ビル・エヴァンス・マイ・ベスト5

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ビル・エヴァンスの膨大なレコーディングの中で、好きな演奏を5つに絞るとしたら?

そんな「難題」に挑戦した動画をアップしました。

コメント

カラサワトヨミツKandaRiverSideRecordsさんからのコメント。

私もリバーサイドの一連のアルバムが類にもれず大好きなのですが、それとは別にジョージ・ラッセルと一緒にやってる「リヴィング・タイム」というアルバムが大好きです。全曲通して好きなのですが、特に5曲目(イヴェントV)が好きです。初めてこのアルバムを聴いたとき、このコンセプトに馴染んでしまう、エヴァンスの奥深さに凄さを感じました。今でも愛聴しています。

『リヴィング・タイム』!
これは盲点でした。
すばらしい!

エレピを弾いたり、トニー・ウィリアムスが参加したりと、なかなかある意味「異色っぽい」アルバムかもしれませんが、言われてみれば、たしかにクセのあるアレンジに溶け込ませてしまうピアノ力には脱帽ですね!

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宇宙となかよし/Qさんからのコメント。

僕も最初に買ったCD、ポートレートインジャズです!

あとはドルフィーのラストデイト、サキコロを一緒に買って、そっからジャズにどハマりしました😄

私と同じ道筋をたどっているようですね♪
なんだか嬉しいです。

トレーンシナノさんからのコメント。

動画視聴しました。私はエバンスのwaltz for debbyの初めの2音?がすごい好きで、その後、曲自体が気に入ってキャノンボールアダレイやギターのwaltz for debbyを漁っていました。

エバンスといえば、中古CD屋で
on a monday eveningというアルバムをジャケ買いしたのですが…めっちゃ良くないですか!?
不思議に響くメロディと和音が激しめに繰り出されてて、買ってビックリしてました。でもあまり批評を探しても見つからなくて…。雲さんは既に聴いておりますでしょうか。ジャズ兄貴である雲さんの、このアルバムの感想が聞きたいです。

最近発掘、発売された音源ですよね?
だから、あまりレビューされてないのかな?と思います。
とにかく冒頭のピアノが鮮烈、ドラムがはいった瞬間から世界がさらに膨らむ、といった感じで、1曲目から掴みバツグンの音源だと思います。
高音域でアルコを弾くゴメスにもびっくらこきました(ソロの内容の良しあしは別として)。
充実した演奏を楽しめますが、ライブということもあってか、前半の曲のどれもがミディアムテンポやや早めのテンポの演奏が並ぶので、聴き続けているとややメリハリに欠けて単調さを感じてしまうのも事実。ま、ライブだから仕方ないのかな、と。演奏単体の出来不出来というよりも、曲の並びで、そういう印象です。もう少しバラードなどを混ぜてメリハリがあると、通しでもっと良い感じになったのかなぁと思っています。後半のいつか王子様がを前のほうにもってきたりとかね。なので、演奏はバツグンですが、通し聴きをするのであれば、聴き進めるにつれて、ちょっと聞いているこちら側のテンションがやや落ちてしまう感じもします。通し聴きじゃなくてピンポイント聴きだったり、スキップ聴きだったらまったく問題ないんですが……。

トレーンシナノさんからの返信。

なるほど…。アルバムの構成もたしかに評価の一因ですよね。
批評聞けてよかったです、自分の感想と照らし合わせてジャズ耳を鍛えようと思います!

グリニッジ・ヴィレッジのチャーリーパーカーさんからのコメント。

what’s newは雲さんの仰るとおり非常にアグレッシブなアルバムですよね!straight no chaserはめちゃくちゃカッコいいですし、 Spartacus Love Themeでの繊細な演奏も涙物です。私がこのアルバムで衝撃だったのが5曲目のtime out for chris。最初の前奏がすごくブルージーでアフターアワーズ的な感じで、エヴァンスにしては中々珍しく感じられました。(エヴァンスのブルース的な演奏はあまり聞いたことがなかったので。)エヴァンスは他のアルバムでもこのようなブルースを弾いていたりしますか?

まず、このアルバムのストレート・ノー・チェイサーがブルースですw
それと有名なのが『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング』でウイントン・ケリーに座を交代させられた『カインド・オブ・ブルー』の《フレディ・フリー・ローダー》を演奏していますね。
エヴァンスは、そういえば、あんまりブルース演ってませんねぇ。

グリニッジ・ヴィレッジのチャーリーパーカーさんからの返信。

そうなんですよ〜エヴァンスのブルースは貴重ですよね!(straight no chaserはブルースでしたね😅)
you must bilieve in springのfreddie freeloader聴きました!ケリーとはまた違ったブルースの感覚で個性がハッキリ別れますね😲
❨エヴァンスがエレピ弾いているのが中々面白いです!(この頃はエレピを弾くことは多々あったのですか?)しかしながらどうしても70年代?あたりのベースの音色(ボヨーン?とした感じ?)は好きになれません😩電子音のように聞こえてしまって…❩
でも、やはりkind of blueでfreddie freeloaderをケリーに弾かせたのは正解だったような気がします🤔(ブルージーさではケリーの方が一枚上手ですね)

70年代のベースの音は、おっしゃるとおり電気くさいんですよね。
録音にもよりますが。
ベースって、音を拾う位置によってかなり音色が変わるんですよ。音色というか音圧というか。
ウッドベースならではの良さの一つでもある、Fホールから放たれる空気の振動と、弦の近くでピックアップ(ようするに弦楽器専用のマイクのようなもの)が拾って電気増幅した音とでは、同じ楽器なのかと思うほど全然音が違うんですね。
だから、中途半端に(?)技術が発達した70年代のベースの音は、スタジオ録音でも弦の近くに取り付けたピックアップから音を拾って録音しているものが多いんですね。
だから、「むにゅーん」とした、エレクトリック・フレットレスベースのような音がするんですよ。音が減衰していくまでの過程をも拾っちゃうんで。楽器の前にマイクを立てて空気の鳴りを拾うのであれば、「ボン!」という音なんですが、弦のすぐ近くにマイクを取りつけちゃっているから、弦の振動を律儀に拾ってしまうゆえ「ボン!」ではなくて、「ぼよよよよーん」なんですw
もっとも、80年代あたりから、少しずつ、その極端な傾向は元に戻ってきたとは思うんですが(弦の震えと、Fホールからの空気の震えを両方拾ってミックスしたりとか)、70年代は、エレキベースなんだかウッドベースなんだかわからない中途半端な音のウッドベース音が少なくないですね。
ま、大きな会場のライブでなら電気増幅、大音量は仕方ないとは思うんですが……。

グリニッジ・ヴィレッジのチャーリーパーカーさんからのコメント。

さすがベーシスト雲さん!詳しい解説ありがとうございます。音をひろう位置によってここまで違いが出てしまうんですね!😲録音技術の発達というのも納得できる気がします。
確かに70年代の電子的な音色から80年代以降のcriss crossとかのアルバムを聞いてみると本来のベースの音に戻っていて違和感がなくなっていたのは不思議でしたね😮(だからこそ私のように70年代あたりの作品を敬遠してしまう人は多い気がするので内容は素晴らしいものも多いはずなのにつくづくもったいないと感じてしまうのです)
レコーディングする技術者さんも色々な工夫を重ねているんだと改めて感じました🤔
いつも新しい知識を下さる雲さんには本当に感謝です!

>この頃はエレピを弾くことは多々あったのですか?
ありましたね~、ピアノとエレピを多重録音したりしているアルバムも出しています。
これ、私の考えですが、「流行りにのっかった」んじゃないと思うんですよ。ま、それもあるのかもしれませんが、エヴァンスにとっては、新しい響きの実験をしてみたかったんじゃないかと思います。
なにしろ倍音の鳴りが全然違うので、同じ和音を押さえても響きがかなり違うのです。アタックの強さや、音の減衰時間もまるで違いますし。
あと、鍵盤の構造もピアノと違っていて、めちゃくちゃ鍵盤が重かったり、逆にめちゃくちゃ軽かったり、妙なアクション機能がついていたりするんですよ。
エヴァンスが『フロム・レフト・トゥ・ライト』を録音した時期のフェンダーローズの鍵盤は、ものすごく軽かった頃のモデルで、鍵盤を押したときも、ダブルアクションというか、打鍵したときのリアクションがユニークで、2回鍵盤を押したようなニュアンスの音が出るんですね。それも倍音たっぷりで。とはいえ、グランドピアノとはまったく違う種類の倍音なんですが。でも、メロディによっては、アコースティックピアノよりも効果的に響かせることも可能だし、ハーモニーも「ぼんやりと」味付けが出来る。いろいろと試してみたかったんでしょうね。

ウッドベースとエレキベースが違う楽器であるように、ピアノとエレピも鍵盤があるという点は共通していても、まったく違う楽器なんですよ。
だから、使用用途や演奏方法もピアノとは違う考え方をしなければならないし、逆に言えば、当時は無限の可能性を秘めた楽器だったということもあります。
だから、マイルスはそれに着目して、ハンコックにいきなり「これ弾け」、チック・コリアにもいきなり「これ弾け」(笑)。
同様にエヴァンスも、表現領域を拡張する可能性を感じてトライをしてみたんじゃないかと思うんです。
でも、最終的には「いろいろ試したけど、やっぱピアノ一本でいいや」に落ち着いちゃったんじゃないかと思います。

個人的には、エレクトリックピアノを、ピアノとはまったく違う楽器と最初から捉え、独自のエレピならではの奏法をいちはやく確立したのはチック・コリアだったんじゃないかと思っています。

グリニッジ・ヴィレッジのチャーリーパーカーさんからの返信。

ピアノとエレピは音ぐらいしか違わないんじゃない?と思っていましたが、鍵盤の軽さや演奏方法にもいろいろ違いがあったのですね!エヴァンスはもちろんハービーやチック・コリアが後世になっても讃えられるのは、やはりエレピなどの新しいことを開拓していったからなんですね!
(確かにチックのエレピはカッコいい!❨『light as a feather』くらいしか聞いたことがないのですが❩)
近年ロバートグラスパーなどに代表される世代もエレピの奏法でチックやハービーの影響を少なからず受けているということですよね🤔
それにしてもチックにせよハービーにせよ彼らは皆マイルスのバンドから様々なことを学び独立することで自分の音楽を作り上げていったんですね〜🤔
天才の影にはマイルスあり!

ですね!
やっぱり自分の能力を拡張させるためには、守備範囲意外のこと、やりたくもないことを無理やりやらされるという経験が必要不可欠だと思います。
そのためには、おっかない親分がいることが一番。あるいは厳しい環境だったり、と。
アベマTVの何かの特集で、ケンドーコバヤシも言っていましたが、だいたい自分に来る仕事って、興味ない内容だったり、守備範囲外のものだったりすることが多いのだが、乗り気じゃなかった仕事も、やってみると結構面白いというようなことを話していました。

このように、興味のないことでも、「仕事なんだからやれ、今日からお前これ担当な!」と言われたら、やらざるを得ないじゃないですか。で、やっているうちに、最初はいやいや取り組んでいたことも、「あれ、けっこう俺、こっちの方面も向いているかも!?」なんて隠れた性癖に気づいたりもして、それが自分の思い込みとは、まったく違った能力をストレッチさせるキッカケにもなるんでしょうね。

そのためには、有無を言わさずやらせるリーダーシップ、怖さ、強引さ、そういうのもリーダーや環境には必要なのかな、と。

人間、だいたいが安きに流れがちな生き物なんで、やっぱり外側から強制されないと重い腰を上げないところがあります。
マイルスには、「こいつに、これをやらせたら光るかも」という眼力、予測力と、「この人が無茶ぶりするということは、何か深い意味があるに違いない」と部下に思わせるだけの雰囲気があったんでしょうね。

もしかしたら、リーダーの気まぐれな思い付きで、テキトーにやらせたことが当たっちゃっただけなのかもしれませんがw

グリニッジ・ヴィレッジのチャーリーパーカーさんからの返信。

『自分の能力を拡張させるためにはやりたくもないことを無理矢理やらされるという経験も必要不可欠』
確かにそのとおりですね🤔
そして、マイルスには部下にそのような経験積ませる能力というか雰囲気、素質があったんですね🤔
また一つ学ばさせていただきました!😆

坂巻洋さんからの絵文字。

💛😀🌷🍀

💛💛💛💛

遠藤竜太さんからのコメント。

音の割れ具合、覇気、喋り方、ラジオ感が小林克也みたい

ありがとうございます!

Tetsuo Nambaさんからのコメント。

My Foolish Heart が一番好きです。彼が亡くなる1年程前(確か1979)にNew York で生演奏を聴きました。ベースは Marc Johnson が弾いていました。Johnson は素晴らしいベーシストなのに過小評価されていると思います。音程の悪いEddie Gomez よりもEvans のピアノに美しく絡んで良い雰囲気を出せたと思います。Evans自身もこのトリオが今までで最高だと言っていました(メンバーへの配慮かも)。

>音程の悪いEddie Gomez よりもEvans のピアノに美しく絡んで良い雰囲気を出せたと思います。

と、私も考えているのですが、残された音源聴くと、マーク・ジョンソンの音、小さいんですよね。
なかなか良さが伝わりにくいんじゃないかと思います。

Ken Konishiさんからのコメント。

Waltz For Debby 一択ですよ!

この潔さ、見習いたいです!

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XO XOさんからのコメント。

私はイージリビングが好きですね。相対的に物悲しく、寂しく、美しく、静かな曲が多いですね。その点、オスカーピータソンは楽しい、ムード曲が多いですね。

『ニュー・ジャズ・コンセプションズ』のですよね?
なかなか目の(耳の)つけどころがセンス良いですね。
初期のエヴァンスも良いですよね。

XO XOさんからの返信。

ご返信ありがとうございます。ビル本人の人生を奏でているように、思えます。耽美でいて、何処か悲しく、寂しい。聞いていて、切ないですね。

耽美で悲しく寂しい。
まさに、です!

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シーレさんからのコメント。

私はエクスプロレイションズのイスラエルを1番よく聴いてますね

私のビル・エヴァンスのど真ん中にあるって感じで、色々聴いてまた戻ってきちゃいます

残念ながら亡くなられた坂本龍一氏も大好きなのですごく興味深く聞かせていただきました😊

ありがとうございます😊

ポトフマンさんからのコメント。

ぼくは68年top of the gateのエミリーが一番すきです