マイルス・デイヴィス 2つのクインテット~コルトレーン+ガーランド+チェンバース+フィリー/ショーター+ハンコック+ロン+トニー

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マイルス+ジョン・コルトレーンの2管時代と、マイルス+ウェイン・ショーターの2菅時代のクインテット、どちらがお好き?

次号の『ジャズ批評』の予告も兼ねて動画をアップしてみました。

大 深堀さんからのコメント。

僕はプラグドニッケルやネフェルティティやマイファニーヴレンタインがベストですねー😃(^_^)v😁😁(^_^)v大好きですねー

そんなあなたは素晴らしい!😁

Jさんからのコメント。

やっぱり ハードバップを語るときの雲さんは 一番しっくりときますね~    あ~ 今度の批評は 久々に買ってみたいな
気合い入ったもの読みますよ
                     J

しっくりときますか?
うーん、やっぱり自分の中の一番の守備範囲はそのあたりなのかなぁ、あんまり最近はハードバップ聴いてないんですけど、やっぱりハードバッパラリアンなんでしょうね。

>気合い入ったもの読みますよ
すいません、まだ原稿ぜんぜん書けてません。
スランプ?!
ヤヴァイ!!!(超汗)

龍 大阪さんからのコメント。

もう、原稿が完成した後かもしれないかもしれないかもですけど、ひとつのアイデアです。
ラウンド・アバウト・ミッドナイトでの表題曲とネフェルティティの表題曲。
これが、結構、面白いと思います。自分のアイデアがパクられれば嬉しい限りです。
ラウンドミッドナイトはプレスティッジの契約が残っていた時期にコロンビアレーベルで録音されたという、「なぜにそんなことになったんかな?」という不思議なアルバム。
ラウンド・・・は、テーマ部分で、終始、コルトレーンがサブトーンで低音域のアンサンブルをしているんですよね。それが、あの演奏にミステリアスな雰囲気を出している。で、あの(一説によるとギルエバンスのアレンジというのをどこかで見たことある)ファンファーレの後、コルトレーンのゴリゴリとしたアドリブが展開して、また、マイルスのテーマ演奏に戻るという。
この形式は、バラード演奏における1950年代のマイルスのオハコの形式になってるのですが、自分が至高のバラード演奏と思うのが1958マイルスのステラバイスターライト。これはモンクと演奏して一皮剥けたコルトレーンなので、ラウンド・・・より完成度が高い。マイルスの出だしのテーマも、原曲はドーシー(B♭をドとする移動ド唱法で見てください)とやるんですが、頭に修飾譜的に「ミファソ・ラシド・シー」みたいな3連符みたいな感じで初めてて、「こっちのが、ぜんぜんカッコいいやん」と、そもそも最初に聞いたステラがこれだったので、それが私の親鳥みたいになってます(笑)。マイルスとコルトレーンの陰陽の対比も見事。
その原型になったのがラウンド・・・。真夜中でひとり閉じこもっている状態から窓を開け放ってバルコニーに出るみたいな。プレスティッジ4部作のコルトレーンは、正直、「どうやってアドリブすればいいんかわからん」みたいな苦悩に満ちているのですが、ラウンドアバウトミッドナイトは、すごくスムーズなアドリブを展開している。ちょっと事前に譜面に書きおこしておいたのかもしれん。
一方のネフェルティティは、マイルスとショーターがテーマを延々と繰り返すという異色の作。その後、マイルスインザスカイとかインナサイレントウェイでも同じようなことをやってますが、その走りというか。
最初聞いたとき、わけわからんかったけど、感じたのが、上部構造と下部構造を入れ替えたというか、つまり、本来、アドリブを展開するホーンセクションが基盤の部分を担当して、リズムセクションが、自由に動き回るという実験をしてるのではないかと。
それと、マイルスとショーターのテーマのユニゾン。両者とも、この曲に関しては、一切、ビブラートをかけてないんですよね。ノンビブラートで二人が完璧にピッチを合わせている。ちょっと調べたのですが、トランペットに限らず。バルブ(もしくはピストン)を使った金管楽器というのは、平均律でも純正律でもない、なんか音程的には中途半端が楽器になるらしくて、それは、3つのパルブを使って数学で言うと2×2×2の8通りの順列で2オクターブ以上の音域をカバーするので、あとは唇の締め方で倍音列を出してすべての音を出すという。木管楽器(サックス含む)が平均律寄りの楽器なので、意識しないとピッチがずれてウネリが出てしまう。
シューターもマイルスも音にものすごく敏感なので、ともに最大限の注意を払ってピッチを合わせていたのではないかと推測する。「ちょっと楽器やってます」みたいな人は、あのようにピタリをピッチを合わせられないだろう。それに加え、ショーターがよくやっていた、音の出だしをちょっとだけずらして、エコーのように聞こえるようにしたりと。それは別に演奏家だけが苦労すればいいだけで、聴く側は意識する必要はないのだが。
ショーターのライブ動画を見ると、音程や音質にものすごくこだわっていたように見えます。スタンドマイクの角度を細かく修正したりして。演奏家としてのショーターは職人というか技師みたいな感じに見えます。

いやぁ、嬉しい書き込み。
ありがとうございます!

こういうお話をいただけただけでも、動画をアップした甲斐があるというものです。
まだ原稿は書いてないので、《ネフェルティティ》の箇所はパクらせていただこうかな?(笑)

>音の出だしをちょっとだけずらして、エコーのように聞こえるようにしたり

そうそうそうそう! そこが気持ち良いんだよなぁ~。

>本来、アドリブを展開するホーンセクションが基盤の部分を担当して、リズムセクションが、自由に動き回る

これって、2000年以降のニューヨークのジャズでは比較的メジャーになっていた手法のようですが(トニー・マラビーとか)、30年以上の時間を飛び越えて、彼らの息子、あるいは孫の世代が影響を受け(たかどうかは分かりませんが)取り入れているところが興味深いですね。

いずれにしても、当時としては、かなり実験的、かつ先鋭的な取り組みをしていたクインテットであることは間違いありません。

「もう4ビートはいろいろやって極めた感があるよね」という自信があったからこそ、「ちょっとズラしてみよう、はずしてみよう、やれることはまだ色々あるはずだし」という実験精神が芽生えたのかもしれませんね。

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永井勉さんからのコメント。

私の場合はドラマーで聴き分けています・・・
ハードバップ最高峰のフィリージョージョーンズか
テクニック的に未知数のトニーウイリアムスか
まったりしたい時はing4で刺激がほしい時はショーター4ですね・・
個人的には7:3でショーター4を聴いてます・・・😅😅😅

やはりミュージシャンはショーター参加4部作のほうに醍醐味を見出す傾向があるような気がします(私の体感値ですが)。

逆にジャズ喫茶族は、コルトレーン参加4部作のほうが好きなのかな?と(私の体感値ですが)。

トランぺッターの類家心平さんや、ドラマーの大坂昌彦さんも、ショーター参加時のマイルス・クインテットのサウンドが好きということを仰ってました。
あと、サックス奏者の津上研太は「ウェイン・ショーター特集」にお越しいただき、ショーターの魅力を語っていただきました。

やはり、プロのミュージシャンになると、テクニック的なことにももちろん関心はあるのでしょうが、それ以上に、醸し出す独特な雰囲気やアンサンブルに関心を寄せるのかもしれませんね。

博 橋本さんからのコメント。

全部良いのですが、結局『イン・ベルリン』から『プラグド・ニッケル』に至るマイルス・デイヴィス・クインテットに惹かれます。

間に『ESP』ですね。
このあたりが、もう超スレスレのラインで尖ったネオ・ハードアップというか、ギリギリ限界4ビートのスリリングさが味わえる絶妙としかいいようのない奇跡的なバランスが美しい作品群だと思います。
そう、あと『マイルス・スマイルズ』も入れても良いかな?と思います。

しかし、『ソーサラー』、『ネフェルティティ』からは、なんだか同じようで違う次元に突入しちゃっている。はっきりくっきりと見違えるような大きな変化はないのかもしれませんが、それでも確実に空気の変化が感じられます。
いよいよショーター効果がじんわりと効きだし、表出しているような。
演奏のスリリングさはもちろんですが、それを上回るなんともいえないムードが、靄がかかったように全体をうっすらと包み込んでいる。

いよいよ技術や楽理では解明できないゾーンに突入しちゃったなぁ、なんかヤヴァイなぁ……な感じも私は好きです。

博 橋本さんからのコメント。

“STAN GETZ & J.J.JOHNSON AT THE OPERA HOUSE”
次号ジャズ批評に投稿しようと意を決したが、はたと気が付いた!
バックはオスカー・ピーターソン (p)、レイ・ブラウン (b)、コニー・ケイ (ds) までは順調でしたが、忘れていました😅😅😅
ハーブ・エリス (g) もしっかり参加していました。
残念 !!! セクステット😅

1957年のJATPでの顔合わせ。
テナー・サックス、(テナー・)トロンボーンのテナー・コンビ。それぞれの楽器の卓越した奏者である二人の故の、熱さと冷静さとが見事に両立し得た名演集だと思っています。
JATP の伴奏名人をバックにゲッツと J.J. が技量を認め合った上での絡みが秀逸なのですが・・・残念😅😅😅

早春さん博 橋本さん

やっぱり橋本さんはAt The Opera Houseですか😄!
私もこれにしようかと思いましたが、橋本さんとかぶるかなと思って怖気づいてやめました😅。橋本さんの記事はぜひ読みたかったです…。残念!

博 橋本さん⇒早春さん

余計なことを書き込んでしまったかな? すみません😅
この際、若さ故の臆せずの気持ちで、早春さんどうぞ存分に、150文字の思いの丈を投稿して下さい。
♬セクステットだってイイじゃないか😃😃😃

早春さん博 橋本さん

いえいえいえいえいえ
記事を読みたいのは本心ですが、怖気づいたというのは誇張です😅。
こちらこそ誤解を生むようなこと書き込んですみません。どのアルバムにしようか考えている中でふと思いついたものの、まだまだ聴き込めていないのでよそうかな、と思った程度です。パッと思いついた本命は別にありましたので今回はそちらで書きました。

来月号の紙面上でお会いしましょう🙂

博 橋本さん⇒早春さん

了解😊

早春さんからのコメント。

私も本日滑り込みで投稿しました。ちなみに今回は弟も参戦しました。
ところで高野さん、あの人忘れてますよ~!ほらあの人ですよ、Kから始まる…🤭。
高野さんの記事、楽しみにしてます…!

快傑ライオン丸?🤔
快傑ズバット?🤔
快傑ゾロリ?🤔

hm1914さんからのコメント。

テーマと違い申し訳ありませんが、コルトレーンは、マイルスの居ないアルバム’コルトレーンジャズ’や’ジャイアント・ステップス’などではとんでもなくクリエイティブに演奏している。わたしの中でも確実に名盤だ。でも、マイルスと演奏している時、やや創造性に欠けるように感じる。(マイルスクインテット退団決断後のヨーロッパツアー《フランス、オリンピアなど》は例外だけど…)
また、ウェイン・ショーターもアート・ブレイキー楽団時代の方がクリエイティブだし、親しみやすいフレーズを連続的に生み出していたように感じる。あの、リー・モーガンと演奏しているときの伸び伸びした自由な発想には驚かされる。

二人とも、マイルスと一緒に演奏することにより萎縮してしまうのだろうか。自由な発想の泉が途切れてしまっているような気がする。マイルスの期待に応えようとする気持ちが空回りしているのかな。
マイルスの演奏は絶品なんだけど..。