し聴いていると、針圧で盤が削れて白くなってしまうのですね。でも鉛筆で盤を塗りなおすと、かなり雑音はへります。すぐダメになりますが。良く通った神保町トニイ・レコードの、面白い社長さんがよく塗っていましたね。SP盤は生音に近い所が最大の魅力です。

御駄賃取郎さん⇒Ken Konishiさん

神保町のトニイ・レコードさん、なつかしいですね。あのひとあたりの良い、しかし一家言を持つお人柄にはあこがれつつも畏怖をかんじておりました。(笑)当時は店頭でアルティックのDIG(スピーカー)の音にとても憧れました。今でもSPの復刻盤なら雰囲気を含めてDIGがほしいくらいです。で、こちらではあまりレコードは購入しなかったのですが、m(__)m年末、年始になると、サービスでくばられた非売品の「ガラス製有名ジャケットプリント灰皿」を目当てに足しげく通いました。(笑)今でも「サキコロ」と「ゴースト」(アイラー)のジャケのプリントされた2枚だけは手元にありますが、昔知り合いからアイラー盤灰皿を「たのむ、千円で譲れ!」と泣きつかれましたが、「あの世で会おうぜ!・・・」と相手にせず、良かった?と思っております。んが、その方もお亡くなりになり、私は葬儀に「ゴースト灰皿」を持参し奥様にそっとお渡ししたのですが、丁重にご辞退されました。。。

Ken Konishiさん⇒御駄賃取郎さん

本当に人当たりの良い方でしたね。私のジャズ師匠でありました。まず知らない事は無かったですね。あの灰皿センスが良かったですよね。自分もいくつかコレクションしましたが、今はもう手元にありません。氏が亡くなって随分経ちます。奥様も氏の後を追うように亡くなってしまいました。今は少し離れたところで、同じ店名で、多分元従業員の方だと思いますが、トニイ・レコードの店名でCDショップを開いています。毎年年賀状交換はさせて頂いております。

御駄賃取郎さん⇒Ken Konishiさん

ありがとうございます。こうしてなつかしい思い出について語れますのも大きな楽しみです。とてもなつかしくもうれしく拝読させていただきました。

Ken Konishiさん⇒御駄賃取郎さん

御駄賃取郎さん、こちらこそありがとうございます。なかなかこういうジャズの懐かしい話をする場が無いので、又何かありましたら宜しくお願いいたします。

永井勉さんからのコメント。

酒とモンクの日々の永井です・・・m(__)m
ガボール・ザボ・・・??誰・・・??
さっそく聴いてみました・・・Gabor Szabo 1969

第一印象・・・えっ・・でした
ジャズギタリストじゃなく
フュージョンギタリストですよね???
しかも歌っているんじゃなくてフレーズ自体が
メロディアスなだけだと思うのですが・・・
ブルース感も薄い感じがするし・・・
高柳昌行さんの価値基準がどこにあるのか
よく解りません・・・???
イージーリスニングとしては良く出来た
アルバムだと個人的にはおもいますが・・・

私も最初にザボを聴いたときは、永井さんとまったく同じ感想でした。
で、正直、今でも、「そんなに滅茶苦茶凄いんですか?」という疑問符が頭の上でゆらゆらしています。

ということで、「ザボは好きなギタリストの3本指に入る」と仰っている方の記事を紹介した動画をアップしました。

『バッカナル』の《恋は水色》は、ギタリスト目線からするとどうなんでしょう?

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TM MTさんからのコメント。

ガボール・ザボいいですよ 紙ジャケの「spellbinder」今でも所持しております。中身わからずにジャケットの斬首グロイラストが気に入ったので買いましたw 中身は爽やかなパーカッションに載せたラテン調ギターです。アン・バートンも歌った「バンバン」も本人が歌っております。高柳さんの評価が高いのは、渡辺貞夫さんと一緒にやってたからじゃないかな?

『spellbinder』は未聴なので、今度聴いてみます。

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ポドシストさんからのコメント。

ども!アメーバの様な奏者です。(アマ)youtubeにこの方のアルバムが沢山ころがっていましたので、聴かせていただきました。(フリーのものと普通のスイング「4ビート」)
フリーは5分ぐらい聴きました。←頑張った方
聴いた感想は・・・・・ありません。・・無・・・です。

「無」でしたか。
「無の境地」に達することが出来た?!
だとしたら、素晴らしいと思います。

ポドシストさんからの返信。

お忙しい中私のくだらないコメントにご返信いただき、誠に恐縮でございます。
(無)などと意味深なわかりにくい言葉を使って本当に申し訳なく思っています。
この方の名前は存じておりました。この方と過去にやっていた(ジャムセッションでない)方に直接お話を伺ったことがありますので、何となくスゴイ方なのかな~と思っているくらいでした。この方のパスちゃんやグリーンちゃん達への酷評と、この方の演奏を聴かせていただき、正直の申しますと、言いたいことは∞(無限)でした。
しかしこの世の人ではなく、今もファンやお弟子さんがいらっしゃると思いますので、頭が悪く文章も下手な私が感情にまかせて書きますと公衆便所の落書きの様に下品なものになりますので、止めました。キャラメル10個、口の入れ思いっきり奥歯で噛んだような文章で申し訳ありませんでした。
誤解無き様申し上げますが、このような本があるとは全く知りませんでした。雲さんには本当に感謝しております。勉強になりました。
今後の配信も配信楽しみにしております。

返信ありがとうございました。
なるほど、そういうことでしたか。

博 橋本さんからのコメント。

長文の朗読、お疲れ様でした。
これでまた、値上がりの要素が付加されぬ事を祈ります。

TAKESI0506 さま
チャーリー・クリスチャンの項で登場する『チャーリー・クリスチャンの真髄』は多分 ’67年に日本コロンビアから発売されて、その時のスイングジャーナルに評文がありました。
毎度参考までに。

これも高校時代の三年間、近所のレコード屋で眺めて暮らしていました。その間、ずっと売れずにいつもの箱にいてくれました。
結局、同級生のギター小僧がやっとの思いで買いました。私はずいぶん後にCDにて購入、思えば長い付き合いです😃

ありがとうございます。

なんかまた微妙に値上がりしているような気がしているんですけど(苦笑)。
>これでまた、値上がりの要素が付加されぬ事を祈ります。

Masato Uekiさんからのコメント。

汎音楽論集は発刊時に渋谷のタワレコで買いました(今となっては自分を褒めたい)。
数年に一度、読み返してその度に頭をガツンと殴られる衝撃を受けます。

音楽という非言語の芸術を追求するために、まずは演奏する側が考えて考え抜いて言語を持たなければいけないというパラドックスが汎音楽論集には詰まっています。

GW中に久しぶりに読み返してみようかな。

氏のアルバムでは「A Jazzy Profile of Jojo」が一番好きです。
強いピッキングでフレーズを<空間に刻み込む>弾き方に中毒性を感じます。

ジャズギターにおいては<ホーンライク>や<ピアノライク>という形容から脱却して<ギターそのもの>をいかに発展させるかというのが、氏の膨大な課題の一つであったのではと思っています。その一例としてザボール・ガボの音楽を引用されたのではないでしょうか。

自分の追求する音楽を実現するためにかかる時間と、有限である寿命との落差に愕然としたであろう氏が、時として「私は聖者になりたい」と語ったコルトレーンとダブって見えたりします。

とりとめのない文章で失礼しました。

>ジャズギターにおいては<ホーンライク>や<ピアノライク>という形容から脱却して<ギターそのもの>をいかに発展させるかというのが、氏の膨大な課題の一つであったのではと思っています。

なるほど、そこまでは思いが至りませんでした。
ありがとうございます!

sugaru islandさんからのコメント。

Wes Montgomery やJohn McLaughlin もかなり厳しく評価されていますね。Wesについては全く同感ですので、嬉しかった思いがあります。

けっこう厳しいんですが、的も射ているんですよね~。

sugaru islandさんからの返信。

私は高校生の時にジャズ・ギターを勉強していました。大学入学で首都圏に転じ、実は高柳さんの門をたたく決意をしたのですが、氏が大病をされたと知り、断念しました。復帰後の「ロンリー・ウーマン」を聴いて私は歓喜し、全部コピーしたものです。また、私が一番好きだったピアニストがレニー・トリスターノで、「ニュー・トリスターノ」の何曲かをコピーし、ベーシストとデュオで再現するほどでした。後になって高柳さんがトリスターノを絶賛していたことを知り、大喜びしたものです。「汎音楽論」は入手困難だそうですので、高柳さんがトリスターノとコニッツの音楽について「哲学の領域にある」と述べたくだりをご紹介してくださるとよろしかと思いました。長文で失礼しました。ありがとうございます。

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あの『ニュー・トリスターノ』をコピーされたんですね!
凄い!
あのストイックな音は独特ですよね。
私もいつかピアノで完コピできればなぁと思っています。

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コピーしている過程で、どんどん深みにはまっていき、意識の奥の迷宮を彷徨ってしまいそうで怖いですが……😅。

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