「これがジャズ喫茶のブルーノートだ!」発売記念イベント at 四谷「いーぐる」

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ジャズ喫茶「いーぐる」店主・後藤雅洋氏が、半世紀を超えるジャズ喫茶レコード係の経験を活かし、ジャズ喫茶ならではの「選曲術」でジャズの魅力をお伝えする「ジャズ喫茶コンピ」シリーズ第11弾「これがジャズ喫茶のブルーノートだ!」発売記念イベントの告知の動画を頼まれてもいないのに、勝手にアップしてみました。

コメント

kankannouさんからのコメント。

ジャズ喫茶の印象、ウッドベースの音がボンボンボンボン♪😮🎶

カトウシュンさんからのコメント。

後藤雅洋さんというと高野さんがモノマネしてる喋り方を想像してしまいます。
一度いーぐるに行った事がありますが、後藤さんを見てみたいと思ったのですが料理を作ってる後ろ姿しか拝見できませんでした~

私のモノマネは全然似てないので😅、ぜひ機会があればご本人とお話になってみてください。

人力飛行機さんからのコメント。

ジャズ喫茶は下北沢駅西口、忠実屋の傍にあったマサコに1980-1990年代、2回行ったことあります。マイルスしか知らなかったので「We Want Miles」「1969 Miles」リクエストしました。やはり音がデカくて良くて驚きますね。カップルが話を止めないので男性店員に注意されてました。

8/5は後藤さん、村井さんが、会場にいた高野さんに挑発。激論!が展開。後藤さん村井さんの旧世代による新世代吊し上げ!新世代による見事なクロスカウンター!会場全体で世代間闘争勃発!なったら最高ですねー

「マサコ」には、私も過去に何度か足を運んだことがあります。
いかにも「昭和テイストの喫茶店」を丸ごと体現しているかのような店内は、とても居心地が良かったです。
あの雰囲気の環境なら、もし近所にあれば毎日通って「釣りキチ三平」や「ゴルゴ13」や「美味しんぼ」などのコミックを持ち込んで全巻読破したのになぁと残念でなりません。

>会場全体で世代間闘争勃発!
いやいや、金持ち喧嘩せず😅
新商品のプロモーションイベントですから……。

kamaichi2002さんからのコメント。

行こうとおもいます。猛暑でなければ…。上京は久しぶりですなあ。いーぐるのアイスココアおいしいですよねえ。たのもうっと!

夏はやっぱりアイスココアとボビー・ハッチャーソンです(謎)。

サンジョルディさんからのコメント。

【<パラレルワールド江戸>ジャズ専門誌『ぶらんこ・かわらばん』インタビュー
<ジャズ茶屋のブルーノート>】
聞く人:編集部<むらちゃん>
答える人:ジャズ茶屋『たかや』店主ごっちゃん

【ep1:ジャズ茶屋のアイドル】

【むらちゃん】
ジャズ茶屋で流れるブルーノートには、どんな特徴がありますか?

【ごっちゃん】
何なんだろうなあ、まず、<ジャズ茶屋のアイドル>のアルバムが多いことかなあ。ボクは、M3(エムスリー)と呼んでいるけどねえ。

【むらちゃん】
『アス・スリー』は、有名ですけどね(笑)
まあ想像はつきますけど、誰ですか?

【ごっちゃん】
ご想像通り、モーガン・マクリーン・モブレーだねえ。
3人とも、ジャズ茶屋の大きなスピーカーで聴くと、とてつもなく良いんだよねえ。
3人ともそろったリー・モーガンの『コーンブレッド』や『カリスマ』は、たまらないよねえ。
モーガンのちょっと<危険な香り>のするトランペットの後に、<ほっこりする>モブレーのテナー、その後<やや退廃的な>マクリーンのアルトが<プゥー>と鳴ると、ゾクゾクするねえ。

【むらちゃん】
音色やソロのつむぎ方、ソロの出だしも、3人とも個性がありますね。

【ごっちゃん】
何て言ったら良いのかなあ、たとえばモブレーの出だしは、2パターンあるのかなあ。
マイクから離れた所からだんだん近づいてくるような出だし、まあボクは<ウォーキン出だし>と呼んでいるけどねえ。
もう一つは、勢いよく階段を駆け上がるような出だし、「リカード・ボサノヴァ」なんかそうだよねえ。ボクはこれを<ダッシュ出だし>と呼んでいるけど(笑)

【むらちゃん】
『コーンブレッド』の表題曲は、いわゆる<ジャズロック調>ですが、ハンコックのイントロやバッキングが曲想を印象付けていますね。

【ごっちゃん】
て言うか、何なんだろうなあ、ハンコックの<曲想を創り上げる才能>は素晴らしいねえ。のちの『スピーク・ライク・ア・チャイルド』を聴くと、「ああ、ハンコックはこういうことがしたかったんだなあ」と膝を打つねえ。

【むらちゃん】
『スピーク・ライク・ア・チャイルド』は、ホーンが入っているのに、アドリブを取っていませんね。全編ハンコックの意図する演奏でしょう。

【ごっちゃん】
まあ、マイルスとやった時も、ホーンがテーマだけ吹いて、リズム隊がアドリブを取る曲もあったんだけれども、
アルバムまるまる、ハンコックだけアドリブを取るとはすごいことだよねえ。よく言われる「個々のアドリブがあるジャズで、アレンジャーは、どこまで曲をコントロールできるか」という問題をある意味解決しているねえ。アドリブを取らせなければ、アレンジャーの思い通りだからねえ(笑)

次に話題にしたいのはねえ、<M3>の、もう一つのアルバム『カリスマ』に入っている、「スイート・ハニー・ビー」、これが良いんだよねえ。

【むらちゃん】
「スイート・ハニー・ビー」は、デューク・ピアソンの、ちょっとにやけたジャケットのアルバムの方が知られているみたいですね。

【ごっちゃん】
ピアソンのアルバムの方は、ジェームズ・スポールディングのフルートのイントロがキャッチーだよねえ。全体にポップな印象だけれども、
『カリスマ』の「スイート・ハニー・ビー」は、ど真ん中ハードバップといった塩梅(あんばい)で、良いんだよねえ。シダー・ウォルトンのイントロやバッキングもアーシーだよねえ。

【むらちゃん】
シダー・ウォルトンって、写真で見た感じ、ウォール街のビジネスマンみたいですが、ピアノタッチは、ブルージーですよね。

【ごっちゃん】
いわゆる<コテコテ>のブルースではなくて、<ジャズブルース>だよねえ。シダー・ウォルトンの場合は、ブルースフィーリングが、体から自然に沁み出ている感じがするねえ。あの世代のピアニストの中では貴重だよねえ。

【むらちゃん】
話を<ジャズ茶屋のアイドル>に戻しますけど。
アイドルが3人そろってなくても、おすすめのアルバムは何がありますか?

【ごっちゃん】
<アイドル>が2人そろった<M2エムツー>は、モーガンの『リー・ウェイ』やモブレーの『ディッピン』だねえ。
もちろんモーガン・マクリーン・モブレーだけのアルバム<M1エムワン>も良い作品がたくさんあるよねえ。モーガンの『ザ・クッカー』とかねえ。

【ep2:職人アルバム】

【むらちゃん】
他に、<ジャズ茶屋のブルーノート>の特徴は何ですか?

【ごっちゃん】
何なんだろうなあ、<職人アルバム>と言ったら良いのかなあ。あまりリーダー作が多くないジャズマンのアルバムかなあ。

【むらちゃん】
ティナ・ブルックスとかですか?

【ごっちゃん】
そうだねえ。ティナ・ブルックスの『トゥルー・ブルー』とかフレディ・レッドの『シェイズ・オブ・レッド』
、ジョニー・コールズの『リトル・ジョニー・C』、ウォルター・デイヴィス・Jr.の『デイヴィス・カップ』、J.R.モンテローズの『J.R.モンテローズ』、ジョン・ジェンキンスの『ジョン・ジェンキンス・ウィズ・ケニー・バレル』、クリフ・ジョーダンの『クリフ・ジョーダン』、ベビー・フェイス・ウィレットの『フェイス・トゥ・フェイス』あたりかなあ。
どのアルバムにもいわゆる、職人ジャズマンにしか出せない<味>があるんだよねえ。

【むらちゃん】
<新人主義>でもあり、職人ジャズマンに光を当てるブルーノートらしいですね。
<職人ジャズマン>で、思いつきましたが、いわゆる<ジャズジャイアント>とブルーノートとの相性はどうでしょうか?

【ごっちゃん】
難しいことを言うねえ、むらちゃん。
と言うか、何なんだろうなあ、
こんなことを言うと誰かに怒られるかも知れないけどねえ、
ボクが感じるのには、たとえば、マイルスと、ブルーノートのアルフレッド・ライオンとでは、音楽の方向性は微妙に違っていた気がするんだよねえ。

【むらちゃん】
と言いますと?

【ごっちゃん】
アフリカ系アメリカ人のマイルスは、ヨーロッパ音楽の方向を向いていて、
ユダヤ系ドイツ人のライオンは、あくまでジャズというアメリカ音楽の方向を向いていた、
と感じるんだよねえ。

🤣🤣🤣
もしこちらの世界のイベントに行けたら「答え合わせ」をしてみましょう♪

サンジョルディさんからの返信。

あははは🤣