先日アップした動画「ピアノトリオだけでは味わえないビル・エヴァンスの魅力~1959マイルスほか」(こちら)に動画視聴者さまよりいただいたコメントへのアンサー動画をアップしました。
中央フリーウェイとオン・グリーン・ドルフィン・ストリート/マイルス&エヴァンスの色彩感と荒井由実の転調など
コメント
オカハセちゃんねるさんからのコメント。
カセットテープといえば。
確か100円テープというテープの色が赤っぽい薄いスケスケのテープが売っていた時期もありましたが、TDKの5本セットが安売りで300円とか(もっと安かったかも)出て来てカセットがどんどん安くなって赤いスケスケのテープはいずれ無くなったように記憶してます。
AXIAの頃の斉藤由貴はめっちゃ可愛かったです★
100円テープ、そういえばありましたね。
当時、MSXというコンピュータとファミコンを足して2で割ったようなものを持っていたのですが、ゲームやプログラムを途中保存するために、データレコーダにMSXのデータを保存するためのカセットテープとして使っていました。
AXIAのCMに出ていた頃の斉藤由貴は『スケバン刑事』で人気が出ていた頃ですね。この頃は、朝ドラの『はね駒』人気もあってか紅白歌合戦の司会を務めていたことも覚えています。
MrNOBUchanさんからのコメント。
「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」は、今ではもうほとんど顧みられませんが、「大地は怒る」(原題Green Dolphin Street)というアメリカ映画(未見)のサントラ収録曲だそうですね。ジャズ界では、「ザ・ポール・ウィナーズ」(コンテンポラリー)収録が初出で、それから1年2ヶ月後にビル・エヴァンス、ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイを擁するマイルス・セクステットがコロンビアに録音し、発売されるやこれが大評判になり、以降ジャズ・スタンダードとなり今に至るようです。
とはいえ実は、このセッションが最初に収録されたのは「ジャズ・トラック」(コロンビア)というアルバムで、しかもA面はマイルスが音楽を担当したフランス映画「死刑台のエレベーター」のサントラから10曲、B面がセクステットによる「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」「フラン・ダンス」「ステラ・バイ・スターライト」でした。
信じられないことに、要は当初は、場ふさぎ、添え物扱いだったんですね。
Kawai Andyさん⇒MrNOBUchanさん
その通り、信じられません!貴重な情報ありがとうございました。
「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」「フラン・ダンス」「ステラ・バイ・スターライト」は『1958 MILES』なんですね。
MrNOBUchanさん⇒Kawai Andyさん
おっしゃる通りで、池田満寿夫がジャケットをデザインしCBSソニーが独自編集し一部他のセッションを併録した『1958 MILES』が1979(1974という資料もある)年に日本でまず発売されました。当時SJ選定GDになりましたね。後年アメリカでも発売されましたが、ジャケットは何の芸もないお粗末デザインに改変されていました。
Kawai Andyさん⇒MrNOBUchanさん
確か、マイルスが半ば引退状態で新作が出せなかった頃に、ファンのためにCBSが苦肉の策で出してきた物でしたが『Kind Of Blue』のセッションの残り物だということが売りでしたね。
MrNOBUchanさん⇒Kawai Andyさん
厳密には「1958マイルス」は1958.05.26の録音(1曲別録あり。さらに最新版では、プラザ・ホテルでのライヴから三曲が追加されています)で、一方「カインド・オブ・ブルー」は1959.03.02&04.22の録音ですので同一セッションではないようです。
ただ2009年、「Kind of Blue: 50th Anniversary Legacy Edition」という50周年記念の二枚組が出て「1958マイルス」と「カインド・オブ・ブルー」がカップリングされているので、これを見ると同一セッション?と受け取る方がおられても仕方ないですね。
Kawai Andyさん⇒MrNOBUchanさん
そうなんですね!録音の異質な「Little Melonae」だけだと勘違いしておりました。発売当時エバンスの参加していた音源が貴重でしたのでワクワクして聴きましたがLPの録音自体は良いのですがモノーラルで少しガッカリした記憶があります、のちにステレオになったようですがまだ買い替えていませんのでライブの追加された物を買わなくてはと、良い情報をありがとうございます!
ドロマスさんからのコメント。
「中央フリーウェイ」は、庄野真代のイメージなんですよね~ユーミンの歌より先に聴いてましたね~中学生の頃流行ってました🎶「飛んでイスタンブール」が有名ですけどね。当時、ちょっと年上のかっこいいお姉さんにドキドキしてました~中原理恵さんとか~
ところで、グリーン ドルフィンを口ずさもうとするとキャラバンが邪魔してくるんですけど…😅
私だけかなぁ…💦
シュガーベイブのオリジナルの《ダウンタウン》より前に、EPOの《ダウンタウン》を聴いていた、という感じに近いのかもしれませんね(私がそうでした)。
間奏の♪てれり・てれり としたワカチョコリー・リトナー風(?)ギターや、アルトサックスのソロ、そして最後のほうの「夜空につづく~」以降のシンセやエレピなんか、いま聴くとすっごく時代を感じますね。古いけど当時は新しかったんだろうなという「古フレッシュ」な感じがツボです。
個人的には今井美樹のバージョンが好きでしゅ。
今井美樹 – 「中央フリーウェイ」MV
飛田野正人さんからのコメント。
子供だったので覚えていませんが、フェリクロム>クロムなんでしょうか。確かコバルトとかなかったでしたっけ。。。
「ラジカセ大百科」という子供向けの本がありまして、憧れましたよ、高価なラジカセ。僕はパイオニアのマルチボーイがお気に入りでしたが、当然買っては貰えませんでした。
でも、いい思い出です。
龍 大阪さんからのコメント。
コメントを取り上げてくださり、ありがとうございます。
サムネイルのタイトルと画像が秀逸です。重ねてありがとうございます。
中央フリーウェイの転調に関してですが、冒頭の4小節ぐらいで、ちょっと部分転調してるような感じなんですよね。当該曲のコード譜とか見ていないので確証ないんですけど。
一方、グリーンドルフィンは、最初の2小節がE♭メジャーで、3,4小節がE♭マイナーセブンスになってる。ですから、Aパートの最初からE♭からG♭に転調している。そのへんが、グリーンドルフィンと中央フリーウェイに共通する部分かな?と思ってます。あの転調感が、車で言えば、ギアチェンジして、加速や減速する体感を表現している。
さらに言えば、マイルスは、この曲にモードジャズの原型のようなものを感じていたのかもしれない。例えば、3,4小節目のE♭マイナーセブンスをG♭メジャーのマイナーコードととらえることが一般的ですが、つまり、G♭シックスのヴォイシングという考え方。しかし、D♭のキーのⅡ度マイナーセブンスと考えることもできる。つまりE♭のドリアンモードでも演奏できる。そして、ベースはE♭のペダルを弾き続けるということで、モード的な演奏をするのに非常に適していたのではないか。あと、5,6小節はF7→EときてE♭に戻るという。半音ずつ降りていく感じなのだけど、EをB♭の裏コードととらえるとドミナントモーションとも考えることができる。
アドリブソロをする人からするといろんなアプローチができるのだろう。
当時、サックスをいじっていた大学生のころは、こんな理論はもちろんわからんかった。
ああ、「あの日に帰りたい」byユーミン (笑)
2023年6月29日 14:29