チャーリー・パーカーのエンブレイサブル・ユー

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杉田一雄さんからのコメント。

『We Want MILES』(平岡正明著作)のなかでかたられてますが、
“「エンブレーサブル・ユー」は二回演奏された、テイクAがオリジナルでテイクBはダイヤル盤セットでないと手に入らない、、粟村政昭の解説を引く、「テイクBの方はより原曲のメロディに近いが、テンポはこちらの方が早く、パーカーのソロも依然としてイマジネイティブである。ともあれ、スタジオ内に於ける限られた時間のなかで、一つの主題から二つの異なったアドリブを即座に出すパーカーの天才は、聴くたびに新たな感動を我々に与えずにはおかない。」

なぜそんなことができたかというと、『エンブレーサブル・ユー』というガーシュインの曲は、ミュージカル『ガール・クレイジー』の主題歌として作曲され、男女の相聞歌になっているからだ。
同じメロディだが、「抱いて抱いて、抱いてあげましょ」の男の歌と、「抱いてください」の別がある。
いわば同一曲に異なった因子がある。パーカーはそれをあたかも二曲のようにひきだした。

同様のことをマイルスが『ボギーとベス』でやっている。ボギーの歌う「ベス、ユー・イズ・マイウーマン」とベスの歌う「アイ・ラブズ・ユー・ボギー」が相聞歌である劇中の関係を見抜いて演奏している。”

パーカーの3分間芸術のレコードは、だから面白いのですね?パーカーの横で必死になって吹いていたマイルスもたまらなく愛しいのです。

こちら

コメント

kamaichi2002さんからのコメント。

ダイヤルコンプリート、5枚組ありますよ! 今度お聞かせしましょうね!

お願いします🙏

永井勉

さんからのコメント。

聴きたい・・・・・・・・・・・・

奥さん説得して鎌倉いらしてください😂

永井勉さんからのコメント。

血液型までモンク型と言う人に逢ってお話を
聴いてみたいと日々思う永井です・・・m(__)m
1993 The Complete Dial Sessions
のCD3の、13曲目と14曲目のEmbraceable You
takeAとtakeBの違いという事でいいんでしょうか???
偶然音源をもっていたのですが・・・
全然違いますよね・・・同じメロデイーですが
takeAでは弱いなのにtakeBでは少しだメリハリのきいた
演奏になっています・・・m(__)m
間違っていたらごめんなさい・・・
で、思い出しました・・・
ロックギタリストのジェフ・ベックの
悲しみの恋人達というインストなんですが
この1曲の中で女性と男性の会話を再現しています!!

ラッパ吹きがパーカーに追いつかないのと同じで
ギター弾きはベックを超えられません・・・m(__)m

永井さん、凄いですね、待ってたんですか。しかも偶然って……謎😂

永井勉さんからの返信。

違うんです・・ギター上達の為には買いますが
単なる鑑賞の為には買いません・・・
あなたに言われるまま沢山聴いてきました・・・W
全然ギターが上達しないで少しずつジャズ鑑賞が
趣味にもなってきました・・・W
責任とって下さい・・・m(__)m・・・・・・W

わかった
オレと結婚しよう♪

永井勉さんからの返信。

はい!!・・・やめとけ・・・・・・W

🤣

永井勉さんからの返信。

いいです雲さん・・・🤠 寝ます・・・・・

もはや泥関係です!!!・・・W

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

Charlie Parker, “Embraceable You” at Dial Studio
Take A

Take B

未聴人間には助かります♪

R Kさんからのコメント。

お疲れ様です。
ガーシュインの原曲は、ミュージカル用なので、バラードの印象はなく意外とテンポは速い曲ですね。ただ、おっしゃる様に男女の語りかけでストーリーが進む構成でフレーズの切り替えが面白いですね。

元々の曲にはある、ボーカルの〝歌詞〟がインストルメンタルにはないので、曲をどう表現するか、楽器でアドリブをするものには課題になる訳ですが、バードは原曲の持つ〝不安定〟な部分を利用してプレイしていますね。

〝コード〟に伴っていれば、どんなフレーズでもOKという、スウィングから進化した〝バップ〟ならではのアドリブが展開されて行きますが、バードはテンポの構成を〝ダブルアップ〟だけでなく、〝4倍速〟の16分音符でのフレージングも入れて見事な独自の世界を表現していますね。

〝次にどんなフレーズが来るのだろう?〟という〝緊張感〟が相まってバップならではのスリルがあります。

スローテンポの曲をどう表現するか、バードらしい切れのいい演奏ですね。バップフレーズの吹き方のマニュアルの様にも思えます。

>〝次にどんなフレーズが来るのだろう?〟という〝緊張感〟が相まってバップならではのスリルがあります。
そうそう、まさにそれですよね。

何度も聴いて展開が分かっていても、やっぱり感じてしまうスリルの不思議さ。
良いジャズが飽きない大きな理由の一つだと思います。