セロニアス・モンクとアート・ブレイキー

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ピアニスト、セロニアス・モンクともっとも相性の良かったドラマーは?
個人的にはアート・ブレキーなのではないかと思います。

ピアノトリオで演奏されたブレイキーとの名演3曲を紹介してみました。

コメント

永井勉さんからのコメント。

57年録音のArt Blakey’s Jazz Messengers with Thelonious 初めて聴きました!!!
最高です! 2ホーンですよね これを聴いたら 1957 Monk’s Musicがいかに準備不足だったかわかりますね!  
2ホーン しかもグリフィン かっこいいアルバムですよね!!!!
ただ 1957 Monk’s Musicには 愛して止まない Ruby My DearとCrepuscule With Nellieの
別テイクが入っているんですよね・・・・選べません。結局モンクはモンクですよね・・・W

ソニー不二夫さんからのコメント。

奇人、変人の印象が私の中で先行していたモンクですが、モンクのエピソードを聞くたびに多くのミュージシャンに愛されていたんだなぁ、というのが分かります。なんだか仙人的な優しさも持っている人だったんですかね…?
モンクの音楽が心を掴んで放さない気持ちは私もよく分かります。人間性よりも音楽性なんですかね?(笑)

たしかに仙人というか賢者みたいに周囲から思われ、慕われていたのかもしれません。今後動画でも解説するかもしれませんが、当時は自宅でサロンを開いていて自分が考えたハーモニーをピアノを弾きながら若いジャズマンたちに教えていたようですから。
その若い後輩の一人がマイルス・デイヴィスだったわけですね。
>人間性よりも音楽性なんですかね?
頑固というか、妥協を許さないというかヘンクツというか信念を曲げないというか、そういう人間性が音楽にも表れているんだけど、単なる頭デッカチで偉そうなところがないところがモンクの音楽が愛される理由なんじゃないかと思います。

tomita Theloniousさんからのコメント。

71年にジャズ・ジャイアント・ツアーのピアニストとしてヨーロッパツアーに出かけたモンクですが、その時にあの「ブラック・ライオン」の
トリオが振り込まれたのですね。この時にはもう既にモンクが音楽に疲れ果てて「もう演奏したくない」と、洩らしていたそうですが、それを
「せっかくだから一緒にやろうよ」と言ったのばブレイキー。「それほど言うなら」とモンクのやる気を引き出したのでした。もうご存知の
ストーリーかも知れませんが、「セロニアス・モンクとアート・ブレイキー」のタイトルだったので貼り付けておきます。

で、昔、ブルーノートで共演歴のあるアル・マッキボンがベースで参加することになったので、モンクは一安心していたところ、意図通りのベースを弾いてくれないので、モンクは彼に怒って、機嫌が悪くなっちゃたみたいですね。ぜんぜん学んでないやんか!って。

tomita Theloniousさんからの返信。

あ、そういう事があったのですね。
ベースって縁の下の力持ちというか、
リズムを刻んでさえいればヨイって素人は
考えがちですが、オスカー・ペティフィードの時もケンカしたようですし、モンクは
耳が良いというかこだわりがあるのですね。

こだわり、すごくありそうですね。なにせ、ハーモニーの探求を引きこもり状態でしていた人ですから。
自分のピアノとベースの低音がブレンドされたときの響きが気にくわなかったりすると、ご機嫌斜めになってしまうのはなんとなく分かります。

それに気を使って(ピアノの音とベースの音の衝突を避けることに気を遣って)、オスカー・ピーターソン・トリオのベーシストは、レイ・ブラウンも、ペデルセンも、ピーターソンの左手が見える位置に立っているわけですから。

ベーシストは、ある程度、ピアニストの左手の和声センスというか、クセを知っておいたほうが良い場合もあるんですね。すべてのピアニストが、そこまで求めているというわけではないですが……。

tomita Theloniousさんからの返信。

「モンクス・ミュージック」にしたって「偉大なる失敗作」とか言われて。みんなミスしている
っていうアルバムだけれど、素人にはテーマがあってアドリブがちゃんとしてればいいので、どこが失敗してるのかって
全く問題ないんですけどって部分はありますけど(笑)。
>自分のピアノとベースの低音がブレンドされたときの響き
天才なんでしょうね。数学が得意だったというのもモンクの音楽と関係してるのかな。

で、こういう所がやっぱり「楽器を出来ない奴がジャズを語るな」につながって行くんですね。
やっぱりね。本編に安易にコメントつけないで良かったと、今更ながら安心しているところです。

いやいや、気楽にコメントしてくださってけっこうですよ。私はべつだん「楽器を出来ない奴がジャズを語るな」派ではありませんし。
それに、返答に困るようなコメントだったり、時間がなくてコメントできない場合は、コメント返ししてませんから、そのへんはお気楽にどうぞ♪

tomita Theloniousさんからの返信。

あ、モンクがベースとピアノが重なるのを嫌うとか、ピーターソンとベースの関係のレスが二つ上のコメントでした。
素人はそんなのまったく分かりませんからね。

たしかに!
ピーターソンは、比較的ルートを弾くタイプなので(つまり、ベーシストがよく弾く音を弾くタイプのピアニストなので)、楽器が少ないピアノトリオという編成の中、3人のうちの2人の演奏者が出す音が重複してしまうと、勿体無い上に、広がりが生まれないという考えで、ベーシストは親分がルートを弾きそうな指の形の場合は、別な音を瞬時に選択するんですね。
モンクの場合は、どうなんでしょうね、むしろ逆で、ベーシストにはしっかりとベーシックな音を弾いて欲しいと思っていたのかも。なぜかというと、基本的な音をしっかりとベースに弾いてもらってこそ、ピアノは自由にそれ以外の音で羽ばたけると考えていたのかもですね。
そこのところは、どの部分にマッキボンに不満を抱いたのかまでは分かりませんが……。もしかしたら、リズムの取り方だったかもしれませんね。

tomita Theloniousさんからの返信。

昔ジャズ喫茶のマスターと話してて「ベースってリズム刻んでいるだけだから簡単。オレでも出来るよね」って
言ったら、「それは無いよ。ベースは難しいよ」って言われました。穴があったら入りたいです(笑い)。素人はコンなもんです。

あはは、ジャズ喫茶でよくある光景っぽいですね。

三本松尚雄さんからのコメント。

相性がいいという次元ではなく、私にはこの二人が同一人物によるオーバーダビング位に感じてしまいます。
フレイキーが叩いているという感じか希薄で、あたかもモンクの一部になっているような感覚になってしまうんです、、、